映画『モンスターハンター』あらすじ・ネタバレ感想!人気ゲームの実写化で話題沸騰の注目作

『モンスターハンター』

(C)Constantin Film Verleih GmbH

『モンスターハンター』は、カプコンから発売されているアクションゲームシリーズ、略称モンハンの実写化作品です。

2004年に1作目を発売して以降、今なおファンを増やし続け、シリーズ累計の販売本数は6,600万本(2020年12月現在)を誇るモンハンシリーズ。

巨大なモンスターを4人で協力して狩っていくというアクションゲームで、成功報酬などで自分の装備を強化して、より強いモンスターを狩ることが主な目的の世界中で大人気となったゲームです。

そんなモンハンを『バイオハザード』シリーズでお馴染みのポール・W・S・アンダーソン監督とミラ・ジョヴォヴィッチが実写化したのが映画『モンスターハンター』で、モンハンのファンだけでなく、派手なアクションで駆け回り、とにかく強いミラ様ファンや巨大怪獣映画のファン、相棒モノ作品ファンにもオススメしたい迫力のモンスター映画に仕上がっています!

\\『モンスターハンター』を見るならここ!!//

31日間無料のU-NEXTで見る

映画『モンスターハンター』作品情報

映画『モンスターハンター』

(C)Constantin Film Verleih GmbH

作品名 モンスターハンター
公開日 2021年3月26日
上映時間 104分
監督 ポール・W・S・アンダーソン
脚本 ポール・W・S・アンダーソン
出演者 ミラ・ジョヴォヴィッチ
トニー・ジャー
ティップ・”T. I.”・ハリス
ミーガン・グッド
ディエゴ・ボネータ
ジョシュ・ヘルマン
ジン・アウヨン
ロン・パールマン
音楽 ポール・ハスリンジャー
\\『モンスターハンター』を見るならここ!!//

31日間無料のU-NEXTで見る

【ネタバレ】映画『モンスターハンター』あらすじ


新世界へ

異世界の砂漠の海を進む船に迫る、巨大な影。

ハンターたちの乗った船は、砂の中を移動する巨大なモンスター・ディアブロスに襲われ、一人のハンター(トニー・ジャー)が船から投げ出され、砂漠に取り残されてしまいます。

そして、別の世界では。

特殊部隊を率いる軍人ナタリー・アルテミス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)が、荒涼とした土地で仲間たちと謎の失踪を遂げた別チームを捜索していました。

やがて車の痕跡を見つけるものの、チームの姿はありません。

その時アルテミスたちを、巨大な砂嵐が襲います。

何とか逃げようとするものの、車は横転、彼らは気を失ってしまうことに。

目覚めた彼らが見たのは、先程まで見ていた景色とは違う、見渡す限りの砂漠でした。

映画『モンスターハンター』

(C)Constantin Film Verleih GmbH

アルテミスの部下たちは、失踪したチームの車を発見します。

GPSや通信機は役に立たないものの、とにかくアルテミスたちは車で移動を始めますが、そこで見つけたのは恐竜より大きいであろう何かの巨大な骨。

その時「何か」が砂の中から猛スピードで近付いてきて、誰かの大きな声が聞こえます。

「ディアブロス!」

背後を振り返ったアルテミスたちが見たのは、砂の中から現れた見たこともない超巨大なモンスター!

映画『モンスターハンター』

(C)Constantin Film Verleih GmbH

仲間2人を失うものの、アルテミスたち4人は何とか岩場に逃げ込みます。

モンスターは砂から出てこられないのか、岩山に登ってくることなく、砂の中に再び消えていったのでした。

ハンターとの出会い

巨大なモンスターから逃れ一息つくアルテミスたちですが、その岩山にはディアブロスとはまた違う謎の生物、新たなモンスターが生存していました。

巨大な蜘蛛のようなモンスターの群れに襲われ、アルテミスは背後から刺されてしまいます。

部下たちはアルテミスを置いて逃げるしかなくなりますが、無数のモンスター・ネルスキュラに成す術もなく、結局次々と殺されてしまいます。

一人生き残ったアルテミスは、気を失っている間に連れ込まれていた穴場から逃げ出します。

映画『モンスターハンター』

(C)Constantin Film Verleih GmbH

モンスターたちは太陽の下には出られないようで、アルテミスは何とか傷の手当てができますが、絶望的な状況には変わりありません。

そんなアルテミスに新たな敵が。

男・ハンターには言葉も何も通じず、アルテミスは訳がわからないままハンターのアジトらしい場所に連れて行かれて、ロープで縛られてしまいます。

しかし、簡単に屈服しないアルテミスは隙を見てロープを外し、ハンターと戦い始めます。

やがて2人は休戦、アルテミスのチョコレートとハンターの水を交換し、奇妙な相棒関係が生まれるのでした。

まったく言葉は通じないものの、アルテミスは自分の世界に戻りたいとハンターに訴えます。

映画『モンスターハンター』

(C)Constantin Film Verleih GmbH

しかし、自らの世界に戻るにはディアブロスのいる砂漠を越える必要がありました。

ディアブロスとの戦い

ハンターの作戦で、ネルスキュラの毒を使ってディアブロスを倒すことになり、アルテミスはハンターにこの世界の武器の使い方を教わります。

2人の間には、信頼関係が生まれていきます。

そして、アルテミスが囮になって無事ネルスキュラの牙を手に入れることに成功。

翌日、今度はハンターが囮になって、ディアブロスをおびき寄せようとします。

毒を出すネルスキュラの牙を使った矢を放つハンターと、隙をついて砂漠に置き去りになっていた自分たちの車に駆け寄り、武器を取り出すアルテミス。

ハンターはディアブロスの頭部に大剣を突き刺しますが、振り落とされて気を失ってしまいます。

アルテミスはハンターに代わって、さらに深く大剣を突き刺し、ついにディアブロスを倒します。

意識を失ったハンターを連れて、アルテミスは砂嵐に襲われながらも、砂漠を越えようします。

やがて意識を取り戻したハンターと一緒に、草食のモンスターがいるオアシスに辿り着きます。

映画『モンスターハンター』

(C)Constantin Film Verleih GmbH

この先に、別世界と通じるスカイタワーがあり、アルテミスは自分の世界に戻れるはず。

ハンターとアルテミスは、一時の休息を取ることに。

しかし、そこに巨大なドラゴン型モンスター・リオレウスが現れ、火を吐きながら暴れまわります。

ハンターとアルテミスの絶体絶命なピンチを救ったのは、ハンターが属していた船の大団長(ロン・パールマン)と乗組員たちでした。

最終決戦

大団長に助けられたアルテミスですが、なぜか気絶させられ、船倉に閉じ込められてしまいます。

自ら拘束を解くアルテミスですが、ハンターはアルテミスの誤解を解き、大団長は改めてアルテミスに彼女の世界の言葉で話しかけます。

映画『モンスターハンター』

(C)Constantin Film Verleih GmbH

大団長の話では、アルテミスの世界とこの新世界をつなぐ門であるスカイタワーは、世界に大惨事を引き起こす可能性があるとのこと。

アルテミスは元の世界に戻るため、大団長たちと協力してリオレウスと戦うことに。

アルテミスはリオレウスとの戦いの最中、元の世界に戻ることに成功します。

捜索隊に発見され、無事にヘリに乗せられるアルテミスですが、何とリオレウスがこちらの世界にも出現。

映画『モンスターハンター』

(C)Constantin Film Verleih GmbH

リオレウスはアルテミスと共に、門を通り過ぎていたのです。

近代兵器はまったく役に立たず、あっという間に次々と倒されていく兵士たち。

アルテミスは大団長から聞いていた弱点をつき、一度はリオレウスを倒しますが、完全にではありません。

そこへ現れたハンターと大団長。

彼らも門を越えて来たのです。

3人は力を合わせて、今度こそリオレウスを倒します。

アルテミスは大団長の話を聞き、モンスターたちがこちらの世界にやって来ることを防ぐため、新世界に戻って戦うことを選択するのでした。

映画『モンスターハンター』感想

異世界モノになったモンハンは、まさかのホラー&怪獣映画に

実写化が決まった時、どんなストーリーになるんだろうと思ったものですが、実写ハリウッド版『モンスターハンター』は異世界に転移した主人公の物語になっていました。

くりす

そりゃあ他の選択肢ないよねという結論にすぐ達しますよね。もともと最終目的としてラスボスとの決戦→世界を救うというような内容のゲームではないですし。なのでゲームの「モンハン」を期待して観ると何これ?となるかもしれません。

本作は屈強な軍人たちが異世界に飛ばされ、そこで恐ろしいモンスターに襲われて地獄を見る前半と、主人公が異世界の武器でモンスターと戦う後半に綺麗に分割されています。

映画『モンスターハンター』

(C)Constantin Film Verleih GmbH

頭を空っぽにして、モンスターとアクションの迫力に酔いしれるのが正解です。

モンハンの武器でしか致命傷を負わせられないという点は良いんですけどね。

くりす

前半は間違えてホラー映画を観ているかと思うような恐ろしい展開が続いているので、これ子どもは泣くんじゃ…という出来です。ここを乗り切ればモンハンらしさがやって来ます!

ただし、映画全体で一番緊迫感があるのは前半のネルスキュラに襲われるシーンなので、ホラー苦手な人は要注意です!

くりす

真剣に気持ち悪いシーンもあるので、小さなお子様に見せる場合は特に気を付けて!

ミラ・ジョヴォヴィッチはモンハン世界でも無敵

本作『モンスターハンター』の監督はポール・W・S・アンダーソン。

主役のアルテミス演じるミラ・ジョヴォヴィッチの旦那様で、奥様とは『バイオハザード』シリーズや『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』でタッグと組んだ監督です。

インタビューなどで10年以上のモンハン愛を語っていた監督ですが、正直「モンハンより嫁が好きだろ?」と思うほどに、今作もミラ・ジョヴォヴィッチが光り輝く映画です。

くりす

強く、格好良く、美しく!はい、いつものミラ様です。
映画『モンスターハンター』

(C)Constantin Film Verleih GmbH

「一番彼女を輝かせられるのは僕」と言わんばかり、相変わらず妻への愛があふれすぎな監督です。

また、米軍の新入隊員が訓練を受けるセンターの1つでブートキャンプに参加したというだけあって、いつにも増して無敵さも感じる存在感を示しているミラ様。

どんなモンスターに襲われようと、大怪我をしていようとも大丈夫と思わせるミラ様。

くりす

アルテミス役は彼女以外は考えられないほどぴったりです。

共演のハンター役トニー・ジャーも、主役のアルテミスの相棒という役どころでさすがの身体能力を見せてくれています。

映画『モンスターハンター』

(C)Constantin Film Verleih GmbH

くりす

が、もっともっとトニー・ジャーのアクションを魅せて欲しかった!というのが正直な気持ち。もったいない!

アルテミスとハンターは、言葉が通じないデコボココンビですが、見ているとちょっとホッコリしてしまう二人の相互作用はなかなかだったと思います。

ミラ&トニーのアクションシーンで充分楽しめますが、しかしサブキャラの活かし方がイマイチなのは残念です!

モンスターの迫力は流石の出来映え

日々進化している技術で描かれたモンスターたちの迫力は、文句のつけようもありません。

くりす

デザインも良いんですが、とにかくリアル。驚くほどの大きさ、表皮の硬質さ、不気味さなどなど、大スクリーンで観ると思わず息を飲むほどです。
映画『モンスターハンター』

(C)Constantin Film Verleih GmbH

とにかく気味が悪く、一番嫌悪感を持ってしまったネルスキュラ、圧倒的な迫力で驚くディアブロス、そして異世界からやって来た時のリオレウスの絶望感を覚えるほどの恐ろしさ。

くりす

怪獣映画ジャンルとして見ると、合格点間違いなしです!

普通に戦っても絶対に勝てない、と観客に思わせるほどのモンスターの迫力はIMAX 3Dや4DXでの鑑賞に向いていそうです。

また、ゲームシリーズに長年関わってきたカプコンのプロデューサー辻本良三氏や「モンスターハンター:ワールド」のエグゼクティブディレクター藤岡要氏が映画のアソシエイトプロデューサーとして参加していることで、ゲームファンも納得のモンスターのビジュアルが完成したのかなと思われます。

モンスター愛がある人なら、背景が明るいシーンでのモンスターの躍動ぶりに思わず「うんうん」と頷いてしまうでしょう。

物語も一応謎が残っているので、ここまでモンスターの出来がいいと続編&新たなモンスターを期待したいところですが、人種差別的な台詞が中国で問題になり、公開の翌日に公開中断となってしまったため世界の興行収入が期待できない現状です。

すぐに監督は全面謝罪して問題のシーンをカットしたものを用意しましたが…差別問題には当然気を付けるべき時代に残念なことになってしまいました。

くりす

同じキャストで世界の謎を明らかにする続編を期待したいのですが、ちょっと難しいかもしれません。

映画『モンスターハンター』あらすじ・ネタバレ感想まとめ

以上、映画『モンスターハンター』をレビューしました。

要点まとめ
  • 前半はまるで『エイリアン』を見ているような、ホラー要素あり!後半はモンハンしてます!
  • 強いミラ・ジョヴォヴィッチが大好きなら、その一点で観る価値あり。
  • もっとモンハンらしいシーンを入れて欲しかったと残念になるくらい、モンスターの出来はばっちり。
\\『モンスターハンター』を見るならここ!!//

31日間無料のU-NEXTで見る