2023年4月11日より放送が開始された完全アニメオリジナル作品『THE MARGINAL SERVICE』。
ジャパン・澁宿を舞台に、人間に紛れ込んで共存している”境界人”が起こす犯罪を取り締まり、その存在を徹底的に隠蔽する特殊機関・”マージナルサービス”の活躍を描きます。
“境界人”は芸能人やスポーツ選手の中にもいるようです。
ドラッグを製造するために必要なオーパーツの一つ、水晶ドクロを所持している疑惑が世界的スーパースター、ラバー・スーツにかけられました。
その水晶ドクロを奪還すべく、”マージナルサービス”はラバーが主催するチャリティーオークションへ潜入調査に向かいます。
早速、第3話「キャビアの食べ過ぎに注意」をレビューしていきたいと思います。
目次
アニメ『THE MARGINAL SERVICE』前回第2話あらすじと振り返り
”境界人”の存在に疑心暗鬼になりながら、事件の真相を知るため、任務に就くブライアン。
赤いユニフォームに身を包み、ゼノ、ロビン、ボルツと向かったのは、UFO墜落によって土壌が汚染された森――JUKAI。
そこにドラッグの製造場所があると言います。
専用ヘリで現地へ向かう最中、一発のミサイルが機体に命中しJUKAIへ落下。
無事に脱出したブライアンとゼノ、ボルツとロビンの2組はそれぞれにJUKAIを探索し、ドラッグの製造場所を特定、爆破するのでした。
【ネタバレあり】アニメ『THE MARGINAL SERVICE』第3話あらすじ・感想
オーパーツ・”水晶ドクロ”
貧しい幼少期を引きずっているブライアンは、大人になった今でも生活レベルは最低限のまま。
そんな中、少年時代に部屋に飾っていたマイケル・ジャクソン風ポスターは、今やラバー・スーツのものに変わっていました。
その世界的スーパースターであるラバーがドラッグ製造の黒幕だと聞き、ブライアンは困惑します。
どうやら“境界人”は有名人やスポーツ選手の中にもいるらしく、芸能界には特に多いようです。
今回、ラバーに疑惑がかけられているのは、ドラッグ製造に使われたオーパーツ・”水晶ドクロ”のオーナーだという証言が上がっているからでした。
ドラッグの原料であるマジックマッシュルーム300gを塩で揉んで、水晶ドクロと一緒にレンジで3分温めると、ドラッグの効果が増長するのだとか……。
にわかに信じられない話ですが、水晶ドクロ自体が「7つ集めると世界が滅ぶ」と言われているいわくつきの代物でもあり、証言した犯人のジョークではなさそうです。
マージナルサービスの面々は、その水晶ドクロを奪還すべく、ラバーが主催するチャリティーオークションへ潜入することになります。
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いざ、潜入準備!
――ラバー邸。
水晶ドクロが隠されていそうな場所――巨大な金庫室へ入るには、指紋認証や虹彩認証が必要でした。
事前にラバーが出演する番組の収録や、炊き出しの現場に潜入していたマージナルサービスは、それらの準備万端でチャリティオークションへ臨みます。
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ブライアン、ライラはカップル客として、ボルツ、ロビン、サイラスはスタッフのフリをしてパーティー会場へ。
ブライアンは身体検査を受ける前に、ドレスアップした薄着のライラを気遣ってファーのスヌードを手渡しました。
それぞれが隠し持ったカメラから送られてくる会場内の映像を、離れた場所でチェックするゼノ。
全員の準備が整ったところで、ミッション開始です。
映画みたいに危険なミッション
――パーティー会場にて。
ブライアンが普段食べる機会のないキャビアを食べまくる一方、巨大なグラスで作られる果物たっぷりのサングリアや、ドクロの盃など、目を引くものがたくさんあります。
そんな会場内をゼノが外から監視しているように、ラバー邸側にも監視している者が……。
モニタールームで部下に指示を出すのは、ラバー邸の警備隊長であるイザベラ・ソーン(CV.甲斐田裕子)です。
厳しい彼女が目を光らせる中、ライラはラバー邸のセキュリティへ侵入し、モニタールームに同じ映像が繰り返し流れるよう細工しました。
それを合図にブライアンは金庫室へ向かい、ラバーの虹彩を模したコンタクトや指紋を付着させた手袋で認証をクリア、仲間が防犯用の電源を遮断するのを待ちます。
身体にロープを巻いたボルツが天井から侵入し、電源の遮断を試みていましたが、彼の巨体を支えるロープを握っていたロビンにしてみれば、体力の限界との戦いです。
二人が無駄に頑張っている中、ブライアンは防犯対策のレーザー攻撃を避けるのに必死になっていました。
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結局、金庫内に入れたのは良いものの水晶ドクロが見つからず、ブライアンは現場から離れようとします。
すると、そこへイザベラが登場。
彼女はモニタールームに送られてくる映像が細工されていることに気が付き、不審者を探していたのでした。
黒幕の行方
不審者を徹底的に排除しようとするイザベラは、ハーピーのような境界人でした。
正体を顕現させて襲いかかってくるイザベラを上手く躱すブライアンでしたが、やがて胸元に銃撃を受け、その場に座り込んでしまいます。
しかし、銃声を聞いたイザベラの部下が駆け付けた瞬間、彼らの足元を何かが駆け抜けていき、振り返った時にはすでにブライアンの姿が消えていました。
実は、会場入りした時にライラへ手渡したスヌードの正体こそペックであり、その後はブライアンが胴体に巻きつけて防弾チョッキ代わりにしていたのです。
ペックは境界人なので負傷してもすぐに治りますが、この扱いにはさすがに文句を言います。
ところが、ブライアンのおかげで大好きなライラに密着していられたので、いつものように強くは罵れませんでした。
その頃、モニター越しに会場内を見ていたゼノは、サングリアの中に水晶ドクロが漬け込まれているのを発見。
会場に戻ったボルツ、ロビン、ライラ、サイラスの4人は、水晶ドクロ奪還の隙を作るためにニッカポッカを身に纏い、ステージへ上がります。
ラバーの楽曲を流して思い思いのダンスを踊ると、ラバーをはじめ会場に集まった人々は大盛り上がり。
ステージに注目が集まっているうちにペックがサングリアへ飛び込み、水晶ドクロを持ち出すのでした。
ゼノはあらかじめ仕込んでいたガス爆発を起こし、マージナルサービスの面々が逃走する時間を稼ぎます。
一同は無事に逃げ切り、ラバーは逮捕されました。
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後日、あの会場にいたラバーは影武者だったことが発覚し、本物はどこかに身を隠していることがわかります。
その本物のラバーはというと、潜入していたマージナルサービスの面々を把握しており、ひとり高笑いするのでした。
アニメ『THE MARGINAL SERVICE』第3話まとめ
いかがだったでしょうか。
逮捕したはずの黒幕が実は影武者だったなんて、ラバーのラスボス感が凄いです!
ラバーは悪事を働くうえで思想もしっかりと持っているみたいなので、まさに強者なキャラクターといえそうです。
マージナルサービスの面々もすでに認知されているよう……互いにどんなアプローチをしていくのか、注目ですね。
また、今週も『ミッション:インポッシブル』や『チャーリーズ・エンジェル』など、映画作品のオマージュが満載だったので、今後もどんなネタが登場するのか気になります!
次回、第4話も楽しみです。