アニメーションの現場を通して、子供の力を信じることの大切さに気づいたなつ(広瀬すず)。
『なつぞら』第12週70話では、アニメーターとしてさらなる夢を見つけます。
そして、下山(川島明/麒麟)班に配属されることとなったなつや麻子(貫地谷しほり)。
友好を深めるための食事会で、この先も面白いことになることを予感させられます。
さらに、新たなイケメン、坂場一久(中川大志)が登場。
気にならないわけありません!
目次
『なつぞら』第12週70話あらすじ
前作「白蛇姫」のポスターを見ていたなつ(広瀬すず)は、自分がアニメーターとして頑張れば、ポスターに名前を載せることができることを知る。
そして、生き別れの千遥がそれを見てくれれば連絡があるかもしれないと、咲太郎(岡田将生)と信哉(工藤阿須加)、亜矢美(山口智子)に伝える。
日が変わり、下山(川島明)のもと「わんぱく牛若丸」のアニメーターチームが集まり、新たな作品つくりに向けて意見交換が行われる…。
出典:NHK
【ネタバレ】『なつぞら』第12週70話の感想
なつ(広瀬すず)、夢への道を再開
仕事場から帰ってきたなつ(広瀬すず)は、風車を訪れていた信哉(工藤阿須賀)に、千遥が生きていることを信じると告げました。
苦しくて逃げ出したいと思っても逃げ出せないのが普通。
しかも、6歳の子供が文字も読めず、それを握りしめて飛び出したというのはすごい勇気だと思ったなつは、柴田家に手紙を書き、もしも千遥が来るようなことがあればよろしくと一筆書きます。
そしてなつは考えたのです。
漫画映画を作り、ポスターに名前が載るようになれば、千遥が目にしたとき、なつが東洋動画にいることに気づいてくれるかもしれないと!
こう思ったなつは、より一層アニメーションの勉強に力を入れるのでした。
しかし、ここで大きな課題が!
ディズニーの絵の手法が書かれた本を茂木(リリー・フランキー)からもらったなつ。
ですが、すべて英語で書かれているので読めません。
一緒にもらった英和辞書を引きながら読むも、ペースは上がりません。
「英語の勉強しておけばよかったなぁ」
なつ、その呟き、よくわかります!
牛のことを勉強していたら、英語なんていらなかったですものね。
今だけ夕美子(福地桃子)が欲しいです。
夕美子はきっとできると思っています。
なつ(広瀬すず)、下山(川島明/麒麟)班に配属される
「わんぱく牛若丸」の制作が始まると、なつは下山(川島明/麒麟)がトップを務める班に配属されました。
全体的な判断は仲(井浦新)や井戸原(小手伸也)ですが、基本的には下山の指示の元で動画を描いていくことになります。
問題はメンバーです。
下山、なつ、茜(渡辺麻友)、堀内幸正(田村健太郎)、そして麻子(貫地谷しほり)です。
堀内といえば、『白蛇伝』で麻子に動画をやり直しさせられ、最終的になつの動画を清書した青年。
美大出身のプライドが傷つき、アニメーターを辞めるのではとも思われましたが、継続していました。
それで辞めたと思われるのが嫌だと、意地を見せたらしいです。
そして麻子です。相性の悪い人ばかりだわ…と言い出します。
茜が謝ると「茜ちゃんはいいの」と言う麻子。
これは完全になつと堀内のことかとわかります。
なつが「頑張りましょう!」と言うと、「なんで下っ端のあんたが鼓舞するのよ」と言い、「私にはこの仕事しかできないんで」と言えば、「できる?」といった感じで、あなたの仕事ぶりを私はまだ認めていませんけど?という顔をします。
そうですねーそうですねーと言わんばかりになつは言い直しますが、なつへの当たりが少々きついです。
ちょっとバラバラな感じのする班ですが、
「まあまあ仲良くして。今日は僕がごちそうするから」
と、下山が言うと、一斉に頭を下げて言います。
「ごちそうさまです」
うわー、このチーム根本的にはチーム力のあるパターンですね。
「あ、そこは気が合うんだ」
下川、軽率なことを言ったというような顔でした。
ただ者ではない新キャラ・坂場一久(中川大志)現る
動画を作るにあたり、実際の人物が動き、それを絵で描く「ライブアクション」。
ディズニー映画でも取り入れられている方法のひとつで、アニメーターが紙とペンを構えて座り、その動きを必死に追いかけて描きます。
もちろん、一回見ただけでは資料になりませんので、カメラの撮影も入ります。
そこで現れた一人の青年。
カチンコが上手く叩けず、カメラマンに怒られてしまいました。
この不器用な青年・坂場一久(中川大志)が気になるなつ。
ナレーションのお父さん(内村光良)も気になる様子。
怒られてもめげず、「もう一回やらせてください」と言う一久。
このひたむきな感じと爽やかなイケメン。
お茶の間の女性も惹かれないわけないのですが…いったい彼がこれからなつとどう関わっていくのか楽しみです。
『なつぞら』第12週70話まとめ
本日の放送から登場した坂場一久役・中川大志さん。上手に鳴らせなかったカチンコと一緒にパチリ♪#朝ドラ #なつぞら #中川大志 pic.twitter.com/S6UpMPiDQu
— 【公式】連続テレビ小説「なつぞら」 (@asadora_nhk) 2019年6月19日
下山班の食事会の中で、アニメーターになりたいと思ったきっかけを話し始めます。
そこで出た新事実。
どうやら麻子も、ディズニー映画の影響を受けて、アニメーターを志したみたいなのです。
ディズーニーがきっかけなのはなつも一緒。
ちょっとここで親近感が湧いたようにも感じるなつですが、麻子の当たりは厳しいです。
そりゃそうかもしれません。
アニメーターになりたくて、麻子は美大にも通ったんですから。
そんな麻子でしたが、茜からボソッと一言。
「白雪姫の影響でも、あんな怖い母親描けるんですね」
茜ー!言ってはいけない!怒られるぞ!と心の中で叫びました。
白雪姫とベラでは大違いですからね。
さて、なつは『わんぱく牛若丸』を描く中で、麻子を認めさせることはできるのでしょうか?
そして監督見習いの一久とはどうなっていくのか、次回に期待です。
ただ覚えておきたいこと。
ふたりが出会ったライブアクションの現場には、蘭子(鈴木杏樹)の付き人として、兄・咲太郎(岡田将生)もいるんですよ…。
何かが起こったらそれは大変なことに!楽しみです!
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