短編映画で作画に挑戦するなつ(広瀬すず)の元にやってきた一本の電話。
それは、妹の千遥(清原果耶)が柴田牧場に来ているという、富士子(松嶋菜々子)からの連絡でした。
『なつぞら』第14週80話は、千遥に会いたいがため、急いで行動を起こすなつ。
そして千遥は、なぜか足早に柴田家から去ろうとします。
ふたりは会うことができるのでしょうか?
目次
『なつぞら』第14週80話あらすじ
富士子(松嶋菜々子)からの電話で、なつ(広瀬すず)の妹、千遥が十勝の柴田家に来ていると言われたなつ。
千遥が富士子に伝えた言葉になつは激しく動揺する。
千遥に会いたいなつは、すぐにでも十勝に帰ろうと、会社に許可をもらい早退。
知らせを聞いた咲太郎(岡田将生)も、すぐに風車へ。
妹の消息がわかったことに安堵する。
そのころ十勝では、千遥が柴田家の面々に対し、なつたちが来る前に帰ると告げていた…。
出典:NHK
【ネタバレ】『なつぞら』第14週80話の感想
富士子(松嶋菜々子)から見た千遥(清原果耶)
電話で千遥(清原果耶)が柴田家へとやってきたことを聞かされたなつ(広瀬すず)は驚きを隠すことができません。
しかし、千遥が自分に会いたくないと言っていることや、柴田家をすぐにでも離れようとしていることを聞かされると、焦らずにいられないのも現状。
「なつ、早く十勝に帰っておいで」
そう言われたなつは、会社に休みをもらいたいと言います。
妹が見つかったことを話すと、下山(川島明/麒麟)は大喜びです。
目を見開いて「すぐに帰った方がいい!」と言います。
以前「知り合いの話」として話していましたから、下山は自分のことのように驚いてくれました。
そして、一緒に短編映画を作るはずだった麻子(貫地谷しほり)もOKを出します。
原作について考えるのなら、どこに行ったってできるでしょ?
理解のある女性ですね。
事情はよく分からずとも、引き留めることなんてしません。
すぐに会うことができないからこそ、なつは電話越しに富士子に聞きました。
「お母さんから見た千遥は、どんな感じ?」
なつの質問に対する富士子の答えは、
「素敵なお嬢さんよ」
確かに素敵です。
十勝にいた頃のなつと同じく、おさげ髪にしていることに運命を感じずにはいられませんでした。
電話越しの再会
富士子から知らせを受けたなつは、風車を通して咲太郎(岡田将生)にも連絡をしました。
それから急いで川村屋へと戻ってきたなつ。
間もなくして、咲太郎も息を切らせて到着。
しかし、自分に会いたくないと言われたことに、なつはちょっとショックを受けている様子。
いつまでいるかわからない状態のなつと千遥。
すれ違いになれば、また会うことができなくなってしまいます。
なつは千遥に会いたい気持ちでいっぱいな反面、少し怖さもあります。
亜矢美(山口智子)に言われて電話をかけてみたらいいと言われ、なつは十勝の家に電話をしました。
そこで電話に出たのは泰樹(草刈正雄)でした。
「千遥、そこにいるの?」
「いる。代わる」
そう言って泰樹は、有無も言わさず千遥に電話の受話器を渡すのでした。
千遥は恐る恐る受話器を取り、それを耳にあてました。
「千遥、お姉ちゃんだよ」
電話越しでの再会。
なつや咲太郎の声を聞いた千遥は、勝手に電話を切ってしまいました。
えっ、えー!そこまで拒否する!?と、こっちも驚きました。
微かな記憶が蘇る
なつや咲太郎の声を聞いた千遥は、驚きのあまり電話を切ってしまいました。
それは、本当に2人に会うことが嫌だったわけではありません。
千遥がなつたちと過ごしたのは5歳まで。
なので、記憶が定かではありません。
いざ、なつに会っても思い出すことができるのかどうかがわからなかったのです。
しかし、いざなつの声を聞いたとき、それが姉だということがすぐにわかり、これにビックリしたのでした。
さっきまではすぐに出ていこうとしていた千遥ですが、なつや咲太郎の声を聞いたことで、会いたいという気持ちが沸き上がってきたのでしょう。
柴田家の人たちにお願いし、こちらから風車へと電話をしました。
なつや咲太郎は涙ながらに言います。
「そっちに行くから、待ってて」
これに千遥は「はい」と答え、柴田家に留まることを約束してくれました。
涙なしにはいられない展開。
ここからまた北海道の大地に場所が移ると考えると、また懐かしい思い出に浸れそうです。
明日も楽しみです。
『なつぞら』第14週80話まとめ
照男・砂良夫婦のオフショット。照男と妊婦になった砂良さんを柴田家の庭で発見。待ち時間に楽しそうに話していた2人。カメラを向けると、いろんなポーズをしてくれました。#朝ドラ #なつぞら #北乃きい #清原翔 pic.twitter.com/bvFPQO62r7
— 【公式】連続テレビ小説「なつぞら」 (@asadora_nhk) 2019年7月1日
顔を覚えていなくても、声を聞いただけで姉だとわかった千遥。
なんて言えばいいのかわからなかったと涙ながらに話してくれます。
そうなのかと理解し、みんなが感動をしている時に、泰樹が一言。
「相手の顔が見えん電話はワシも好かん」
…泰樹さん!
好き嫌いの話はしていないですよ。
でも確かに、顔の見えない相手と話すのは大変ですわ。
表情でわかることはたくさんありますからね。
ですが、こうやって遠くにいても相手を身近に感じられること、これこそが電話の良いところなんですよね。
今でこそ電話の存在は当たり前ですし、家じゃなくても通話することができますから。
自由が少ないからこそ、大事なものが見えてくるのかもしれません。
また、千遥があまり自分のことを話したがらない、なつには会いたくないと言ったときも、泰樹は無理に聞き出そうとはしません。
ここが泰樹の良いところですよね!
話したくなったときに話せばいい。それでいいんですよ。
そんな素敵なおじいちゃんのいる十勝に、なつが戻ってきます。
さあ、感動の再会はどうなるのか。
そして忘れてはいけません。
結婚をした天陽(吉沢亮)に、なつはどう思い、どんな言葉をかけるのか。
とっても気になります!
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