律や霊幻までもを洗脳したサイコヘルメットと話をするため、単身神樹へと乗り込んだモブは、神を名乗るその者の正体がエクボだと知ります。
エクボとちゃんと話がしたいと思うモブですが、花沢までもがサイコヘルメット教の一員となり彼の前に立ちはだかります。
神樹の力を得た花沢やエクボの強大な力に対し、モブはどのように対抗するのでしょうか。
目次
アニメ『モブサイコ100Ⅲ』第4話のあらすじと振り返り
神樹を操る神が現れたことにより、サイコヘルメット教はより強大な組織になっていきます。学校でもサイコヘルメット教を信じる者が増えていき、1日5分祈る時間を作ろうとしたり、サイコヘルメット教の学校支部を作ろうなんて考えるものまで出てきました。
それに伴い、神樹の根はさらに街中の建物に影響を与え始めたため、これを除去しようと霊幻は動き出します。1人では難しいと考えたモブは律に協力を頼みますが、神樹の飴を食べた律は洗脳にかかり、教徒と共に神樹撤去反対を唱え始めました。
神樹の粉末に洗脳効果があることに気づいた花沢は単身で神樹へと乗り込みこれを破壊しようとしましたが、信仰によってエネルギーをたくわえたエクボと対峙し苦戦を強いられます。
そして、ついには霊幻さえもサイコヘルメット教に洗脳されてしまったことにより、モブはサイコヘルメット教をこのままにしておけないと考え、初代サイコヘルメットの教祖と讃えられながら、1人で神樹へと向かっていくのでした。
【ネタバレあり】アニメ『モブサイコ100Ⅲ』第5話あらすじと感想
サイコヘルメットに会うため神樹の中へ入ったモブは、これを擁護する花沢と対峙
律や霊幻など、身近な人達まで洗脳されたことで、モブは単身で神樹へと向かい、サイコヘルメットと話をつけようとします。初代サイコヘルメットとしてあがめられながら、巨大ブロッコリーを登っていきます。神としてあがめられる心地よさなどまるで感じないモブは、神樹の中でサイコヘルメットと対峙し、これがエクボだとすぐに気づきます。
粉末や集団意識から人々を洗脳させていくことを許せないモブに対し、それの何がいけないのかとエクボは返します。サイコヘルメット教を信じるようになったとはいえ、人々の生活は変わらない。街の建物のことを引き合いに出しても、どうとでもなると返します。
洗脳にかかっていないモブ1人をのけ者にしようとしているわけではない。何も悪くないとエクボが主張するのに対し、力を使って人の心を操作しようとしていることが許せないと返すモブ。言ってダメなら自分だって力を使うじゃないかと言われるも、それでもモブの意見は変わりません。
エクボ本体は一向に出て来ず、モブが対話するのはブロッコリーから生み出されたサイコヘルメットの人形だけ。エクボになんども出てくるようにと問いかけるモブの前に、今度は花沢が立ちはだかります。サイコヘルメットは別に悪くないとモブに訴える花沢ですが、モブか彼を相手にしません。神樹を壊すことは許さないと言う花沢は、信仰により神がかった超能力を発揮。モブは苦戦を強いられますが、ブロッコリーの根の危険性を察したモブは、彼を神樹の外まで吹き飛ばしてしまうのでした。
KAMUI
モブの力を吸いあげたエクボ。今までの上限関係は逆転するのか!?
花沢を吹き飛ばしたことで神樹のてっぺんに穴が開くも、これはすぐに塞がってしまいます。そしてモブがどれだけエクボの偶像を倒しても、次から次へと現れ埒が飽きません。いつまでも姿を現さないエクボに苛立ちを見せるモブですが、これはエクボの狙いです。
神樹の中に入って来たモブの力を吸い取り、自身の力にしていくエクボは、モブが力を使い果たすまで出るつもりはありません。神樹を壊せば、花沢同様に多くの人が敵になるぞとモブに警告するエクボは、ついにはつぼみのことまで引き合いに出していきました。
つぼみの洗脳に苦労したエクボは、彼女の意志の強さを認めたうえでモブがどれだけ頑張っても彼女は振り向いてくれないぞと言います。そんな彼女も今やサイコヘルメット教の信者。神になったモブにならなびいてくれるんじゃないかとエクボは甘い誘惑を仕掛けますが、モブはそれでも自分の意思を曲げません。
力尽きたと思われるところで、上下関係をハッキリさせるため、ついにエクボが姿を現します。神樹から吸い上げたエネルギーにより大きな人魂となったエクボは、その力を持ってモブを屈服させようとしますが、モブはエクボに往復ビンタ。さらに霊体の一部を掴んで地面にたたきつけるという暴挙に出るのでした。
KAMUI
神エクボは震え、驚愕する
底力をみせるモブに対し、エクボは神樹の力を使い強化。黄金に輝く「神エクボ」となり、モブに立ち向かいます。神パンチや神ダッシュ、神叩きつけ、神サンドバッグという荒業でモブに攻撃を仕掛けますが、モブな何度でも立ち上がってきます。
モブの超能力は無敵というわけではなく限界がある…爪との闘いや、最上啓示と対峙したことでこれを理解していたエクボは、モブの力を吸い上げながら、自分の持てる力をぶつけていきます。しかし、これはエクボの見せかけの姿であり、出てくる言葉も本音じゃないとモブは断言し、全く折れません。自分が望んでいたものを手に入れたのに、これを軽々しく否定されたエクボは腹を立て、神ビームでモブを攻撃します。あまりにも強力な力であったため、やりすぎたと考えたエクボはモブを心配します。
KAMUI
しかし、モブから伝わって来たのは初めて出会ったとき以上の怒りの気配。土煙のなかから現れたモブの目を見たエクボは恐怖を覚えます。「本音が聞きたいだけ」だというモブに対し、自分はモブを利用しようとしていただけだと言うと、エクボは本格的に消されると警戒。決着をつけるため、フル霊力でモブへと立ち向かっていきます。が…
「シャツがダセえ!!!」
学ランの下から現れたハゲ散らかしモンキーのシャツを見てとっさに出た言葉により、モブの感情が100%に!
KAMUI
アニメ『モブサイコ100Ⅲ』まとめ
モブとエクボの対話がついに佳境です!自分の夢を語るも否定されたエクボとしては、もう彼の言葉を聞くことはないと思ったでしょうし、神樹から力を吸い上げて自信をつけたエクボは、今ならモブに勝てると思ったでしょう。少なくともいい勝負くらいには…しかし、ONE先生の作品がそんなにハードな展開になるはずもありません。もうわかってはいるのですが、やっぱり裏切ってくれるこの展開がなぜか癖になってしまいます。
そしてもうこれで終わりかと思ったところのワンクッション「シャツがダセえ!!!」ですよ。ここからどんな風に話が進んでいくのか、アニメーションでどう表現されるのかが楽しみです。