すっかり元サヤに収まった気でいた向井くん(赤楚衛二)。しかし美和子(生田絵梨花)は自分のことを「元カレ」だと言います。美和子が何を考えているのかわからず、ヤケになった向井くんは「もう会わない!」と言い出す始末。
一方、元気(岡山天音)は、麻美(藤原さくら)にいまだ許してもらえず・・・。
そんな時、単身赴任中の向井家の父・隆(光石研)が夏休みで帰ってきます。
目次
ドラマ『こっち向いてよ向井くん』 前回振り返り
向井くん(赤楚衛二)は10年ぶりに再会した美和子(生田絵梨花)と再び仲良くなり始め、浮かれ切っていました。
しかし、つい最近まで美和子には彼氏がいたことがわかり、自分は美和子の淋しさを紛らわす要員なのではと悩み始めます。こんな時に限って洸稀(波瑠)は会ってくれません。
一方、麻美(藤原さくら)と元気(岡山天音)は三角関係でさらに泥沼化!
さらに、向井くんは美和子にとってはただの“元カレ”なことが発覚して・・・。
【ネタバレあり】ドラマ『こっち向いてよ向井くん』第7話あらすじと感想
ヤケっぱちの向井くん
美和子(生田絵梨花)との楽しい日々の中で、すっかり元サヤに戻った気でいた向井くん(赤楚衛二)。
ところが、美和子にとっては今でも向井くんはただの“元カレ”であることが発覚。
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しかし、美和子に「もう会わない?嫌だよね?」と恐る恐る聞かれた向井くんは、「もう会わない」と答えることが出来ませんでした。
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失意の中、元気の店で飲んでいると、久しぶりに洸稀(波瑠)と遭遇しました。
向井くんはチャンスとばかりに話を聞いてもらいます。
洸稀は、美和子があえて向井くんとの間に線を引こうとしていると感じました。
向井くんはもっと美和子と一緒にいて楽しい時間を過ごせば、関係が変わるかもしれないと期待しますが、おそらく美和子は相手が向井くんだから付き合えないと思っているフシがあります。
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向井くんの望みはただ一つ。美和子と楽しく笑って、食べて、一緒に眠って・・・とてもシンプルなことなのに、とても難しく感じます。
話しているうちに向井くんはだんだん何もかもが嫌になってきました。
そしてついにヤケになり「もう会わない!」と宣言してしまいます。
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その頃、美和子は父親が独身貴族を謳歌している叔母のことを「可哀想」と言っているのを聞いて、腑に落ちない気持ちを抱えていました。
父、帰る。
向井家に、単身赴任中の父・隆(光石研)が夏休みで帰ってきました。
久しぶりに家族水入らずで食卓を囲みますが、父が昔の知り合いの娘さんを向井くんに紹介したいと言い出したところで空気が一変。
公子(財前直見)と麻美(藤原さくら)の女性陣が黙り込んでしまったので、食卓は気まずい空気に。
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麻美(藤原さくら)に噓をついてしまっていた元気(岡山天音)は、いまだに許してもらえていません。
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向井くんは、結婚すれば恋愛の煩わしさから解放されると思っていましたが、元気は今、麻美に片思い中でした。
別れた理由
そんな時、美和子から「会いたい」と連絡を受けました。
向井くんは複雑な思いを抱えて美和子の部屋を訪ねます。
向井くんがシェーバーの彼のことが忘れられないのかと聞くと、美和子は「もう過去になっている」と答えました。
彼と別れた理由。それは、「結婚しようと言われた」からだということです。
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「結婚したくないから。」
美和子にとって、結婚は必要ないもので、結婚しなくても幸せにはなれるし、現に今幸せなのだと言います。
10年前に向井くんと別れた理由も、そこにありました。
あの頃、向井くんは美和子との結婚を意識していました。そのことを受け入れられず、結果として離れることになりました。
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かつて、向井くんは「美和子のことを守る」と言った時、美和子に「守るって何?」と聞かれて答えられませんでした。
その話をすると、美和子は「ちゃんと答えてたよ」と言います。
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「守るって何?」と聞かれた向井くんは、一瞬考えた後、笑いながら「何からだって守るよ?」と答えたのだそうです。
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その時、美和子は見下しても、呆れてもいませんが、一言「ダメだ、こりゃ。」と思ったと言います。
ただ、何が正解かはわかりません。向井くんがどう答えれば良かったのか、美和子にも答えられないのです。
ただ、向井くんが結婚したいと思っていて、結婚することが自分たちの進むべき幸せになる道だと考えていることがわかり、自分の考え方との乖離を感じました。
あの時何と言えば良かったのか・・・。
美和子は、一緒に考えて、自分の話も聞いてもらいたかったのです。
あの時笑ってごまかしたのは向井くんの優しさです。
美和子はその適当な優しさを受けるために、今も向井くんと一緒にいるのです。
向井くんはどうすればいいのかわかりません。美和子は「分からない。でも、このままでいいの」と言って向井くんに近づいてきました。
「嫌いになった・・・?」
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デリカシー
父・隆が、今度は商店街で会ったばかりの人の娘さんを向井くんに勧めてきました。
公子は「いい加減にしなさい!」と隆をり飛ばします。
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隆は「お兄ちゃんの幸せのために」と思ってやったことですが、本人がどうしたいかも聞いていないのに、幸せを決めつけているのが失礼で、デリカシーがないと公子は呆れます。
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向井くんは3500円のうな重で洸稀を釣って、話を聞いてもらいます。
洸稀は「身動きが取れなくなって、情けない」と言う向井くんに、「大人だから無動きが取れなくなっている」のだと言いました。
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今の向井くんは、美和子が何を望んでいるのかわからず、足が進まない状態です。
洸稀は行きたいところに行けばいいと思いますが、向井くんは「違ったら怖い」と尻込みしています。
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「優しい人は、ただの止まり木もしくはマラソンの給水ポイントで終わっちゃうよ」
一方、美和子は美和子で、周りが皆自立して強く生きているように見え、いつまでもフワフワしている自分がダメだと感じていました。
人生の舵
向井家の食卓は相変わらず“地獄の晩餐”でした。
息が詰まった男性陣は、元気の店で一息つくことに。
話の中で隆は「自分の人生の舵は自分で取らないと」と言いました。
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後日向井くんは美和子と会った時に、「美和子はいつまでここにいるの?」と聞いてみました。
「もう十分俺で休んだんじゃないの?」
「なんでそんなに結婚が嫌なの?」
美和子にとって、結婚は「長いものに巻かれるようなもの」だと言います。
いくら時代が変わったと言っても、まだ結婚をしていないと肩身が狭い思いをする人もいます。
美和子は、自分の叔母のように結婚しなくても幸せになると体現したいのだと言います。
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かといって、一人でいるのは淋しいと思ってしまう美和子。
「私だって一人で生きていけるはずなのに。」
美和子自身、どこに行きたいのか、方向が定まっていません。
向井くんには美和子の考えていることや、自分がいつまでここにいたらいいのかは分かりません。
ただ、分かっていることが一つあります。
「美和子が向き合う相手は少なくとも俺じゃない」
今、この場所にいるのは違うということだけは分かった向井くんは、美和子に「美和子とはもう終わりにする」と告げました。
ドラマ『こっち向いてよ向井くん』 第7話 感想&まとめ
ドラマも後半を過ぎて、かなり話が込み合ってきました。
美和子のような悩み・・・悩みと言っていいのかわかりませんが、同じような思いを抱えている人はたくさんいるような気がします。
相手があることなので、落としどころを見つけるのはかなり大変そうです。
美和子はどんな答えを出すのでしょうか?次回も要チェックです!