『マスカレード・ホテル』あらすじ・感想！木村拓哉が初の刑事役、全員が怪しい…犯人は誰だ？【ネタバレなし】

2019年1月18日より全国ロードショーで上映開始し、大ヒットを記録している東野圭吾さん原作の映画『マスカレード・ホテル』をついに鑑賞してきました。

東野圭吾原作で、木村拓哉さんが初の刑事役に挑むことでも話題になった作品です。

長澤まさみさん演じるホテルマンとコンビを組んで、ホテル内で次々と起きる事件を解決しながら、予告された連続殺人事件に立ち向かっていくサスペンス・ミステリーです。

あなたは犯人が誰か分かりましたか？

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『マスカレード・ホテル』作品情報 東野圭吾原作の『マスカレード・ホテル』シリーズの第1作目を映画化。 木村拓哉……

『マスカレード・ホテル』作品情報

出典:映画.com

まず、映画内容について語る前に、ご覧のとおりキャスティングが豪華すぎます。豪華レベル650くらいありました。

よくこれだけの俳優陣を揃えたなぁと思いつつ、もちろん映画のストーリーも東野圭吾テイストがしっかりと反映されています。

この中に怪しい人物が目白押しで、なかなか楽しませていただきました。

『マスカレード・ホテル』あらすじ・感想【ネタバレなし】

ホテル監修者も唸った長澤まさみの美しい所作

『マスカレード・ホテル』は犯人が誰かを見当つけながら観ることが醍醐味なので詳しいネタバレはあえて控えています。

都内で起きた予告連続殺人事件。

被害者に共通点はないが、現場に残されていた暗号を解読した破天荒なエリート刑事・新田浩介（木村拓哉）は、次の現場が一流ホテル『ホテル・コルテシア東京』だと突き止めます。

警察は潜入捜査を決めますが、ホテル従業員側からは「素人にお客さまの対応をさせるべきではない」と反対意する見が出ます。

が、支配人に「これもお客様の安全のためだ」と諭され、仕方なく潜入捜査を受け入れます。

刑事たちは、それぞれホテル従業員に扮して配置につきます。

新田はフロントクラークとしてホテルマン・山岸尚美（長澤まさみ）とコンビを組むことになりますが、なんとしても犯人を捕まえたい型破りな刑事とお客様第一のホテルマンでは考え方がまったく違うため、2人は何度も衝突し反目し合うのです。

映画前半のみどころは、ホテル監修者も「素晴らしい」と絶賛したという長澤まさみさんのホテルマンとしての美しい所作と、刑事らしいボサボサ頭に無精ひげだった木村拓哉さん演じる新田がホテルマンの姿に変身するところです。

無精ひげの木村さんも素敵ですが、ビシっと決めた姿は惚れ惚れしてしまいます。

日本橋ロイヤルパークホテルを参考にデザインされたというエントランス、フロントも必見です。

実際に、客室廊下や宴会場はロイヤルパークホテルで撮影されたということです。

二転三転する事件の真相

ホテルにはクセのある『お客様』が次から次へとやってきます。

宿泊客は誰もがホテルに入った途端に『仮面』をつけているので本性がわからず、全員が怪しい人に見えます。

ときには理不尽な要求を突き付けてくる宿泊客に、誠心誠意対応する尚美のことを最初は理解ができない新田ですが、彼女がホテルマンになったきっかけや、ホテルマンたちの仕事への姿勢を見ていくうちにだんだんとホテルマンという仕事に理解を示していきます。

尚美の方も、新田の刑事の勘で事件を未然に防げたり、新田を逆恨みして執拗にクレームをつけ続け、果てには「土下座しろ」と要求する宿泊客に対し、彼が刑事ではなくホテルマンとして毅然と対応する姿を見て、新田への気持ちが変化していきます。

一方、事件の方は新田が以前コンビを組んでいた所轄の刑事・能勢（小日向文世）に内密に捜査を依頼し事件解決を目指しますが、上層部にその情報は筒抜けで手柄を取られてしまいます。

さらに、事件は連続殺人事件ではなく、それぞれの単独殺人事件だということが判明。

二転三転する事件の真相。

事件の首謀者でホテル・コルテシア東京を狙っている犯人は誰なのか？

新田はホテル側との協力体制を上層部に持ちかけますが「君はいつからホテル側の人間になったのですか」と冷たく突き放されてしまいます。

ここで、本作の最重要人物が現れます。
見るからに怪しいのですが、他の宿泊客も怪しいのと、その人がどう事件に絡んでくるのか、見当もつきません。

それに加えて、尚美のミスによって大きくなってしまうトラブルがあり、そこに気を取られ完全に東野トリックにひっかかってしまうのです。

犯人はいったい誰だ？あなたは見破れますか？

コルテシア東京での挙式を控えた高山佳子（前田敦子）のもとへ不審な荷物が届いたことで、ストーカー事件の疑惑が持ち上がり、警察は「そのストーカーこそが真犯人ではないか」と結論づけます。

挙式の警備を外されてしまった新田は、フロント業務の中で尚美との会話により事件の真相に近づいていきます。

新田が立てた仮説は、宿泊客に危険が及ぶかもしれないものでした。

尚美は宿泊客の安全を確保するために公表するべきだと主張し、新田は事件解決のためには1日だけ公表を待って欲しいと主張。

分かり合いつつあった二人は、ふたたび対立してしまいます。

しかし、新田の気持ちを知った尚美は1日だけ公表を待つことに。

ただし、尚美は宿泊客に何かあったら「ホテルで働くことを辞める」といいます。それを聞いた新田も「俺も、刑事辞めます」と決意を表明します。

後半は事件解決へ怒涛の展開を見せます。

結婚式は無事に終えることができるのか？
真犯人とは一体？

ハラハラドキドキすること請け合いです。

物語中盤で現われた重要人物が、まさかという形でふたたび現れ、想像もしない結末を迎えた時は「やられた～！」と膝を打ちたくなりました。

犯人の動機はおおよそ信じられないものですが、決して小説の中だけの話ではないだろうなと考えさせられるものでした。

続編を感じさせる結末

物語は、新田と尚美にその先があるかのようなシーンで終わります。

東野圭吾の原作は全三部作となっているので、続編にも期待したい終わり方でした。

声には出しませんが、お互いが好意を抱いているのがスクリーン越しに伝わってくる絶妙な演技に少しキュンときます。

そして、能勢さん（小日向文世）の様子の変化を察知して、2人を残して退出するあたりもさすが。

46歳になっても、こうした恋を予感させる演出が盛り込まれる木村拓哉さん。さすがキムタクです！

ちなみに、この作品には昨年結婚した前田敦子さんと勝地涼さんが出演されています。

夫の勝地さんが、妻の前田さんのストーカー役を演じたということで、公開時はとても話題になりました。そんな勝地さんのストーカーぶりに注目です。

知っていればどこにいるかすぐにわかると言われているサプライズ出演の明石家さんまさんも、どこにいるか注目してみてください。

『マスカレード・ホテル』まとめ

おかげさまで当ホテルへのご来場のお客様が200万人を突破いたしました。#マスカレードホテル を愛してくださったお客様に心からの感謝を込めて。

またのお越しを心よりお待ち申し上げます。 pic.twitter.com/RREYl5ejNF

— ホテル コルテシア東京【公式】 (@hotelcortesia) 2019年2月4日

豪華キャストと東野圭吾トリックの人気が相乗効果となり、『マスカレード・ホテル』の快進撃が止まりませんね！

ぜひ、犯人を予測しながら『マスカレード・ホテル』を楽しんでください。

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