『なつぞら』第20週117話あらすじ・ネタバレ感想!亜矢美は何かを隠してる?咲太郎の親孝行への答えは…

ドラマ『なつぞら』第20週(第117話)あらすじ・ネタバレ感想!

出典:MANTAN WEB

朝ドラ『なつぞら』の第20第117話は、咲太郎(岡田将生)と亜矢美(山口智子)の語らいからスタート。

幼い頃、亜矢美に拾われた咲太郎がどんなだったのかが語られます。

そして、もっと自分に甘えてくれよという咲太郎に対し、亜矢美が言った望みは意外なものでした。

また、なつ(広瀬すず)は夏風邪で体調を崩した茜(渡辺麻友)を気遣いますが、あまり大ごとにしないでほしいと言われてしまいます。

そこには、妊婦でありながら働き続ける、茜ならではの悩みがあるのです。

終戦記念日が近づくにつれ、思い出される過去。

そして考えなくてはいけないこれからの未来。

2つの時間が入り混じる回でした。

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『なつぞら』第20週117話あらすじ

光子(比嘉愛未)との結婚を亜矢美(山口智子)に報告した咲太郎(岡田将生)。

皆が帰った後、二人で飲み直しているうちに、咲太郎は亜矢美と出会った頃のことを話し出す。

大人として成長した今、自分をもっと頼ってほしいという咲太郎に亜矢美はあるお願いをする。

一方、東洋動画では風邪を引いた茜(渡辺麻友)を気遣い、なつ(広瀬すず)は早めに帰宅させようとするが、茜はあまり大げさにしないで欲しいと言い…。
出典:NHK

【ネタバレ】『なつぞら』第20週117話の感想

あの頃は大バカだった。今もバカだけど。

結婚を報告したその夜、咲太郎(岡田将生)は風車に残り、亜矢美(山口智子)と晩酌をしながら、昔話に花を咲かせていました。

小さい頃の咲太郎(渡邉蒼)は、勉強よりもダンスをしてお金を稼ぎ、妹たちと共に暮らしたいと思って頑張ってきました。

しかし、そんな咲太郎は亜矢美から言わせれば夢を見ているだけの少年。

学がなければ妹たちを養うことなんてできませんし、進駐軍だっていつまでも構ってはくれません。

ダンスで人を感動させたいと思うなら、しっかり勉強しな。

そう言って亜矢美が咲太郎に渡したのは、童話と辞書でした。

外から流れてくる孤児院の曲を聞き、咲太郎は泣きながら本を読みます。

自分にはもう誰もいない。そんな悔しい気持ちがにじみ出てきたのでしょう。

…なんとも辛い。

同じころ、なつも十勝で一人泣き叫んでいましたから、その寂しさはよくわかります。

咲太郎(岡田将生)と亜矢美(山口智子)は嘘の親子?

なつ(広瀬すず)と柴田家と同じように、咲太郎と亜矢美も本当の親子ではありません。

しかし、血のつながりがなくても、一緒に過ごした時間で、きちんと親子としての絆が結ばれていったふたりです。

最初は亜矢美が自分を母ちゃんだと言ってごらんと言ったとき、咲太郎はこれを拒否しました。

でもここはムーランルージュ、劇場です。

だから、なんにでもなれると亜矢美は言いました。

それから、ふたりの親子関係は始まったのです。

だから、亜矢美としては今でも偽物の親子。

でも咲太郎としてはそうではありません。だからこそ言います。

「もっと俺に甘えてくれよ」

ここまで育ててもらった咲太郎からの、親孝行という名の感謝の気持ちです。

ここでやっと風車の話を出すのかと思いきや、亜矢美の想いは違いました。

「じゃあ、またムーランルージュを立てておくれよ」

御年50の亜矢美ですが、踊りたくて仕方がない様子。

これまででも人知れず踊っていたみたいで、その情熱は消えていません。

なによりも若者が自分の夢に向かって頑張っていたら、感化されずにはいられないわけです。

「わかったよ。親孝行してやるよ!」

今までの俺とは違うという咲太郎。

まぁもう借金をするなんてこともないでしょうが…いったい何をする気なんでしょうね?

妊娠した女性の立場の狭さが理解されない

『魔法少女アニー』の製作途中のこと。

茜(渡辺麻友)の様子が明らかにおかしく、聞いてみると夏風邪を引いてしまったようです。

薬を飲めばすぐに治るものですが、妊娠中のため薬を飲むことはできません。

早く帰って休んだ方がいいとなつは言いますが、荒井(橋本さとし)は困った顔をします。

茜はまだ原画を描き終えていない状況。

ここで帰られてしまうと作業に遅れが出てしまいます。

妊娠中ということもあり、なつは早く帰って大事を取ってもらいたい気持ちでいっぱい!

なので、茜の分の作画も自分が請け負うと言い、荒井にOKを貰いました。

映画班で仕事をしている下山(川島明)の元へ連れて行き、送るように言うなつ。

しかし、茜は「あまり大ごとにしないで」と言うのです。

体調優先なのはもっともなんですが、だからこの時代は結婚したら会社を辞めろという流れになりがちなのです。

自分はまだ仕事ができる、したい。

妊娠や子育てを理由に仕事ができませんとは言いたくない。

今であれば育児休暇は認められるものですが、それでも周りの理解がないと難しい現場もまだまだあります。

この時代ならなおさらでしょう。

なつのように、いつでも代わってくれる人がいるわけでもないですし、

場合によっては辛辣な言葉を言う人だっているでしょうから。

子供が欲しいと思うなつにとっても、これは他人事ではない問題。

なので、仕事と子供の問題は、これからまだまだ取り上げられていく話になりそうです。

なつ(広瀬すず)の誕生日

誕生日が近づくにつれ、思い出されるのは戦争が終わった時のことなど、昔の思い出です。

亡くなった両親との時間、幼い頃の兄弟との時間。

今まで『なつぞら』を見ていた身としては、千遥(清原果耶)に会いに行ったのに行方が知れず、「奇跡なんてない」と失望したのもその日でしたね。

思い出すたび、孤独を感じることもたくさんあったわけですが、

「これからはずっと一緒にいる」

と、一久(中川大志)が手を握ってくれたのを見ると、なんだか安心しました。

人は、一人では生きていけないものです。

ですがなつは、その時その時出会う人たちのことを大事にし、それを思い出として振り返ることができます。

これ、とっても良い人生だと思うんです。

そして、誕生日当日。

風車ではなつと一久、咲太郎と光子(比嘉愛未)の結婚と共に誕生会が開かれました。

ほら、なつの周りには今も多くの人がいます。

良かった良かった。

『なつぞら』第20週117話まとめ

誕生会の日。

自分の子供が育っていくことで、なつは亜矢美にも「おめでとう」と言葉をかけました。

誰もが笑顔で祝い喜びますが、たった一人、亜矢美を見て心配そうな視線を送る人がいました。

それはムーランルージュから亜矢美と付き合いのある歌手、カスミ(戸田恵子)です。

おそらく、亜矢美の胸の内にはまだ何かあり、カスミだけがそれを知っているのだと思います。

いったい何が!?

幸せな時間を壊すまいと笑う亜矢美ママ。

その真意をどうか教えてほしいと思いつつ、明日に続きます。

そして子供と仕事の問題もこれからどうなっていくのか、気になって仕方がありません!

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