『なつぞら』第19週111話あらすじ・ネタバレ感想!北海道の星TEAM NACSメンバーの農業改革に胸アツ!

ドラマ『なつぞら』第19週(第111話)あらすじ・ネタバレ感想!

出典:MANTAN WEB

『なつぞら』第19週111話ではついに、十勝地区農業組合長会議が行われます。

十勝農業乳業を実現させるため、工場接地届を早急に出さねば国に潰されてしまいます。

朝イチで意見をまとめ、十勝支庁長に意見を提出に行きます。

反対派の意見を変えたのはなんと菊介(音尾琢磨)!

牛飼いの2世として、やれることをやろうと言います。

そして、工場設置の届け出をしに行くと、ついに出てきました支庁長・大清水洋(森崎博之)。

マスコミに囲まれる中、十勝の農業は、大きな第一歩を踏み出すのです。

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『なつぞら』第19週111話あらすじ

剛男(藤木直人)や夕見子(福地桃子)が勤める農協では、酪農を守るため、工場を新設し、乳業会社を造ろうという案が出ていた。

しかし、反対派と折り合いがつかず、組合長・田辺(宇梶剛士)をはじめ、泰樹(草刈正雄)や天陽(吉沢亮)ら酪農家が集まり、激しい議論になる。

その時、坂場(中川大志)の言葉を思い出した菊介(音尾琢真)が、酪農への純粋な思いを語りだし、なつ(広瀬すず)を始め、皆はその話に耳を傾け…。
出典:NHK

【ネタバレ】『なつぞら』第19週111話の感想

なつ(広瀬すず)は十勝農業の救いの女神?

夕見子(福地桃子)がなつ(広瀬すず)と一久(中川大志)を組合長の田辺(宇梶剛士)に会わせると、田辺は大いに喜びました。

田辺からすれば、なつは救いの女神だからです。

それは過去に、十勝の農家が一致団結したいと言ったとき、ずっと反対をしていた泰樹(草刈正雄)の心を演劇で動かしたからです。

だからこそ、なつがいてくれるだけで、田辺としては心強いのでしょう。

その上、やる気に満ちた青年が隣りにいることで、さらに自信を持って会議に挑む田辺。

「頑張りましょう!」

と、真っ直ぐな目で田辺を見る一久。

本当にあなたは「組合」というものが大好きなんですね。

そして、誇りを持って立ち上がるということも好きなのでしょう。

それが作品にもにじみ出ているので、とても真っ直ぐです。

まだ農業のことをさほど知らなくても、ここまで心を燃やすことができるのは、ある意味才能かもしれないとも思いました。

なんだかんださらっと再会した

会議に向かう途中のことです。

組合長たちを説得するために、たくさんの農家が会議に参加。

その中には、良子(富田望生)と門倉(板橋駿谷)、さらには天陽(吉沢亮)や妻の靖枝(大原櫻子)、父の正治(戸次重幸)がやってきました。

なつが帰ってきたことも、結婚することも知らなかった天陽ですが、すんなりとおめでとう。

なつと天陽、もうお互いに過去のことは過去と見切りをつけた感じです。

いい加減、天陽となつを推していたことを諦めないとですねー。

そして天陽からすれば、一久はなつの旦那で、兄の陽平(犬飼貴丈)の同僚でもあります。

なので、あんまり深く考える必要はないんですね。

泰樹や照男(清原翔)、そして戸村親子も集まり、会議室が非常に狭く感じるほどぎゅうぎゅう詰めとなりました。

それだけ十勝の酪農家は、自分たちで工場を作りたいと思うのです。

失敗を恐れる組合長。菊介(音尾琢磨)魂の語り

乳業メーカーに任せていたことで、安く牛乳を売ることになってしまっていた十勝の酪農家たち。

だからこそ、バターを作る工場を自分たちで作り、自分たちで加工して販売しようと提案します。

そうすることで、十勝の酪農家を守ろうと意見を出します。

しかし、国や他の乳業メーカーを敵に回すことを恐れ、賛成に手を上げない組合長もいました。

「失敗したらどうする?」

その言葉に「失敗などせん!」と田辺は怒ります。

この工場は、酪農民が安心して暮らしていくように作ると、夕見子も意見します。

酪農だけが盛んになり、農家がダメになっては、意味がないのです。

議会は膠着状態で、どうしても意見が覆りません。

そのとき口を開いたのは、この前までただの牛飼いだと言っていた菊介(音尾琢磨)でした。

「工場を作れば、美味しいバターを作れるんだろ?」

確かに人に任せるのではなく、自分たちで作れば満足のいくものを作ることができるでしょう。

自分はただの牛飼いだが、そんな自分が作った牛乳でも誰かに感動を与えられるなら良いことだ。

あれ?「感動」?なんか、誰かに感化されていませんか?

また、ここにいる農家の大半は2代目、3代目が大半。

開拓者の誇りはなくとも、自分たちにも何かできることがあると言うと、多くの人が感化されます。

そうして工場を作れと声を上げた結果、組合長たちは全員納得。

工場を作る意思が固まりました。

菊介さん…すごいわー。

しかも、みんなで支庁長のところに行こうという流れにもなりました。

みんな菊介に感動したんです。

自分でもなんで喋ったかわからないらしいです。

なつ「行こう、菊介さん」

一久「僕も行きます」

菊介「お前のせいだ」

一久「え?」

いいオチがつきました。

支庁長、大清水洋役は森崎博之さんにしないと成り立たなかったかもしれない

なつや一久、菊介たちが、田辺たち農協の人と十勝支庁長の元へ行くと、そこには多くのマスコミが!

どうやら夕見子が手配をしていたみたいです。

もう夕見子の中では、何が何でも午前中のうちに全員の意見をまとめ、工場設立の申し出をするつもりだったのでしょう。

そこには信哉(工藤阿須賀)の姿もあります。

そういえば、北海道に戻ってきてからまだ会っていませんでしたね。

せっせと仕事をしているようで良かったです。

支庁長室の扉を開くと、そこには大清水洋(森崎博之)がおり、田辺の手より、確かに工場設置の書類を受け取りました。

これを聞き入れた大清水。

しかし、農協たちはもう百姓一揆の気分です。

十勝の農業を守りたいという大清水に対し、じゃあなんであんな申し出をしたのだと責めます。

なつ「十勝の酪農を守れ!」

全員「十勝の酪農を守れ!」

正治「北海道の牛乳を守れ!」

全員「北海道の牛乳を守れ!」

菊介「それでもあんたは道産子どさんこか!?」

全員「…ど、道産子かー!」

言いたい放題の酪農家。

しかも、正治と菊介というチョイスにもう笑いが…。

これに対し大清水は、

「私だって道産子だー!何を言ってんだ!北海道を想う気持ちはあなた方にも負けない!この大清水が必ず、十勝を酪農王国にして見せます。だからどうかみなさん!頑張ってください!」

この励ましの言葉に気が抜けたのか、田辺は少しふらつきます。

それだけこのことは、十勝の酪農にとって大きなことだったのです。

ここで森崎博之さんをキャスティングしたというのが、とっても深い意味があります。

リーダーとして矢面に立たないといけないと語る大清水洋。

森崎博之さんこそ、TEAM NACSのリーダーです。

そして、大人数が抗議の声をあげてくるのに対し、ひとりで大きな声で応対!

大声で対抗するなら、この人しかいませんよ。菊介役の音尾琢磨さん。

Twitterで書いています。

「ほんと、無駄に声がデカいんです。」

とんでもない肺活量で、牛も逃げ出したことがあります。

そこに、音尾さんと戸次さんで、

「北海道の牛乳を守れー」

「それでも道産子かー!」

って、メンバーから言われたら笑いますよ。

下手したら舞台裏でもっと言われ、ふたりにお説教しているかもしれません。

そしてなによりも、「十勝を酪農王国にしてみせます」という言葉です。

森崎さんは、2008年から北海道のローカル番組「あぐり王国北海道」という番組で、野菜や果物、農業の素晴らしさを伝えています。

その成果もあって、農業や食育についての講演会をすることもあり、「世界一受けたい授業」にも呼ばれました。

彼こそが、北海道の酪農を愛している人。

だからこそ、このキャスティングになったのだと思います。

大清水のセリフには、しっかりと「魂」が込められていたのです。

それでもお前は道産子かー!って…俳優業の仕事よりこっちの仕事メインで、むしろ思い切り道産子ですよ!

さて、これでTEAM NACSが4人。

この『なつぞら』に出演したことになるのですが、残りおひとりです。

ダメだったから名前を「大清水洋」にした?なんて考えられますよね。

ですが、NHKはまだ大泉洋さんの出演を諦めてはいないみたいです。

ど、どうなるの?これはさすがにネタバレが見つからないお話です!

『なつぞら』第19週111話まとめ

実際のことをモデルにしている『なつぞら』。

十勝で乳業メーカーを酪農家たちで作ろうとなった今回!

そうして出来上がったのが、今も音更町にある「よつ葉乳業」なんですね。

酪農家の会社となる今回の工場設立。

まさに、「そのとき歴史が動いた」という瞬間です。

一久に影響をされた菊介が、みんなを動かし、農協が作り上げた歴史ある乳業メーカーは今も健在です。

失敗したらどうしようなどとありましたが、未来を生きる私たちからすれば、「よかったよ」と伝えてあげたい結果です。

そして、この菊介の勇士を見た父・悠吉(小林隆)は、泰樹に言いました。

「もう、わしらの出る幕ではないですね」

未来ある若者たちが立ち上がり、新しいことをやった。

ちょっと寂しそうな顔をしている感じもしますが、きっと嬉しいですよね。

天陽や照男、そして悠吉がこうして酪農に向き合うことができたのは、開拓者として北海道の地を何年もかけて耕し、緑あふれる大地にした悠吉や泰樹の功績あってです!

こうして引き継がれて、引き継がれて、歴史は作られていくのですから。

なんかもう、壮大なストーリーを感じすぎて…いつまでも語りそうです。

それだけ今回は、印象深い回となりました。

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