アニメ『夜桜さんちの大作戦』第20話あらすじ・ネタバレ感想!太陽の両親にまつわるハクジャの過去とは?!

ⓒ権平ひつじ/集英社・夜桜さんちの大作戦製作委員会

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「週刊少年ジャンプ」にて人気連載中の権平ひつじ先生によるスパイバトルコメディ『夜桜さんちの大作戦』。

家族を事故で亡くし、心を閉ざすようになった高校生・朝野太陽を主人公に、幼馴染みの夜桜六美とその家族――スパイ一家の夜桜家を取り巻く「大作戦」が描かれます。

電気を通さないハクジャの髪に、新たな武器・”八重の弐”で対抗する太陽。

観光列車の中で相対する二人は、激しい攻防を繰り広げます。

その最中、外から戦いを観察する皮下に気付かれないよう、ハクジャは髪の毛を文字に見立てて太陽へメッセージを送っていました。

彼女が紡ぐ内容とは、太陽の両親の死にまつわること。

生前の太陽の両親を知るハクジャから、闇に葬られた残酷で驚くべき真相が明かされ……。

早速、第20話「太陽のピアス」をレビューしていきます。

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アニメ『夜桜さんちの大作戦』前回第19話あらすじと振り返り

夜桜百の行方を探すため、”タンポポ”の足取りを探っていた太陽たちは、ついにタンポポが持つ”葉桜”の密輸ルートを掴みます。

ルートのひとつである観光列車に潜入した太陽は、添乗員として忙しなく仕事をこなしながらも、手掛かりすら掴めずガセネタだったのでは、と諦めかけていました。

その時、乗客の苦情からとある違和感に気付き、車内に毒ガスが蔓延していることが発覚。

それが客に紛れていた百と皮下の仕業だとわかります。

ついに二人と対峙する太陽でしたが、タンポポの一員である女性・ハクジャが立ちはだかり……。

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【ネタバレあり】アニメ『夜桜さんちの大作戦』第20話あらすじ・感想

密かなメッセージ

電気を通さないハクジャの髪に、新たな武器・”八重の弐”で対抗する太陽。

激しい攻防を繰り広げる中、車外から戦いを観察する皮下に気付かれないよう、ハクジャは髪の毛を文字に見立てて、太陽へメッセージを送ります。

その内容は、なんと太陽の両親の死にまつわること……。

実は、ハクジャは生前の太陽の両親と面識があり、闇に葬られた残酷な真実を知っていました。

「私のせいであなたのご家族は死んだ」

そう言って、彼女は太陽に真相を伝えるのでした。

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前回から続く、ハクジャの太陽に対する意味深な言葉や態度は、彼の両親を知っているからこそのものでした。

ハクジャと朝野夫婦

――10年以上前。

重い病に侵されていたハクジャこと雪は、太陽の母・あかりが看護師として務める病院に入院していました。

太陽の父・日出も製薬会社の営業として病院に出入りしており、雪のことを本当の娘のように、夫婦揃って可愛がっていたのです。

その仲は、雪の誕生日に太陽のモチーフの耳飾りを贈るほど……。

やがて、雪の病気は寛解し、朝野夫婦に見送られて長い入院生活から解放されます。

しばらくして、主治医の皮下に「見せたいものがある」と呼び出された雪は、そこで葉桜の被験者たちの死体を目にします。

雪の病気が治ったのは、知らないうちに投与されていた葉桜の適合者だったからでした。

さらに、朝野夫婦が「何も知らない善人のままこの世を去った」と聞かされ、絶望します。

そうして、拒否する間もなくタンポポに加入させられたのでした。

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ハクジャの悲しい過去と壮絶な真実に、太陽は……?

”当たり前”を守ること

家族の死の真相を知った太陽は、両親がハクジャに贈った耳飾りが今は改造されていると告げられます。

タンポポがハクジャを監視するため、GPSを組み込んだのです。

つまり、そのGPSを辿れば、タンポポの手掛かりを掴めるかもしれません。

「あなたの家族を奪った女の手から、あなたの新しい家族を守る手掛かりを勝ち取ってほしい」

ハクジャはそう言って、再び太陽と対峙します。

太陽は、人助けを「当たり前」だと語る母・あかり、そして、それをやはり”当たり前”だと思っている家族との思い出を振り返っていました。

その時、感情に合わせて増減するソメイニンが、太陽の激情により暴走を起こします。

それは、とっくに太陽が制御できるレベルを超えていました。

ハクジャがいよいよ太陽を投げ飛ばそうとした瞬間、太陽は六美の「当たり前」という言葉を思い起こし、もう一度立ち上がります。

そして、自らの脚を傷つけることで、過剰に活性化したソメイニンを血液ごと排除する調節術を行いました。

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太陽が行った調節術――瀉血(しゃけつ)を「辛三の助言」だろうと分析する百。 やはり腐っても父親……よく見ていますね。

「六美たちのいる、この”当たり前”を守るんだ」

太陽はそう告げて、真正面からハクジャに攻撃を仕掛けます。

ハクジャは倒れ、朝野夫婦を失ってまで手に入れたすべてを結局失ってしまったと、一人考えるのでした。

獣化した少女と異形の男性

長い白髪も攻撃を喰らって短くなってしまい、瀕死状態で横たわるハクジャ。

彼女は、最後までハクジャ自身には刃を立てなかった太陽をお人好しだと評しました。

すると太陽は、両親から「病気や治療に文句ひとつ言わず頑張る子」「周りの人の気持ちを和ませる、お日様みたいな手をした女の子」がいると聞かされていたことを明かします。

それがハクジャ、もとい雪だとわかった今、太陽は彼女に感謝を伝えました。

両親の形見を持っていてくれたこと、そして、そのおかげで今度こそ家族を守れると……。

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ハクジャの最期を見守るように、空に架かった虹……美しいものは時に切なさを増長させます。

ハクジャを看取った太陽は、列車を止めようと動き出します。

その時、新たな敵――狼のような耳と尻尾を持つ少女・アイ(CV.久野美咲)と、額に角のような突起のある落ち着いた男性・ミズキ(CV.野島健児)が現れました。

先の戦いで弱っているところを襲撃され、ミズキに首を絞められ苦しむ太陽。

そんな太陽の危機を救うべく、線路上に待ち構えていたのは、二刃とりんでした。

肉弾戦特化型の二人に対し、ミズキは自らの頭部を異形化させて毒を噴射し、その場を切り抜けようとします。

そうして正面衝突を避け、当初の目的通りハクジャの遺体と葉桜を回収すると、アイを連れて去って行きました。

二刃とりんも攻撃を躱しつつ、太陽の救出という任務を果たすのでした。

アニメ『夜桜さんちの大作戦』第20話まとめ

いかがだったでしょうか。

ハクジャとの戦いを経て、両親の過去と家族の死の真相を知った太陽。

太陽の両親がハクジャに贈った耳飾りが手掛かりになるようでしたが、彼女の遺体はタンポポに持ち去られてしまいました。

太陽本人も二刃とりんによって無事救出されたものの、不穏な気配は漂ったまま……。

新たに登場したアイとミズキも、一筋縄ではいかない敵に思えます。

今後どのように対峙していくのでしょうか?

次回、第21話も楽しみです。

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