『七日の王妃』キャスト・あらすじ・ネタバレ感想!涙なしでは見られない美しいロマンス時代劇

出典:韓ドラデラックス

二人の王に愛されて、王妃の座に就くも、わずか7日で廃妃された女性がいました。

韓国ドラマ『七日の王妃』は、美しくも悲しい運命を描いたロマンス時代劇です。

実在した王妃がモデルとなり、朝鮮時代にしては珍しく政略結婚ではない、お互いを心から愛した二人が、悲運によって引き裂かれる恋愛模様がとても切なく、最初から最後まで泣き通しでした。

さっそく『七日の王妃』のあらすじ・キャスト・感想レビューを書いていきたいと思います。

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『七日の王妃』主要キャスト

パク・ミニョン / 役:シン・チェギョン=端敬(タンギョン)王后

  • 燕山君の忠臣シン・スグンの娘。
  • 少し変わり者だが純粋で温かい心の持ち主。
  • 幼い頃から両親と離れ田舎暮らしをしていたが、不満を募らせ1人で上京。
  • 街で出会ったヨクと恋をするが、燕山君からも目をかけられる。

ヨン・ウジン / 役:イ・ヨク=晋城大君(チンソンテグン)

  • 燕山君の義母弟で後の朝鮮第11代国王・中宗。
  • 心優しく正義感の強い性格
  • 燕山君を兄として心から慕っていたが、ある事件をきっかけに対立する。
  • 初恋相手であるチェギョンと再会し運命が動く。

イ・ドンゴン / 役:イ・ユン=燕山君(ヨンサングン)

  • 朝鮮第10代国王。
  • 愛情に飢え、狂気と化した暴君。
  • 父親の「弟に王座を譲れ」という遺言により、次第に正気を失い弟ヨクへ刃を向け始める。
  • そんな中、自分を恐れず側にいてくれるチェギョンが癒しの存在になっていく。

チャンソン(2PM) / 役:ソノ

  • ヨクの親友で良き理解者。
  • 温厚な風貌に似合わず、義理堅い人情派。
  • 幼い頃にヨクとチェギョンに命を助けられ、2人に忠誠を誓っている。
  • ヨクが王の座に付き、民が平和に暮らせる世を夢見ている。

【ネタバレ】『七日の王妃』あらすじ・感想


女優パク・ミニョンの素晴らしさが光る

「7日で廃妃される王妃」シン・チェギョン役のパク・ミニョン。

彼女の女優としての素晴らしさを、特にこの作品で垣間見ることができました。

なにが素晴らしいかというと、相手役のヨン・ウジン、イ・ドンゴンの魅力を最大限に引き出す力がすごいんです。

そのお陰か、相手役のヨン・ウジン、イ・ドンゴンがいつも以上に見事にかっこよく見えてくるのです。

実際に、とても感性が豊かな女性なんでしょうね。

演技をしていてもそんな様子がうかがえ、まだ若い女優さんなのに演技の上手さに驚きました。

大人の男の色気イ・ドンゴンと一途でかっこいいヨン・ウジン

「朝鮮史上もっとも最悪な王」と言われた、第10代国王ヨンサングン役、イ・ドンゴンのなんとも言えないセクシーさが尋常ではありませんでした。

これが大人の男の色気ってやつですね…。

『七日の王妃』が時代劇初挑戦というイ・ドンゴン。逆になぜ今までやらなかったのか?と逆に聞きたいくらいのハマり役でした。

激しくも切ない恋心との狭間で葛藤しながら、本当の愛に気づくのが遅すぎたのと、常に嫉妬と恐れを抱く自分との戦いに、見ている方はハラハラします。

暴君とわかっているのに、なぜかついつい同情してしまう、そんな役柄を見事にこなしていました。

そして、後に第11代国王中宗になるイ・ヨク役のヨン・ウジンが本当に素敵です!

とにかくひたむきにシン・チェギョン(パク・ミニョン)を愛して、その想いだけで生きて帰ろうとする良い意味での執念深さに、何度も胸を打たれます。

男性としての心の強さが本当にかっこいいんです。

同時に優しさも兼ね備えていて、常に自分より周りの友人を気遣う、そんな人だったからこそ大君としてではなく、ひとりの男イ・ヨクとして慕われている様子がとても共感できました。

実在した人物がモデルとなっていますが、実際のところ本当にそういう人だったのか?と気になるところでもあります。

ドラマの中のイ・ヨクは優しく強い男と描かれていますが、史実によると臣下に担ぎ上げられた王だったようです。

権力もなく優柔不断で、ヨンサングンを恐れ自害までしようとした王だったと記録に残っています。

それを止めたのが、シン・チェギョンと言われています。

つまり、シン・チェギョンのお陰で王になれたイ・ヨクですが王妃のことは本当に愛していたようです。

シン・チェギョンが臣下たちによって廃妃されそうになったとき、怖がりのイ・ヨクでもさすがに止めようとしました。

ただ、なにせ権力がなく、イ・ヨクの想いも空しくシン・チェギョンは廃妃されてしまいます。

シン氏が廃妃された後、二人の愛情の深さは「チマ岩」の話で伝わっているほど有名です。

イ・ヨクはシン・チェギョンに会いたくなると小高い場所へ行き、シン・チェギョンの実家がある方をよく眺めていたそうです。

それを知ったシン・チェギョンは、家の裏山の岩の上に、よく着ていたチマ(チョゴリのスカート)を広げておいたそうです。

そうして、会うことはできないけど、密かにお互いの想いを示していたんでしょうね。

シン・チェギョン、他作品(『師任堂色の日記』)とのつながり

結局二人は再会することはなかったのですが、【中宗実録】には中宗崩御の間際にある女性が、密かに宮殿を訪れた記録が残っているようです。

王の回復を祈る尼だったと記されていますが、もしかするとその尼は、シン・チェギョンが変装して宮中に入ったのではないか?という憶測があるほどです。

この部分は、ドラマの最後でも表現されているので、これから観る方はぜひその辺りも楽しんでください。

そして、『師任堂(サイムダン)色の日記」という他作品にも登場します。

実際の人物がモデルになっている場合、時代劇のドラマではよくあることではあります。

子供たちがお隣さんにお花の餅を届けるシーンを覚えていますか?

そのときの家の主人が、廃妃されたシン・チェギョンでした。

お化けのような付き人が、シン・チェギョンの乳母です。

今回のドラマ『七日の王妃』でシン・チェギョンと乳母の関係性を知ると、涙が出そうになりました。

時代劇のドラマは、こうして他のドラマでも描かれていたりするので、その繋がりがわかるとさらに楽しめますよ。

『七日の王妃』まとめ

Twitterでも、とにかく「感動した!」という類のコメントで溢れかえっています。

これは本当にその通りでして、とにかく『七日の王妃』は、二人の愛情の深さにかなり泣けます。

二人が最後まで「会えなくても、お互いに精一杯生きていくことでお互いの愛の深さを信じよう」と約束します。

もう本当に切なくて、涙なしでは観られないドラマでした。

最後に、私が個人的にシン・チェギョンの想いに号泣したセリフがあります。

「その名前を呼ばないでください。大君から呼ばれると私の胸が高鳴ります。」

この人を信じていいのか?どうしたらいいかわからないから、もうここでこれ以上好きになるのをやめよう。

ただ、名前を呼ばれると、どうしても胸の高鳴りが抑えられない……。

そういう想い、女性なら誰もが経験したことがあるのではないでしょうか。

あのときの胸の高鳴りを思い出すのに最高なドラマでした。

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