2009年に『侍戦隊シンケンジャー』の志葉丈瑠 /(シンケンレッド役)で俳優デビューをし、俳優人生をスタートさせた松坂桃李。
2020年に開催された第43回日本アカデミー賞において最優秀主演男優賞を受賞し、輝かしい経歴にまた一つ大きな功績を残しました。
最優秀主演男優賞を頂きました。
シムウンギョンさんも最優秀を受賞し、最優秀作品賞を「新聞記者」が受賞することができました。
決して大きな作品ではないこの作品がここまでこれたのは、公開時に観て下さり広げてくれた皆様のお陰です。
本当にありがとうございました。 pic.twitter.com/CZmpiIQQmU— 松坂桃李 (@MToriofficial) March 6, 2020
そんな華やかな俳優人生とは裏腹に、モデル出身でありながら私服が“ほのかにダサイ”というのはファンの間でも有名な話。
さらにはおひとり様道を極め、1人でカラオケや映画館、焼肉も「全然平気」とカメラの前で語る飾り気のなさに魅了されたファンも多いハズ。
そんな飾らないピュアな透明感を持つ松坂桃李だからこそ、どんな役もこなし、なりきりることができるのかもしれません。
今回は21歳の俳優デビューからちょうど10年が経ち、今や引っ張りだこ俳優となった松坂桃李出演のおすすめ映画14選をご紹介します。
松坂桃李のおすすめ映画14選!
『僕たちは世界を変えることができない。』(2011年)
- 松坂桃李、向井理、柄本佑、窪田正孝のドキュメンタリータッチの青春炸裂ムービー。
- 松坂桃李は演じた本田のことを「僕とは正反対のタイプ」と語りました。
- 本作のロケ地だったカンボジアが初めての海外だったそうですよ。
『僕たちは世界を変えることができない。』は現役大学生だった葉田甲太さんが自費出版した体験記が原作となっています。
松坂桃李は本作で、一見チャラチャラしたミラーボールのような男・本田を演じます。
「何かしたいけど、何をすればいいか分からない」そんな漠然とした不安を抱いていた医大生の主人公コータはある日、ふと「カンボジアに小学校を建てる」というパンフレットを目にします。
友人の柴咲や矢野に相談するも…2人は呆れ「どうやってそんなことするんだ」と全然乗り気になってくれません。
しかし、あるパーティーで出会ったチャラチャラした軽薄そうな男・本田だけがコータの話に耳を貸し、「スゲーよ、超おもしれーよ!」といとも簡単に一歩を踏み出す手助けをするのです。
YUKI
ちなみに本田の好きな漫画は『SLAM DUNK』で高校時代はバスケ部所属です。
柄本佑演じる柴山が「いきなり色んなハードルを越えてくる」と表現する通りのキラキラした真っすぐな本田演じる松坂桃李は、今見返すととても新鮮に感じること間違いなしです。
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『ツナグ』(2012年)
- 第36回日本アカデミー賞新人俳優賞受賞
- 記念すべき松坂桃李の初単独主演映画!
- もし死者に会えるとしたら?松坂桃李の会いたい人は宮本武蔵。いずれ自分が演じたい人だそうです。
辻村深月の同名小説を映画化した本作は、生きる者と死んだ者の再会を“ツナグ”という不思議な職業のお話です。
元“ツナグ”である祖母のアイ子から、その力を引き継ぐため見習い中の高校生歩美は、死者とその家族や友人を再会させる人々を通してツナグ意味を学んでいきます。
松坂桃李は本作の歩美役で初の単独主演を務め、第36回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しました。
高校生ながら浮つかない大人びた態度でひょうひょうとさえして見える歩美。
もの静かで、冷静。
友達と楽しそうに会話している時でさえ、別のことを考えているような歩美自身が、死者と生者を“ツナグ”ことができる唯一の存在で、この世界でもなく死後の世界でもないどこか別の場所から見守っているような雰囲気を醸し出しています。
歩美は死者と生者をツナグことにより、生きることの意味、生きていることの意味を自分なりに模索していくことで次第に“人間臭さ”を帯びていきます。
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祖母のアイ子役は樹木希林が演じ、この2人が共演は本作が最初で最後となりました。
樹木希林の訃報を受けた時、松坂桃李はこの『ツナグ』の撮影時を振り返り、「数々の愛あるダメ出し、僕の宝物です」と語っています。
初単独主演映画での大女優・樹木希林との出会いが、この後の大躍進に一役買ったに違いありません。
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『ピース オブ ケイク』(2015年)
- 松坂桃李はオネエ役のために美容パック購入&エステ通い
- 女性は大変だと実感したそうです。
流されるまま惰性で恋愛をしてしまうヒロイン志乃(多部未華子)がバイト先のレンタルビデオ屋の店長かつ隣人の菅原京志郎(綾野剛)と恋に落ちる物語。
松坂桃李は志乃が恋愛の相談などをする親友のオカマ・天ちゃんを演じています。
劇団を主宰し、最終的には売れっ子にもなる役で、主人公にアドバイスしつつ先を行く存在です。
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多部未華子が「こんなオネエの友達がいてくれたらありがたい」と語るほどオネエになり切っていました。
確かにしぐさもリアルで、バラエティ的なオネエでなく、リアルにいそうなオネエを体現していました。
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『湯を沸かすほどの熱い愛』(2016年)
- 松坂桃李は拓海について、「僕も(拓海のような)影の部分がある」と語りました。
- 撮影中に銭湯の番台に座れたことがとても嬉しかったそうです。
銭湯『幸の湯』を経営する幸野家は、1年前に父が家出してから休業していました。
母・双葉はパートの仕事をしながら娘と持ち前の明るさで何とか生活していましたが、ある日末期ガンで余命僅かと宣告されます。
死ぬ前に「絶対にやっておくべきこと」を決めた双葉はまず、家出した夫を探し出そうとします。
本作で松坂桃李が演じるのは、双葉たち親子と出会うヒッチハイカーの青年・向井拓海です。
北海道出身で「行けるところまで旅をしている」と言う拓海には実は影と嘘が。
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ストーリーの中盤に登場し、物語のラストにも重要なキーマンとなります。
「湯を沸かすほどの熱い愛」
完成披露の場でも言ったのですが、
楽しい作品
面白い作品
スカッとする作品
色々ありますが、僕はこの作品を観たときに、自分の人生に残る作品だと思いました。
観ていただきたい。
10月29日より公開です。 pic.twitter.com/yyqYbkcWjY— 松坂桃李 (@MToriofficial) September 20, 2016
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『真田十勇士』(2016年)
- 才蔵のトレードマークの長マントは機動性ゼロ!派手なアクションシーンの撮影はかなり大変だったそうです。
- 実は子供時代忍者に憧れていた松坂桃李。「写輪眼か輪廻眼を開眼したい」とのこと。
- 本作のアクションシーンは全てスタントなしで松坂桃李本人が演じています!
『真田十勇士』は、あの真田幸村がただの腑抜けだったら?という斬新な発想から新たな真田像を作り上げた、痛快時代劇アクションエンターテインメント大作です。
猿飛佐助によって嘘で集められた十勇士たちが、真実の友情で固く結ばれていきます!
松坂桃李は、十勇士の一人で抜忍の霧隠才蔵を演じました。
容姿端麗でキレ者。超クールな天才忍者霧隠才蔵ですが、仲間の死を見た途端にこれまでの冷静さを失い、本能のままに暴れ回るという内に熱い想いを持つ人物でもあります。
また、大島優子演じるくノ一の火垂からは命を狙われる存在でありながらも、お互いには秘めた想いもあって…ハラハラさせられる2人の関係も物語の良いエッセンスになっています。
天を駆けるかのようなド派手なアクションシーンが多かった才蔵役でもっとも大変だったのは「馬と一緒に走ること」と語っています。
さらに監督からは「腕を振らずにササササーと走って欲しい」とムチャ振りに近い注文を受けたようです。
本編で監督の要望通り、腕を振らずにササササーと走る松坂桃李にご注目です。
彼の高い身体能力が存分に味わえる作品となっています。
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『キセキ -あの日のソビト-』(2017年)
- 松坂桃李と菅田将暉はモデルとなったGReeeeNのJINとHIDEに直接会い、2人の人としての能力の高さが役を演じる上で大きなヒントになったそうです。
- 菅田将暉いわく、松坂桃李のライブシーンは「マイクを持つ手がエロい!注目です!」だそうです。
- GReeeeNプロデューサーJIN本人は本作を見て、「GReeeeNを思い出し涙が止まらなかった」と語りました。
『キセキ -あの日のソビト-』は、メンバー全員が顔出しをしない実在するボーカルグループGReeeeNの代表曲『キセキ』ができるまでを描いた物語です。
松坂桃李は、GReeeeNのリーダーヒデの兄で、GReeeeNの楽曲プロデュースを行うジンを演じました。
厳格な医師の父のもとに育ったジンとヒデ。ジンは父の反対を押し切り大好きなバンドにのめり込み、メジャーデビューを控えていました。対してヒデはそんな父と兄の衝突を側で見て音楽をやりたいと言い出せず歯科医を目指す浪人生。
しかしジンはプロという大きな壁に圧倒され、ミュージシャンの道を断念し、ヒデの夢に自分の夢を託しヒデとその仲間たちをプロデュースすることで支える、という大きな決断をするのでした。
松坂桃李というフィルターを通して描かれるジンの姿には、夢破れた全ての人に、夢に寄り添い生きていく道はひとつではない、という優しくて強いメッセージが詰まっているように感じます。
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本人は「歌はこれまで避け続けてきた」そうですが、激しく首を振りパワフルに熱唱するジンの歌唱力に驚くことでしょう。
ヒゲに緑髪にタトゥー姿でタバコをふかしたバンドマン姿の松坂桃李は他の作品で見ることはできません。
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沢山の愛情。支え。
本当に、ありがとうございました。
感謝です。#あの日のソビト#今日のソビト pic.twitter.com/1buz10JGXx— 松坂桃李 (@MToriofficial) January 29, 2017
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『彼女がその名を知らない鳥たち』(2017年)
- 第39回ヨコハマ映画祭助演男優賞受賞
- 松坂桃李は自らが演じる水島を“ペラペラ男”、“共感できたら終わり”と語る。
- 白石監督は松坂桃李が演じたラストシーンを「これこそまさに究極の熱演!」と大絶賛。
沼田まほかるの同名小説が映画化され「登場人物全員に共感度0%、不快度100%」と話題になった作品です。
松坂桃李が演じるのは、主人公十和子が肉体関係を持つ妻子持ちのゲス男・水島。
陣治との生活に辟易していた自堕落女・十和子は過去の恋人黒崎を忘れられずにいました。
十和子にはクレーマー癖があり、いつものように時計店でクレームをつけた時、出会った時計店主任が水島でした。
水島のルックスに惹かれ、自宅に呼び出し水島の前で泣き出す十和子。
しかし、水島はそんな十和子にキスをします。
ふたりはすぐに関係を持つようになり、陣治とはかけ離れた清潔感や知性を兼ね備えた水島に十和子は夢中になっていきます。
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その見た目とは180度真逆の、性欲処理としてしか十和子を見ていない最低ゲス男を見事に演じた松坂桃李。
原作では、十和子と水島の出会いから関係を持つまでにはもう少しストーリーがありましたが、映画という限られた時間での再現に仕方なくここを時短したそうです。
これについて白石監督は「松坂桃李という天才が上手くこなしてくれました」と語りました。
彼女がその名を知らない鳥たち
とんでもない映画。
観る方々の歩んできた人生によって、笑えたりするし、グサリと刺さるかもしれないし、自然と涙がこぼれるかもしれません。
本当に面白いです。 pic.twitter.com/pVsH44i4Pg— 松坂桃李 (@MToriofficial) September 28, 2017
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『ユリゴコロ』(2017年)
- 現代パートにのみ出演の松坂桃李。あえて過去パートのストーリーは見ずに撮影に挑んだそうです。
- オムレツを作るシーンでは、かなりの卵を無駄にしてしまったそうです。料理は苦手なのかもしれませんね。
- 松坂桃李にとってのユリゴコロは「仕事が終わったあとの自由な時間」だそうです。
『ユリゴコロ』は、『彼女がその名を知らない鳥たち』に引き続き沼田まほかるの同名小説を原作として、吉高由里子、松山ケンイチ、木村多江、清原果耶など豪華キャストで映画化された作品です。
松坂桃李は『ユリゴコロ』の謎を追う青年・亮介を演じました。
亮介の婚約者が失踪し、追い打ちをかけるように父の癌が発覚。
父の家で“ユリゴコロ”と書かれたノートを見つける現在パートと、“ユリゴコロ”に書き記されたワタシの半生を描いた過去パートが入り乱れるように描かれます。
ワタシの殺人衝動=“ユリゴコロ”に憑りつかれたかのような亮介は次第に自分の中にも潜む狂気に気づき始めます。
そんな亮介の表裏の幅を豊かな表現力で見事に演じた松坂桃李。
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ユリゴコロ
公開初日
理解しがたい愛の形かもしれないですが、究極の愛の形を体言化した作品です。
感情を鷲掴まれ、 振り回され、もしかしたらエネルギーをかなり消費するかもしれませんが、そのあとの余韻を静かに楽しむことができると思います。
是非劇場まで。 pic.twitter.com/yrx7s4GDqS— 松坂桃李 (@MToriofficial) September 23, 2017
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『不能犯』(2018年)
- 第31回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞主演男優賞
- 松坂桃李は、宇相吹の「ニタァ」とした笑い方の口角の上げ方や顔の角度を鏡の前で研究したそう。
- 共演した沢尻エリカは、松坂桃李の宇相吹そのままのヴィジュアルに近寄り難く、なかなか喋りかけられない程だったそうです。
- ロケ地の一つが心霊スポットだったと後に知らされた松坂桃李ですが、本人は「ホラーNG」。意外と怖がりな一面も!
都会で起きる様々な変死事件。
現場で毎回目撃されるスーツの男は“電話ボックスの男”と言われ、殺したい相手を紙に書いて電話ボックスに貼ると、相手を病気や事故に見せかけて殺してくれる立証不可能犯罪、いわゆる“不能犯”でした。
松坂桃李は“視線”で人を死に追いやるダークヒーロー宇相吹正を怪演。
「愚かだねぇ、人間は」の口癖と「ニタァ」という笑いでトラウマ級の存在感を残し、漫画原作の宇相吹を見事なまでに具現化しました。
宇相吹の“視線”が効かない唯一の人間・沢尻エリカ演じる多田刑事の正義を重んじる心や、人を信じる気持ちがこの映画の陽であるならば、人間の人を恨んだり妬んだり、殺したいとさえ思うおぞましい気持ちを吸い取る宇相吹が陰となり、そんなふたりが対峙するシーンは本作の一番の見どころではないでしょうか。
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『娼年』(2018年)
- 第31回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞 主演男優賞
- 撮影現場は卑猥な言葉が飛び交っていたため、メイキング映像が撮影できなかったそうです(笑)
- R18指定作品で日本で初めて女性限定上映がされた作品です。もちろんチケットは即完売されました。
石田衣良による同名小説を映画化した本作は、松坂桃李が6人の女優との濡れ場シーンに体当たりで挑み、公開前から話題沸騰でした。
松坂桃李は大学生でバーテンダーのバイトをしている森中領を演じています。
ある日、リョウのバイト先にボーイズクラブのオーナー・御堂静香が現れ、「女性なんてつまらない。セックスは順序の決まった面倒な運動だ」と言ったリョウに興味を示し、娼夫に勧誘します。
初めの試験でリョウのセックスは「自分本位で1万円の価値ナシ」として静香から不合格とされてしまいますが、その時の相手・咲良から救われ、娼夫として働くことになったリョウ。
娼夫として働くうちに様々な理由から娼夫を買う女性たちを、その理由からまるごと抱く男にまで成長していきます。
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しかし、それだからこそのリアルで「…こんな感じなのかな」と想像を掻き立てられた方も多いのではないでしょうか。
様々な役を体当たりで演じる松坂桃李の、新たな新境地を見い出した作品だと言えます。
「娼年」完成披露上映会。
正直、これほどお客さまのリアクションが読めない作品はないかもしれない。ですが僕と三浦さん、チーム全体が自信をもってお届けできる作品です。
是非。笑えると思ったら思いっきり笑ってください。 pic.twitter.com/QziXYXhXl0
— 松坂桃李 (@MToriofficial) March 12, 2018
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『孤狼の血』(2018年)
- 第42回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞、他
- 撮影を終え「これまでなかなか体験することのなかった“攻めた現場”でした」と語った松坂桃李。
- ハードな撮影を乗り切るため、1日1本バナナを食べて撮影に挑んでいたそうです。
第42回日本アカデミー賞優秀作品賞、優秀監督賞、優秀主演男優賞、優秀助演男優賞など12部門を受賞した『孤狼の血』。
1974年広島の呉原市で勃発し、後に第三次広島抗争と呼ばれた尾谷組と五十子会との抗争は、尾谷組組長の逮捕と五十子会幹部の死で一旦は幕引きされたのものの、15年後の1988年その関係がある経理士の失踪によって再び危うくなります。
松坂桃李は叩き上げのベテラン刑事・大上の相棒役、日岡を演じました。
日岡は県警本部から広島の呉原東署に赴任してきた新米エリート刑事。
やくざとも平気で癒着し、「警察じゃけぇ、何やってもええんじゃ」と平気で容疑者を拷問する大上に嫌悪感を露にしながらも、自らの正義感のもと大上に必死に食らいついていく日岡。
大上と接していくうちに自分の中の正義の形が変わっていき、それに合わせて顔つきや目付き、話し方まで変わっていく日岡を松坂桃李が見事に演じています。
『孤狼の血』ついにアップしました。
燃えた、燃え尽きた。
真っ白な灰に。
撮影中最高にワクワクしっぱなしでした。
役所さんはじめ、白石組から沢山の刺激をもらいました。幸せな時間でした。
呉。ありがとうございました。 pic.twitter.com/NqpXjFsq3A— 松坂桃李 (@MToriofficial) May 20, 2017
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『居眠り磐音』(2019年)
- 柄本佑との殺陣シーンは3日間かけて撮影に挑んだそうです。
- 原作者の佐伯泰英は松坂桃李の演技を見てインスピレーションが沸いたそうで「短編を君に捧げます」とメッセージ。
- 本作は“令和初”の時代劇となりました!
松坂桃李の時代劇初主演作品となったのが『居眠り磐音』です。
ある事件により幼馴染2人を失ってしまった坂崎磐音は、許嫁の奈緒を故郷の豊後関前藩に追いて脱藩し、浪人として江戸に移り住みます。
貧乏暮らしをする磐音でしたがその人柄で仕事を紹介してもらうなどしてなんとか生活をしていましたが、磐音が用心棒を務める今津屋で事件が起き、大切な人たちを守るため磐音はもう一度剣を握ることを決意します。
松坂桃李は、訳ありの浪人で剣の天才・坂崎磐音を演じました。
普段は、穏やかで誰にでも優しい磐音ですが、ひとたび剣を握り、悪と対峙すれば、鮮やかな剣さばきで悪を成敗していきます。
『居眠り磐音』の“居眠り”とは、磐音が剣を構えた姿勢が日向ぼっこをしている猫のようであり、その剣は「居眠り剣法」と異名がついていたことから来ています。
人を愛する心から悪を成敗する磐音は「時代劇史上もっとも優しい主人公」と呼ばれ、悲しみを胸に秘め静かに笑う磐音の笑顔は何度観ても胸が締め付けられてしまいます。
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冒頭の柄本佑との殺陣シーンは撮影期間に3日を要した、ということで見ごたえタップリ。
ちなみに、原作「居眠り磐音」シリーズは現在までに51巻も続く巨編なので、シリーズ化も期待したいところですね。
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『新聞記者』(2019年)
- 第43回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞
- 共演したシム・ウンギョンは松坂桃李のことを「とても優しくて真面目で大ファンです!」と絶賛。
- 松坂桃李はシム・ウンギョンと「今度はコメディ作品で共演したい」と語りました。
先月の2020年3月に開催された第43回日本アカデミー賞で作品賞、主演男優賞(松坂桃李)、主演女優賞(シム・ウンギョン)の3部門で最優秀賞を受賞した『新聞記者』。
真実を伝えようとする一人の女性新聞記者と、権力の深淵を覗き込んでしまったエリート官僚の葛藤を描いた社会派サスペンス作品です。
松坂桃李は内閣情報調査室の若き官僚・杉原拓海を演じています。
外務省から、内閣情報調査室に移動してきた杉原は、政府にとって不都合なニュースコントロールをするという仕事に対し疑問を抱き始めます。
首相御用達の作家のレイプ事件の嘘の筋書き作りや、外務省時代に世話になった上司・神埼の突然の死を受け、「誠心誠意、国民に尽くす」ことを教わり自身の信念としてきた杉原の心が揺らぎ始めるのでした。
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守るべきものの存在が杉原を時に強くし、時に何よりも弱くしてしまう…そんな人間の脆さ、狡さ、苦悩。
ラストの杉原の声にならない“声”にも考察が飛び交い話題となった作品です。
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『蜜蜂と遠雷』(2019年)
- ピアノを全く弾いたことがなかった松坂桃李。“ド”の場所も知らなかったそう!
- 本作を通して一番好きになったクラッシックは「プロコフィエフのピアノ協奏曲第3番」だそうです。
世界最高峰のピアノコンクールに出場する天才ピアニスト4人の成長を描いた『蜜蜂と遠雷』。
4人のピアニストは主演の松岡茉優をはじめ、松坂桃李、森崎ウィン、鈴鹿央士が演じています。
松坂桃李が演じるのは、4人のピアニストの一人、家庭を持つサラリーマン奏者・明石。
コンクールの出場年齢制限ギリギリで“最後の挑戦”をする決意をする明石からは、道を追い求める静かで熱い音楽に秘めた想いがひしひしと伝わってきます。
初めのキャスティングが決まった時には、明石役に松坂桃李は「ちょっとかっこよすぎるんじゃないか」と周囲からかっこよすぎるがゆえの反対意見もあったそうです。
しかし石川監督は、明石は松坂桃李以外に考えられず、このかっこいいオーラを完全に消せる役者だと信じ、オファーしたそうです。
そして、実際にオーラを完璧に決して見せた松坂桃李。
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『蜜蜂と遠雷』作品情報 『蜜蜂と遠雷』は恩田睦原作の小説で、直木賞と本屋大賞をW受賞しました。 映像化不可能と……
松坂桃李出演おすすめ映画14選・まとめ
菅田、ありがとう。
そして、改めて「蜜蜂と遠雷」「HELLO WORLD」宜しくお願い致します。 #菅田将暉ANN pic.twitter.com/jeDRHuz5Mg— 松坂桃李 (@MToriofficial) October 7, 2019
- 『僕たちは世界を変えることができない。』
- 『ツナグ』
- 『ピース オブ ケイク』
- 『湯を沸かすほどの熱い愛』
- 『真田十勇士』
- 『キセキ -あの日のソビト-』
- 『彼女がその名を知らない鳥たち』
- 『ユリゴコロ』
- 『不能犯』
- 『娼年』
- 『孤狼の血』
- 『居眠り磐音』
- 『新聞記者』
- 『蜜蜂と遠雷』
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このように歴代の出演作品を見返すと、実に様々な役どころに果敢に挑戦し見事にその役をモノにしているのが分かりますよね。
ご本人いわく、どのような作品でもその作品の「歯車になる」ことに注力し、与えられた役を全うすることを大切にして演じているそうです。
どの作品にも溶け込み、様々な顔を見せてくれる松坂桃李の魅力は、そんな彼の俳優としての信念の賜物なのかもしれませんね。
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