秋の夜長に中世の純愛はいかが?
本ばかり愛しすぎてリアルな恋を知らずに育った侯爵令嬢が初めての“好き”を知る物語。
第1話のタイトルは「見せかけの婚約者」。
本好き令嬢とハイスペック王太子の“見せかけ婚約”がはじまった経緯や、
婚約関係の破たん危機到来の序章が描かれます。
美しい作画が魅力的な…とても愛らしい勘違いラブファンタジーがはじまります!
アニメ『虫かぶり姫』あらすじ
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2018年に喜久田ゆいによって漫画化され、
2022年、ついに待望のアニメ化!
これは、宝石やドレスより本が好きで“虫かぶり姫”と呼ばれた姫の…
ちょっと変わった初恋のおはなし。
読書家令嬢エリアーナと完璧なスペックを持った王太子クリストファーは婚約中!
ですが、普通の婚約ではなく、秘密の婚約関係で…
お互いの利害が一致した“契約婚約”を交わしているのです。
婚約期間は穏やかに4年も続き、エリアーナ嬢が18歳となったある日のこと。
平穏だった婚約関係は、ある女性の出現によって突如変わりはじめます。
クリストファー殿下と女性が微笑み合っているとなんだか心がざわざわしちゃう…
あれ、この湧きあがる気持ちって一体…?
本の虫な少女の心に今まで感じたことのない、切なく尊い感情が芽生えはじめるのです!
アニメ『虫かぶり姫』登場人物
エリアーナ・ベルンシュタイン(CV.上田麗奈)
三度の飯より本が好きな一族・ベルンシュタイン家の侯爵令嬢・エリアーナ。
活字漬けの毎日で、あまりにも本が好きすぎることから“虫かぶり姫”と呼ばれています。
穏やかでおっとりした性格で、読書によって得た知識により博識で魅力的な女性。
恋を知らなくて、恋愛分野はからっきしで鈍感さん。
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地元である富山を愛してやまない彼女は、本を一途に愛する姫役にピッタリ!
耳のごちそう級の上田さんの超癒し系ボイスに注目です!
クリストファー・セルカーク・アッシェラルド(CV.木村良平)
サウズリンド王国の王太子。愛称は“クリス”。
聡明で将来有望な彼は、性格も穏やかで優しめ。
幼い頃からエリアーナを見守ってきたクリス…ゆえに彼女には甘々!
ある想いを心に秘めながら、幼馴染のエリアーナに契約婚約を申し出ました…
賢くて美しいクリスの言動から垣間見える“本当のキモチ”に注目!
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最近では話題を集めた「オッド・タクシー」の剛力役も人気!
数々の主役を演じてきた実力派の声優さんです。
木村さんの耳心地のいい声は、上田さんの癒しボイスと相性抜群です!
アレクセイ・シュトラッサー(CV.内山昇輝)
クリストファーの側近で秘書的な役割をこなす公爵令息。
仕事に生真面目な男。
誰に対しても塩対応なので“氷の貴公子”と呼ばれています。
グレン・アイゼナッハ(CV.内田雄馬)
クリストファーの護衛を務める近衛隊の小隊長。
王宮に通うエリアーナの送迎担当。
人懐っこくとても親切な男性。
正直なので、感情が表情に出過ぎてしまいがち。
テオドール・ウォーレン・アッシェラルド(CV.羽多野渉)
サウズリンド国の元国王の弟で、クリストファーの叔父にあたる人物。
凛とした佇まいの独身男性。
本を大切にしている王宮書庫室の管理責任者。
ゆえに、エリアーナとは本の話題で意気投合!
アラン・フェレーラ(CV.佐藤元)
表の仕事は宮廷楽師。
実は、クリストファーに裏の仕事・極秘任務を命じられている青年。
アーヴィン・オランザ(CV.阿座上洋平)
サウズリンド王国の元公爵令嬢を母に持つ、マンドゥラ国の第5王子。
狩猟の腕を競い合う「秋の狩猟祭」に招かれ、エリアーナに出会う。
彼女に興味を抱く…彼の視線に要注意!?
アルフレッド・ベルンシュタイン(CV.島﨑信長)
妹を溺愛しているエリアーナの兄。
宰相補佐を務めています。
エリアーナから“契約婚約”のヒミツを知らされている唯一の人物。
ジャン(CV.八代拓)
エリアーナの従僕で、付き合いが長く身内のような存在。
彼女に護身術を教えたりと仲良し。
【ネタバレあり】アニメ『虫かぶり姫』第1話あらすじと感想
求めるのは未知の本だけ…変わり者の一族に生まれた“虫かぶり姫”!
穏やかな陽の光が降り注ぐ書庫で、年代ものの本に白く細い指が添えられます。
ピンクのドレスを着たエリアーナ(CV.上田麗奈)が、梯子に腰掛けて本をめくります。
ふいに窓の外から聞こえてきた楽しそうな笑い声!
声の主は、彼女の婚約者であるクリストファー(CV.木村良平)とある女性のものでした。
「とうとうその時がきたのね…」
エリアーナはクリスとの婚約関係の終わりを悟ります。
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彼女の父も兄も王宮で働いています。
「ベルンシュタイン家の血は、活字でできている」
こう揶揄されるほどに、ベルンシュタイン家の人間は変わり者と評判。
例にもれず、エリアーナも筋金入りの本の虫!
幼い時分より、未知の本を求める以外の欲はナシ。
それにより、ついたあだ名は本の虫ならぬ“虫かぶり姫”!
普通の女性なら不名誉嘆いてしかるべきものです。
でも、彼女は全く気にしません。
本好き令嬢と殿下が初対面!巧みな交渉術で契約婚約関係に!!
14歳になったエリアーナは、第1王位継承者のクリストファー殿下に初対面します!
そこで、彼女は衝撃の提案を受けます。
「私と婚約して欲しい。」
見目麗しい聡明な王子と、公爵の中でも下位ランクなベルンシュタイン家令嬢…
釣り合うはずがないと断るエアリーナ。
殿下は、双方の利点を挙げて説得を試みます。
無派閥で権力に無頓着なベルンシュタイン家との婚姻は、殿下にとって利点であると。
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恋愛感情抜きの契約婚約という取り引き…本好き令嬢の心は傾きはじめます。
最後に、彼はとびきりのカードを耳元で切ります。
「私の婚約者なら…王宮書庫室への出入り、閲覧や貸出しも自由だよ。」
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それを見て、交渉が成功したと察した王子は宣言します。
「婚約者という責務を負うかわりに、私は必ずあなたの自由な時間を守ってみせよう!」
本の虫の本領発揮、4年で帝国史を読破!?彼女が急ぐ訳は?
クリストファーから王宮書庫室へ案内されたエリアーナ。
床から天井に至るまで美しく凛と詰まれた書物たちに感激!
虫かぶり姫が本を読む場所として王子から提供されたのは、彼の執務室。
見せかけの婚約者なのに、本を読める場所まで…
クリストファーの心遣いに、エリアーナは申し訳なく思います。
婚約者エリアーナは、王宮に通い、彼が仕事をする傍らで読書をする毎日を過ごします。
「いまのうちに…」と、もの凄い勢いで書庫の本を読んでいくエリアーナ。
そんな彼女に時折視線を送って、王子は切ない表情を浮かべます。
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見せかけの婚約者という立場に奢ることない、謙虚なエリアーナ。
18歳になったエリアーナは、書庫室にある旧帝国史をすべて読み終えます。
すごい読みっぷりに驚いている王子に、エリアーナが話します。
「読んでみたいけど、これ以外の古い記録は入手が困難らしくて…」
侮れない、社交的で手強いライバル令嬢現る!
エリアーナが本の虫なら、王子の秘書を務めるアレクセイ(CV.内山昇輝)は仕事の虫…
彼から、書庫への荷物を頼まれたエリアーナ。
途中で、いつも家まで送迎してくれている近衛隊長のグレン(CV.内田雄馬)と遭遇…
親切な彼はエリアーナの荷物を半分持ってくれます。
荷物を受け取った書庫室責任者テオドール(CV.羽多野渉)。
甥の婚約者であるエリアーナに優しく接してくれる彼は、本を大切にして読むことに貪欲な彼女を一目置いていました。
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送迎担当のグレンは懐っこい感じで優しい。
本好き仲間でイケオジなテオドール。
虫かぶり姫の周りは、みな姫に好意的だったのですが…!
アイリーンは社交的で自分とは正反対の性格の持ち主だと感じるエアリーナ。
世話係アニー(前川涼子)から、アイリーンはいい噂を聞かないので気をつけるようにとエリアーナは忠告を受けます。
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アイリーンが現れる場所で必ず巻き起こるハプニング。
そのせいで虫かぶり姫が次第に追い詰められていくのです…
度重なるハプニングにより孤独に…虫かぶり姫ピンチ!
ある日、エリアーナはいつも使っている書庫の梯子にヒビが入っているのを発見します。
気づいた直後、なにかが割れる音と女性の悲鳴が書庫に響き渡ります。
駆けつけると、ティーポットを割ったアイリーンがテオドールに謝罪中で…
「誰かの私物を汚してしまって。これは下町女性の間で人気の…このような本を好まれる女性が王宮内に?」
アイリーンの指摘に恥ずかしさを覚えながら、自分のものだと名乗り出るエリアーナ。
「私物を放置したエリアーナ嬢の落ち度だ…」
テオドールはエリアーナに厳重注意します。
数日後、書庫にトラブルが起き、エリアーナは書庫への入室を暫く禁じられます。
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薔薇園での茶会に、遅刻してしまうエリアーナ。
会場に着くとなぜか招待客はみんなびしょ濡れで…茶会は中止。
水浸しのアイリーンが怒っています。
謝罪するエリアーナに、駆けつけたグレンは冷ややかな対応で…
それ以来、彼が送迎することはなくなりました。
「くれぐれも1人での行動はお控えに!」
そう言われたエリアーナは、アレクセイからも距離を置かれます。
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“見せかけ”の終わりが見えた…そのとき初めて気づいたキモチ。
王子は喜ばせようと、王家の秘宝ゼルガをエリアーナに披露します。
そして彼は、折に触れて彼女へ色んな物をプレゼントします。
「宝石よりキミは輝いている…」
彼の甘い言葉をお世辞と疑わないエリアーナ。
彼女は、恋愛感情がない関係だってわかっています。
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兄アルフレッド(CV.島﨑信長)に相談するエリアーナ。
男心に疎い妹。兄はどう答えたらよいものか悩みます。
エリアーナは王宮で居場所がなく孤独になっていきます。
そこへ、クリストファーがとびっきりの贈り物を持ってきます。
読みたかった本を抱きしめて、目を潤ませながら感謝の気持ちを伝えるエリアーナ。
カワイイ笑顔に思わず王子は赤面します。
エリアーナは、久しぶりに王宮書庫室へ入室を許可されます。
すると、書庫の窓から微笑み合うアイリーンと殿下を目撃する虫かぶり姫!
2人の姿に胸が締め付けられて…
見せかけの婚約者は、“終わり”を感じたのでした。
アニメ『虫かぶり姫』の次回に期待するもの
恋心に気づいたその日に、見せかけ関係の終わりを感じる…切ない結末!
直後に流れた、伊東歌詞太郎歌うエンディングテーマ「革表紙」がじんわりと沁みました。
姫目線と王子目線、2つの視点でリピート見しちゃいました。
恋敵の登場で2人の関係にヒビが入ってしまわないよう祈るばかり…
第2話が待ち遠しい!!