『なつぞら』第15週86話あらすじ・ネタバレ感想!なつ、北海道で得たヒントを短編映画の企画として提案

ドラマ『なつぞら』第15週(第86話)あらすじ・ネタバレ感想!

出典:Real Sound

東京へと帰ってきたなつ(広瀬すず)。

千遥(清原果耶)のことを報告すると、なつは夕見子(福地桃子)に投げかけられた疑問の答えを、亜矢美(山口智子)の口から聞きます。

そして、短編映画です!

なつがいない間、やっぱりというかなんというか…。

さらには桃代(伊原六花)がなつに一久(中川大志)とのことを焚き付けてきて、これはプロ精神なの?それとも恋心なの?と訳のわからないスパイラルに放り込まれた気分になりました。

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『なつぞら』第15週86話あらすじ

なつ(広瀬すず)が帰省中の柴田家に、北海道大学に通う夕見子(福地桃子)が帰ってきた。

さらにはっきりとした物言いになっている夕見子に、富士子(松嶋菜々子)を始め、泰樹(草刈正雄)までもが振り回され、柴田家に賑やかな日常が戻ってくる。

夜、なつと夕見子が久しぶりに枕を並べていると、夕見子はなつの童話集を見て、思いも寄らない感想を口にする。

なつはそれを聞いて、あることを思いつき…。
出典:NHK

【ネタバレ】『なつぞら』第15週86話の感想

なつ(広瀬すず)と咲太郎(岡田将生)、笑顔で「ただいま」

風車の亜矢美(山口智子)には、先に電話で千遥(清原果耶)に会うことはできなかったことは報告済み。

ならば、笑顔で顔を合わせようと、なつ(広瀬すず)と咲太郎(岡田将生)は決めました。

一週間ぶりに食卓を囲む3人。

千遥のことを聞いた亜矢美は、相手の話も一切知らせないところを見ると、心の底から兄姉のことを心配し、苦しくも前に進もうとしたと感じ取りました。

でも、それで千遥は幸せなのだろうかという疑問を、なつは亜矢美に問いかけます。

これは北海道最後の夜に、突如帰ってきた夕見子(福地桃子)が言ったことです。

その答えがずっと出ないまま帰ってきたなつですが、亜矢美は「なれるさ」と言い切りました。

自分が決めた道なら、どんなことがあっても突き進んでいけるし、その先の幸せもつかめる!

大変な想いをして、ムーランルージュの舞台に立った経験があるからこそ導き出された答えには、力強さがあります。

そして、今の千遥には、辛くてどうしようもなくなったとき、「北海道」という逃げ道もできました。

だから大丈夫なのです!

そう言われて、なつも見ているこっちもホッとできました。

短編映画の会議には、なつ(広瀬すず)が必要でした。

一週間ぶりの出社。

そこで行われた短編映画の会議ですが、なんだか緊張感が漂います。

休みを取っていた間も、短編映画について考えてきたのよね?と、相変わらず厳しい口調の麻子(貫地谷しほり)ですが、なんだかその苛立ちオーラは、なつに向けてではないみたいです。

と言うのも、なつがいない間、麻子と一久(中川大志)で意見をすり合わせようとしたみたいなのですが、根本的な考え方の違いでなにも生まれなかった様子。

題材が決まったのちに、脚本家をきちんと立てて作品を作っていきたい麻子と、おおよそのテーマが決まれば脚本家を立てる必要がないという一久。

作画視点と演出視点の違いかとも思ったのですが、おそらく一久の考えが異質なのでしょう。

なつがいなくては、2人は意見をすり合わせるどころか衝突するだけ。

仕方がないです。

どちらも情熱があるものの方向性が違うし、曲げないし。

そんなふたりに、なつは『ヘンゼルとグレーテル』を提案。

これで問題ないとふたりは納得します。

問題はどう面白くするか。

脚本次第?

いえ、テーマがしっかりと決まっていれば自然と!

やっぱり脚本を立てない気なの?

これは…まだまだこの先も衝突しそうですね。

なつや三人の見届け人である下山(川島明/麒麟)は何度も頭を抱えることになりそうです。

桃代(伊原六花)が焚き付ける

久々の桃代(伊原六花)との食事会で、なつは短編映画を作る前途多難さをつらつら語ります。

すると桃代は、まだ一久となつの間を怪しみます。

なつからの恋心は今のところゼロみたいですが、桃代がこうやって刷り込むように焚き付けることで、いつ気になる人に変化するかわかったものではありません。

「坂場さんってお父さん大学教授らしいですよ。結婚したら肩こりそう」

「そうなんだ…違うから!」

天陽(吉沢亮)のときもこうやって全否定していましたよね。

でも結婚して幸せな生活しているのを目の当たりにしたら、幸せになってくれて良かったと思う反面、かなりのショックを受けていましたよね。

そのことから考えると、なつはもう少し自分の想いと向き合ってもいいのではないかと思えてきました。

なっちゃーん!彼氏が店に来たよー(笑)

その日の夜のことです。

一久は『ヘンゼルとグレーテル』のラストをそのまま作ることをどうしても拒んでしまうことから、なつの意見を聞こうと思い風車へとやってきました。

店の戸を開け、なつを呼ぼうとすると、

「はい、じゃあみんなで呼びましょうか。せーのっ!」

と亜矢美の声に合わせて、店の客全員でなつを呼びます。

「彼氏きたよー」

「良い男じゃないかー」

と酔っ払ったおじさんたちの声を聞いて出てきたなつは驚きます。

ここにも焚き付け屋が潜んでいましたかね。

店で話すのもなんですし、それに漫画映画の話なら、すぐに絵を描けたりしたほうがいいと思ったなつは、急いで部屋を片づけて一久を通しました。

ああ、自分の部屋に通されるとか…恋愛ドラマなら進展する展開ですけど!

『ヘンゼルとグレーテル』のラストは魔女を殺すで良いのかと一久が持ち掛けると、なつもそこには納得していませんでした。

そんな怖い結末は子供には見せたくない。それがなつの答えです。

だからそこから逃げるという選択肢はどうかとなつが提案すると、一久は考え始め、鉛筆を走らされたのです。

これは子供たちの小さな冒険の物語で、逃げることで二人は自由を求め、魔女はそれを奪おうと追いかけてきて…!というふうに頭を巡らせ、なつは完全に置いていかれた状態。

なのに最後は、

「これは、君が描くべき物語だ。必ずこの企画を通します」

と言って帰っていったのです。

そうか、高畑勲監督はこういう感じなんですね。

と、勝手に思ってしまいました。

漫画映画を作ることに情熱的で、没頭しているその姿。

私がなつのポジションなら堕ちていたかもしれません。

『なつぞら』第15週86話まとめ

千遥の決断も、一久の行動も、自分の道をただただ突き通し、納得のいく未来へと進もうとした結果なのだろうなあと感じます。

そんな人たちの熱量は、人を惹きつけるものがあるのです。

なつもこの熱に影響され、アニメーターとしてさらに活躍していくことを期待したいです。

そして、短編映画を作っていくにあたり、まだまだ衝突は起きるでしょう。

どんなトラブルがやってくるのか、それも楽しみに見守りたいと思います。

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