ドラマ『にんげんこわい』 第1話 『心眼』 盲目の按摩・梅喜が信心した末の怖い結末!

にんげんこわい

出典:にんげんこわい公式ページ

盲目の按摩・梅喜(ばいき 東出昌大)はある日、芸者の小春(松本妃代)からお百度参りをすれば満願叶うという話を聞き、茅場町の薬師様へ通うことに。

参拝100日目をついに迎え、帰宅した梅喜は目が開いたことに気がつきます。しかし、梅喜を支えてきた妻のお竹(黒木華)はどこか浮かない表情。

数日後、梅喜は客からお竹は小春と比べて器量が悪いのだと聞かされるのですが・・・。

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ドラマ『にんげんこわい』 見どころ

古典落語の演目をアレンジ&ドラマ化した新感覚オムニバスドラマ。

今回描く落語の演目は「心眼」、「辰巳の辻占」、「紺屋高尾」、「宮戸川」。

「宮戸川」は2部構成で現在では陰惨な後半部分を演じる落語家がほとんどいないといわれているお話です。

語り、解説は役者としても活躍している落語家の柳家喬太郎さんが務めます。

また、脚本にはそれぞれ女性脚本家が起用されています。

男性によって生み出された古典落語の物語に、気鋭の女性脚本家たちがどのような現代的な解釈を加え人間の怖さの普遍性を描くのか注目です。

原作である古典落語に組み込まれている登場人物たちの欲望、まさに 『にんげんこわい』を料理した独自性あふれるオリジナルストーリーになっています!

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【ネタバレ】ドラマ『にんげんこわい』第1話あらすじ・感想

茅場町の薬師様

盲目の按摩・梅喜(東出昌大)は、芸者の小春(松本妃代)から、茅場町にある薬師様にお百度参りをして、満願かなって歩けるようになった人がいるという噂を聞きます。

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小春は、梅喜を「いい男」だと連発し、目が見えていれば・・・と残念がっています。

梅喜は笑って話を受け流し、妻のお竹(黒木華)の待つ家に帰ります。
梅喜は、お土産に必ず良い音のする石を持って帰っていました。
お竹は、それを大事そうに受け取り、棚に飾っていました。

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なんでもない石ですが、お竹は嬉しそうにしています。

梅喜はお竹の顔を見たことがありません。

「見なくても、わかるじゃありませんか」

お竹は自分の顔に梅喜の指を持ってこさせます。

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お竹はきっと、今のままで十分幸せなのでしょう。

試しに信心

梅喜は、物は試しだと薬師様のところへ通うことにしました。
願い事はもちろん開眼祈願です。

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一番に見たいのは、お竹の顔です。

「見ても嫌いにならないで」というお竹。「それはわからないな!」と冗談で返す梅喜。

「見たら、きっとい色んなことがわかるでしょうね・・・」

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少し、寂しげな表情を見せるお竹です。お竹は自分の顔を見て欲しくないようですね。

お参りも折り返してきた頃、梅喜は常連の旦那から実はお竹も薬師様に通っているということを聞かされます。

この頃から、梅喜は目が開くようになる夢をよく見るようになりました。
目が開いてからのことは思い出せませんが、きっと満願かなって自分の目で見てみよ、というお告げだろうと思いました。

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梅喜は前向きです。かなり期待しているようですね。

百度目

遂に参拝100日目。
梅喜は力を込めて最後のお参りをします。しかし、目が開いた感覚はありません。
がっかりしながら帰ると、足下の石が目に入ります。

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なんと、満願かなって目が見えるようになっています!

梅喜はお竹の顔を初めて見て喜びます。

「お前こんな顔してたんだな!」

梅喜は、お竹も信心してくれていたことを聞いたと話すとお竹はうっすらと微笑みます。

「でも、私の方はご利益なかったみたいですね」

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やっぱり、お竹は梅喜の目が開いたことを喜んでいない様子です。

しかし梅喜は、2人の思いが通じたんだと気にしていません。

石とかんざし

梅喜は見るもの全てが珍しく、浮かれていました。

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着物も、地味なものから柄付きの派手なものに変わっています。彼の心情を表しているのでしょう。

いつものように梅喜がお竹に持って帰る石を探していると、常連の旦那から石なんて喜ばないから髪飾りでも買ってやれと言われ、梅喜はそんなものかと綺麗なかんざしを買って帰ります。

しかし、お竹は大して喜びませんでした。「つけ慣れないから」と言って髪に差そうともしません。

「この石は綺麗か?」

「綺麗とも違うけど、良い石ですよ」

梅喜は、棚に並んだ石を表に捨ててしまいました。

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お竹の大事なものになんてことを!

お竹の器量

梅喜が次に旦那に会った時、イイ女が目に入って仕方がないだろうと言われました。
しかし、梅喜には”イイ女”というのがどういうものかわかりません。

旦那は、「お竹の器量は不味い」のだと言います。
いい男ぶりの梅喜と並ぶと、少し変な夫婦だというのです。

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旦那、本当に余計なこと言いますね・・・。

そして、芸者の小春のような女が器量良しで、小春は梅喜に気があるようだから、上手いことをやれと梅喜をそそのかします。

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今まで見えなくて苦労しているのだから、バチは当たらないというわけです。

満願成就

その後梅喜が薬師様に満願成就のお礼に行くと、そこで小春と出くわしました。

小春は、見えるようになったお祝いにと梅喜をお茶屋に誘います。
そこで小春は「ずっとあんたのことを思っていた」と、梅喜にしなだれかかります。

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梅喜も、やぶさかではないようで、そのまま押し倒されます。

そこへ、お竹が部屋に入ってきました。そして、梅喜の上に馬乗りになります。

「だから、見えないままで良かったのに。」

お竹はそう言って、梅喜の目を潰してしまいました。

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お竹の顔は、血しぶきが顔にかかっても無表情です。ひ~!

梅喜は必死で起き上がりました。
気がつくと、そこは布団の上でした。横にいたお竹が心配して起き上がります。

「目が見えないってのは妙なもんだな。寝ているうちだけよーく見える」

梅喜がため息をつく部屋の鏡台には、綺麗なかんざしが置いてありました。

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夢じゃなかった~!

薬師様でお竹は手を合わせてこうつぶやきます。

「目が開きませんように、目が開きませんように・・・」

ドラマ『にんげんこわい』 第1話 ネタバレ・感想&まとめ

最後、お竹がニッと笑った顔のアップで終わり、やはりここでも「ひ~!」と声が出てしまうほどでした。

まさに『にんげんこわい』!
オープニングにふさわしい内容でしたね。満願かなって調子に乗るイケメン・梅喜に東出昌大さん、そんな梅喜に呪いをかけるお竹に黒木華さん。どちらもベストキャスティングでした(笑)
古典落語をドラマ化するという斬新なこのシリーズ。次回もどんなお話なのか楽しみです!

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