『なつぞら』第21週126話では、娘の優が生まれ、6週間がすぐに経過。
そしてなつ(広瀬すず)は仕事に復帰します。
仕事に集中しなくてはと思うものの、どうしても優のことが気になって仕方がありません。
生まれてから気づいた敵と味方の存在。
そしてそして、月日の流れるのがとても早く、保育園探しに奮闘するも、また大きな壁にぶつかります。
この試練こそが、第22週へと続いていきます。
目次
『なつぞら』第21週126話あらすじ
産休が明け、再びアニメーションの仕事に戻ってきたなつ(広瀬すず)。
しかし、仲(井浦新)から新しい作品の作画監督ではなく「魔法少女アニー」の原画として復帰するよう言われる。
そんな中、なつは仕事に集中しようとしても優のことが気になってしまうのだった。
一方、自宅では坂場(中川大志)が翻訳の仕事をしながら優の面倒を見ているが、坂場もまたアニメーションのことが気になっていて…。
出典:NHK
【ネタバレ】『なつぞら』第21週126話の感想
職場復帰を果たしたなつ(広瀬すず)。アニメーターたちは温かい
なつ(広瀬すず)が現場に復帰すると、多くのアニメーターが彼女を温かく迎え、「お帰りー」「おめでとう」と言ってくれます。
もうこの時点で良い職場です!
一緒にデモ運動を起こしただけあります。
復帰後は作画監督の仕事があるということでしたが、まずは体を慣らす必要があるということから、なつは再び『魔法少女アニー』の作画に取り掛かります。
優しすぎませんか!?順序良く、まるでリハビリをするかのごとくです。
仲(井浦新)も今では妻帯者。
子育ての大変さをよく理解しているからこそ、このような判断にしてくれたみたいでとってもあがりがたい!
そう言いたいところなんですが、先に出てきた感想は違います。
仲さん、いつの間にどこの誰かと結婚したんだ…です。
なつが入社したときからモテモテだった仲。
そのハートを射止めた女性って、一体どんな人なんでしょ?気になります。
中島(阪口涼太郎)が成長している!?
テレビ班に戻ってきたなつは、こっちもで多くの人に待っていたよと言われます。
なつの絵には他の人には表現できない動きがあるので、やっぱり代わりは効かないみたいです。
しかもそれは、アニメーター同士だからわかるというものでもなく、廊下で再会した桃代(伊原六花)からも言われます。
それほど、なつの絵の技術はすごいのです。
『魔法少女アニー』は大人気アニメとなっており、放送も3年目に突入していました。
そこでまた原画を描くなつ。
産休前になつに檄を入れられた中島(阪口涼太郎)の動画の技術が向上していることに驚きます。
言ってすぐ成長できるのか!?すごくないか!?
なつの言葉が響いたということなのでしょう。
しかし、堀内(田村健太郎)が「あの一久が子育てしてるのが想像できない」と口にすると、中島はちょっとオロオロした表情。
よく考えたら、中島は一久のことを知らないんでしょうね。じゃあ仕方がない。
その初々しさが妙に目につきます。
仕事と子育て、一方を忘れるなんてできません
優のことを忘れて仕事に専念しようとするなつですが、なかなか忘れることなんてできません。
それもそうですよ。目の前には優が生まれた時の画を貼ってありますしね。
それに初めての娘ですし!まだしてあげたいことはたくさんですし、泣いていないか心配でしょう!
なので、定時になったら急いで帰って優を抱き上げるのは当たり前、仕方がないです。
一方の一久も、翻訳の仕事の合間に優のお世話をしていますが、麻子(貫地谷しほり)たちが今制作している『3代目カポネ』の制作状況が気になります。
優が眠っている時にマコプロダクションに電話をしてみると、かなりの苦戦を強いられている様子。
こっちも無理もないのです。
日本のアニメで、大人向けの画の作品をやろうとしているのですから。
そうか…『ルパン三世』も苦労したんですね。
翻訳の仕事のおかげで、ギャング物ならアイディアが出てくるかもしれないと言う一久。
つまり、君も早くアニメーションを作りたいということですね。
「なら早くうちに来て」と麻子に言われますが、麻子もなつのことを心配しているので本気では言えません。
もしかしたら、一久はそうして自分の居場所を確認しているのでは?とも感じました。
にしても、泣いている優に対して、アニメーションの説明をする一久が面白かったです。
絶対まだわからないから!それで泣き止むほど子供は話が分かりませんよー!
そもそも一久の考えることだって、理解できるのはなつくらいなんですからね(笑)
月日が経つのが早い!
出産6週目が過ぎ、仕事に復帰したと思ったら3ヶ月検診がやってきて、一久が初めて優が笑うのを見て悔しがるなつ。
そうしてもうすぐ1年が経つというところまで来てしまいました。
早い!端折って良いのか!?なんて思いもしましたが、仕方がありません。そう作られているのですから。
ただ、その時間の流れがあってこそ、ある人に心境の変化があったみたいです。
「子供を犠牲にして仕事をするんですか?」と言った、福祉課の村川(田中真弓)です。
「あの時は大変失礼しました」
何があったかはわかりませんが、敵だと思っていた村川が味方になっていたのは驚きです。
そんな味方をつけたからこそ、保育園も大丈夫だろうと思ったのでしょう。
しかし、現実はそんな甘くありません。
なつは多数申し込んでおけば、1つくらいは受かるだろうと思っていたのでしょう。
しかし、一久からの一言…。
「保育園全部落ちた」
これにポカンとするしかありません。
来週に続けよ。
…え!?今週ここまで!?
またこの先どうするの?ってところで切られました。
でも本当にどうなるんでしょ?気になります。
『なつぞら』第21週126話まとめ
子どもが大好きな広瀬さんと中川さん。赤ちゃんと一緒にカメラチェックしていたところをパチリ。#朝ドラ #なつぞら #広瀬すず #中川大志 pic.twitter.com/uydYZeLXaW
— 【公式】連続テレビ小説「なつぞら」 (@asadora_nhk) August 23, 2019
一番の敵は、子供のことが気になってしょうがない自分自身、寝不足、さらには優が病気になっていないかという不安感。
共働きを受け入れてくれない保育園。
上げればキリがありません。
ちょっと様子がおかしい、機嫌が悪いと感じれば、具合がよくないのでは?と考えるのが母心。
そして苦しんでいれば見ているのが辛いもの…みたいですね。
子供を産んだ母親から聞いたことがあります。
そして、自分もそんなふうに心配されて育ったのかなぁ…なんて思ったりもしました。
しかし、なつには味方もしっかりいます。
仕事への情熱や仕事仲間。
家事を協力してくれる一久。
福祉課の村川。
多くの人に支えられているなつ。
そして可愛くあり、スクスクと成長する優こそが、一番の味方といえるでしょう。
大変な日常がわずか数分で凝縮されたということは、このドラマでは描かなくてはいいけないことがまだまだたくさんあるということなんですね。
保育園が見つからない辛さ。そこから始まる夫婦喧嘩。
これは、この時代を生きるなつにとって、避けては通れない道なのかもしれません。
そして次回予告をみると、何やら嫌な予感しかしません。
見ている皆さま、天陽(吉沢亮)ロスになるかもしれません。覚悟して次週に続きましょう。
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