『NEW GAME!』は、会社が舞台の青春アニメ。
イーグルジャンプという、架空のゲーム制作会社が舞台のアニメです。
実際の現場とは違い、女性しか登場しませんし、みんなカワイイです。女子高の部活のような雰囲気ですね。
- かわいいキャラクター
- 社会人の青春
- ゲーム制作会社が舞台
それではさっそく『NEW GAME!』のレビューをしたいと思います。
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目次
『NEW GAME!』作品情報
作品名 | NEW GAME! |
放送年 | 2016年7月〜2016年9月 |
話数 | 全12話+OVA |
原作 | 得能正太郎 |
監督 | 藤原佳幸 |
声優 | 高田憂希 日笠陽子 茅野愛衣 山口愛 戸田めぐみ 竹尾歩美 森永千才 喜多村英梨 名塚佳織 鈴木亜理沙 大和田仁美 |
音楽 | 百石元 |
主題歌 | オープニング「SAKURAスキップ」 エンディング「Now Loading!!!!」 |
『NEW GAME!』声優・キャラクター紹介
涼風 青葉(声優:高田憂希)
- 本作の主人公。一人称は「私」。
- コウからは「青葉」、ひふみ、ゆん、はじめ、りんからは「青葉ちゃん」と呼ばれている。
- 高校卒業後に美術大学の現役合格を蹴って、ゲームを制作していたイーグルジャンプに就職。
- 入社後はコウと同じチームに部下として配属されることとなり、付き合いを深めていくうちにコウとは師弟のような間柄になる。
八神 コウ(声優:日笠陽子)
- 青葉の上司で、りんとは同い年の同期。一人称は「私」。
- 青葉にとってゲーム会社への就職を志望するきっかけになった、憧れのキャラクターデザイナー。
- 青葉に対しては厳しくも愛情を持って接している。
遠山 りん(声優:茅野愛衣)
- コウと同い年の同期。一人称は「私」。
- コウに対して同性としての恋愛感情を抱いているかのように振る舞う。
- 温和な性格で、『フェアリーズストーリー3』の開発では初めてのアートディレクターとして内心は苦労している。
滝本 ひふみ(声優:山口愛)
- 青葉の2年以上先輩の同僚で、劇中1年目では青葉の真後ろ(ブース内での対角位置)に席がある。一人称は「私」。
- 立場は青葉・はじめ・ゆんよりも先輩で、実力もあるが、人と対面で話すことが苦手。
- 先輩のコウ、りんとはタメ口で接しており、コウからは「ひふみん」と呼ばれる。
篠田 はじめ(声優:戸田めぐみ)
- 青葉から見て通路を挟んで右隣の席にいる1年先輩の同僚で、ゆんと同期。一人称は「私」。
- ボーイッシュな外見と服装をしているが、巨乳でグラマー。
- 青葉たちのブースの中では唯一のモーション班。
飯島 ゆん(声優:竹尾歩美)
- 青葉から見て左隣の席にいる1年先輩の同僚で、はじめと同期。関西弁で話し、一人称は「うち」。
- しっかり者で、主要登場人物の中では比較的現実的な価値観を持つ。
- 同じブースの青葉、ひふみ、はじめと、おやつの時間によく一緒にお茶を飲んでいる。
桜 ねね(声優:朝日奈丸佳)
- 青葉とは幼稚園に入る前からの幼馴染で、お互い「あおっち」「ねねっち」と呼び合う間柄。
- きらら女子大学の学生で、青葉とは進路が分かれた後も、互いを思いやり、電話での交友を続けている。
- ドジでわがままな性格で、小柄で子供っぽく見られがちなため、大学では中学生扱いされてからかわれている。
【ネタバレ】『NEW GAME!』あらすじ・感想
今日も一日、がんばるぞい!
「ぞい」は金沢弁かな。
某パロディアニメでもネタにされたりと、アニメ本編より有名になってしまった感があるこのセリフ。
主人公・青葉が発したものです。
青葉の口癖というわけでもなく、第4話まで出てこないので、期待して視聴される方はご注意を。
男など必要ない
『ご注文はうさぎですか?』などで有名な、日常系の老舗である、きらら系のアニメです。
きらら系なので、当然、男は出てきません。
きららの名を聞くだけで、男が出てこないことがむしろ自然に思えるから不思議です。
ただし『NEW GAME!』は、青葉たちの成長や、仕事あるあるを描いたものなので、日常系ではありません。
青葉もその周囲の人間も、壁にぶつかるたびに努力して乗り越えて、しっかりと成長していきます。
動画工房
女の子を描かせたら業界最高峰の動画工房さんが制作です。
女の子だけではなく、猫の動きとかもやけにリアルで、思わず唸りました。
当然、キャラデザも可愛らしさ重視ですし、動きも細かいです。
二の腕のアップで半そでの隙間から脇が見えるなんて凄すぎです。
居酒屋での振る舞いとかも、ここまで描く必要あるのかってぐらい細かいです。
それでいて、両手でコップを持って飲んだり、萌えそうなポイントではかわいらしさを強調して描いているし、さすがとしか言いようがないです。
それらを、あざといと受け取るか、プロフェッショナルだと受け取るかで、評価は分かれるかもしれません。
舞台は会社
青葉が勤めているのは、ゲーム制作を行っている会社です。
泊まり込みも頻発する、きつい環境ではあるのですが、嫌な人間が存在しない夢のような職場です。
上司や同僚も、みんなかわいい女の子で、みんな優しいですし、人と人の距離が近いです。
社会人の方からは、「こんな幸せな職場は存在しねえ!」と、心の叫びが聞こえてきそうです。
実際、マウントの取り合いみたいなところがほとんどだと思います。
ですが、そこは割り切って、カワイイ女の子たちが頑張る青春アニメとして見守りましょう。その方がきっと幸せになれます。
ただ、「正社員ってお給料を安くするための法の抜け穴」というセリフは、裁量労働制が蔓延していた、一昔前のゲーム業界を象徴していますね。
原作者は元ゲーム会社の方らしいので、思うところがあったんでしょう。
元本職なので、仕事内容やトラブルには、しっかりとリアリティがあります。
物を作って届ける。その喜びや緊張もしっかり表現されており、感動しました。
青葉は割と表に近い仕事を任されているので、同人活動とかをやっている人は、より強く共感できるかもしれませんね。
なにげに、大きなプロジェクトの中枢を担う責任、部下をまとめ育てる責任など、経験を積んだ社会人の立場からの悩みなども描かれていて、胸が痛くなりました。
第11話では、イープニングが丸々アニメ内で制作されていた「フェアリーズストーリー3」のものになっていました。
なんというか、制作の熱量がものすごく高いアニメだと感じました。
ゲームとアニメという、近いジャンルのエンタメ産業。
そりゃあ制作にも力も入りますよね。
バックボーン
キャラクターそれぞれにバックボーンがあり、ちゃんと関係性が描かれています。
原作は未読なのですが、元が四コマ漫画とは思えないほどキャラクターがしっかりしています。
第1期では、青葉と親友のねねの関係性が、特にしっかりと描かれています。
ねねは、騒がしく落ち着きがなく、トラブルメーカーなので、序盤は鬱陶しくも思っていました。
ですが、夢や将来のビジョンを全く持っていないねねが、青葉など実際に自分の好きなことを仕事にしている人間を間近に見て、一歩踏み出したのには感動しました。
元が低かった分、作中で一番成長したのは、ねねでしょう。
サービス
『NEW GAME!』では、大胆に下着や裸が描かれています。さすがに乳首は出ませんが。
脱ぎグセのあるキャラがいるため、1話に1回ぐらいは下着が出ている気がします。
社会人がメインだからなのかは分かりませんが、他の日常系アニメが隠しがちな部分を、あっさり飛び越えてきています。
絵柄の可愛らしさとのギャップがすごく、なんというか、ありがとうございます。という感じでした。
夢と希望がつまった物語
デザイナーはセンスが要求される仕事なので、努力が必ずしも報われるとは限らない。
デザインは根性ではどうにもなりませんし、キャラクターデザインなんて1作品どころか、1つの会社に1人でいいわけですし、本当に選ばれた人間の職業だと思います。
青葉は、絵描きとしての才能もあり、努力家で、人の意見を素直に聞ける、完璧なキャラクターです。
完璧だからこその悩みなどもあるのですが、その辺は第2期に持ち越されています。
第1期では、しっかりと理想的な環境で成長する青葉を穏やかに見守っていられました。
むしろ青葉以外の人間が感化され、一歩踏み出すケースが多かったですね。
『NEW GAME!』まとめ
今日はねこの日🐈🐈✨
ということで名場面をご紹介‼+*#ニューゲーム #猫の日 #ネコの日 #にゃんにゃんにゃんの日 pic.twitter.com/6DnVar0Wdy— TVアニメ『NEW GAME!!』公式 (@nganime) 2019年2月22日
第1期での青葉は、わりと順風満帆でしたが、第2期はなかなかえぐい葛藤があります。
憧れの人のプライドを傷つけてでも、自分の作品を残したい、広くみんなに届けたい。
そういった、クリエイターのエゴと葛藤が描かれており、胸が苦しくなりました。
かと思えば、会社の判断で、知名度ある上司に自分の手柄を持っていかれるなど、なかなかきついです。
そういった状況で、青葉だけではなく、みんあそれぞれに一歩踏み出し成長しますので、第1期を最後まで見たのなら第2期を見て損はありません。
- がんばるぞい!
- 安定の動画工房によるキャラデザイン
- サービスシーン多めで、ありがとうございます
- 本当に感動できるのは第2期
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