『なつぞら』第16週94話あらすじ・ネタバレ感想!夕見子(福地桃子)の駆け落ちに柴田家が動き出す

ドラマ『なつぞら』第16週(第94話)あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『なつぞら』公式Twitter

『なつぞら』第16週94話は、麻子(貫地谷しほり)やなつ(広瀬すず)が、また一久(中川大志)にイライラすることに。

しかし、それは絵や映画をよく勉強している一久だからこそ指摘できることだと知ります。

なによりも、一久のことを陽平(犬飼貴丈)に話すと、なぜか天陽(吉沢亮)の名前が。

そして、夕見子(福地桃子)の駆け落ちの件で、ついに柴田家が動き出しそうです。

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『なつぞら』第16週94話あらすじ

東洋動画では、なつ(広瀬すず)や麻子(貫地谷しほり)たちが原画を描いている。

そこへ演出を担当する坂場(中川大志)が現れ、描き直しの指示をする。

周囲は原画を描いた経験のない坂場の進め方に疑問を持つが、理屈を並べる坂場に、反論できずにいた。

そんな中、なつは背景画を担当する陽平(犬飼貴丈)の所へいき、愚痴をこぼす。

すると陽平は、なつの知らない坂場と天陽(吉沢亮)の意外な繋がりについて語り始めて…。
出典:NHK

【ネタバレ】『なつぞら』第16週94話の感想

一久(中川大志)に「なんとなく」は通じない

麻子(貫地谷しほり)やなつ(広瀬すず)が描きあげた原画に対して、ダメ出しをしては書き直しを命じてくる一久(中川大志)。

麻子がイラつけば「イラつくと余計にイラつきますよ」とアドバイス。

逆に、なつがイラつかされれば「イラつくと余計にイラつくわよ」と、自分の発言をまんま返されます。

さて、問題は2人がどんなところを指摘されるのかということです。

鳥たちがヘンゼルとグレーテルを助けるために魔女に向かって行くところは、一久にはただ群がっているだけと思われます。

もっと、デモをするかのように!

その考え、風刺にならないか?大丈夫か?と思うんですが…。

なつが描いた動く木が人間のように歩いていることにも違和感を覚えると、一久はなつに聞きます。

「普通に歩いているのはなぜですか?」

え?歩かせたいんだから歩かせているんだけど…と思うしかないですよね。

「なんとなく」

となつは絞り出したように答えますが、これで一久が納得してくれるわけはありません。

「では、この木は樹齢何年ですか?」

「樹齢!?」

歩き方で樹齢を出せというのです。

作品の細かいところまで思慮深く考え、疑問に思えばそれを放っておくことはできず、その都度書き直させる一久。

プロ意識は素晴らしいのですが、なつや麻子は骨折り損ばかりで辛そうでした。

一久(中川大志)も認める天陽(吉沢亮)の絵

樹齢を歩き方で表現しろという一久に進行を阻まれたなつは、木をイメージしながら廊下を歩きます。

その姿を見た人は、変な奴だと思ったことでしょう。

階段で馬の動きを考えてみたり、採用試験の時も黙って絵を描き続けたことなんてありません。

なつ、東洋動画の中で変人とそろそろ思われていそうです。

木の表現を知りたく、背景を担当している陽平(犬飼貴丈)の元を訪れるなつ。

そこでつい一久の愚痴をこぼすと、陽平は「彼は絵をよく勉強している」と評価します。

実は一久、天陽(吉沢亮)の絵を知っているのです。

以前の展示会のことを新聞で知り、その馬の絵に感動した一久。

同じ山田であることや北海道に住んでいることから、陽平と兄弟であることを知り、その話をふって来たみたいです。

これには、なつも不思議と笑顔になります。

きっと大々的に乗ってはいなかったでしょう。

しかし、その小さな一記事に描かれた馬の絵に感動し、才能を感じた一久は、やっぱりすごい人物です。

それにしても、第93話といい今回といい、天陽の名前が出てきますね。

恋の季節だからこそだしているのか?

なんて思ったりするのでしょうが…偶然なんですかね?

北海道の老舗の子は自立したかったらしい

モダンジャズを好む高山(須川連)。

どうやら北海道の老舗の息子らしいです。

しかし、夕見子(福地桃子)と駆け落ちをし、音楽評論の雑誌に載せてもらうための原稿をずっと書いているみたいです。

すぐに上手くいくことはなく、最近は喧嘩ばっかりしていると、夕見子はいいます。

自立をしたくて、大学を離れ、親の手の届かないところで自立をしようと頑張る高山。

それを夕見子は見守っているという様子です。

そして、結婚をするという気持ちはなく、私たちは同志だと言い張る夕見子。

お互いに好きでも、家の事情で結婚ができない。

だから同志だと言い張っているようにやっぱり感じます。

今の夕見子が精神的に落ち着いていると確信を持てたからこそ、亜矢美(山口智子)は、電話をしてくれた富士子(松嶋菜々子)に、「今がチャンスです」と言います。

何がチャンス?となつが疑問を想うのも無理はありません。

感情的に動くのではなく、冷静に自分の進む道を考えるのにはとっても良い時期。

だからこそ、家族とも逃げずに話すべきときだと、亜矢美は思ったのでした。

男親の怒り。そして気弱な泰樹(草刈正雄)再び

夕見子の件を、富士子は剛男(藤木直人)と泰樹(草刈正雄)にやっと話しました。

すでに休学届を出していることや、相手の家柄をすでに調べ尽くしている富士子は、夕見子とじっくり話したいと思っています。

しかし、男親である剛男は、

「相手の男が悪い」と聞く耳持たず激怒です。

「どうして話してくれなかったんだ!」

と剛男は富士子に詰め寄りますが、彼女はよくわかっています。

「男は娘の考えよりも、男を抹殺することを考えるでしょ?」

富士子、よくわかってますよねー。

剛男も下手をしたら泰樹に抹殺されていたんですから!

「抹殺…」

そうぼやく泰樹。

いや、真田昌幸再びと言ったところでしょうか。

草刈正雄自身も、泰樹は真田幸村の父、真田昌幸の生まれ変わりと言っていますから。

ときどき出てくるんですよね。

話は戻り、東京に行って夕見子と話したいと思う富士子。

しかし、富士子が行っても夕見子は「古い考え」といって聞く耳を持たないでしょう。

剛男が行っても同じです。

むしろどっちも相手の言い分を聞かずに衝突することは明白です。

そこで白羽の矢が立ったのは一人。

北大受験の合格の時にもありましたこの光景!第8週43話のことです。

「こういう時は、慣れていない人が聞きに行くほうがいい」

そういって抜擢されたのが泰樹でした。

泰樹が目線を外し、話を振ってくれるなよ?という顔をします。

「お父さん、東京へ行って、夕見子を甘やかしてくれない?」

泰樹フラグがついに来ましたね。

しかし泰樹は、行きたくないです。

前もそうでした。

北大の合否発表の時、見に行ってくれと言われたものの、「みんなで聞きに行こう」と言った泰樹。

さすがにごねそうです。

で、ここで本日は終了。

ここからでしょ!ここからが面白いんじゃないですか!

『なつぞら』第16週94話まとめ

夕見子いわく、ジャズの評論を書き、出版社に持ち込むも断られ、荒んで喧嘩ばっかりしているという高山くん。

いや、喧嘩をしている暇があるなら原稿書きなさいよ!と思うばかりです。

一久は漫画映画のことしか考えていませんから、麻子やなつと衝突しても、ひたすらに勉強し夢を実現させようとしていますよ。

ここが違いなんですよ!そして、それを温かく見守る夕見子。

剛男じゃないですが、ホント抹殺されてもおかしくないですよ。

夕見子とは同志。だから結婚も考えていない。それは夕見子を幸せにする気はないとの聞こえます。

今一度、夕見子には本当に冷静になってほしいです。

そして大役を任されてしまった泰樹。

じいちゃん、東京へ来るということは、自分に憧れる高山に会うということですよね?

楽しみですねー。その前に、なつが実家に話したことを知った夕見子は激怒。

「裏切った!」となつを非難しますが…ここからどうなっていくのでしょうか。

気になりすぎて早く次をと求めてしまいます。

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