マチコ(入来茉里)の不倫と優梨子(大谷凛香)の妊娠を知った亮平(白石隼也)は追い詰められ、行く当てもなく彷徨っていました。
亮平を探すマチコは、結婚指輪を見てある場所を思い付きます。
優梨子が妊娠したと知った圭介(征木玲弥)は大激怒。しかし優梨子は気にする様子はありません。優梨子やマチコから拒絶された圭介は、子供の頃のトラウマがフラッシュバックしてしまいます。
目次
ドラマ『蜜と毒』 前回振り返り
圭介(征木玲弥)から絡まれることもなく、優梨子(大谷凛香)からの連絡も途絶え、つかの間の平穏な日々を送っていたマチコ(入来茉里)と亮平(白石隼也)。
ある朝、亮平はリビングで見知らぬ男物の懐中時計を発見します。マチコの浮気を疑った亮平は、圭介に相談します。圭介は遂に自分とマチコの関係を暴露してしまいます。
一方、その頃優梨子は妊娠したと言って出産の準備を始めました。
その事実を知った亮平はさらにショックを受けます。
【ネタバレあり】ドラマ『蜜と毒』第9話あらすじと感想
絶望の中で
マチコ(入来茉里)と圭介(征木玲弥)の不倫と、優梨子(大谷凛香)が妊娠したということを突きつけられた亮平(白石隼也)はショックを受け、家に帰ることも出来ず街をさまよい歩いていました。
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一方、圭介は優梨子が妊娠したと聞いて「聞いてない」と怒り出します。
子供が出来たからといって亮平が戻ってくるとは限らないと言っても、優梨子は必ず戻ってくると信じているようでした。
そして、子供が生まれたら自分の思い通りに育て上げて、亮平のコピーを作ると語る優梨子。
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「そしたら永遠に亮平さんを手に入れることが出来る!」
子供を物のように扱う優梨子に圭介は「産んじゃダメだ」と掴みかかります。
揉み合いになった末、優梨子は圭介を突き飛ばします。
すると、母親に突き飛ばされたトラウマがフラッシュバックした圭介は、「やめろ!」と言いながら頭を抱えてしまいます。
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結局、亮平は朝まで帰ってきませんでした。
マチコが家を出ると、圭介が待ち受けていました。
マチコの腕を掴んで「俺と一緒にいろ」と言う圭介を、マチコは突き飛ばします。
圭介はさらにフラッシュバックが起き、道の真ん中でうずくまってしまいました。
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小鳥遊社長(神尾佑)は、亮平が戻ってくると信じて疑わない優梨子を必死で説得しますが、聞き耳を持ちません。
今まで一度も働いたことがないのに、「この子のためならなんだってする」と1人でも育てるつもりのようです。
思い出の浜辺
亮平は海にたどり着いていました。
何をするでもなく海を眺めていると、マチコがやってきます。
実は、この場所は13年前に亮平がマチコにプロポーズした場所でした。
マチコは亮平を探す中で結婚指輪を見た時、自分を思ってくれているならこの場所にいるのではないかと考えたのです。
亮平はその時、マチコを幸せにすると誓いました。
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でも、マチコも人のことは言えません。
とはいえ、元は亮平の素行が引き起こした問題です。
「俺なんかいなくなった方がいい。死んだ方がマシだ」
意気消沈する亮平に、マチコは「いつまでも逃げないで」と言いました。
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亮平はプロポーズしてくれた後、1つの肉まんを割って「喜びも悲しみも2人で分け合おう」と言ってくれました。
その言葉のおかげで、13年間2人で生きてこれたのだとマチコは思っていました。
でも、本当はあの時、亮平は手持ちのお金がなく肉まんを一つしか買えなかっただけなのです。
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「これからも2人で生きて行く」
亮平はまず優梨子に謝罪をすることを決め、2人で頑張って行こうと誓い合いました。
優梨子の真実
久しぶりに亮平から連絡を受けた優梨子は大喜びで支度を始めます。
亮平が家を出ようとすると、玄関先には小鳥遊社長の姿が。
亮平とマチコは土下座をして優梨子を傷つけたことを謝ります。
「社長と優梨子さんが納得されるまで、償いはさせていただきます」
そう言って頭を下げる亮平に、小鳥遊社長から返ってきた言葉は意外なものでした。
「その必要はない」
なんと、優梨子は想像妊娠で、本当は妊娠などしていないというのです。
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優梨子は妊娠していないということが受け入れられず、睡眠も食事も取らずに日がな一日出産の準備をしているというのです。
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小鳥遊社長はもちろん優梨子に安易に手を出した亮平のことは許せません。
だけど、今の優梨子の状態が心配だと、悲痛な表情を見せます。
マチコは、亮平の代わりに優梨子のマンションを訪ねました。
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優梨子はマチコを一瞥し「どうせざまぁみろと思ってるんでしょ」と言いました。
マチコはすかさず「思ってるよ」と答えます。
「あなたは私を散々苦しめてきた。今度はあなたが苦しむ番」
優梨子からビンタされても、負けじと殴り返すマチコ。
2人は取っ組み合いのケンカを始めます。
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それを桜小路が身を挺して止めました。
優梨子はへたりこんでおいおいと泣き始めます。
マチコは優梨子の肩を抱き、優しく声をかけます。
「子供がいてもいなくても、愛してくれる人と一緒ならきっと幸せになれる」
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母の面影
翌日、亮平の会社での処分が下る時がやってきました。
下手をすれば退職することになりますが、2人は「一緒に頑張ろう」と励まし合いました。
マチコが会社に着くと、圭介は今までの飄々とした雰囲気とはまるで違ったオーラをまとっていました。
そしてマチコのことをしばらく見つめていたかと思うと、急に外に飛び出していきます。
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圭介は屋上で母親の影を追いかけていました。
圭介のことを好きな奈緒(玉井らん)が、心配して屋上にやってきますが、圭介は「違う!お前じゃない!」と奈緒を拒絶します。
「顔も声も全然違う!」
圭介は「お母さん!」と叫びながら屋上を走り回ります。
「帰ってきてよ、お母さん!」
すると、様子を見に来たマチコの姿を見つけます。
圭介は持っていたスマホを放り出し、「お母さん!」とマチコにすがりつきます。
落ちたスマホには圭介の子供の頃の写真が表示されていました。
その母親の顔は、マチコに瓜二つだったのです。
ドラマ『蜜と毒』 第9話 感想&まとめ
崖っぷちまで追い詰められたマチコと亮平。
と、思いきや、逆に追い詰められていたのは優梨子と圭介の方でした。
優梨子はマチコを逆恨みして元気一杯ですが、圭介はもう行くところまで行ってしまっています。
圭介がマチコに執着していたのは、自分の母親と瓜二つだったからでした。
次回は最終回。果たして4人の運命やいかに!?夫婦はこの苦難を乗り越えられるでしょうか?