信念を持ってプロフェッショナルとして働く孤高のロビイスト、エリザベス・スローン。
映画『女神の見えざる手』は、そんな彼女を圧倒的な演技力で演じたジェシカ・チャステインの魅力が全編を通して絶え間なく溢れてる作品です。
特定の団体の依頼を受け、政党や議員に働きかけ、政治的決定に影響を与える。さらにマスメディアに対しても戦略を立て、世論をも動かしてしまう…。
オリンピックの開催地決定から大統領選挙に至るまで、ロビイストの力は計り知れないほど大きいのです。
本作の主人公であるエリザベス・スローンは、そんなロビイストの中でも特にキレ者として知られていた人物。
プロとして信念を貫く姿が本当にしびれる映画となっています。
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目次
『女神の見えざる手』作品情報
作品名 | 女神の見えざる手 |
公開日 | 2017年10月20日 |
上映時間 | 132分 |
監督 | ジョン・マッデン |
脚本 | ジョナサン・ペレラ |
出演者 | ジェシカ・チャステイン マーク・ストロング ググ・バサ=ロー アリソン・ピル マイケル・スタールバーグ サム・ウォーターストン ジョン・リスゴー |
音楽 | マックス・リヒター |
『女神の見えざる手』あらすじ・感想【ネタバレなし】
ミス・スローンというキャラクターとそれを演じたジェシカ・チャステインの圧倒的な魅力
早口で頭がキレてストイック、しかも美しい。
そんな孤高の存在スローンを圧倒的な演技力、かつ最高レベルの完成度で演じているのがジェスカ・チャステインです。
スローンとジェシカ・チャステインに魅了されてるうちに映画が終わってしまうほど。
主人公の名前がドーンとつけられた原題”Miss Slone”というタイトルが、まさにピッタリなんです!
まず、真っ先にこの映画の魅力として取り上げなければいけないのは、彼女(スローンでありジェシカ・チャステイン)の存在であるのは間違いありません。
過去にこれほどまでに賢くて美しい女性を圧倒的に演じきった人がいただろうか?
と思ってしまうほど、最初から最後までジェシカ・チャステインの魅力がたっぷり詰まった映画になっています。
それを見るだけでも、『女神の見えざる手』は一見すの価値があります。
信念を貫き、プロとしての仕事ぶりがかっこよすぎる!
最強のロビイストとして、誰にも負けないプロの責任を背負いながら働くスローン。
大手ロビー会社で、すでに大活躍しているスローンは、銃擁護派団体の仕事を依頼されます。
しかし、信念に反した仕事はできないと、自分の信念に賛同する小さなロビー会社に移籍をしてしまうのです。
そして、元々自分がいた業界最強の会社に、小さな会社で不利な状態から戦いを挑むスローンのまばたきも許さぬ怒涛の展開が始まります。
プロフェッショナルとしての圧倒的姿勢と、いくつもの奇策で、不利な状況をモノともせずに突き進みます。
勝つために全精力を注ぐスローンの姿は、仕事やビジネスをがんばっている人の心に深く突き刺さるのは言うまでもありません。
かっこいい女性の主人公といえば、今後は必ず『女神の見えざる手』のエリザベス・スローン(ジェシカ・チャステイン)を挙げるでしょう。
知的好奇心を刺激されまくる。まるで自己啓発映画!
相手の動きを予測し、戦略を練り、自分の持っている資源を最大限に発揮し、ストイックにチームを勝利に導く。
勝つことに絶対的にこだわり、感情的になることがあっても常に頭では冷静に戦略を練る。
その姿は、知的好奇心を刺激し、私たちを感化(モチベート)してくれます。
映画を観終わったあとには「よし、頑張るか!」と自分もバリバリ働きたくなっちゃいます!
自分の知的好奇心を刺激し、啓発してくれるような作品を探しているなら、本作『女神の見えざる手』は超ピッタリです。
予想外すぎるラスト
どんでん返しという展開は、あまりにも普及しすぎて、もはや「よくある展開」になりつつありますよね。
多くのストーリーが最後にどんでん返しの展開を持ってくるので、予測できるラストが多くなってきたなぁと思います。
しかし!
『女神の見えざる手』に関しては、まるで全く予測してなかった一言で物語が終わるのです。
予告も主人公のキャラクターやロビー活動という舞台に重きを置いていたから、まさかラストにそんな結末が来るなんてことは、1mmも心の準備が整っていないうちに訪れます。
これこそまさに、本当のどんでん返し!
そして、その最後の一言で、一気にミス・スローンという人物が圧倒的な魅力のある人物になります。
気になる「一言」については、映画本編を見てのお楽しみにさせてください!
忘れてはいけないかっこいい人がもうひとり。
ミス・スローンの魅力が圧倒的すぎるのですが、実は彼女以外のキャストも魅力満載です。
中でも、スローンを大手から弱小企業にヘッドハンティングしたシュミット(マーク・ストロング)がかっこいいのです。
スローンの信念で動くという性質を見抜き、信念に訴えかけ、報酬ゼロというヘッドハンティング方法もかっこよすぎます。
一緒に働くことになってからも、彼の存在感は一際目立ち、スローンを支えながらも行きすぎないよう見張り、彼自身も信念で動くことを証明していきます。
本作は、信念で動く人たちが、信念を貫いていく姿を非常に魅力的に描き出している素晴らしい映画なのです。
『女神の見えざる手』まとめ
【女神の見えざる手】
これは凄い!めちゃくちゃ面白いです!!実際ロビイストについてよく理解してなかったし、会話も政治も戦略も難しくて必死でストーリーを追いかけてましたが、常にグイグイ惹き込まれて夢中になって見てました。
とにかく頭キレすぎ!惚れる!!
天才すぎて感動で涙出ます(T^T) pic.twitter.com/PzP4LqyRsv— ジョン子は気まぐれ浮上@JHON_LEE☆ゾンビーバー部π物理学者☆ (@ktioyuokkoi_mov) 2018年10月4日
こちらのTwitter感想にもあるとおり、圧倒的魅力を発揮したジェシカ・チャステインとその魅力を存分に引き出したストーリー性と舞台は、まさに名作と言える内容でした。
『女神の見えざる手』は、自分の信念を貫く、知的でストイックなかっこいい女性を見たい人には、ピッタリすぎる映画です。
エリザベス・スローンの仕事【ロビイスト】についてもご興味のある方は、以下の動画をご参照ください。
最後のどんでん返しも含めて、ジェシカ・チャステイン演じるスローンの魅力にどっぷりと浸かってみてください!
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