憧れの街ニューヨークにある女性雑誌「スカーレット」の編集部。そこで働く新米ライターのジェーン、アシスタントから脱却したいサットン、SNSディレクターのキャットがそれぞれの仕事や恋を友情で乗り越える姿を描くドラマです。
・雑誌スカーレットの編集長ジャクリーンがとにかく素敵。こんな上司、憧れちゃう!
・1話終わるごとに”明日も頑張ろう”と思わせてくれるドラマ
目次
【ネタバレ】『NYガールズダイアリー 大胆不敵な私たちシーズン1』あらすじ
あらすじ説明①人気雑誌編集部「スカーレット」
ニューヨークの中心街にある”スタイネム出版”のビルにはファッション誌でありながら女性の社会的進出を積極的に取り入れた内容の記事を豊富に掲載し人気の女性雑誌”スカーレット”があります。
その編集部で働くジェーン、キャット、サットンの3人は大の親友です。
入社して4年、念願のライターになったジェーンと新卒で入社し若くしてSNS部門のディレクターを任されているキャット、敏腕アシスタントとして3年勤めるもそろそろ次のステップに進みたいサットン。
問題が発生する度に”衣装部屋会議”が行われ、3人は仕事、恋愛、社会を通じて成長していきやがてそれぞれが大きな決断をしていきます。
あらすじ説明②新米ライター ジェーン
幼い頃に母を亡くし男家族の中で育ったジェーンにとって、雑誌「スカーレット」はまるで姉のような存在。そんなスカーレット編集部に入社し4年目にしてようやくライターとしてのスタートラインに立ちます。尊敬してやまない編集長ジャクリーンの元で、毎回さまざまなテーマで取材をしライターとして人として成長していきます。
私生活では、セックスライターと揶揄されるも実力のあるエリックとの出会いにより自分の新たな性の領域を発見。もちろんそれももれなく記事にしちゃいます。
スカーレットではあらゆる内容の記事を執筆をしていますが、記者として影響力のあるライターになりたいと思っているジェーンは政治中心に活動することを希望しています。
しかし、なかなか思うように希望の記事を書かせてもらえず次第に不満を募らせていきます。
そんな時、ライバル誌のインサイト編集長から声を掛けられ、迷った挙句、大好きなスカーレットやお世話になったジャクリーンに感謝をしつつもインサイトへ移動することを決意します。
あらすじ説明③編集部の期待のディレクター キャット
若くしてSNS部門のディレクターを任されているキャットは常に自信満々。
自分の行動や発言に迷いがありません。フォロワー100万人も難しいと思われたSNSが彼女の活躍により今や200万もすぐそこといった巨大アカウントに膨れ上がり順調にフォロワーを増やしています。
今や社でも一目置かれる存在です。
ある日、会議で話題に上がったフォトグラファーのアディーナに興味を示します。
イスラム教徒でレズビアンという彼女の世界を広めたいと思い接触したのをきっかけに2人は急速に親睦を深めます。
今まで女性を恋愛対象として見ていなかったキャットですが次第にアディーナへの想いが膨らみ始めます。
初めての同性との付き合いを前に不安から一度はアディーナを突き放してしまい距離ができる2人ですが、一緒にいたい気持ちを伝え合い再会します。しかし国外にいたアディーナはアメリカへの入国が不法滞在の可能性がると疑われ入国が許されるそのまま祖国へ強制帰国させられることに。
空港で出国までの束の間の時間を共にし2人はまた離れ離れになります。
日常に戻ったキャットですが心のわだかまりは消えず、ついに海外へ飛び出します。
あらすじ説明④夢と現実の間で葛藤する サットン
入社して3年、敏腕アシスタントとして日々忙しく過ごすサットン。
ライターデビューを果たしたジェーンやSNSディレクターとして活躍するキャットを見て
自分もアシスタントを卒業し新たなステップを歩もうと決心します。
一度は広告営業部への移動を願い出るも夢を諦めきれずファッション部門のアシスタントへの移動を希望。見事その座を勝ち取ります。
私生活では、法務部幹部であるリチャードと親しい関係にあります。
親友2人に変な誤解をされたくない気持ちから関係をひた隠しにしていましたが、ある時様子がおかしいことに気づいたジェーンがキャットを誘い追跡アプルでサットンの元へ行くとリチャードとキスする場面を目撃。2人に関係がバレてしまいます。
真剣な付き合いであること伝えジェーンとキャットも理解を示し3人だけの秘密に。
彼の精神的なサポートもありファッション部では持ち前の機転の速さやとセンスの良さで上司オリヴァーの信頼を獲得していきます。
【ネタバレ】『NYガールズダイアリー 大胆不敵な私たちシーズン1』感想
「NYガールズダイアリー」のオリジナル名は「THE BOLD TYPE」。サブタイトルにもあるように、ここでは「大胆で奇抜なタイプ」という意味で使用されています。
ドラマの中で描かれるほど大胆な女性は日本ではまだ少ない気もしますが、これから先このドラマのような考え方をする女性は増えていくのではないかと感じた作品でした。
同性愛や人種差別、性被害について描かれており、きちんと社会的な問題にも光を当てながらも主人公3人の前向きな明るさやファッション、オフィスのおしゃれさが加わることで重たい印象になりません。
何より、このドラマを1話見終わるごとに勇気をもらい仕事や恋を頑張ろう、もっと大胆に主張してみようと勇気をもらえるドラマです。
感想①
第一話の会議のシーンから女性のセルフプレジャーを議題に挙げ、男性幹部達の度肝を抜きます。
このシーンだけでこのドラマがフェミニズムを掲げ女性の社会進出や男女平等をテーマにしていることが伺えます。
kobo
日本より女性の社会進出が進むアメリカならではの考えもありますが、今の日本にも通ずる問題も掲げており毎回学ぶことのあるドラマです。
感想②
乳がんをテーマにした回で主人公のジェーンが不安を爆発させ、編集長のジャクリーンに「皆があなたのために必死になって働いている、自分のプライベートまでこれも勉強だとさらけ出して記事にしなくてはいけないのか。
あなたのプライベートは何も知らないのに。」とオフィスに聞こえ渡る声で暴言を吐くシーンがあります。
数時間後、クビを覚悟し指定された場所へ向かうとそこはジャクリーンの自宅でした。
ジャクリーンと話をし落ち着きを取り戻したジェーンはずっと避けていた乳がん検診を受けます。
kobo
乳がんは女性のみならず誰しも発癌の可能性がある病気ですが、ジェーンは母親を乳がんで亡くしその闘病生活も目の当たりにしています。更に身内に発癌者がいることで他の人より発癌のリスクが高いことでを知っているが故余計に不安に感じている描写があります。
確かに予防のための検診は大事だけど、可能性が高いとなると不安になり怖気付いてしまうのはわかるなと共感するエピソードでした。
感想③
キャットがVRの会社から女性差別的な発言に反論しSNSで発信した一言で、大炎上を引き起こした回で、コントロールが効かなくなったSNS上で度重なる誹謗中傷の言葉と脅迫のような発言をされた挙句、自宅住所の特定や過去に載せた休暇の写真まで流出。大事なプレゼンの前にパニックを起こしその場から逃げ出してしまいます。
ジャクリーンの協力によって大炎上したアカウントもどうにか鎮火しましたが、改めて発言の大切さを学ぶのでした。
kobo
感想③
サットンが念願のファッション部門で働くことが決まった回で、提示された初任給は自分の想像以上に低い額で移動の話を受けるか悩むシーンがあります。
念願のファッション部への移動に胸を踊らせましたが、学生ローンの返済もまだ終わっていないジェーンにとっては死活問題、夢を取るか生活を取るか悩みます。
どちらも諦めたくないサットンは今までの功労とアシスタントとしての働きを今後3ヶ月見てから評価して欲しいと交渉し、ファッション部の上司であるオリヴァーにその心意気を買われます。
kobo
『NYガールズダイアリー 大胆不敵な私たちシーズン1』あらすじ・ネタバレ(ネタバレなしの場合はなし)感想まとめ
・衣装部屋会議は、ファッション好きにはたまらないシーン
・シーズン最終話は3人の今後が気になる展開!
以上、ここまで『NYガールズダイアリー 大胆不敵な私たちシーズン1』をレビューしてきました。
女性なら必ず共感できるテーマの回があるドラマだと思います。また女性への理解を深めるという意味合いでは男性の方にも是非ご覧いただきたい作品です。
見終わった時、明日も頑張ろうと思える作品なので、「明日仕事行くのちょっと面倒臭いな〜」って思う時におすすめの作品です。