『母なる証明』あらすじ・ネタバレ感想!母親の究極の愛を超えたラストとは

『母なる証明』あらすじ・ネタバレ感想!母親の究極の愛を超えたラストとは

出典:U-NEXT

『母なる証明』は、『パラサイト 半地下の家族』で一躍話題になったポン・ジュノ監督の劇場長編4作目にあたる作品です。

息子の無実を証明するために母親が奔走するという無性の愛を描いた物語ですが、さすがポン・ジュノ作品と言わんばかりに一筋縄ではいかない作品です。

ポイント
  • 韓国の国民的大女優キム・へジャの演技&ウォンビンの兵役復帰後初の映画出演作として話題になった
  • 全編伏線ばかりで目が離せない&1度見ただけでは理解不能!
  • あっと驚くどんでん返しに注目!ただの母親の愛の物語ではない

マルコヤマモト

この記事では、2009年に公開された『母なる証明』について、ネタバレありでご紹介しています。

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『母なる証明』作品情報

『母なる証明』

出典:IMDB

作品名 母なる証明
公開日 2009年10月31日
上映時間 129分
監督 ポン・ジュノ
脚本 パク・ウンギョ
ポン・ジュノ
出演者 キム・へジャ
ウォンビン
チン・グ
ユン・ジェムン
チョン・ミソン
音楽 イ・ビョンウ

【ネタバレ】『母なる証明』あらすじ


田舎町で起こる少女の殺人事件

母親と思わしき女性が、草原で踊るシーンから始まります。

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どこかうつろな表情でゆらりゆらりと踊る印象的なシーンで『母なる証明』は幕を開けます。
『母なる証明』

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『母なる証明』の主人公は韓国の田舎町に住む母子。

町の商店街で官報薬品店を営む母親(キム・へジャ)は、知的障害のある息子・トジュン(ウォンビン)のことを何よりも愛し、心から心配していました。

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キム・へジャが演じる「母親」には決まった名前はありません。このことから、監督は特定の人物ではなく、世の「母親」全体についてを描いたと言われています。

悪友のジンテ(チン・グ)との付き合いをよく思わない母は、トジュンに付き合いをやめるように嗜めていました。

ある日、高級ベンツに轢かれそうになったトジュンは、相手に「バカ」と言われたことに憤り、ジンテとともに自分を罵った相手のベンツを壊してしまいます。

『母なる証明』

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その後、しっかり慰謝料を請求された母親でしたが、自分が無免許で行っている針治療のコネを使ってなんとか返済できました。

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母親の違法の針治療、バカと言われることが嫌いなトジュンが大きなポイントです。

ある夜、飲みに出掛けたトジュンは、帰り道に女学生の後ろ姿を見つけ、ナンパをしようとあとを追いかけます。

しかしその翌朝、その少女が民家の屋上で死体となって発見されたのです!

女学生はアジョン(チョン・ミソン)という名前の少女で、死因は頭蓋骨骨折と出血多量。

『母なる証明』

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現場の目撃情報や証拠から当たり前のようにトジュンが逮捕されてしまいます。

刑事たちの半ば強引な取り調べを受け、犯行を認める書類に捺印させられたトジュンは、あっという間に刑務所入りが決まってしまいました。

「虫も殺せないような息子が殺人などできるはずがない」という母親は、自らも無実を訴えるトジュンを信じ、高額な費用を払って弁護士を雇いましたが、トジュンの様子を見た弁護士はたちまちにやる気をなくします。

『母なる証明』

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また、単身刑事のもとを訪れた母親でしたが、ジョンパルという少年が祈祷院から逃げ出したという、別の話題にすり替えられ、はぐらかされてしまったのです。

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母親は頼りにならない警察や弁護士を当てにせず、独自で息子の無実を証明するために奔走し始めました。

息子は犯人じゃない!真実を求めて暴走する母親

母親は、亡くなったアジョンの葬式に顔を出して息子の無実を訴えたり、実況見分の現場でチラシを撒いて無罪を訴えました。

『母なる証明』

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しかし、その頑張りも虚しくトジュンの罪は覆されることはありませんでした。

母親はトジュンの悪友であるジンテが、事件の夜、トジュンとの待ち合わせ場所に現れなかったことを思い出し、ジンテの住む家へこっそりと忍び込みます。

ジンテの部屋には科学捜査の本などの資料が散乱しており、その中から母親はクローゼットに赤い染みがついたゴルフクラブを発見します。

『母なる証明』

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警察にゴルフクラブを持っていくと、赤い染みは明らかに口紅であることがわかり、ジンテが真犯人でないことが明らかになりました。

母親は落胆し、雨の中を1人帰り道に着きますが、途中廃品回収業者の老人の荷物から傘を1本もらいました。

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こちら何気ないシーンなのですが、後になって尾を引くのでしっかりと覚えておいてください。

弁護士は相変わらず役に立たず、トジュンを4年間精神病院に入れることで、ことを穏便に済まそうと考えます。

納得できない母親が珍しく痛飲し家に帰ると、そこにはジンテが待ち構えていました。

『母なる証明』

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母親が自分を犯人扱いしたことに腹を立てたジンテは、彼女に慰謝料を請求。

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持ち合わせたお金を渡すとジンテは納得しましたが、ジンテもトジュンのために同じく女子高生殺人事件の真犯人を探していたのです。

事件の真相に近く母親

今までジンテが調査をした結果、死んだアジョンは「米餅少女」と呼ばれていたことがわかりました。

母親もトジュンに面会をし、何か思い出したことがないか訪ねます。

しかし、トジュンが思い出したのは事件のことではなく、5歳の時に母親が自分に農薬を飲ませて殺そうとしたことでした。

『母なる証明』

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生活に困窮した母子は農薬を飲んで心中を図ろうとしましたが、種類が悪く死には至らず腹痛と吐き気が何回も続いたというエピソードです。

母親は自分でも思い出したくないことをトジュンに言われ、怒りながら治療用の鍼を取り出します。

太腿にあると言われる「記憶を消すツボ」に鍼を刺そうとする母親でしたが叶わず、暴れた母親は警察官に制止されてしまいました。

刑務所からの帰路、母親は鍼治療を依頼されていた写真屋の娘の元へ向かいます。

最近では写真の技術が発達し、顔の傷なども消せるようで、母親はその技術を見て感心していました。

すると、写真屋の娘はアジョンが顔に傷のある友達と一緒に店に来ていたことを思い出します。

そしてその時、「携帯の写真を現像したい」と言うと鼻血を出したと言うのです。

『母なる証明』

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アジョンは鼻血が出やすい体質だったそうですが、これが大きな伏線になるので忘れないように。

母親はアジョンの友達である顔に傷のある少女を見つけ、彼女が携帯電話の改造技術に長けていることを知ります。

そして、彼女がアジョンの携帯電話のシャッター音を鳴らないように改造したことも明らかになるのです。

顔に傷のある少女は男子学生たちに追われていました。

母親は2人の男子学生を追跡するようにジンテに頼むと、ジンテはさっそく2人の男子学生を捕らえて取り調べを始めました。

『母なる証明』

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アジョンが「米餅少女」と呼ばれていることについて2人が話し始めたのを、母親は無線を使って聞いていました。

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米餅少女とは、いわゆる売春をしている少女のことで、米をもらって餅をつくと言うのは売春の例えです。しかし、アジョンは貧乏だったため、本当に米をもらっていたという噂もありました。

アジョンは今まで相手をしていた男の写真を、音がならない携帯で撮影していたと言います。

母親はアジョンの携帯電話に事件の秘密が隠されていることを知り、アジョンのたった1人の身内である祖母のもとを訪ねることにしました。

母が知った衝撃の真実…

アジョンの祖母を訪ねた母親は、家の中にある米櫃に携帯を見つけます。

そして、トジュンに携帯の写真を見せると1人の男の写真に反応しました。

それは、以前母親が傘を買った廃品回収業者の老人だったのです。

『母なる証明』

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母親は老人のもとを訪ね、真犯人が見つかりトジュンが釈放されたと嘘をついて、事件当日のことを聞き出そうとしました。

事件現場近くの空き家で体を休めていたという老人は、小屋の外でアジョンを追うトジュンの姿を見たと言います。

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本当は売春のために米と寝床を用意して待っていた老人ですが、母親に話すことが恥ずかしいのか「体を休めていた」と嘘をついています。

たまたまアジョンを見かけたから後を追っていたトジュンに対して、アジョンは自分が売春をしていることを知られて後をつけられていると思ったようです。

『母なる証明』

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アジョンはトジュンに対して大きめの石の塊を投げつけると、「あっちへ行ってよ、バカ。」と言ったのです。

バカという言葉に反応し、怒ったトジュンが石を投げ返すとアジョンの頭に当たってしまいます。

そして、トジュンはアジョンが怪我をしたと思ったのか、階段から建物の屋上に引き上げて行きました。

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アジョン殺人事件の犯人は、トジュンで間違いなかったのです。

『母なる証明』の結末

老人はすぐにトジュンが捕まったので、特に名乗り出る必要はないと思っていたそうです。

しかし、トジュンが釈放されたと母親から聞いた老人が、目撃証言をする必要があると警察に電話しようと席を立ったその時…。

母親が突然老人に殴りかかり、最後には馬乗りになって殴り続け、殺してしまったのです。

『母なる証明』

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そして、老人の家に火をつけました。

思わぬ形で事件の真相にたどり着いてしまった母親は疲れ果て、林の中で体を休めた後枯れ野に出て、ゆらゆらと歩き始めました。

それから数日後、母親のもとに刑事がやってきて、アジョンを殺した真犯人が見つかったという報告を受けたのです。

真犯人は、祈祷院から逃げ出したジョンパルという青年で、彼の服からアジョンの血液が発見されたということが、決め手になったということです。

ジョンパルもトジュンと同じように知的障害を持った青年でしたが、我が子が可愛いあまりに母親は沈黙を続けます。

『母なる証明』

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しかし、ジョンパルには両親がいないことを知ると母親は泣き出しました。

その後釈放されたトジュンは、迎えにきたジンテとスナックの娘・ミナとともに帰路に着きます。

その途中、廃品業者の老人の家が火事になり老人が亡くなったことを知ったトジュンたちは、現場に立ち寄ることに。

そこでトジュンは、焼け跡から母親が落としたと思われる治療用の針が入った缶を見つけ、持ち帰りました。

母親とトジュンはもとの暮らしに戻ります。

トジュンは突然母親に、犯人がアジョンを屋上に上げた理由を考えたと言って話始めました。

犯人はきっと怪我をしたアジョンを早く見つけて欲しいと思ったから、皆が早く気づく屋上に上げたのだろうと言いました。

数日後、母親は商店街のバス旅行へ出かけます。

事件の真実を知り浮かれる気分にならない母親は、椅子に座ったまま呆然としていました。

『母なる証明』

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そんな母親を見て、トジュンが焼け跡から見つけた針の缶を母親に渡します。

「針を落としちゃダメじゃないか」

そういうと、トジュンは母親が乗るバスを見送りました。

母親はずっと知的障害を抱えているトジュンが、善悪をきちんと判断していることに気付きます。

母親は鍼を見つめた後、自分の太ももに鍼を立てます。

『母なる証明』

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母親は自分の記憶を消し、全てをなかったことにしたのです。

バスの中では商店街の仲間たちが夕陽に照らされ、楽しそうに躍り狂っています。

そして母親も、皆に合わせて一際楽しそうに踊り始めました。

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ここで物語は終わります。

【ネタバレ】『母なる証明』感想

母親の愛だけではない、凄すぎる展開に戸惑う

ポン・ジュノ監督の『母なる証明』は、他の監督作品に比べるととても難解な作品でした。

マルコヤマモト

その真実を掴みたくて、自分なりに理解できるまで他の作品を見たくなくなるほど。

まず、息子の無実を晴らすために母親が奔走し、事件を解決する物語だけでは終わりません。

『母なる証明』

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これはポン・ジュノ監督作品らしいところなのですが、あっと驚くどんでん返しが今作にも待ち受けています。

それは、今まで見た『殺人の追憶』よりも『パラサイト 半地下の家族』よりも重く、衝撃的な内容でした。

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様々な感想や考察を見て私が一番戸惑ったのは、トジュンが「知的障害者のフリ」をしていたということです。

トジュンは基本的に純粋な青年ですが、時折鋭い一面を見せたり、善悪の判断がきちんと付きます。

『母なる証明』

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「バカ」という言葉に異常に反応するということも、トジュンが実は正常であることを裏付けるポイントの1つだと考えられます。

マルコヤマモト

これ、ちょっと「母親」の気持ちになってみるともう…踊るしかなくないですか??

「じゃぁ私のしたことは…?」

せめて純粋なままのトジュンでいてくれれば、目撃者の老人を抹殺し、トジュンを取り返せたことに対しても、多少肯定できた&母親としての使命を果たしたと思いますが、実際はそうではありませんでした。

やはり犯人は息子であったという真実や息子の秘密とは一生付き合っていかないと思うと重すぎます。

マルコヤマモト

本当にトジュンが正常な状態で犯した罪だったならば、悪魔すぎます。
『母なる証明』

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しかも殺人現場から鍼を持ち帰ったトジュンには、きっと母親が廃品回収の老人を殺した?ということもバレていますよね。

事件の重要証拠を置き忘れていった母親も母親ですけれど、それどころじゃなかったはず。

血液がシャツについていただけで真犯人になったジョンパルに対しても、申し訳なさを隠しきれずに泣いてしまった母親。

マルコヤマモト

知的障害者のジョンパルには身寄りがなく、母親のように無実を証明してくれる人もいません。

起こった全ての出来事を忘れる方法は、記憶を消すツボに鍼を立てることでした。

そんなツボ、本当にあるのかだって分かりませんが、そうすることでしか解決方法はなかったのだと思います。

「母親の愛がすごい!」という感想だけでは片付けられないのですが、罪を犯した息子と罪を犯した自分。

それでも2人で生きていかなければならない、その後の母子の人生を考えるとやはり「母の愛がすごい!」という感想も間違っていない気がします。

『母なる証明』

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どんな子供でも愛し、守るのが母親の務めということは理解できますが、愛の矛先が思わぬ方向へ向かってしまうと『母なる証明』のようにもなりかねないと思いました。

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母親ってこんなに背負っていかなあかんのかなぁ〜!と思うと辛くて、他のことが全然考えられないくらい、闇の深い話でした。

SNSでのみんなの感想・評判

「ぐうの音も出ない」というのが『母なる証明』を見終わった後の正直な感想でしたが、SNS上でも様々な考察がありました。

全編にわたってバリバリに伏線が貼られた今作ですが、1度見ただけでは理解できないでしょう。

『母なる証明』

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何人かで観てあーだこーだ言い合うことも楽しい作品です!

マルコヤマモト

母親の行き過ぎた無性の愛を超越した今作を作ったポン・ジュノ監督こそが本当の狂気の持ち主…だったのではないのかと、個人的には思いました。

また、『パラサイト 半地下の家族』の家政婦役を務めたイ・ジョンウンが葬儀のシーンに、『グエムル-漢江の怪物-』の父親役で登場する、ピョン・ヒボンが廃品回収業者の役で登場しているので、ぜひ注目してください。

『母なる証明』あらすじ・ネタバレ感想:まとめ

マルコヤマモト

ポン・ジュノ監督の『母なる証明』についてご紹介しました。
要点まとめ
  • 単なるサスペンスではない壮大な人間ドラマを描いた作品
  • ポン・ジュノ監督作品の中ではもっとも難解な脚本で複数回見てこそ楽しめるかも
  • 衝撃のエンディングにもう、踊るしかない…!

新たに発売されたポン・ジュノ監督のDVDボックスにも収録されている『母なる証明』ですが、なんとこちらではモノクロバージョンも楽しめるということで、すでに視聴したファンからは高い評価を得ています。

また、BOXの装丁は『母なる証明』の「窓」をイメージしているそうで、作品を見た方なら一目瞭然ですね。

マルコヤマモト

私にとってはポン・ジュノ監督作品の中でも1番不可解で、正直見ていて疲れました。
『母なる証明』

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しかし、監督オリジナル脚本の面白さを改めて感じた作品でもあり、こんなに奥深く考えることになるとは思ってもいませんでした。

マルコヤマモト

やっぱりこの人すごい…と唸ってしまうような、ポン・ジュノ監督の『母なる証明』、皆さんはどのように感じましたか?

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