本好き姫の勘違いラブストーリーも残すところあと2話。
結婚延期、嫁姑問題、側室問題、そして側近のスパイ疑惑…問題だらけの結婚の行方は?
最終回の1つ前、第11話「お邪魔虫」では“勘違い”がまるっと解決しちゃいます!
久しぶりに、ラブラブな王子と姫が拝めるご褒美回をお見逃しなく!
目次
アニメ『虫かぶり姫』前回第10話のあらすじと振り返り
結婚目前に、花嫁の虫かぶり姫ことエリー(CV.上田麗奈)は自信を喪失!
「成婚の儀を延期していただけませんか?」
とうとうエリーは、クリス王子(CV.木村良平)にこう告げてしまいました。
エリーの心をザワつかせる言葉ばかりが、周囲の人々から投げかけられたのが原因です…
「王家の血を繋ぐため、歴代の王に側室問題は不可欠。側室を受け入れられますか?」
「本だけ読んでいるお飾りの正妃様では殿下のお荷物になるだけ。婚約者候補だった真珠姫を側室に迎えるべき!」
次第に自分がお邪魔虫のように思えてきてしまうエリー。
側室問題に加え、ドレスの情報漏れ事件のことも彼女の不安に拍車をかけました。
王子と話すべきでしたが、橋の工事事故が起き、とても話せる状況じゃなくて…
孤独なまま結婚延期を決意したエリーは、1日だけ王宮を離れ実家へ戻ることにします。
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雨降って地固まる…
第11話では、すれ違う2人の結婚がよい方向へと進んでいきます!
【ネタバレあり】アニメ『虫かぶり姫』第11話あらすじと感想
王子から逃げた勇気のない虫かぶり姫は実家へ…
結婚延期を告げて執務室を後にした虫かぶり姫ことエリー(CV.上田麗奈)。
そして、彼女は追いかけてきたクリス王子(CV.木村良平)に懇願します。
「きょうだけ家に帰りたい…」
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さすがの本好き令嬢も、今宵は本を手に取ることすらできない精神状態…
窓の外を見ながらさっきの出来事について考えるエリー。
「私は勇気のない虫かぶり姫だわ…」
本当は、王子が追いかけてきてくれたときにお詫びすべきだったのに!
婚約者として様々なことを学んできたはずなのに逃げてしまった…
「王子の隣に立つ者として、あなたにその覚悟はありますか?」
王妃から問われたこの言葉が…
時間を経て再び、エリーの心に深く刺さります。
エリーは、自分で自分が解らなくなってしまいました。
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泣きたいのに泣けない、彼女の心情がつたわってきます。
エリー不在の部屋を勝手に荒らす者たち。
翌朝エリーが王宮へ着くと、侍女たちが駆け寄ってきます。
彼女達は、もう1人の侍女・サラ(CV.鈴代紗弓)から書庫室でエリーが待っていると言われたと…
もちろん、いま来たばかりのエリーはそんなこと言っていません。
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すると、部屋にはサラとマチルダ(CV.根本優奈)の姿が!
側室の座を虎視眈々と狙っているダウナー家の令嬢・マチルダが、エリーの機密情報を得ようと部屋内を漁っていました。
聖夜の祝宴でエリーより目立たないと、祖父&母に叱られると言って必死なマチルダ。
何も見つからないことに苛立った彼女は「呪われたアズールの人間であるサラが役に立たないせいだ!」とサラを責めます。
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エリーの侍女・サラは、ダウナー家のスパイ!?
すると、マチルダは強引な話題のすり替えをしてきます。
「エリー様のせいで…クリス王子も“武を嫌う弱腰王子”だとか言われて、軍関係者から将来を懸念されていますのよ?」
マチルダは自らが側室になる意義を勝手に唱えてきます。
蔑視の令嬢vs虫かぶり姫…灰色の悪夢の真実!
マチルダがたわごとを言っている間に、エリーは小瓶をテーブルに出します。
それは、アズール地方でのみ採れるミルル貝でできた古文書のインクを再現したもの。
サラがその地方出身と知ったエリーが、彼女に頼んで取り寄せたものでした。
「まさか…それはアズール地方のコルバ村のもの?おぞましい!」
マチルダは汚いものでも見るような仕草をします。
「サラは15年前に疫病を流行らせたコルバ村の呪われた生き残り…近づくと穢れる!」
さらに、マチルダはドレス情報もサラがスパイをして漏らしたと罪を着せます。
偏見と侮辱にまみれた言動を聞いたエリーは、サラの盾になりながらマチルダに猛反論!
以下の3つのことを挙げて、マチルダの言動が不適切であることを説きます。
灰色の悪夢(疫病)がコルバ村から発生したとされたのは根拠がない風聞だということ。
マチルダの言葉は、疫病を克服された王妃様に対する不敬に値すること。
ミルル貝インクのことをマチルダが知らない時点で、ドレスの情報漏れはサラが犯人ではないこと。
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王子が今、アズール地方の橋梁を手掛けているのは…“同じ悲劇を繰り返してはならない、繰り返さないという決意の表れである”とエリーは代弁します。
女子の修羅場に王子現る!ドレスの情報漏れ事件の犯人が明らかに!
「民は国の宝。守るべき民を蔑視する方を…私は側室候補とは絶対に認めません!」
エリーから、はっきりと拒否されたマチルダは憤慨!
インク瓶を手に持ち、エリーに投げようとします。
ここへ、クリス王子がやってきます。
マチルダは、さも被害者ぶって王子に被害を訴えます。
ジャン(CV.八代拓)がそれを止め、「王太子婚約者への暴行罪&侮辱罪、そして王太子への虚偽罪だな!」とマチルダの罪を明白にします。
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そして、ダウナー家の資金源(商会)が援助打ち切り予定!
ドレス情報漏れ事件の犯人は、ダウナー家と繋がっていた商会のマダムでした!
「私の側室問題だが…そのような戯言を発していたのはダウナー家だけ。私の妃はエリーだけだ!彼女以外の女性をそばに置くことは決してありえない!」
すべて解決!
王子は、お付きの人々を部屋から出るよう言います。
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やっと2人は…虫かぶり姫が王子の胸で号泣!
失望させた王子に謝らねば…エリーがそう考えていると、王子が先に謝ってきます。
「王子は何も悪くない…」
1人で勝手に思い悩んで、1人で勝手に嫉妬して王子を傷つけたのは私の方…
エリーの目から涙がこぼれ落ちます。
感情が止まらないエリーを優しく抱き寄せるクリス。
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アンリエッタ王妃のようになれず…自分なりに頑張っていた所で起きた発言の流用。
宮廷の恐ろしさを改めて知って心細くなっていたこと。
クリス王子の側室問題に不安を抱いていたこと。
婚約者候補だった真珠姫・ミレーユ嬢のことで、疑心暗鬼になってしまったこと。
「私の失態が、殿下の足を引っ張ってしまったと…心苦しくて、情けなくて。」
「君に心配かけまいとして、1人で解決を…私の悪い癖がでてしまった。」
姫も王子も、相手のことを思いやるがゆえの失態をしました。
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私以外の女性を娶らないで…満月の夜の愛しいお願い。
エリーのことを心配して、王妃アンリエッタ(CV.井上喜久子)が部屋へ!
咄嗟に王子とエリーは隠れます。
「クリスったら毎度エリーを独り占めして!」
2人に逃げられたことを残念がる王妃。
アグネス(CV.根谷美智子)からダウナー令嬢のことを報告された王妃は、マチルダのような小物はエリーの敵ではないと誇らしげに話します。
母は、クリスが不甲斐ないせいで今回本当にエリーに逃げられそうになったことを嘆きながら部屋を出ていきます。
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王妃がいなくなったのを確認してから、クリスはエリーに話します。
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厳しさは愛情からくるものでした!
他に聞きたいことは?と王子が問うと、潤んだ瞳をしたエリーがひとつお願いをします。
「私以外の女性を娶らないで。」
反則のきゅん発言を受けた王子は「君以外誰もいらない!」とギュッとエリーを抱きしめるのでした。
アニメ『虫かぶり姫』の次回に期待するもの
成婚の儀を無事に迎えられそうでよかった…
ラブラブなシーンのおかげで心の温度がぐっとあがりました。
第12話は最終回、成婚の儀が描かれるのではないでしょうか。
素敵な2人の姿を見ることができるはず…楽しみです!