なつ(広瀬すず)と一久(中川大志)が恋に落ちそうな予感を漂わせたまま放送された『なつぞら』第13週76話。
ついに製作課から言われた直しの部分を完成させたなつ。
作画課では面白いと評価されるも、監督の露木(木下ほうか)が怒鳴り込んできます。
そして一方で、まだまだ修復しない小畑親子の問題。
なつは、雪次郎(山田裕貴)の本音と、雪之助(安田顕)の雪月への想いを聞くことになります。
目次
『なつぞら』第13週76話あらすじ
ふとしたことがきっかけで、どうしてもうまく描けなかった動画を完成させたなつ(広瀬すず)。
早速会社で下山(川島明)や麻子(貫地谷しほり)に完成した動画を見せると、ふたりとも悪くない反応。
ところが午後になり、その動画用紙を見た露木(木下ほうか)が、なつたちのいる作画課に乗り込んできた。
なつが描いた新しい手法を許せない露木に対し、仲(井浦新)や井戸原(小手伸也)はそこに東洋動画の将来があると言い…。
出典:NHK
【ネタバレ】『なつぞら』第13週76話の感想
そうだ!なつ(広瀬すず)は鈍感であった!
階段から落ちそうになったところを一久(中川大志)に受け止められたなつ(広瀬すず)。
「勘違いしないでくださいね!」
と、先に一久が言ったものの、なつはすでに全く別のことを考えていました。
落ちそうになった瞬間、腕をぐるぐると回したこの感覚。
これを動画に使うことができないか?と考えていたのです。
思いついたなつは、急いで作画課へ戻り鉛筆を手に取りました。
そこでできあがってきた動画が驚きです。
馬の前足が、なんと4本あるのです。
溜めた状態でありながらも、残像を描いてしっかりと動きを見せる。
この発想に下山(川島明/麒麟)は笑い、麻子(貫地谷しほり)は驚かされました。
まだ半人前だと思われるなつですが、その発想力は予想の斜め上を行きます。
そんななつだからこそ、仲(井浦新)や井戸原(小手伸也)に見込まれ、3度もアニメーターの試験を受けられたと言っても良いでしょう。
のちに桃代(伊原六花)から、
「気づいたときには恋に落ちていたりして!」
と言われますが、
「何言ってんのさ?」
と照れる様子もなく、完全脈ナシの表情でした。
漫画映画を作ることに夢中になっているなつに、どうやら恋愛センサーは発動しません。
よく考えれば、北海道編でも鈍感極まりなかったですもんね。
昨日ネット上では「天陽くん(吉沢亮)がいい!」という声も上がりましたが、その天陽くんも散々苦戦していましたし。
最後に「好きだ」と告白もしましたが、それも一人の女性としてとわかっているのかどうか、定かではありません。
というか、気づいていない可能性の方が大きいです。
逆に恋に落とされる男は数多く。
今後も、なつの心を射止められる人はいるのでしょうか?
やってみなくてはわからない!
前足が4本ある馬の動画を見た露木(木下ほうか)は、動画を持って作画課へとやってきました。
その勢いは、いわば殴り込みです。
「なんで4本も描いたんだ!」
まあ、そりゃ思いますよね。
「残像です。」
と答えるも、納得することができない露木。
なつは潔く「私が描きました」と言います。
しかし、露木が言及したいのは、“誰が描いたか?”よりも“誰が許したか?”でした。
なつ一人の意思でこれを通すことなんてできないので、そうなりますよね。
彼女の動画を許可したものを聞かれ、下山、麻子、仲、井戸原が次々と名乗りを上げます。
いわば、作画課全員の答えだと言う感じです。
「こんなものが上手くいくのか?」
と露木は疑問を抱きますが、
「やってみなくてはわかりません。東洋動画にはディズニーのような時間も予算もない。だからこそ、色々と試してみなくては」
と、仲が反論します。
これで露木は黙り、この動画を使うことになりそうです。
階段から落ちそうになった時の一瞬のひらめき。
露木に同行していた一久は、なつの顔を見てその馬のポーズをにこやかにやって見せ、露木の後ろを付いて行きました。
これは、もう一久の方がなつに落ちているのでは…?
不器用な一久の表情は、リアリティーが必要かどうかの言い争いをしに作画課へとやってきた前とは違うのです。
「咲太郎(岡田将生)が女性を片っ端から勘違いさせて歩く」となつは呆れてましたが、なつ…あなたも大概です。
あぁ、兄妹だなあと感じさせられました。
雪次郎(山田裕貴)の夢
川村屋を出てアパートを借りた雪次郎(山田裕貴)の部屋には、母・妙(仙道敦子)がいました。
演劇をやりたいという夢を追うのであればと、チェーホフや演劇論の本を買い与えたみたいです。
しかし、雪次郎の中には、自分の居場所を川村屋で残そうとしている父・雪之助(安田顕)の姿を見て、演劇をやりたいという夢を諦めないといけないのかな、とまた心が揺らぎます。
ですが、ここで揺らげばまたみんなに迷惑です。
散々演劇を反対していたなつですが、一体どっちに行ってほしいの?って思いますよね。
なつが言いたいのは、しっかり自分の意思を貫けと言うことなんです。
父のあの姿を見ても演劇の世界に飛び込みがんばる。
そう決めたなら迷うなと言っているのです。
そして、ちょっとの状況の変化で決心が揺らぐからこそ、みんなが雪次郎を心配するのです。
「この体が二つあったらよかったのに」
と、ぼやく雪次郎。
「兄弟を作ってやれなくてごめんね」
という妙。
いやいや、兄弟がいたらまた別の夢が出てきますから。そうは行きませんよ。
しかし、雪次郎のこの気持ちよくわかります!
ここ数年やりたいことが多すぎて、分身の術を使えないか本気で悩み始めています。
やり方を知っている方がいらっしゃいましたら教えてください。
雪之助(安田顕)の生き方
雪次郎が飛び出した後も、雪之助は川村屋で雪次郎の代わりに無給で働き続けます。
一家の大黒柱であり、プロの菓子職人ですが、やっていることは完全に下働き。
本来雪次郎がやるべき仕事を、何も言わず必死になってやるのです。
それはすべて、雪次郎の帰る場所を作るため。
雪之助は言います。
「雪月は自分の夢であり、自分の生き方、そしてとよ(高畑淳子)の人生なのだ」と。
開拓民の1人としてやってきたとよが作った雪月を自分が守り、雪次郎に渡す。
それが雪之助の夢なのです。
だからこそ、東京で揉まれて一人前になってほしいと思い、雪之助は雪次郎を川村屋に預けたのです。
「間違っているだろうか?」
雪之助はなつに聞きます。
そんなことはないです。そしてそれを雪次郎もよくわかっています。
だから辛いのです。
雪之助の夢は、雪次郎の夢でもあります。
しかし、後悔しない生き方をしたい。
雪次郎の葛藤は、まだ続きそうです。
『なつぞら』第13週76話まとめ
なつが階段から落ちかけたことでヒントを得た、犬かきのような馬の足の動き。坂場も、最後はまさかの犬かきポーズ。#朝ドラ #なつぞら #広瀬すず #中川大志 pic.twitter.com/3GYrA0mR2E
— 【公式】連続テレビ小説「なつぞら」 (@asadora_nhk) 2019年6月26日
とりあえず、なつがアニメーターとして一歩前進してくれたのはよかったです。
おかげで動画製作も滞っているみたいなので、また次に取り掛かってもらえます。
そして、雪之助と雪次郎の想いは一緒。
菓子職人にもなりたいが演劇もやりたい。
どっちに進めば後悔しないか…と、悩みますよね。
しかし、今の雪次郎なら、どっちに行っても後悔が残ってしまうでしょう。
だからこそ、周りの意見に揺れ動くことなく、しっかりと覚悟を決めないといけません。
そして、昭和も平成も令和も、跡継ぎ問題があることは変わらないんですよね。
そんなことを思いつつ、明日にはどんな展開が待っているのか、じっくり待とうと思います。
▼次回第77話も続けて読む▼