本好き令嬢の心が…王子の優しさが…聖夜に光輝く！！
第12話（最終話）のタイトルは、「蝶々たちの踊る聖夜の祝宴」。
王子と姫の結婚は最後まで波乱万丈…恋敵との最終決着と子豚旋風で大忙しです。
ラスト、虫かぶり姫と王子の愛が生みだす“美しい光景”をお見逃しなく！
目次
アニメ『虫かぶり姫』前回第11話のあらすじと振り返り
自信を無くして結婚延期を決めた虫かぶり姫ことエリー（CV.上田麗奈）。
一日だけ王宮を離れた隙に、エリーの部屋を荒らす者たちが2人！
それは、虎視眈々と側室の座を狙うマチルダ・ダウナー（CV.根本優奈）と…
エリーの侍女であるサラ（CV.鈴代紗弓）で！
悪事の現場をエリーに抑えられたのに、サラのせいにして開き直る首謀者マチルダ。
昔、猛威を振るった疫病（灰色の悪夢）がサラの出生地の人々によって流行ったと…
マチルダは、何の罪もないサラに対して憶測を元に差別的な酷い言葉を使います。
エリーは「国の宝である民を蔑視する方を側室候補とは認めない！」とマチルダを叱責。
そこへクリス王子（CV.木村良平）が駆けつけ、ダウナー家の陰謀をすべて暴露！
マチルダは捕えられ…王子とエリーは久しぶりに2人の時間を過ごします。
エリーの不安な心持ちを知った王子は「君以外いらない！」と、側室問題を一掃したのでした。
sat0330
しかし、未だ解決していない問題が…
クライマックスを迎える第12話では、真珠姫の手紙の内容がついに明かされます！
【ネタバレあり】アニメ『虫かぶり姫』第12話（最終話）あらすじと感想
開始30秒でキス！？甘い時間に舞い込んだお邪魔虫…
「どれだけ私が君のことを好きなのか…どれだけ君を守りたくて、同じくらいめちゃくちゃにしたいと思っているのか。全部教えてあげたい。」
クリス王子（CV.木村良平）が、愛しい虫かぶり姫の頬に手を添えます。
ウルウルした瞳をしたエリー（CV.上田麗奈）が、王子を見上げます。
そっと目をとじ、顔を近づける2人…唇まであと3センチ！
「エリー様、いるのはわかっているわ！潔く出ていらして！！」
部屋の外から、シャロン嬢（CV.悠木碧）が大声でエリーを呼びます。
その声に驚いたエリーが王子をトンッと突き放します。
「肝心な所で毎度、お邪魔虫が入る…」と、頭を抱える王子。
sat0330
まだ諦めていない彼女が動きだします。
「聖夜の祝宴での王子のパートナーを私に代わって！」
シャロンは今回、エリーとの交渉のために“とっておきの切り札”を持参してきました。
超貴重な直筆日誌vsクリス王子…虫かぶり姫が決断を迫られる！
「代わってくださるなら…これをお貸ししますわ。」
シャロンは“ヴィーゴ船長直筆の航海日誌”をテーブルの上に出します。
sat0330
直筆日誌は、なかなかお目にかかれない貴重なモノ！！
王子が、シャロンに問います。
「それは、君の独断？それとも、ミゼラル公国の意志？」
シャロン独断でした。
なぜ勝手な言動をするのか問われ、シャロンは感情を露わにします。
シャロンは、自分が姉のように慕うミレーユの現状に納得いかないと主張！
シャロンは好きでもない結婚で未亡人となってしまった真珠姫が不憫だと嘆きます。
sat0330
何を言われても黙っていたエリーが、このときだけは毅然とした態度で注意します。
「虫かぶり姫がいるからいけないのよ…そこは、ミレーユお姉さまの居場所！」
シャロンは、エリーに八つ当たりします。
虫かぶり姫が民から支持されるワケ！
「私は“本にしか興味のない虫かぶり”ですが、王子の隣を譲ることはできません！」
クリスに対する気持ちは誰にも負けないとはっきり断言するエリー。
「勝手な願望で、国同士の友好にヒビを入れるつもりで？」
護衛の女騎士エレン（CV.嶋村侑）が、無謀な交渉を進める少女を諭します。
クリス王子は、虫かぶり姫がどのような女性であるかを教えます。
婚約期間中の4年、エリーは治療薬の研究推進や貧しい土地を豊かにする方法模索など…
国民の生活を考えて行動してきました。
sat0330
このステキなインクが…聖夜に美しい光景を生みだします！
「“仕方ない”という言葉を、私たち貴族が口にしてはなりません。」
エリーは、自分たちの生活があるのは“民の支え”があってこそだと話します。
「彼女だからこそ、民はエリーを支持する。」
王子に言われ、この事に対してシャロンはぐうの音もでず…
でも、幼馴染の王子と姫が運命で結ばれる“ユールの恋人”については譲れません。
「ユールの恋人は、王子とミレーユお姉さまの恋物語でしょう？」
sat0330
こう切り出したクリス王子は衝撃的な話をします。
ついに、真珠姫からの手紙の内容が明かされる！！
王子によると…
ユールの恋人はミゼラルの公爵家が、国民に人気の真珠姫を利用しようとして流した逸話。
しかも、真珠姫の夫には暗殺の疑いアリらしい！
そこへ、近衛隊長グレン（CV.内田雄馬）が“真珠姫からの王子への手紙”を持ってきます。
実は、真珠姫も夫の暗殺を疑っている1人でした！
クリス王子も暗殺疑惑を調査していると知った真珠姫。
彼女からの手紙は「自国で解決するので介入をしないでほしい」という内容でした。
手紙からは、ミレーユが今でも亡き夫を深く想っているのが伝わってきました。
sat0330
謝罪＆大目に見てほしいというお願いも添えてありましたw
sat0330
自らの命を犠牲にして少女に報いるお話。
巻き起こる子豚旋風w聖夜の祝宴のドレスはミルル貝色！？
王子はシャロンを諭します。
「相手のためを思っての行動がすべて良い結果をうむ訳じゃない…今回は不問に処すよ。」
シャロンは、部屋を出て叫びます。
「誰が子豚よーー！」
聖夜の祝宴を迎えました。
深紅のドレスを身にまとった美しきエリーの登場で、祝宴会場は一気に華やぎます。
sat0330
嫁ラブな義母が、エリーのためにミルル貝の染料で染めた特別な品！
「ありがとうございます、お義母さま。」
心を砕いてくれたことに感謝を述べるエリー。
ついにエリーに待望の“お義母さま”呼びをされ、喜びに悶えるアンリエッタ。
ミルル貝インクの功績を称えて褒美をとらすと国王（CV.東地宏樹）。
希望を問われたエリーは、本が読みたいので休暇が欲しいと述べます。
「そなたに休暇を与え、何人たりともそれを邪魔することを与わず…と約束しよう！」
お邪魔虫も邪魔できない…近い未来の夫婦の聖夜キス！！
私の隣で本を読んでいるだけでいい…
4年前にそう約束して婚約したのに、約束を守れていない事を謝る王子。
「辛抱ばかりさせて不甲斐ない王子だ…」
「王子はかっこよくてステキ…いつだって私の一番の王子様です！」
これ以上ない褒め言葉に、王子の顔がとろけます。
sat0330
「この祝宴が永遠に心に残ることをお約束します！まばたきを忘れてお楽しみください！」
大きなモミの木が何本も用意されていて、王子の号令で覆っていた幕が開かれます。
sat0330
それは、エリーが見つけ出した夜光性のインクでできたものたち。
暗闇に浮かび上がる蝶や薔薇…みんな声を失って見惚れます。
この明るく照らすインクは冬場の燃料費高騰の打開策にもなるとのこと！
また1つ、エリーは民の生活を救いました。
「ありがとう…私の虫かぶり姫。近い未来の私の奥方殿。」
「お役に立ててうれしいです…私の王子様。近い未来の旦那様。」
王子と姫は、来年もこの光景を一緒に見ようと約束してキスをしました。
アニメ『虫かぶり姫』まとめ
王子と姫のイチャイチャっぷりに悶絶しっぱなし！
これ以上ないハッピーエンドが最高でした。
知識は身を助け、時に人を救う…
たとえ、いくつになっても学ぶ意欲のある人には“伸びしろ”があります。
そんなとても大切なことを静かにじんわりと教えてくれたアニメでした！