アニメ『THE MARGINAL SERVICE』第4話あらすじ・ネタバレ感想!”境界人”の待遇を知ったブライアンはある行動に出て……?

©THE MARGINAL SERVICE PROJECT

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2023年4月11日より放送が開始された完全アニメオリジナル作品『THE MARGINAL SERVICE』。

ジャパン・澁宿を舞台に、人間に紛れ込んで共存している”境界人”が起こす犯罪を取り締まり、その存在を徹底的に隠蔽する特殊機関・”マージナルサービス”の活躍を描きます。

澁宿で爆発テロ事件が多発し、”マージナルサービス”の基地も狙われました。

”境界人”の犯行の可能性が高いと捜査を始める”マージナルサービス”。

ロビンとボルツが膨大な量の犯行映像を調べる一方、ブライアンとゼノは”境界人”の情報を得ようと、ラバー・スーツと関係性の高いイザベラ・ソーンに話を聞きに行きます。

ブライアンはそこで”境界人”が受けている待遇を知ることとなり……。

早速、第4話「理不尽なあのスイッチ」をレビューしていきたいと思います。

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アニメ『THE MARGINAL SERVICE』前回第3話あらすじと振り返り

“境界人”は芸能人やスポーツ選手の中にもいるようです。

ドラッグを製造するために必要なオーパーツの一つ、水晶ドクロを所持している疑惑が世界的スーパースター、ラバー・スーツにかけられました。

その水晶ドクロを奪還すべく、”マージナルサービス”はラバーが主催するチャリティーオークションへ潜入調査に向かいます。

何とか水晶ドクロを持ち帰り、ラバーを逮捕することができた”マージナルサービス”ですが、現場にいたラバーは影武者でした。

一方、雲隠れした本物のラバーは、”マージナルサービス”の存在を認識し、笑い声を上げるのでした。

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【ネタバレあり】アニメ『THE MARGINAL SERVICE』第4話あらすじ・感想

連続爆破テロ事件発生

澁宿で爆破テロ事件が多発し、移民政策への反発と見られる中、ブライアンはこれも”マージナルサービス”関係だったりして、と独り言ちます。

そんな独り言を即座に否定したゼノは、知らぬ間にブライアンの自宅に入ってきて、勝手に朝食を食べてコーヒーを飲んでいました。

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犬猿の仲と見せかけて本当は仲良しなの? と思わせるシーンが増えてきました……!

ゼノの車で出勤中、移民政策への反対デモが行われているせいで渋滞しており、なんだかいつも以上にイライラしているゼノ。

そんなゼノに、ゼノが元刑事であることに加え、当時の異名が「パーフェクト・オーダー」であることなど、彼の過去を調べたと明かすブライアン。

普段から過去を詮索されたくなさそうなゼノですが、刑事をやめてマージナルサービスに入ったのは、セオドアに借りがあるからだと言いました。

アジトではメンバー全員揃って、これまでに3件発生している爆破テロ事件についてミーティング中。

ペックが店に届いた荷物を運んでくるなり、セオドアは自分が頼んだツチノコの抜け殻ではないかと喜びます。

しかし、ペックが箱を開けてみると、中から出てきたのは黒いバラの鉢植えでした。

誰も頼んだ記憶のない荷物に一同が「?」を浮かべた矢先、鉢の中に仕込まれていた爆弾が爆発。

ペックの両手が吹っ飛び、アジト内は飛散した液体でめちゃくちゃになってしまいました。

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ペックの手首にモザイクがかかっていて、じわじわ笑いが込み上げてきます。

花の鉢植えにご注意

アジトの原状復帰を待つ中、セオドアを除くメンバーはファミレスで休憩中。

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爆発の際に服が汚れたからか、このまま出動するからか、全員ユニフォーム姿でお茶をするメンバー……目立ちすぎでは? と思いつつ、見ていて和みます。

ゼノは、ライラとサイラスに遺留品の捜査を、ボルツとロビンに現場の監視カメラの調査を、そしてブライアンには一緒についてくるよう言います。

ゼノがブライアンを連れて行ったのは、ラバー邸での仕事を失ったイザベラのところでした。

イザベラはスラムの空き家に住んでおり、自宅にやって来たブライアンとゼノに敵意を剥き出しにします。

彼女と対話しようとするブライアンとは違い、容赦なく武術で圧倒するゼノ。

ようやく落ち着いて話ができるようになると、イザベラは境界人同士で協力し合うことはあっても、犯罪に加担することはないと述べ、何も知らない様子でした。

しかし、ゼノはイザベラを疑い続け、銃口を向けます。

不快な気持ちを露わにしたイザベラは、境界人と不法移民は同じように虐げられているも同然だと言いました。

ブライアンも一部の境界人が犯罪に手を染めるだけで、皆がそうではないと理解を示しますが、ゼノは境界人すべてを憎んでいるような態度を貫くのでした。

そんな中、遺留品を調べていたサイラスとライラから連絡が入り、これまでの事件では花の鉢植えに爆弾が仕込まれていたと聞きます。

ブライアンはイザベラ宅にも花の鉢植えがあることに気が付き、鉢植えに近付いたイザベラを庇いました。

その瞬間、予想通り鉢植えが爆発したのです。

まさかのピタゴラスイッチ?!

イザベラの家は爆発でボロボロになってしまったものの、イザベラとブライアン、そばにいたゼノは無事でした。

これまでの事件と同様に負傷者は出ずに済み、イザベラへの疑惑も晴れることに。

ブライアンに守られた自覚があるイザベラは、ポツポツと知っていることを話し始めました。

今回の事件の犯人は、イヅナ・レン(CV.三宅健太)の可能性が高いといいます。

イヅナは運送会社の中継局で肉体労働をこなしながら、最近までこのスラムで暮らしていたそうです。

機械いじりが趣味らしく、爆弾めいたものも見たというイザベラは、イヅナは心根が優しい男だから、ここへ爆弾を送り込んだのもイザベラの疑いを晴らすためかもしれないと言いました。

ゼノはその考えを即座に否定しますが、彼女を拘束することはしませんでした。

別れ際、ブライアンはイザベラに住む場所はあるのかと問いかけます。

するとイザベラは、スラムには空き家がたくさんあると言って去っていきました。

タフな彼女の後ろ姿に、ブライアンは「約束するよ……いつかあんたらが笑って暮らせるようにするって」と呟きます。

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境界人の待遇と、イザベラのような苦労人の存在を知ったブライアンは、敵対する人間と境界人を繋ぐ架け橋になっていくのでしょうか?

現在のイヅナの居住地である社員寮を訪れたブライアンは、イヅナが元々は物理学者を目指していたこと、資金面で挫折したことを知りました。

イヅナのパーソナル面に興味のないゼノは、早速イヅナの部屋へ。

そこには、青、白、赤、黄、緑の五色幕や、仏像のようなものが飾られていました。

仏教徒なのか? と考えていると、扉の鍵がしまったような音がします。

ブライアンが慌てて駆け寄るとなぜかドアノブが外れ、変形して不思議な形状の手錠と化し、ブライアンとゼノの両手を拘束してしまいました。

さらに、ピタゴラスイッチのような装置が現れて球が転がり始め、下まで落ちると爆発が起こりそうです。

ゼノは珍しく取り乱し、「また誰かが死ぬのか……」と呟きます。

思い詰めた表情で弱気になるゼノを見たブライアンは驚きますが、状況を打破するため、手錠についている鍵にダメ元で噛みつきました。

やがて爪楊枝を持っていたことを思い出し、何とか口でピッキングすることに成功。

急いで球をキャッチして爆発を防ぎましたが、実は仕掛けは二段階になっており、別のところから飛んできた球が爆発の引き金を引いてしまいます。

ブライアンとゼノが身構えた瞬間、どこからともなく音楽が流れてきました。

それはどうやらラバーの曲で、爆弾自体はブラフだったことがわかります。

そこでゼノはあることを思い付くのでした。

天狗の思い

五色不動……目黒、目白、目赤、目黄、目青の5つの土地にかつて不動尊があり、そこを基点として結界を張ろうという考えがあったことを、セオドアがメンバーに語ります。

これが、ゼノの思い付いたことでした。

犯人は地名に入った色と同色の花の鉢植えを送り、そこで爆発を起こすことによって、何らかの儀式を行おうとしているようです。

陰陽五行説にのっとって爆破のあった場所を結ぶと、五芒星が浮かび上がります。

その中心に位置する場所こそ、次に狙われる場所――犯人が姿を現す場所だと睨んだゼノとブライアンは、すぐに現場となる「神ノ宮スタジアム」へ向かいました。

そこには予想通り、最後の鉢植えを持ってやって来たイヅナがいました。

ブライアンとゼノが不動尊と関係する「天狗の石碑」のことまで調べていると知ったイヅナは、本来の天狗の境界人としての姿を現します。

再開発に区画整理、消されていくジャパンの自然や景観、そして境界人の功績……それらを守るための行動だったようですが、イヅナ本人も「~だろう」という言い方をしました。

イヅナは自分で計画を立てたわけではなく、ラバーから指示を受けて動いていたのです。

ある日突然イヅナのもとに届いた7インチのアナログ盤、それは未発表のラバーの新曲であり、歌詞の内容が指示書になっていました。

イヅナはおとなしく拘束され一件落着……かと思いきや、ブライアンは苦悩するイザベラの表情を思い出し、イヅナが持ってきた鉢植えに近付いていきます。

境界人たちにとって少しは笑顔になれることがあってもいいのではないかと考え、己の手で爆破させたのです。

すると、上空に5色の花火が打ち上がり、砂嵐が巻き起こると同時に辺りが暗くなります。

次の瞬間、ブライアンたちの目に飛び込んできたのは、スタジアムの真ん中にそびえ立つ謎の石碑でした。

それは、境界人の存在を示唆するモノリス……。

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何を考えているのかわからないラバー……このモノリスも今後に関わってくるのでしょうか?

後日、ブライアンはアジトにて、今回の行動をからかわれたり、注意されたり、咎められたりしますが、「うるさいうるさい!」と一蹴しようとします。

そんな中、ペックが再び届いた荷物を運んできました。

今度こそツチノコの抜け殻かとセオドアが身を乗り出した途端、箱が爆発!

ペックは以前より粉々に飛び散り、アジトもめちゃくちゃになってしまいました。

アニメ『THE MARGINAL SERVICE』第4話まとめ

いかがだったでしょうか。

まさかの天丼オチだった第4話。

あそこまで粉々になってしまっても復活するであろうペック、さすが境界人(笑)

一方、今回はイザベラやイヅナの境遇から境界人や移民の扱いが示唆されたり、ゼノの弱い部分が垣間見えたりと、シリアスなシーンも多数ありました。

なかなか本筋に辿り着いていないように思えるストーリーですが……?

次回、第5話も楽しみです。

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