アニメ『ましろのおと』第5話あらすじ・ネタバレ感想!大会に向けて動き出すも、素人相手に教えられない雪は悩む

アニメ『ましろのおと』第5話

出典:『ましろのおと』公式ページ

津軽三味線愛好会が本格的に動き出すと、梅子が作った津軽三味線の甲子園「松吾郎杯」の参加に向けて動き出します。

しかし、朱利や結、海人は素人。

雪が教えようとするも譜面が読めない彼はみんなに合わせる気を失くし、自分の音を鳴らします。

悩んだ小藪は神木清流に連絡。

一緒に贈られてきた雪の音を聞いた清流はなんと学校へ…。

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アニメ『ましろのおと』前回第4話のあらすじと振り返り

おばあちゃんに思い出の曲を聞かせたいという前田朱利の望みを叶えるため「春暁」を弾こうと決意した雪は、青森からテープを取り寄せ練習を始めます。

松吾郎の弾く「春暁」は腕が何本もあるかのように音が早いが、雪にはそれができません。

若葉に真似するのではなく自分の音を乗せろと言われ、永森雷に音がとがっていると言われたことで、できるだけシンプルに弾こうと決意。

朱利のおばあちゃんの前で演奏すると「全然違う」と言われてしまいます。

しかし、それは別の曲だったのではありません。

松吾郎の三味線は粗末なもので、それでいて生きる力をくれたものに対し、雪の三味線はとても綺麗で心を癒すもの。

音が受け継がれていると言ってくれたのでした。

目的を果たしたことで、朱利が津軽三味線愛好会を続ける意味はなくなりましたが、雪や結が部に入ってくれたことで続行を決意。

そして、梅子は雪の知らないところで高校生の三味線の大会・松吾郎杯の開催を計画するのでした。

【ネタバレ】アニメ『ましろのおと』第5話あらすじ・感想

津軽三味線愛好会始動。松吾郎杯開催に震える雪

朱利、結、海人と共に三味線を握り、津軽三味線愛好会の部室にいる雪はどうしてこうなったと自問自答。

部活らしくなってきたところで、顧問の小藪が持ち出したのは梅丸主催、津軽三味線甲子園松吾郎杯開催のチラシでした。

梅丸とは母梅子が経営する美容系企業。

母が作った大会だとすぐに気づいた雪は、1人震え上がるのでした。

KAMUI

確かに…自分の母親がこんなことやっちゃうとか…梅子怖スゴイ!

1団体5人での参加という規定があることもあり、最後の1人として永森雷が手芸部と掛け持ちして入部するのでした。

課題曲の前に三味線の基本を。うまくならない部員たちに雪は苛立ちを覚え始める

朱利から「三味線をみんなに教えてほしい」と言われた雪は、若葉に相談をします。

大会の課題曲はじょんがら新節だが、まずは六段を覚えなくてはならないと言われます。

六段はじょんがらのベースになっているベース曲。

練習曲としては最適だと雷も賛成します。

朱利が楽譜を差し出すのですが、譜面など読めない雪は、言葉で朱利たちにこの六段を教えていきます。

しかし、まともに弾けるのは雷だけ。

素人相手ということで、雪が頭を抱えてしまいます。

初めだから仕方ないと目をつぶろうとする雪ですが、日に日にどうしたらいいのだろうかと頭を悩ませます。

大会まで時間があるからと海人がフォローを入れますが、雪は無理だと一刀両断。

雪はみんなのレベルに合わせる気がないと言い、1人三味線を鳴らし始めます。

今の自分はみんなにイラついているわけではなく、自分にイラついているが原因がわからず、ただただ鳴らします。

KAMUI

素人と経験者の差は埋まりにくいもの。しかも雪は1人で鳴らしたいタイプなので難しいですよね~。

梅子降臨!松吾郎杯にかけた想いとは

疲れて家に帰り扉を開けると、部屋には梅子が降臨。

大会を作るのには金がかかるんだとデタラメ話をし、雪の実力を世に知らしめるのには絶好の機会だと彼女は語ります。

しかし、雪が個人戦に出ず、団体戦にしか出ないと聞くと梅子は激怒。

松吾郎はすごいのに誰も知らないことが悔しい。

雪には才能があるからこそ世に知ってもらいたいという想いを息子に伝え、梅子は帰っていきます。

個人戦には若葉を破った田沼総一も出ると告げて…。

KAMUI

梅子の松吾郎への尊敬の念を感じてしまった瞬間。しかし、雪を本気にさせるには何かが足りなさそうですね。

雪の音を聞いた神木清流は、いてもたってもいられず学校へ。合奏でワガママな雪の音をコントロールする

神木清流の元に、小藪からメールが届きます。

松吾郎杯に向けて練習を始めたがうまくいかないこと。

雪が弾いて見せてくれたが彼は譜面が読めず、本当にこれで合っているのだろうかと不安になった彼女は、音源と共にこの相談メールを送って来たのです。

雪の三味線を聞いた清流はギョッとします。

刺々しく粗ぶっている。指もバチさばきもめちゃくちゃ。

彼が本気の音を出したらどうなるのかわからないと、清流はさらに雪に注目をします。

それぞれが練習をし、三味線を鳴らす日々を過ごしていたある日、なんと部室に神木清流がやってきました。

みんなの練習を聞いてアドバイスをしにと下手な理由でやって来た清流の本当の目的は雪の三味線を聞くことです。

ここまで来てしまったのは好奇心か焦燥か。

それを確かめに来た清流の前で、雪は新節を弾きます。

前よりも音色が柔らかくなっていることに驚く部員たち。

しかし、彼が気まぐれな音を鳴らす人だと分かった清流は、自身の三味線を持ち出し、突然合奏を始めます。

ワガママな雪の三味線を好きにさせないため、清流はその腕で雪の音をコントロールしてしまうのでした。

自分たちの音も聞いてもらい、アドバイスをしてもらえばと後悔する朱利たちですが、彼は基本の新節をシンプルに弾いただけ、それだけでも良いものを教わったのだと雷は語ります。

そして、雪と清流の合奏を録音していた雪は、曲が大会の持ち時間内に綺麗に収まっていることに気づき驚きます。

基本通りに覚えれば清流のように弾けると理解すると、みんなのモチベーションが上がります。

そして雪は、清流が自分流を封印して基本だけで挑まれたと分かったことで、引っ張っていかれていく気分が悔しいような楽しいようなという複雑な気持ちを抱きます。

それは、麦茶を醤油に変えられた松吾郎にいたずらをされた時の感情を思い出すのでした。

KAMUI

松吾郎!孫になんといういたずらを!

アニメ『ましろのおと』第5話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

今までの雪は誰かと競うことはないですし、自分の好きな音だけ追い求められれば良かったでしょう。

しかし、周りが変化したことによって彼の進む道が変わってきたのも当然。

そして、誰もが雪を放っておかなくなる。

この先どうなっていくのかが非常に楽しみになる展開になってきた気がします。

神木清流と合奏をしたことでスキップするほどの喜びを覚えた雪の演奏がどう変わるのか、朱利たち始めたての彼ら彼女らがどうなるのか見物ですね。

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