『なつぞら』第18週106話あらすじ・ネタバレ感想!なつと一久の関係を亜矢美が見抜き、ずっとニヤニヤ…

ドラマ『なつぞら』第18週(第106話)あらすじ・ネタバレ感想!

出典:MANTAN WEB

次の漫画映画が成功したら結婚しよう。

そう約束したなつ(広瀬すず)と一久(中川大志)。

しかし、制作に行き詰まりを見せていたその時、一久や神地(染谷将太)に遠ざけられる仲(井浦新)が動き出しました。

『なつぞら』第18週106話では、一久と仲の関係が修復され、作品の制作にやっとエンジンがかかります。

しかも、なつと一久の関係を知った亜矢美(山口智子)はもう笑顔です。

漫画映画の完成をニコニコして待つ亜矢美。

ですが、この封を切ると、とんでもない事態に陥ります。

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『なつぞら』第18週106話あらすじ

坂場(中川大志)の思い描くイメージの要求が高過ぎて、長編映画の制作がなかなか進まない。

締め切りが迫る中、坂場と折り合いが悪くなっていた仲(井浦新)が、なつ(広瀬すず)にキャラクターの入ったカット袋を託す。

なつから、その動画用紙を見せられた坂場は、仲に対して抱いていた思いが誤りだったことに気づき、仲に力を貸して欲しいと頼む。

帰りに風車に寄ったなつと坂場は、二人の関係を亜矢美(山口智子)に気づかれ…。
出典:NHK

【ネタバレ】『なつぞら』第18週106話の感想

仲(井浦新)よ、キアラを書いてくれ

作品のテーマは流れは決まったものの、ヒロインであるキアラのデザインが決まらず、幾日も過ぎていきました。

原因は簡単。

一久(中川大志)が納得するキアラの姿を、なつ(広瀬すず)には描くことができないからです。

自分を越えてほしいという願いを言うも、なつはすでに限界。

そんな時、仲(井浦新)が自分なりのキアラの姿を描き、それをなつに託したのです。

使えなかったら無視してくれて構わない。

仲はそう言いましたが…むしろ、これこそキアラです。

悪魔とは思えない金色の髪と青い瞳。

一見聖者のように見えながら、悲しい瞳や表情が、戦争を引き起こす何かを感じられます。

なつがこれを参考にキアラを描くのもアリでしたが、そんなことはできません。

これがキアラ。それがなつの答えです。

「ある人の絵を見てから、描けなくなりました」

そう言ってなつは、一久に仲が描いたキアラを出したのです。

「私のキアラがここにいる」

一久に口を出すなと言われ、遠ざけられていた仲は、自分はアニメーターとして終わっていると思われている気がしていました。

ですが、仲はその殻を破ろうとしたのです。

『わんぱく牛若丸』の時もそうですが、仲は人の考えを具現化することにとても長けている人だと思いました。

今回もそうです。

ずっとなつたちの苦悩を見ていたからこそ、導き出すことができたキアラ。

神地(染谷将太)も思わず「一瞬で恋に落ちそうになった」と言います。

未来ある若者たちをぎゃふんと言わせた仲さん、素晴らしいです!

一久は仲に今までのことを謝罪して言います。

「キアラを描いてください」

そうして仲も『神をつかんだ少年クリフ』の制作に関わることになったのです。

東洋動画の制作班が一丸となり制作することで、より一層期待できるものとなりました。

その中でも衝突はするものの、すべては良いものを作るため。

活気ある現場が戻ってきたのです。

普通じゃない挨拶に亜矢美(山口智子)のテンション爆上がり(笑)

仕事が終わり、一久がなつを家まで送っていくと、一久は仲とのことを感謝します。

「一久さんにはいつも驚かされてばかりです。」

「それは僕もです。」

という具合に、ちょっと距離が縮んだ感ある会話。

風車の扉を開けると、亜矢美(山口智子)がそこにいました。

お客さんがいないことから、もう閉店なのかと。

すると一久。

「咲太郎(岡田将生)さんはいないんですか?」

まだ帰ってきていない咲太郎。

「せっかくだから挨拶をしようと思って。」

…一久!?

なつは焦り出します。今することはないと。

「いや、挨拶って言っても普通の挨拶です。」

…一久!!?

普通の挨拶って、普通じゃない挨拶もあるの?

亜矢美さん、ニヤニヤ。

ふたりの仲をなつが認めると、

「来た来た来た来たキター!」

今で言うとキタ――(゚∀゚)――!!ですね。

テンションだだ上がりの亜矢美さん。とっても嬉しそうです。

普通じゃない挨拶が私じゃいけない!と言って咲太郎に電話をしようとする亜矢美。

亜矢美さん、嬉しすぎて暴走気味です。

しかし、今作っている漫画映画ができてからだということを聞き、とりあえず亜矢美は落ち着きます。

言わないようにするのが大変ですねー。

言いたくて仕方がないという顔をしていますから。

しかも、ここで亜矢美さんがナイスパス。

「そのうち一久さんの家にも、普通じゃない挨拶に行かないとね?」

そこからなつは、一久の家族について話を聞くことができました。

大学教授とはいえ、そこまで偉い家柄ではないとか。

だから、なつが戦災孤児でも受け入れてくれるだろうと言われ、安心します。

一久が帰ると、亜矢美はニヤニヤして、

「なっちゃん、今が一番きれいだよー」

恋する乙女はきれいになるって言いますからね。

亜矢美は自分のことのように喜んでくれる良いお母さんですね。

ということは、柴田家にも普通じゃない挨拶が必要になりますね。

一久なら、抹殺されることもないでしょう。

…たぶん。このまま順調にいけば。

映画史に残る失敗作。「クリフ」と「ホルス」

翌年の春には完成予定であった『神を掴んだ少年クリフ』。

制作進行は遅れに遅れ、完成したのは夏でした。

無事に封切りを果たすことはできたものの、不入り…集客が少ないという結果となりました。

なつが劇場へ足を運んでも、子供は映画を見ずに走り回り、大人は居眠り、座席はスカスカという辛い事態です。

その中心にぽつんと座り、周りを見渡すなつ。

漫画映画が成功したら結婚という約束でしたが、え?どうなるの?という感じですよね。

この結果はきっと、一久に大打撃。

どん底に落ち込むことになりそうだなぁというのが目に見えています。

「その条件いる?」

っていうのは、本当に。

でも、不作の映画をきっかけに結婚をするのも、あまりいい気分になれませんよね。どうなる?

さて、『神を掴んだ少年クリフ』ですが、モデルとなった作品は『太陽の王子 ホルスの大冒険』みたいです。

製作期間3年。15,000枚の絵で完成した、笑いあり涙ありの冒険ファンタジー。

実はこれ、ただ不作ってレベルじゃなく、映画史に残るだだスベリ作品だったようなのです。

スタッフを見ると、確かに演出に一久のモデルである高畑勲の名が。

作画にはなつのモデルである奥山玲子の名も。

神地のモデルである宮崎駿に至っては、作画をやりつつ美術もやっています。

キャストを見ると、『家政婦は見た』で有名な市原悦子がいるじゃありませんか!

どえらいメンバーで作られた作品であるにも関わらず、内容が難しかったのか…宮崎駿や高畑勲にとって大きな挫折作品となったみたいです。

そんなに酷評なのだろうか?と思ったのですが、どうやら海外では称賛されている上、そんなに低い評価は見られません。

もしかしたら、時代に合わない作品だったという可能性も…。

上辺の評価だけで作品の良し悪しを判断するのは良くありません。

一度自分の目で見て、評価してみるのがいいのかもしれません!

私も近々見たいと思います。

『なつぞら』第18週106話まとめ

仲との関係も円滑になり、じっくりと時間をかけて作り上げた漫画映画。

それが…映画史に残るレベルの不作。

桃代(伊原六花)にプロポーズをされたことを話し、亜矢美にも知られて、引くに引けない状態になっているはずなんですがね…。

映画が失敗に終わったなら、一久の気持ちは結婚に向くわけないですよね。

なつも気づいているでしょう。

それでも結婚しましょうという人ではないことを。

明日の『なつぞら』…嫌な予感しかしません。

誰かこの状況を変えてくれる人…思い当たりませんね。

何が起こるか、じっと待つことにします!

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