『なつぞら』第20週119話あらすじ・ネタバレ感想!育児と仕事の両立が難しい時代、一久の言葉に拍手!

ドラマ『なつぞら』第20週(第119話)あらすじ・ネタバレ感想!

出典:MANTAN WEB

『なつぞら』第20週119話では、子供を産むことを理由に茜(渡辺麻友)が東洋動画を退社。

それは、会社からの理不尽な扱いが原因でした。

やっぱり仕事と育児は両立できないのか?

そんな悩みを抱えるなつ(広瀬すず)も、ついには妊娠します。

子供が生まれる喜びと、仕事を辞めなくてはいけなくなるという悲しみ。

自分はどうしたらいいのかと悩むとき、夫である一久(中川大志)は、なつらしい答えを出してくれました。

改めて、なつは一久と結婚して良かったなぁと思える回です。

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『なつぞら』第20週119話あらすじ

なつ(広瀬すず)と坂場(中川大志)の新居に茜(渡辺麻友)と下山(川島明)、神地(染谷将太)が訪ねてきた。

聞けば、東洋動画の社長・山川(古屋隆太)が妊婦である茜に対し、産後は契約社員として働いてもらいたいと言ってきたのだと言う。

神地は、そんな会社のやり方に対してどうしても納得がいかず、憤る気持ちをなつ達にぶつける。

そんなある日、なつは仕事中に貧血を起こし倒れてしまう。

用心のため病院にいくと…
出典:NHK

【ネタバレ】『なつぞら』第20週119話の感想

茜(渡辺麻友)の解雇に激怒する…神地(染谷将太)

亜矢美(山口智子)が人知れず旅立ってから数日が経ったのでしょう。

カスミ(戸田恵子)から亜矢美の心を聞いたことで、彼女は新しい自分を見つけるため、元気に旅立ったと信じようと思うなつ(広瀬すず)の元に、新しい問題です。

朝から一久(中川大志)を訪ねてやってきたのは、下山(川島明)と茜(渡辺麻友)、そしてなぜか神地(染谷将太)。

何があったのかと聞くと、まぁ一久に愚痴をぶつけに来た感じなんですよね。

茜が産休を取ろうとしたとき、社長の山川(古屋隆太)に、産休明けは契約社員になってもらうと言われました。

それはつまり、クビということ。

決められた時間まで働き、固定給を頂戴するシステムから、子育てをしながら出来高制にするということに茜は嫌だと思うのです。

その方が稼げることもあるし、これを希望するアニメーターも多いと、枠にはめようとする山川。

これ、現代では立派なマタニティーハラスメントになります。

結局、子供を育てながら仕事をすることはできないという現実を突きつけられ、茜たちはすでに退社した一久に愚痴を言うしかできないのです。

まぁ、社員であるなつも隣りで聞いているんですがね。

不思議なのは、茜や下山以上に神地が激怒していることなんです。

あまりにもぷんすかしているため、茜と下山が怒りを露わにしたくてもできません。

神地くん、結婚してもなお茜のことが好きなんですもんね。

というのも、茜のモデルとなった大田朱美さんは、宮崎駿監督の奥様。

リアルでは茜と神地が結婚したのだから、ドラマも…と思ったらこの結果。

ここで関係は終わりにせず、誰か別の人と結婚という流れにしないところが、実はこのドラマに好感を抱いているところだったりします。

ただ、神地が怒るのはそれだけではなく、アニメーションを作るアニメーターの地位の低さです。

現代では賞賛されることもあるアニメーター。

これが「時代」なんですね。

矛盾が生じる現場の言葉

子どもを産み、育てるために会社を去った茜。

茜の穴を埋める堀内(田村健太郎)も、今では元仕上課の女性と結婚し、彼女を養うために働きます。

どうやら堀内の奥さんも、結婚する時には会社を辞めると一筆書かされたみたいです。

しかし、堀内の奥さんはもともと寿退社を望んでいましたし、良妻賢母らしいです。

なつと違って、と言われたことで…なつの目が冷たい。

そうですかー。なつは良妻賢母じゃないですかー。

違う、ゴメン!と謝っても遅いです。

月日は経ち、あるときなつが貧血気味になりました。

風邪かな?と心配する荒井。

休んだほうが良いと言いながら「締め切りもうすぐやで」と、原画の心配もします。

休めなの?働けなの?

せっせと働いている人なら一度はぶつかったことのあることかもしれませんが、どっちが大事なの!?と、言いたくなる事態です。

心配になって、医者に診てもらったなつ。

すると、そこでなつはおめでたであることを知ります。

ついになつにも、茜と同じ問題にぶつかる時がここで来たのです。

泣いて喜ぶ一久(中川大志)。そしてなつ(広瀬すず)の開拓魂を奮い立たせる

一久との子供を妊娠したなつ。

最初は喜びましたし、これを報告したとき、一久も目に涙を浮かべながら大喜びしました。

しかし、冷静になればなるほど素直に喜べないなつ。

それもそのはずです。出産を終えた茜は、今や子供を置いて仕事に行くなんてできないと思っています。

しかし、なつにはそれができません。

アニメーターになりたくてここまでやってきて、夢の仕事を手にして、子供も大事にしたいですが仕事も辞めたくありません。

一久は未だに翻訳の仕事なので、稼ぎ頭はなつ。

なので、余計に仕事が辞められません。

しかし、このままで行けばなつも正社員でなくなり、契約社員となります。

それでは安定しません。経済的にも、仕事的にも、なつには辛い状況でしかないのです。

なつに大きな負担をかけていることを気づいている一久は、一緒に考えようと言ってくれます。

そうなるよなぁーと思っていましたが、一久はその上を行きました。

「子育てもして、仕事もすればいい!」

それが難しいと言っているんですが、さすが一久なんです!

「君がこれをすることで、女性が働ける世の中にしていくことができる。開拓精神のある君ならやれる」

女性が子供を育てながら働ける社会じゃないなら、なつが作っていけばいいのです。

ここでもなつは、世の中の新しい道を作っていく立場になるのか!

これを気づかせてくれた一久が、とにかくすごかったです。

才能だけではなく、どこまでもなつのことが好きになって、大変なプロポーズをしただけありますわ。

この言葉に勇気をもらったであろうなつは、笑顔で母親になってくれたらいいなと思います。

『なつぞら』第20週119話まとめ

結婚や出産を理由にやめていく女性社員たち。

なつも例外ではないでしょう。

そうなった時にどう向き合ったらいいのか、当然悩んできましたし、ここに来るまで答えは出ませんでした。

しかし、そんなとき一久が本当に素晴らしい答えを出してくれたと思います。

これまでのなつがやってきたことを考えれば、不可能な話ではありません。これは明日に期待です!

明日で第20週も最後。

果たしてなつは、子供を育てながら、アニメーターとしての仕事を続けていくことができるのでしょうか?見逃せませんね!

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