人と人がすべてを理解し合うことはむずかしい…
でも、1つの課題を前にしたときに人々が手を取り合って助けあうことは可能です。
第8話「花守り虫と命を捧げる使者」では、虫かぶり姫が隣国の暗殺部隊に狙われます。
もし、王子の婚約者である姫の命が奪われるようなことがあれば…
国と国の大きな争いごとに発展してしまう！
尊き命を救うため、敵対する2つの国の王子たちが奮闘します。
目次
アニメ『虫かぶり姫』前回第7話のあらすじと振り返り
「あなたの考えは、本の世界しか知らぬ夢見がちなご令嬢の理想論だ…」
国境の領地を担うヘイドン辺境伯（CV.稲田徹）からこう言われてしまった虫かぶり姫。
争いを避けるために進言した敵対国マルドゥラへの経済的支援…
思わぬ指摘にエリー（CV.上田麗奈）はショックを受けます。
落ち込むエリーの元へ、謎めいた男・アーヴィン（CV.阿座上洋平）が近づいてきます。
「サウズリンドの頭脳は期待外れだったかな？」
エリーに対し、秘めた隠し名をわざわざ使って意味深な言葉を発する彼は…敵？味方？
アーヴィンの素性が謎のまま、狩猟祭が進んでいきます。
そんな中、嫉妬に狂ったソフィア（CV.ファイルーズあい）の策略で落馬しそうになるエリー！
宙に放り出された虫かぶり姫を救ったのは他ならぬアーヴィンでした。
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ミステリアスな男に助けられ、命が助かった虫かぶり姫でしたが…
第8話では、もっとヤバいピンチが姫を待っていたのです！！
【ネタバレあり】アニメ『虫かぶり姫』第8話あらすじと感想
虫かぶり姫が、亡霊が棲むと噂の古城探検へ！
「二度とこの地を踏むことが叶わなくても、名を汚されようとも…後悔はない。」
昔、エイデル領での謀反事件が発覚した頃のことです…
サウズリンドに雪が降り積もる中、故郷を1人で旅立った女性がいました。
愛した景色を瞼の裏に焼き付けている、彼女の名はシルヴィア（CV.安野希世乃）。
「Ledy Bird…」そう呟いて微笑みながら、シルヴィアは母国と敵対する隣国マルドゥラへ嫁いで行ったのでした。
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第8話では、在りし日のシルヴィアがこの国を出た事情が明らかとなります！
虫かぶり姫のエリアーナことエリー（CV.上田麗奈）はドレスアップして夜会へ。
ソフィア（CV.ファイルーズあい）が、エリーを古城探検に誘いだします。
ソフィアに仕えるメイドのロナ（CV.三村ゆうな）も一緒です。
先に城に入ったエリーは鍵をかけられ、古城に閉じ込められてしまいます。
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何かまた、企んでいるに違いない！！
古城に閉じ込められた迂闊な姫に忍び寄る…怪しい男！
扉の前で立ち往生していると、アーヴィン（CV.阿座上洋平）が現れます！
驚いて尻もちをついてしまうエリー。
彼は「手を出す気はなくただ話をしたい」と手を差し伸べてきます。
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マルドゥラは、過去にサウズリンドに対し幾度も戦を仕掛けてきた国！
彼はイタズラっぽく笑い、今度は汚れてしまったエリーのためにハンカチを渡してきます。
聞けば、アーヴィンの母はサウズリンド出身らしい…
敵対国であるマルドゥラの男性と偶然出会って恋に落ち、結婚したとのこと。
「俺はどちらの国の血もひく限り…どちらの歴史も背負っている。俺が、どんな環境で育ってきたか想像つくだろう？」
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国の頂点に立つ人間が理想を追わずに、国はどこに向かう？
そんな歴史的に相いれない国の血を背負って暮らしてきた彼は、サウズリンドがマルドゥラへ経済支援を決めたときに驚いたと話します。
「あんたのお陰で、母親の祖国との戦が回避できた！」
彼がエリーに伝えたかったのは、感謝の気持ち。
「国の頂点に立つ人間が理想を追わずに、国はどこに向かう？もっと胸を張れ…王太子の婚約者だろう？」
アーヴィンは、“エリーの夢見がちな理想論”を支持します。
そこへ、エリーの世話係・ジャン（CV.八代拓）とアーヴィンの従者・レイ（CV.前野智昭）が合流します。
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あまりにも美男すぎて注目を集めやすいので、
アーヴィンから隠れていろと言われ古城に潜んでいたらしいw
「エリアーナ嬢を狙え！」夜盗のボス的な奴が指示を出します。
エリーを心配して追ってきたアンナ（CV.小松未可子）が不運にも夜盗に…
アンナはエリーを助けようと「私がエリアーナだ」と嘘をつきます。
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賊が姫の命を狙う…暗殺部隊をおくってきた黒幕の正体！
夜盗のボスは、ちょっとした事件を起こすつもりだと言います…
サウズリンドの王太子婚約者とマルドゥラの王子が密会中に殺される事件を！
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マルドゥラの第2王子の使者としてやってきたのです。
サウズリンドに攻め入る大義名分作りが夜盗たちの目的！
「考えなしばかり…そんなだから蛮勇国扱いされるんだ！」
これがマルドゥラの強行派である第三王子の差し金と見抜き、憤るアーヴィン。
そのときでした…
「ただいま」と聞き覚えのある声がして、エリーの胸の鼓動がはやくなります。
振り向くと、クリス王子（CV.木村良平）がそこに！
「私以外の男と噂をたてられたらダメだよ…もう少し危機感を持ってね。」
エリーを救い出したクリスは、静かなトーンで愛しい婚約者を叱ります。
王子の隠密・アラン（CV.佐藤元）が、ロナがマルドゥラと通じるスパイだと暴きます。
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時を超えて明かされるスレイド公爵家事件の真相！
実は、狩猟祭を主催したクライス夫人（CV.平ますみ）は、アーヴィンの母シルヴィアの友人。
そして、シルヴィアはサウズリンドの一角を治めていたスレイド公爵の1人娘。
マルドゥラ国と通じて王家に謀反を企てた彼女の父は失脚…
その頃、シルヴィアはまだ王太子だった現マルドゥラ国王と出会い、恋に落ちました。
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テントウムシの刺繍を好み、「この刺繍は自分の心」と息子に話していたそう…
亡き母が愛した祖国を訪れたいと夫人に頼みこんで、アーヴィンは極秘入国しました。
“Ledy Bird Silvia”
ふと、図書室にあった刺繍本の表紙にあったサインを思い出すエリー。
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Ledy Bird（テントウムシ）は…
シルヴィアが愛した領地エイデルに咲く白い花にだけ寄り付く虫。
そのため「エイデルの花はLedy Birdなしでは受粉しない」と言われています。
ゆえに、Ledy Birdのことを別名“花守り虫”と呼ぶのだそう。
「私がエイデルを守る…戦場にしたりしない！」
シルヴィアがテントウムシの刺繍を自らの心と例えたのは、決意の表れでした。
花守り虫の刺繍に込められた尊き遺志を継ぐ…狩猟祭の花冠はLedy Birdへ。
「甘いと言われても、私は力に力で返す方法は選べません。何度だって戦の芽は摘み取ってみせます！」
武力に頼らず国を守った誇り高きシルヴィアの遺志を継ぐことを決めたエリー。
エリーらしくあれというクリスの言葉に背中を押され、彼女はヘイドン辺境伯（CV.稲田徹）に胸を張って自らの考えを伝えます。
マルドゥラと友誼を結ぶ…これがエリーが選んだ国の守り方。
アーヴィンも第2王子と友誼を結んでもらえるよう、クリス王子に願い出ます。
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ヘイドンは膝をついて、エリーに敬意と忠誠を誓います。
狩猟祭にて花冠を得たヘイドンは、シルヴィア姫の墓前にそれを供えたのでした。
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父・ヘイドンに結婚せずに歴史の研究をしたいと伝えます。
はじめてエリーが公の場で、王子を名前で呼びます。
すべてが解決し、2人はアツい夜を過ごそうとします…
しかし、メイドのセルマ（CV.中根久美子）から邪魔をされ、“おあずけ”になりました。
アニメ『虫かぶり姫』の次回に期待するもの
人生をかけて国を守った“Ledy Bird Silvia”…
真のリーダーの素養というものを改めて考えさせられるストーリーでした。
花守り虫の遺志をしっかりと継いだエリーの“これから”が楽しみです！