2023年4月11日より放送が開始された完全アニメオリジナル作品『THE MARGINAL SERVICE』。
ジャパン・澁宿を舞台に、人間に紛れ込んで共存している”境界人”が起こす犯罪を取り締まり、その存在を徹底的に隠蔽する特殊機関・”マージナルサービス”の活躍を描きます。
ゼノがイザベラを不当に連行し、大量の武器やデータとともに姿をくらませてしまいました。
ブライアンは捜査させてくれと頼みますが、セオドアはゼノが境界人ではないため、管轄外だといいます。
メンバーたちも出来る範囲でゼノを探しますが、足取りをつかむことはできませんでした。
目撃情報もなく、ダニーの墓の前で落ち込むブライアン。
すると、そこに現れたのは……?
早速、第11話「星に願いを。 スターにはギターと香水を」をレビューしていきたいと思います。
目次
アニメ『THE MARGINAL SERVICE』前回第10話あらすじと振り返り
国連幹部の息子が誘拐される事件が発生し、”マージナルサービス”は現場へ向かいます。
誘拐された子供の部屋を調べている最中、ゼノは壁に描かれた奇妙なマークを発見しました。
途端、「この事件は俺一人でやる」と言い出し、単独行動を始めるゼノ。
”マージナルサービス”の基地にも戻っていない状況に心配するメンバーたち。
ブライアンはゼノの過去を聞き出そうとセオドアに詰め寄り、かつて起きた悲しい事件に胸を痛めます。
【ネタバレあり】アニメ『THE MARGINAL SERVICE』第11話あらすじ・感想
ゼノは何処へ?
ゼノがイザベラを不当に連行し、大量の武器やデータとともに姿をくらませてしまいました。
ブライアンは捜査させてくれと頼みますが、セオドアはゼノが境界人ではないため、管轄外だといいます。
上層部からの圧力もあるようで、手掛かりになりそうなラバーへの尋問もできず、彼の収監先さえわかりませんでした。
その頃、ゼノはイザベラを車に乗せ、JUKAIに向かっていました。
知っていることは何でも話せと脅すゼノと、脅しには屈しないと余裕の笑みを浮かべるイザベラ。
ゼノは境界人のためになる何かを掴んでいるようで、取引を持ち掛けるのでした。
一方、メンバーたちは出来る範囲でゼノを探しますが、JUKAIに入っていく姿が監視カメラに残っていただけで、足取りを掴むことができません。
それ以上の目撃情報もなく、ダニーの墓の前で落ち込むブライアン。
すると、そこに現れたのはペックでした。
ペックがブライアンのところに持ってきたのは、ライラの秘密のバックアップだといいます。
そこには「奴」が入っているといい、ペックは得意気に笑いました。
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ライラが隠したバックアップ
ライラが秘密裏にバックアップを取っていたのは、電脳ゴースト・エディのデータでした。
未だにライラにフラれたことを引きずり、落ち込んでいたエディを上手く宥めすかし、協力してもらうことに成功。
ゼノのことはわからなかったものの、ラバーの情報を得られるようになりました。
その頃、ライラとサイラスは国連のデータが改ざんされていることに気付きます。
境界人によるテロやドラッグ流通問題は確かに起きていることでしたが、そこで発生した事故の規模が大きくなっていたり、死傷者の数が実際より増えていたり……。
悪いことをした境界人を、極悪人へ仕立て上げようとしているようでした。
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そんな中、国連の武装した隊員たちがアジトへとやって来ます。
エディを使って国連の情報網をハックしたこと、その犯人がブライアンであることがバレていたのです。
ライラはすぐにペックの仕業だと気が付きます。
責任を取ってブライアンを捕まえ、銃殺するよう指示してきた隊員は、先の誘拐事件で手助けした国連幹部、事務次官のアガタでした。
恩がある故に、せめて仲間内で話を治めてほしいというのです。
一方、ブライアンとペックはラバーが収監されている隠れ家へと潜入。
そこで裸のまま軟禁されていたラバーを発見し、対峙していました。
ブライアン&ペックvsマージナルサービス
ラバーを連れてゼノを探しに行こうとしたところ、隠れ家の外で待ち受けていたのは国連の部隊と、マージナルサービスのメンバーたちでした。
いつものユニフォームを身に纏った彼らは、もちろん武装しており、同僚のブライアン相手に銃を向けてきます。
親密でなくともバディであるゼノを助けたいブライアンは、ゼノを止められるのは自分しかいないと言いました。
一方で、そんなブライアンを止められるのは自分たちしかいないと言うのは、メンバーたちです。
容赦なく銃撃してくるメンバーたちに驚きながら木陰に隠れると、ラバーは隠れ家の裏口に車があると言い出しました。
ペックが車を取りに行き、弾幕を避けながらどうにか乗り込むと、ロビンがランチャーを発射。
「マージナルエクスプロージョン!」
爆発の中を抜けていったブライアン、ペック、ラバーの三人を見送った頃、国連は彼らを捕らえられなかったマージナルサービスの処遇は追って報告するといい、去っていきます。
実は、メンバーはわざとブライアンたちを逃がしていました。
国連が境界人に関する情報を改ざんしていることを受けての行為でもあり、完全な反逆です。
とはいえ、普段は温和なセオドアも神妙な表情に怒りを滲ませていて、抗う気持ちは出来上がっていました。
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エイリアンギフテッドな子供たち
ラバーとイザベラは、10年前の誘拐事件について何か知っている……。
ブライアンの予想通り、彼らは事件の真実に基づいて行動していました。
10年前、UFOが墜落する事件が発生した際、境界人がエイリアンを撃退したあと、国はエイリアンが乗ってきたUFOを回収したといいます。
地球の技術よりも遥かに進んでいるUFOを軍事利用しようとしたものの、高度ゆえに扱うことができませんでした。
そんな中、墜落するUFOを目撃した当時5歳の子供たちがUFOからの承認を得ていることがわかり、「皆神山」に集められたといいます。
誘拐された子供の部屋にあった奇妙なマークは、承認の印、UFOそのもの。
誘拐犯が残したものではなく、子供たちが自分で描いたものでした。
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ラバーやイザベラがその事実を知ったのも、ここ1年ほどのことだそうで、管理され権利を持たない境界人が助けようと声を上げるには、テロを起こすくらいのことをしないといけなかったといいます。
今も皆神山にいるというエイリアンギフテッドを持つ子供たち。
ラバーの予想では、ゼノとイザベラも到着しているのではとのこと。
遅れて皆神山の地下要塞のような場所へ辿り着くと、そこにはゼノの姿がありました。
アニメ『THE MARGINAL SERVICE』第11話まとめ
いかがだったでしょうか。
ブライアンとペックがなかなか良いコンビだった第11話。
国連と対峙するかたちになったマージナルサービスですが、ラバーとはいい仲間になれそうな予感?
神妙な表情を浮かべるゼノが見つめる先には、10年前に行方不明となった子供たちの
うちの一人と思われる少女が……。
実在する皆神山を舞台に、最後の戦いが訪れるのでしょうか。
次回、第12話も楽しみです。