『なむあみだ仏っ!-蓮台 UTENA-』もついに最終話。
マーラとの闘いが終わり、穏やかな日常が戻っていくのですが、梵納寺にとどまることに迷いが生じている仏もいるみたいです。
阿修羅、梵天、そして帝釈天が、それぞれの行く末について深く考え、どのような道を選ぶのか必見。
それでは第12話(最終話)のレビュー、どうぞご観覧ください。
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目次
『なむあみだ仏っ!-蓮台 UTENA-』第12話(最終回)あらすじ
マーラとの戦いを終えて、梵納寺には再び平和な時間が流れていた。
二大護法善神である帝釈天と梵天、十三仏たち、そして、梵納寺に馴染みつつある阿修羅。
一時休戦したマーラとの戦いを通して生まれた新たな感情とともに、今すべてが動き始める。
出典:『なむあみだ仏っ!-蓮台 UTENA-』公式ページ
【ネタバレ】『なむあみだ仏っ!-蓮台 UTENA-』第12話(最終回)の感想
阿修羅、梵天との距離感に悩む
マーラとの闘いが終わり、梵納寺では十三仏と阿修羅が平和な日常へ身を置きます。
観音菩薩たちが料理を作れば、前のように迷うことなく、決めたメニューを作ります。
そして、釈迦如来は一人、大好物のたい焼きを電子レンジで温めて頬張ります。
三ヶ月も見ていたらこの光景も当たり前に感じるようになりました。
変わったことがあるとすれば、阿修羅が増えたことと、煩悩退治をする大日如来にお供する迦楼羅天の体型くらいでしょうか。
好物である煩悩の食べ過ぎにより、ぽっちゃりどころか丸々としています。
そのお腹を触ればまるで餅です。よく飛べるなと驚きます。
そして、みんなと同じように掃除や洗濯をする阿修羅ですが、ひとつ悩みがありました。
料理当番が来た際、阿修羅は梵天と共に準備をするようになっているのですが、なんとなく接し方がわからないでいます。
これを帝釈天に相談すると、そんなものだと返され、料理当番を変わってほしいと言っても断られます。
次第に慣れる。
最初は2人で競ったり、牛乳を入手するのにも張り合い、苦労をしていました。
高い牛乳を買えばいいと思って生クリームを買ってきた梵天。
農家の元にまで行って、新鮮な牛乳をもらってくる帝釈天。
ああ、何もかもが懐かしい。
現世の情報通になろうとしている梵天は、キアヌなどの流行の食材を使った料理をしようとするが、そんな材料はありません。
現世のことをまだよくわからない阿修羅は、カルチャーショックを受ける以前に、完全に梵天に付いて行けずに困り果てるのです。
料理が決まらず困っていたその時、梵天の目に入ったのは「おかずリクエストBOX」でした。
仏たちが希望する料理のリクエストが入った箱から、ヒントを得ようとするのですが…その内容に、梵天と阿修羅は困らされます。
- 筋肉がつくもの
- カラフルで高まるもの
- みんなで一緒に楽しくわいわい
- ダジャレになるもの
誰が書いたのか丸わかりのおかずリクエストBOXのくじ、最後に至っては誰か丸わかりですが、余計に悩まされます!
さすがの梵天も丸めて捨てました。
阿弥陀様、すみませんとかも思っていなさそうです。
しかし、これらのヒントと、迦楼羅天の腹を見た梵天は一つの答えに辿り着きました。
結局その日のご飯は、餅!
餅つきをして筋肉をつけ、色とりどりの餅を作り、みんなでわいわい楽しく食事をすることができたのです。
もちろん、餅でしっかりダジャレも考えていられました。
というか、阿弥陀如来は何が来ても知恵を振り絞り、ダジャレを考える仏です。
黒髪で明らかに堅物の真面目キャラなのに、そこがスキなのか残念なのか…という感じです。
輪光がまた砕けました
輪光の力が戻ったことで、大日如来はその力をふんだんに使い、煩悩を退治したり、梵納寺を綺麗にしたりしていました。
ところが、みんなのリクエストで風呂を豪華にしようとしたとき、輪光にひびが入り、まさか風呂場でこれが砕け散ってしまったのです。
どうやらマーラが集めた輪光は全部ではなく、まだ未完成。
それに気づきながらも、心配をかけまいと黙っていた大日如来。
不動明王はまた怒ります。
まあ、そうなりますよね。
頼れって言われても、プライドが邪魔してなのか、なかなか頼らない大日如来。
怒っても仕方がないと思った不動明王は、大日如来を連れて残りの輪光を探す旅に出かけてしまいました。
あれ?またいなくなるんですか大日如来様!
今回は不動明王という保護者がいるので大丈夫とは思いますが、
「見つかるまで帰れんぞ!」
と言われる大日如来。
飛ぶ鳥跡を濁さずなんて言葉がありますが、大日如来と不動明王は、跡を濁しまくり旅立って行ったのでした。
阿修羅、何も言わずに旅立つ
大日如来と不動明王が旅立ったその晩。
阿修羅は家中の掃除をし、朝餉の準備をしたのち、
他の仏たちが起きてくる前に、梵納寺を離れました。
自分にはまだ修行が必要だろうと思ったのでしょう。
今度は何も言わずに一人いなくなったことで、仏たちはガッカリとします。
しかし、誰も気づかなかったわけではありません。
バス停でバスを待つ阿修羅の元に釈迦如来が現れます。
そして釈迦如来は、梵天から預かった本を渡したのです。
<現代社会の歩き方>
梵天が現世のことを勉強するときに使っていた本です。
そこに一言「嘘が下手だな」というメッセージが。
そう、阿修羅をしっかりと見ている者は、彼が旅立とうとしていることに気づくことができたのです。
見送ることはきっとできない。
だからこそ、釈迦如来にこれを託したのでしょう。
一人ではないことがわかった阿修羅は、意気揚々と旅立つのでした。
梵天の決意、帝釈天の決意
実は、阿修羅以外にも梵納寺を旅立とうとしている仏がいたのです。
その仏こそ、梵天です。
大日如来と不動明王の輪光さがしや阿修羅が密かに旅立ったことで、
梵天には迷いが生じたのです。
何もなければ、現世で学んだことを天界に伝える、そんな想いを抱いていた梵天。
しかし、一気に三人も仏がいなくなって大丈夫なのか?
そんな悩みを聞いた帝釈天は、梵天の想いを一刀両断!
お前がいなくても、俺がいるから問題ない!
いつもなら反発したくなる言葉。
ですが、この言葉があったからこそ、梵天は天界へ戻ることを決意します。
共に天界より釈迦如来の側に使えるために降りてきたふたりも、ここで袂を分かち、別々の道を歩んでいくのでした。
これでそれぞれの道が終わりと見えますが、これこそが“始まり”なんですよね。
『なむあみだ仏っ!-蓮台 UTENA-』第12話(最終回)あらすじ・ネタバレ感想まとめ
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— TVアニメ「なむあみだ仏っ!-蓮台 UTENA-」公式 (@namu_anime) 2019年6月30日
- 平和な日常へ戻る仏
- 修行の旅に出る仏
- 現世のことを伝えるため、天界へと戻る仏
- そして、相も変わらずたい焼きを一人ニコニコ頬張る如来
それぞれが、あるべき場所に進んでいったと思える最後でした。
進むべき道は違いますが、行く末でまた同じ道を歩んでいくことも十分あります。
なので、本当の別れではないのです。
この心が安らぐような終わり方をしてくれたことに感謝です。
- 十三仏と阿修羅の餅つき大会
- 大日如来、不動明王と再び輪光探し
- 梵天、帝釈天、阿修羅、それぞれの道を行く
これにて、アニメ『なむあみだ仏っ!-蓮台 UTENA-』は終了です。
なんだか寂しい気持ちもしますが、仏たちの日常にもっと触れたければ、携帯ゲームに参りましょう。
ゲームではさらに多くの仏様がいるみたいです。
自分の推し仏を探しに!レッツプレイです!
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