「週刊少年ジャンプ」にて人気連載中の権平ひつじ先生によるスパイバトルコメディ『夜桜さんちの大作戦』。
家族を事故で亡くし、心を閉ざすようになった高校生・朝野太陽を主人公に、幼馴染みの夜桜六美とその家族――スパイ一家の夜桜家を取り巻く「大作戦」が描かれます。
夜桜家のデータベースがハッキングされた?!
太陽のパーソナルデータだけが盗まれたと四怨から報告を受け、太陽は薄気味悪さを感じます。
そんなある朝、登校中の太陽と六美の前に現れたのは、惚れた男をつけ回して殺す”男狩り”スパイの切崎殺香でした。
闇サイトに公開された太陽の動画を見て、一目惚れしたといいます。
太陽と六美と同じクラスに転入してきた殺香は、授業中も太陽の命を狙うも度々失敗。
ついに最終手段に出て……?
早速、第6話「バグ」をレビューしていきます。
目次
アニメ『夜桜さんちの大作戦』前回第5話あらすじと振り返り
敵を殴り倒している時の映像が何故か闇サイトで公開され、刑事を名乗る仏山という男に連行された太陽。
さまざまな悪行に少年ひとりの犯行とは到底考えられないと、仏山は太陽が裏で秘密組織に関わっていることを疑いますが、共犯者の情報は一切入手できていないのだとか。
取り調べと称した手段を選ばない理不尽な拷問に耐える太陽に対し、仏山は六美の存在をちらつかせて脅しをかけますが、太陽は違和感をおぼえます。
実は、仏山は凶一郎の昔馴染みであり、夜桜家にとっての協力者だったのです。
代わりに仏山からの依頼を引き受けているWin-Winな関係で、太陽も遊園地での任務を担うことに。
銃を持った怪しげな男女を捕獲するミッションは無事に遂行され、同行した六美とともに観覧車に乗ることができた太陽。
そこで二人は改めてお互いの想いを伝え合い、夫婦としてまた一歩前進するのでした。
【ネタバレあり】アニメ『夜桜さんちの大作戦』第6話あらすじ・感想
危険な”男狩り”スパイ登場
夜桜家のデータベースがハッキングされ、太陽のパーソナルデータだけ抜き取られたと報告する四怨。
薄気味悪さを感じる太陽が六美とともに登校していると、怪しげな人物に追いかけられます。
やがて姿を現したのは、惚れた男をつけ回して殺す”男狩り”スパイの切崎殺香(CV.伊瀬茉莉也)でした。
闇サイトに公開された太陽の動画を見て一目惚れしたという殺香は、ついに懸賞金をかけられた太陽が他の誰かに殺されるより先にと、本人のもとへやって来たのです。
この時も、殺香は太陽の命を狙っていた殺し屋を倒し、目の前で踏みつけていました。
界隈でも悪い意味で有名な殺香をただの極悪ストーカーだと理解した太陽は、すでに六美と結婚していることを明かします。
しかし、殺香はすでに凶一郎と接触しており、六美に危害を加えない限り、太陽に手を出すことは黙認するという返事をもらっていました。
データベースへのアクセスコードも凶一郎が教えたらしく、ハッキングされたのはそのせいでした。
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真実の愛!
学校へ着くと、太陽と六美と同じクラスに、転校生として殺香がやって来ます。
それからというもの、太陽は学校にいる間、常に命を狙われるようになりました。
やがて、複数の針を武器とする殺香からの攻撃を避け続ける太陽に痺れを切らしたのか、殺香の強攻策が飛び出します。
クラスメイトたちに催眠毒が含まれた針を打ち込み、自我を麻痺させることで殺香の召使にしてしまったのです。
殺香は自我を失ったクラスメイトたちを操り、「この世の全ては私と太陽様のためにある」といって太陽を襲わせます。
操り人形と化したクラスメイトたちに囲まれ、身動きが取れなくなってしまった太陽。
六美は太陽を守るように前へ出て、止めに入りました。
そうして六美と殺香が対峙した瞬間、窓から侵入者が……。
それは、殺香が倒した、太陽の命を狙う殺し屋でした。
殺し屋が発砲すると、六美は殺香を庇うように飛び込んでいきます。
銃弾が六美の肩をかすめたのを見た太陽は、護身銃で殺し屋を撃ち落としました。
敵とみなしていた六美が助けてくれたことに驚いた殺香は、「どうして」と呟きます。
すると六美は、「太陽のいいところを見てくれる人がいて嬉しかったから」と微笑みました。
殺香はそこに「真実の愛」を見出し、六美のことを「好き」になってしまうのでした。
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四怨のゲーム部屋
よく兄弟の誰かをゲーム相手にするという四怨。
その相手に、初めて太陽が選ばれました。
夜桜一家によく似たデフォルメキャラたちが登場する四怨特製の横スクロールアクションに、どこか達成感を覚えきれない太陽。
ボス戦に現れた凶一郎のような列車を倒し、無事にゲームをクリアすると、テレビから「暴走列車が停止した」というニュースが流れてきます。
「任務対象のシステムをハッキングし、自作のゲームに変換してクリアする」
それが四怨の仕事のスタイル。
つまり、太陽がゲームで列車を倒したことにより、現実の列車も停止したということです。
これらを理解したところで、四怨から本命のミッションが伝えられます。
画面に映し出されたのは、火力発電所に突っ込もうとしているヘリコプター。
まさに今、ゲーム上でそのヘリコプターを食い止めることが、この日の任務でした。
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バグ利用?!
特定のエリアに侵入される前に、飛んでくるメカドラゴン――現実のヘリコプターを倒せばクリアのゲーム。
四怨は一度だけ復活できるアイテムを太陽に渡し、先陣を切ります。
ゲーマーの四怨が圧倒的なスピードで進んでいく中、あまりゲームが得意ではない太陽は苦戦していました。
しかし、何故か壁を通り抜けたり、いきなり無敵状態になったりと、バグ技で切り抜けます。
四怨はバグ利用に憤り、太陽は理不尽に怒られますが、それで火が付いたのか、四怨がセキュリティの隙をついてメカドラゴンを討伐しました。
ところが、新たに小さなドラゴンが大量に迫ってきて埒があきません。
四怨が仕方なく別の迎撃システムを作動しようとすると、太陽は画面を見つめて「まだ何とかできるんじゃ……」と呟きました。
太陽が思い付いた作戦は、自身のバグ体質を利用して、倒したメカドラゴンに一度だけ復活できるアイテムを使用し、蘇生して味方につけることでした。
スマートではないが嫌いじゃない、と四怨からのお墨付きをもらいますが、システム上に殺香と思われるキャラクターが乱入。
殺香にとっても偶然だったようですが、結果として共闘するかたちに。
そんな殺香のアシストもあり、無事にミッションは成功しました。
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アニメ『夜桜さんちの大作戦』第6話まとめ
いかがだったでしょうか。
新キャラクターの切崎殺香が登場し、また賑やかになった太陽のスパイ生活。
太陽自身も、夜桜家の一員としてひよっこながら頭角を現しています。
兄弟たちそれぞれの戦闘スタイルも見えてきて、集団でのバトルシーンや共闘に期待が高まりますが……?
次回、第7話も楽しみです。