『なつぞら』第15週90話あらすじ・ネタバレ感想!夕見子が突然東京へ。目的を言わず去っていく…

ドラマ『なつぞら』第15週(第90話)あらすじ・ネタバレ感想!

出典:MANTAN WEB

遊声(山寺宏一)に役を取られ、完全にふて腐れて飲んだくれてどうしようもない雪次郎(山田裕貴)。

これには咲太郎(岡田将生)もなつ(広瀬すず)もお手上げ状態です。

そんなとき「普通を疑え」といったあの子が現れます。

どうしてこんなところに!?

そして、『ヘンゼルとグレーテル』の絵コンテが完成すると、本格的に始動開始。

決起会を開いて歌って踊って、青春を満喫します。

しかし、この絵コンテを見た上層部は、あまり良い顔をしていません。それはなぜか……。

では、『なつぞら』第15週90話のレビューをどうぞ!

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『なつぞら』第15週90話あらすじ

仕事のことで落ち込み、風車で飲んだくれていた雪次郎(山田裕貴)の元に、突然夕見子(福地桃子)が現れた。

北海道で大学に通っているはずだ、と驚くなつ(広瀬すず)や雪次郎達。

上京の理由を訪ねるが、夕見子は質問をはぐらかしたまま、行き先も告げずに去ってしまう。

一方東洋動画では、なつの携わる短編映画の絵コンテがようやく完成するが、下山(川島明)は、仲(井浦新)や井戸原(小手伸也)に思わぬ指摘をされて…。
出典:NHK

【ネタバレ】『なつぞら』第15週90話の感想

飲まずにやってられるか!なっ、雪次郎(山田裕貴)

声優として、役者として初めて役を貰った雪次郎(山田裕貴)。

頑張って役を演じ切ろうと思うのですが、訛りが抜けず、7回もNGを出したのち、遊声(山寺宏一)に口を塞がれ役を取られてしまいました。

さんざんNGを出したことで、雪次郎の役なくなった状態で撮影は終了。

雪次郎は落ち込み、飲んだくれるのでした。

祖母のとよ(高畑淳子)も、父の雪之助(安田顕)も酒に弱く、飲むと大変だったのですから息子もまあそうなりますよね。

咲太郎(岡田将生)やレミ子(藤本沙紀)がどれだけ慰めても、聞く耳なんて持ちません。

もちろん、なつ(広瀬すず)もお手上げです。

夕見子(福地桃子)、なぜ東京に?

風車がヤケ酒する雪次郎を収めることで大騒ぎになっていると、1人の女性が風車にやってきました。

「雪次郎が見えたから追ってきたら、やっぱりここだった!良かった!東京に着いた!」

両手を上げて喜ぶのは、夕見子(福地桃子)です。

突然の訪問になつは驚きます。

1人で来たのかと聞けば、友達とだというのです。

それはまさか十勝まで夕見子を乗せてくれた男なんじゃ!?

その通りみたいなんですが、夕見子は詳しい事情を話そうとはしません。

もちろん、十勝の家族にも東京に来ていることは言っていません!

夕見子は、愚痴を言う雪次郎に対して、

「そんなに文句を言うなら北海道に帰れ、雪月に帰れ」

と辛辣な言葉をぶつけます。

しかしそれよりも雪次郎は、男と一緒ってどういうことだとへべれけ状態で問い詰めます。

まあ、相手にされませんが。

そこの問答は正直どうでもいいんです!

なんで親に内緒で東京にいるんだという問題です!

今しかできないことをするんだという夕見子。

そこで亜矢美(山口智子)が察したのは、

「運動に参加するの?」

どうやらこれがヒットみたいです。

戦争が終わり、日本は高度成長期に突入し、学生運動が盛んだった時代です。

普通を疑えと言ったり、古い考えから脱却したいという夕見子なら、これに参加したいと思うのもおかしな話ではありません。

とにかく自分が東京にいることは実家に言うな!

なつにクギを刺し、夕見子はどこかに消えていってしまいました。

もう、なんか嫌な予感しかしませんけど!

才能ある者には挑戦をさせよう

一久(中川大志)と神地(染谷将太)が協力して絵コンテを描きあげたことで、ようやくなつと麻子(貫地谷しほり)の仕事が始まります。

ふたりが原画を描き、茜(渡辺麻友)たちが動画を描くというスタイルで、作業を進めていかなくてはなりません。

そんな時です。

絵コンテを描いた神地も作画をやりたいと立候補。

新人ができるものではありません。

しかし、絵コンテも描いた神地ならできるのではないかと思うでしょう。

一久は麻子にお伺いを立てます。

さすがに嫌がるよなあと思いましたが、ここは麻子もプロです。

「やってみなさいよ」

と、OKサインを出したのです。

麻子が良いと言えば、なつも止めることはしません。

こうしてこの『ヘンゼルとグレーテル』は、麻子、神地、そしてなつの三人が原画を描き、他の面々で動画を作り、それを一久がチェックしていく形となりました。

まったく、ここは才能の塊が多すぎますわ。

しかも、最後の木の怪物のデザインをなつが描きあげた時、「よくこんなの思いつくわね」と言われます。

どう見てもその姿は阿川弥市郎(中原丈雄)です。

「あなたの周りにはいろんな人がいるわね」

ええ、ホントに。

なつが描いた常盤御前は富士子(松嶋菜々子)でしたしね。

これからもなつがキャラクターを作り出すようになれば、また誰かに似たキャラクターが出てくるんでしょうね。

それはそれでまた楽しみです!

目くじらを立てる井戸原(小手伸也)と仲(井浦新)

なつたちは決起会と言って風車で打ち上げをします。

しかしそこには、また夕見子がいたり、雪次郎が陽気に飲んでいたり、煙カスミ(戸田恵子)が訪れていました。

なつたちを含め、そこにいる全員が明るい未来に向かって突き進んでいこうとやる気に満ちています。

陽気に歌って踊り、青春時代を噛みしめるのです。

なつたちがこうして盛り上がっている時です。

短編映画製作をなつや一久たちを監督する立場の下山(川島明/麒麟)は、井戸原(小手伸也)や仲(井浦新)に絵コンテを提出。

あんなに面白いと中では評判であった『ヘンゼルとグレーテル』に目くじらを立てられてしまったのです。

気になる点は大きく2つです。

原作となる『ヘンゼルとグレーテル』のお話とかけ離れすぎていること、そしてこの作品には社会風刺が含まれているのではないかということです。

特に気になるのは後者。

一久の考え方は社会風刺の感覚がある気がします。

悪魔が飼うオオカミたちを戦争の兵器に見立てたり、逃げ出すことで自由を求めたりと、作品の一つ一つが揶揄するように捉えていますから。

そんなことはないです、と下山は擁護します。

が、なつも最近は一久の影響を受けていると聞くと、仲もちょっと「え?」という顔をするのです。

純粋に漫画映画を作る楽しみ、アニメーターとしての技術を向上していってほしい仲にとっても、あまり良しとしない状況なのかもしれません。

これ、あまりにも風刺的だと判断されると、東洋動画の社長、大杉満(角野卓造)からの評価をまた下げることになるのでは…。

下手すれば製作も中止にされるのでは?

そんな嫌な予感もできます。

『なつぞら』第15週90話まとめ

一つのことが決まり、行動を起こし、明るい未来に突き進んでいるぞ!と思われる反面、あまりこれを良しとしない感情も見え隠れした回でした。

子供たちのために面白い作品を作りたいだけなのですが、世の中はそうは行かないのかもしれません。

なによりも夕見子です。

誰と一緒にいるの?何しに来たの?

多くを語らないということは、100%反対されるようなことをしているってことですよね?

次週の予告では泰樹(草刈正雄)が東京に来ているような瞬間が見えました。

夕見子の想いが次週には明らかになると思うのですが…。

「愛ってなによ」って夕見子のセリフがありました。

「愛ってなによ」ってなによ!?

次週はついに恋バナ突入なのでしょう。

なつと一久、ここがとっても怪しいところ。

どんな展開が待っているのか楽しみです。

とりあえず、なつの恋沙汰なら、泰樹も咲太郎も黙っていないぞ!というところがみたいです!

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