『メンズ校』第3話あらすじ・ネタバレ感想!ペットボトル大作戦始動も、持ち物検査が行われて…

『メンズ校』第3話あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『メンズ校』公式ページ

アルカトラズからの脱走計画第一弾が失敗した主税ちから(道枝駿佑)たち5人。

しかし、野上(西畑大吾)はまだまだ諦めていませんでした。

野上はペットボトルでイカダを作って脱出する作戦を提案します。

5人はイカダに必要な大量のペットボトルを一生懸命集めます。

そんな時、希望寮で抜き打ちの所持品検査が行われることに…。

勉学に必要ないものは問答無用に没収されてしまう恐ろしい行事です。

寮に引きこもっている桃井(大西流星)は、検査のことを知り、何か良からぬことを計画し始めました。

一方、花井(長尾謙杜)は、自室にある秘密を隠していました。

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『メンズ校』前回第2話のあらすじと振り返り

「脱走だ!」

風呂場に集まった野上(西畑大吾)、神木(髙橋恭平)、源田(藤原丈一郎)に協力を求められた主税ちから(道枝駿佑)。

しかし主税は彼らと自分は違うと断ってしまいます。

それでもめげずに誘い続ける野上たち。

そんな中、主税の実家から大量のジャガイモが送られてきたことで、野上は一考を案じ、まずは演技力の高い花井(長尾謙杜)を仲間に引き入れます。

自分がどうしたいのかわからない主税はそのまま流れに巻き込まれることに。

そしていざ作戦決行の日。

様々なトラブルを乗り越えて船着き場まで辿り着いた5人でしたが、そこには寮長の藤木(大橋和也)がいました。

5人は車で乗りつけた鬼河原先生(袴田吉彦)に連行されてしまったのでした。

【ネタバレ】『メンズ校』第3話あらすじ・感想


イカダ大作戦

ジャガイモの毒を利用した脱走計画は、あえなく撃沈してしまい、主税ちから(道枝駿佑)たち5人は罰として草刈りなどの雑用をさせられていました。

しかし、野上(西畑大吾)はすでに新しい計画を企てていました。

それは、ペットボトルのイカダ計画です。

moyoko

すぐに無謀だとわかる作戦ですが、そこは高校生。主税以外の4人はすぐに計画に乗りました。

鬼河原先生(袴田吉彦)からは、今度脱走したら退学だと言われています。

しかし、学校のモットーに「全力チャレンジ」という言葉があります。

moyoko

野上に言わせてみれば、これもチャレンジなのです。

ペットボトル集め

次の日から5人はペットボトルを集めるべく、大量にペットボトル飲料を飲んだり、ゴミを拾ったりして物置の隅に隠していきました。

5人乗りのイカダに必要なペットボトルの数は1,440本。

気の遠くなるような数字ですが、野上はやる気満々です。

5人は海辺でゴミを拾いながら造船計画を立てていました。

すると、寮長の藤木(大橋和也)が、脱走犯がまた良からぬことを相談しているのではないかと走ってきました。

疑う藤木に、演技の得意な花井(長尾謙杜)が、海洋プラスチック問題を引き合いに出してゴミ拾いをしているのだと嘘をつくと、藤木は納得して帰っていきました。

神木(髙橋恭平)は花井の演技力に感心しながらも「勢いで俺たちも騙すんじゃねぇぞ!」と軽口を叩きます。

moyoko

花井は「そんなことするわけないじゃん!」と返しますが、どこか自信がなさそうです。何か隠し事でもあるのでしょうか?

秘密の箱

花井は1人部屋の自室に誰にも言えない秘密を隠していました。

部屋のクローゼットを見て頭を抱えています。

一方、鬼河原先生は、藤木に「明日の夕方、例のアレをやる」と準備を命じていました。

その様子を隠れてみていた引きこもりの桃井(大西流星)は、藤木に近づき、「アレ」というのが所持品検査のことだということを聞き出しました。

所持品検査は、勉学に必要ないものは問答無用で没収され、勉強に集中できる環境を整えるためのいわば禊なのだと藤木は説明します。

「所持品検査…使える」

普段から寮を監視している桃井は、ペットボトルが隠してある物置に向かいます。

moyoko

桃井は前回ドローンを主税に足蹴りされたことを恨んでいます。おそらく報復を考えているのでしょう。

翌日、主税と花井が学校から寮に戻り物置に行くと、今まで集めたペットボトルが全てなくなっていることを発見します。

所持品検査

そこへ、所持品検査が始まるアナウンスが流れ、寮生は全員部屋に戻るように指示されます。

花井が自室に戻ると、なんと無くなったペットボトルが部屋いっぱいに敷き詰められていました。

焦った花井はなんとかペットボトルを隠そうと、必死にベッドの下に押し込みます。

「バーカ。バーカ」

桃井は花井の部屋をモニタリングしていました。

花井は、ペットボトルもさることながら、自分の秘密の箱の存在を思い出し、それをどこかへ移動させようと、先生たちが源田(藤原丈一郎)と神木の汚部屋に四苦八苦している隙を見て箱を部屋から運び出しました。

主税と野上の部屋では、野上が大切にしていた大量のエロDVDが発見されます。

野上は生活必需品だと主張しますが、当然没収されてしまいました。

moyoko

今までよくぞ隠していたなという量のDVDです。没収されて、さすがの野上もアワアワしています。

自己嫌悪

結局、花井の部屋にあったペットボトルは資源ごみとして回収されてしまいました。

「みんなごめん…」

花井はしょんぼりしてますが、4人は彼を責めません。

それよりも、野上には気になっていることがありました。

「花井、俺たちに隠し事はないか?」

野上は、検査の間に花井が部屋を抜け出すところを見かけていました。

しかし、花井はずっと部屋にいたと嘘をつきます。

神木や源田は気にするなと花井を励まします。

「いい奴らだよな。」

主税がそう言うと、花井は

「苦しいね。いい奴らだと自分がどんなに嫌なやつかどんどんわかってきちゃうよね…。」

と言ってトボトボと部屋に戻っていきました。

主税は、その言葉にそうとも違うとも返すことができませんでした。

moyoko

主税は今回、「嫌われるのが怖いから嘘つくの?」という少女(桜田ひより)の言葉を思い出しています。

箱の中身

花井が物置に箱を取りに行くと、箱がなくなっていました。

花井は箱を誰かに見られたことを考えると、パニックになってしまいました。

箱は桃井が持ち出していました。

箱の中にはくまのぬいぐるみなど可愛らしいグッズが入っています。

中身を見てうしろめたさを感じたのか、箱を返すために花井の部屋の前まで行きますが、名乗り出ることができず部屋の前に箱を置いていきました。

そして、夜中にトイレに起きた藤木が箱を見つけてしまったのです。

moyoko

桃井は花井の秘密を知って、それを利用しようとはしなかったということです。根っから悪者ではなさそうですね。

翌朝、不審物が見つかったとして寮生が全員集められます。

「持ち主は正直に名乗り出ろ」

鬼河原先生は、箱からぬいぐるみや女の子の服などを次々と取り出します。

ざわざわする食堂内の声に、花井はうつむくしかありませんでした。

moyoko

ここで名乗り出る勇気はなかなか出ませんよね。

絶体絶命

花井はかつて、ぬいぐるみを持っていることで周りから「女の子みたい」「きっしょ!」などと言われて傷ついていました。

また同じ目に遭うかもしれないと思うと、名乗り出ることはできません。

「名乗り出なければ、連帯責任で1ヶ月全員小遣い引き出し禁止だぞ!」

食堂内はさらに騒ぎになります。

それでも花井は黙っています。

「花井のです!」

野上が口を開きました。

moyoko

なんてことを!と思いますが、きっと野上には考えがあるはずです。

「どうしてちゃんと説明しないんだ。」

野上は、恵まれない少女たちのためにリサイクル品を集めていて、洗濯しようとしていたところを所持品検査のゴタゴタで無くなってしまったと説明しました。

「良かったな、花井。見つかって!」

源田や神木も野上と花井をフォローしました。

moyoko

さすが野上。窮地を無事切り抜けることができました。

お前が嫌え!

「ごめん、みんなに嘘ついた」

花井は女の子が着るような可愛い服や物が好きなものの、それを口に出すと親は怒り友達からは「男のくせに」と笑われていたので、口に出さないようにしていたのです。

「堂々と好きな物を好きと言いたかったけど、できなかった。嫌われるのが怖くて…。」

moyoko

大事な友達である4人にだけは嫌われたくなかったのです。気持ちはわかります。

主税は少女の言葉を思い出します。

「あたしは全然怖くない!だって、ちゃんと認めてくれる人、隣にいるから。だから、お前が嫌え!」

「お前が嫌え!花井!」

moyoko

これまでずっと黙っていた主税がとうとう口を開きました。

自分を偽るな

主税は、そんなことで自分を嫌うようなヤツは、こっちから嫌えばいいと花井に訴えます。

「男が可愛いもの好きで何が悪い!俺は認める!だから、一緒に嫌ってやろうぜ!」

野上は主税の力強い言葉に、同意しました。

「つーか、俺たちが引くってお前が思ってたことに引くわ…。」

神木は呆れています。

野上は立ち上がります。

それが良いのかどうか、ジャッジするのは花井自身だと。周りにできるのは、そんな花井と一緒にいるかどうかということなのです。

「だから、自分を偽るな!」

花井の顔に、笑顔が戻りました。

そして、それ以来花井は可愛いもの好きを隠すことはなくなったのでした。

『メンズ校』第3話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

今回はなかなか深いテーマの内容でした。

好きな物を好きと言う。

2019年放送していた日本テレビの『ブラック校則』にも通ずるテーマです。

それを認めない人をこっちから嫌ってやれというのは、とても良い案だと思います。

主税と仲間のおかげで花井はやっと自分を解放することができました。

フリフリな服を着て、フリフリの部屋で暮らすようになった花井の可愛さったらなかったです。

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