元旦の午前3時、久能整(菅田将暉)は神社に行き、ライカ(門脇麦)と一緒に初詣を楽しみました。
初詣の帰り道、久能とライカが入った焼肉屋では、ある事が起こっていて‥。
その後、久能は、またどこかに行こうとライカを誘うのでした。
「この桜が咲く頃には、私はこの世にいないけどな」と言っていたライカ。
ライカは本当に居なくなってしまうのでしょうか。
そんなライカの一番の願いとは?
久能に心を開くライカと、ライカとの別れを悲しむ久能に注目です!
目次
ドラマ『ミステリと言う勿れ』前回第9話のあらすじと振り返り
ミステリー会が行われた翌朝、アイビーハウスは停電してしまいます。
天達(鈴木浩介)は修理屋を呼び、久能整(菅田将暉)はカレーを作ることになりました。
カレーを作りながら、部屋の様子を観察していた久能はある事に気づき‥。
天達に頼まれていた、「嘘をつく人」と「嘘をつかない人」が橘高(佐々木蔵之介)だと分かりました。
5年前、美吉喜和(水川あさみ)の居場所をストーカーに教えたのは橘高でした。
しかし、それは、美吉の友達とストーカーを間違えたからです。
橘高は自分のミスで美吉が亡くなったことを悔やみ、誰にもそのことを話せないでいました。
さらに、最近起こった3件のストーカー事件に橘高が関わっていたことが分かり‥。
【ネタバレあり】ドラマ『ミステリと言う勿れ』第10話あらすじと感想
ライカ(門脇麦)を初詣に誘う久能整(菅田将暉)
大晦日の夜、久能整(菅田将暉)は自分で作ったラーメンを食べた後、緊張していました。
何故なら、久能はライカ(門脇麦)と2人で初詣に行くことになっていたからです。
元旦の午前3時、久能はライカと一緒に参拝した後、おみくじを引きました。
久能のおみくじは凶。ライカのおみくじは中吉。
久能はおみくじと占いについて話し始め、それをライカが笑いながら聞いています。
その後、2人は屋台のたこ焼きを食べるのでした。
ミルトモ 編集部
焼肉を食べる久能整(菅田将暉)とライカ(門脇麦)
初詣の帰り道、久能とライカは焼肉を食べることになりました。
焼肉店の店主・浦部沢は店を閉めようとしていましたが、娘の沙也加は久能とライカを店に入れます。
ライカは水を運んできた沙也加を見て、久能に暗号で話しかけました。
注文した肉を焼いているライカの手首には、リストカットの跡があります。
久能の目線に気づいたライカは、「自分でやったんじゃない」と言って、自分の病気と、妹・千夜子のことを話し始めるのでした。
ミルトモ 編集部
ライカ(門脇麦)と千夜子の関係
ライカは、解離性同一性障害を患う千夜子が生み出した別人格の一人でした。
父親から虐待を受けていた千夜子は、自分の痛みを引き受ける人格としてライカを生み出したのです。
痛みを引き受けながら、父親が大事にしていたカメラになろうとしていたライカ。
千夜子の幸せを願っていたライカは、千夜子が眠っている間に、炎の天使(第6、7話)に助けを求めました。
両親を火事で亡くした千夜子は、精神科病棟に入院してから、自分が生み出した人格が次々と消え、最後に残った人格がライカだったのです。
回復に向かっている千夜子は、本来の人格が頻繁に現れるようになっていました。
ミルトモ 編集部
焼肉屋で起こっていた事
焼肉を食べ終え、店から出て行く久能とライカ。
沙也加は店の戸締りをしますが、そこに久能が戻って来ます。
久能が忘れ物のボールペンを探していると、お客がたくさん入って来ました。
実は、久能とライカは、沙也加が出していたサインに気づき、警察を呼んでいたのです。
焼肉屋の店主と思われていた浦部沢は、強盗殺人犯でした。
浦部沢は警察に捕まり、久能はライカと一緒に病院に向かっています。
その頃、現場に駆け付けた風呂光聖子(伊藤沙莉)は、池本優人(尾上松也)からライカの正体を聞くのでした。
ミルトモ 編集部
ライカ(門脇麦)との別れを悲しむ久能整(菅田将暉)
久能とライカは、桜の木の下にやって来ました。
「なんだか楽しかったな」
「またどこか行きましょう」
「次はもうない」
今まで、ライカは自分の意志で人格交代していました。
しかし、最近は、突然人格交代が起きるようになっていたのです。
千夜子が幸せになれば、いつ消えても良いと思っていたライカ。
しかし、ある人に出会ったせいで、ライカは気持ちが揺れ動くようになっていました。
「私はもう表には出ない。春を待たずに、千夜子の中で永遠の眠りにつくことにしたんだ」
久能はライカの願いを確認した後、去っていくライカを見つめて「さようなら」と言うのでした。
ミルトモ 編集部
久能整(菅田将暉)の友達に立候補する風呂光(伊藤沙莉)
久能は、自分の心境が変化している事に驚いていました。
車いすの千夜子が里親に連れて行かれるのを、少し離れた場所から見ている久能。
ライカに頼まれていた通り、久能は千夜子に話しかけることはありませんでした。
そんな久能の友達に立候補したのが風呂光です。
久能は風呂光の言葉に「ありがとうございます」と言うのでした。
心境の変化が起こった久能に、天達(鈴木浩介)が言った言葉が印象に残りました。今まで頭の中で考え、それを話すだけだった久能。久能は人と接することで、心が豊かになったように見えました。
ドラマ『ミステリと言う勿れ』第10話まとめ
ライカは、千夜子が生み出した別人格の一人であることが分かりました。
千夜子の幸せのために存在していたライカが、自分自身の感情を持つようになったのは、久能と出会ったおかげです。
感情を持ったライカが、千夜子のために消えることを選んだのが切なかったです。
ライカとの別れを覚悟した久能の顔には、悲しみが滲んでいました。
第11話は、第2、3話で登場した我路(永山瑛太)の話になります。
我路と久能がどんな形で再会するのか楽しみです!