二人で朝ごはんを食べたあの日から、向井くん(赤楚衛二)と洸稀(波瑠)は、なんだかふわふわした関係に。自分たちはどんな関係なんだろうと、名前をつけようとする向井くん。
一方、麻美(藤原さくら)と元気(岡山天音)はついに離婚してしまいます。お互い好きなのに、何故一緒にいられないのかと納得がいかない向井くん。
最終回を目前に、恋愛迷子たちの前には難題が山積みで・・・。
目次
ドラマ『こっち向いてよ向井くん』 前回振り返り
元カノ・美和子(生田絵梨花)との恋を終わらせた向井くん(赤楚衛二)。
洸稀(波瑠)は、「恋に賞味期限はつきもの」と慰めてくれますが、向井くんはずっと続く関係もあると信じたい気持ちがありました。
そんな洸稀も環田(市原隼人)との賞味期限が来て、美味しいところ取りがしたい洸稀は別れを決めました。元気(岡山天音)と麻美(藤原さくら)の関係もこじらせています。
それぞれの関係に変化が訪れます。
【ネタバレあり】ドラマ『こっち向いてよ向井くん』第9話あらすじと感想
あの日から・・・。
二人で朝ごはんを食べたあの日から、向井くん(赤楚衛二)は洸稀(波瑠)と会うとなんだかふわふわした気持ちに。
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「坂井戸さんは俺の大切な友達!」
と、この不思議な感情を振り払おうとしますが、二人の今の関係ってなんだろう?と悩んでしまう向井くん。
一方、洸稀も洸稀で、あの日自分が向井くんにだけは素の自分が出せていることに気がついてしまい、少し戸惑っていました。
moyoko
洸稀にとって、向井くんは自然と話せる雰囲気がある人です。
貴重な存在なので「大切にしよう」と思いました。
一方、麻美(藤原さくら)と元気(岡山天音)は、本当に離婚してしまいました。
しかも、麻美は家族だから離れてても大丈夫だけど、元気は元々他人だから離れたら本当に関係が終わってしまうということで、麻美が家を出て、元気は家に残りました。
お互い好き同士なのに、何故・・・?と混乱する向井くん。
そして、人は関係性を表す名前を失うと一緒にはいられないのだと実感しました。
三角関係???
その頃美和子(生田絵梨花)はおひとりさまのトレーニング中。
ボルダリングジムで大学同期の村田と会い、おすすめのお店を教えてもらったので行ってみることに。
ところが、そこはなんと元気の店でした。
離婚が原因で仕事に身が入らない元気は、ミスを連発していました。そのことがきっかけで美和子は店に来ていた洸稀と話すようになり、すっかり意気投合します。
そこへ、元気にしつこく呼び出された向井くんが来店。
美和子と洸稀が一緒にいるので大パニック!
moyoko
3人はなんとなく気まずい雰囲気に・・・。
それぞれが頭の中で独り言をつぶやきます。
「この人があの美和子さんか・・・」
「どうする?俺!どうしたらいいんだ!」
「村田・・・村田め・・・」
moyoko
しかし、そのうち元気の人生相談が始まったので、気まずい空気はどこかへ行きました。
なんで別れるの?
元気の話を聞いた洸稀と美和子の頭上には、「?」マークが浮かびます。
麻美は「結婚をやめたい」と言っただけで、元気と別れたいわけではないはずです。
それを聞いて、さらに「?」マークが浮かぶ男性陣。
moyoko
洸稀は、結婚したからと言って、元気だけが負担や責任を追うような世の中のシステムに、麻美は疑問を持っていたのではないかと説明します。
元々結婚という制度自体に疑問を持つ美和子は、麻美の気持ちが少しわかると言いました。
結婚によって自分が自分でなくなる感覚、世の中で「こういうもの」とされている役割を強要されるような気持ちになったのではないかと、美和子は想像します。
向井くんは、役割がない生き方の方が難しいように感じました。
それを支えに生きていけるということもあるし、ネガティブなことでもないと言います。
moyoko
では、麻美は何を望んでいたのかといえば、きっと麻美にも答えは出ていないのだろうと洸稀は言います。
「夫婦じゃなくなったら、俺たちの関係は何になるの?」
好きでずっと一緒にいたいから結婚したのに、それを解消したら一緒にいられなくなると思っている元気。
でも、結婚だけが全てではないし、関係を続けることは出来るかもしれないと女性陣は言います。
moyoko
好きだけじゃダメなの?
麻美が役所に転居届を出しに行くと、窓口になんとメイの姿が。
メイは、麻美を追いかけて来て「離婚したのは私のせいか」と聞いてきました。
moyoko
メイは、「困った人がいると放っておけなかった」「自分は毅然と元気くんの隣にいる奥さんに憧れていたのかもしれない」と自分語りを始めます。
麻美は、「私と元気の問題にあなたは1ミリも関係ない」と一蹴しました。
そして向井くんは麻美と元気の現状に納得がいきません。
「ただの離婚じゃん。ノイズに負けたのは麻美の方だ」
moyoko
お互い好きなのに別れるなんておかしいと向井くんが訴えると麻美は「もう終わったの!」と言い返して出て行ってしまいました。
moyoko
しばらくして、向井くんと洸稀が元気の店に行くと、元気は今月いっぱいで店を辞めると言い出しました。
もう、自分のためだけには頑張れないのが理由だと言います。
その気持ちは、向井くんにも少しわかる気がしました。
若い頃は「自分のため」という部分が多かったのですが、大人になるにつれて誰かのためにというモチベーションが必要になってきたのです。
moyoko
今も自分のために頑張っていると思っている洸稀にも理解は出来ます。
自分にとっても相手にとってもモチベーションになる関係は素敵だと思っています。
向井くんは、もし店がなくなったら洸稀との関係はどうなるのだろうと思いました。
自分たちは「友達」というざっくりとした箱に入っているだけで、確固たる関係性がないのかもしれません。
moyoko
新しい関係
元気が店を辞めるつもりだと母から聞いた麻美が急遽帰って来ました。
「バカじゃないの!?」
麻美は、こういうことを恐れていたと言います。
ずっと元気の夢だったのに、家を買おうという時も、苦しくなって店を手放すことになったらと心配だったのです。
麻美は、夢ややりたい事を捨てて欲しくないし、自分がいようといまいと、元気の人生を幸せに生きて欲しいのだと訴えます。
「無理だよ」
元気はまみが隣にいる幸せを知ってしまったから、もう一人でも幸せだった頃には戻れないのです。
moyoko
「両方揃わないとどっちもいらない」
麻美は、意を決したように「夫婦とか制度とかどうでもいい」と言いました。
「ただ元気とずっと一緒にいたい」
これからも自分たちらしくずっと幸せになるために、二人で生きていくための離婚にしたいと麻美は訴えます。
「ここから私たちの関係を新しく作っていきたい」
元気は麻美の提案に大賛成しました。何故なら、これからもただ麻美を好きでいればいいからです。
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虹の写真を送りたい人
向井くんはどんな関係なのかが重要なんじゃない、「ただ、一緒にいたい。」そんな風に思える相手がいればいいなと思いました。
しばらくして、空に虹がかかっているのを見て、思わず写真を撮って洸稀に送ろうとした向井くんは、はたと気がつきます。
果たして、洸稀は虹の写真を送っていい人なのか、良くない人なのか・・・。
そんなことよりも、まず自分が洸稀に虹の写真を送ろうとしたことにも驚きます。
moyoko
すると、洸稀の方から虹の写真が送られてきました。
見ると、同じ場所から撮っているものです。
後ろを振り返ると、洸稀がいました。
向井くんに気がついた洸稀は満面の笑みを見せます。
その笑顔にひき込まれる向井くんなのでした。
ドラマ『こっち向いてよ向井くん』 第9話 感想&まとめ
村田のうっかりによって、美和子と洸稀が急接近するというまさかの出来事が起きたおかげで、向井くんと元気の義兄弟はやっと麻美の気持ちを知ることが出来ました。
麻美は言葉が足りないと言われていましたが、やはりちゃんと話し合うことは大事ですね。
さて、最終回目前にして遂に向井くんと洸稀に恋の兆しが!
恋愛迷子たちの出す答えやいかに!? 次回最終回です!