今回は雪の京都が舞台です。京都は盆地なので雪が積もる地域です。
キヨは舞妓さんたちより早起きして雪かきをしていました。そこにすみれがやってきます。
キヨの雪かきの音で起きてしまったというすみれは、その後キヨと故郷の味を食べるのですが、それはいったい…?
それではさっそく『舞妓さんちのまかないさん』の第6話のネタバレありでレビューしていきます!
目次
アニメ『舞妓さんちのまかないさん』前回第5話のあらすじと振り返り
前回はすみれが舞妓としての新しい名前「百はな(ももはな)」を貰いました。
その日の朝はホットケーキミックスを使わないふかふかのホットケーキだった。
そこにメープルシルップをかけるのが普通だが、すみれは、はちみつをかけるのがこだわり。
名前は変わっても「これはうちの一生の決定事項」と言うのだった。
【ネタバレ】アニメ『舞妓さんちのまかないさん』第6話あらすじ・感想
京都の冬。雪かきをするキヨとそれを見守るすみれ。2人だけの朝。そこに暖かい汁ものをご用意
京都に冬がやってきた。京都の美しい風景を雪が染めている。屋形の前では雪かきをするキヨの姿が。
そこにすみれが現れる。「おはよう、早いねすーちゃん、じゃなかった百はなちゃん」と呼び名を言い間違えながら挨拶するキヨ。
すみれはキヨの雪かきの音で目が覚めたようだ。すみれは手伝おうとするが、雪かき用のスコップがなかった。
キヨは「もうちょっとだし、私やっちゃうよー。寒いから中入っててー」とすみれを気遣う。
けれどすみれはキヨの雪かきの姿を見ていたくなった。キヨに承諾を得て玄関先でキヨの姿を見るすみれ。
ざく、ぺっ。ざく、ぺっと繰り返される雪かきの音。同じ動きを繰り返すキヨ。それを見て青森で学生だった頃をすみれは思い出す。
キヨが雪かきを終わっても思わずその頃の思い出に浸っていたすみれ。
「雪かきの音を聞いとったらどこにおるんかわからんなってしもた。青森といる時と同じ音やった。
キヨちゃんの音」しんみりとそう言うすみれに対し、キヨは雪かき用のスコップを戻しながら「そりゃそーだ」とさも当たり前だと言う。
キヨのやってることは変わらないのだから。それを聞いてすみれも「そりゃそーか」と納得。
そしてすみれは今日の朝ごはんをキヨに尋ねる。するとキヨは自信満々に「決まってるでしょう」と言う。
それを聞いてすみれを勘づいた。冬の定番「ひっつみ」と2人は声を揃えて言った。
それから朝ごはんの準備に取り掛かるキヨ。「すーちゃんにも手伝ってもらいますよー」とまた百はなと言うのを間違えてしまう。
それを見てすみれは「キヨちゃんだけはすーちゃんでええよ」と許すのだった。
「ほんと!?」と言うキヨにすみれは優しく「ほんと」と答えた。そして台所には大きな鍋と寝かせた生地が置いてあったのだった。
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そしてすみれはキヨだけ、昔からのあだ名を許すのです。2人の絆と思い出がむぎゅっと詰まった話でした。
ひっつみじるの正体は実はすいとん!?全国にある懐かしい味
今回のすみれとキヨの今日のまかないは初めからつる駒が「おこたから出られへん!」と寒さに震えていた。
そんな冬の寒さにはあったかい汁物で体を温めるのがいいと提言するすみれ。
そして今朝のご飯に出てきたのはすみれとキヨの故郷、青森の味、雪かきの後に食べられるひっつみ汁だ。
青森は豪雪地帯なため、雪かきが大変。終わる頃にはクタクタで体も冷え切っている。そんな時にひっつみ汁を食べて身も心も温めるのだ。
キヨとすみれにとって思い出の味でもある。つる駒もどこか懐かしい味だと言うひっつみ汁。
中に入ってる白いもちもちしたものが特にどこかで食べたことある味のようだ。
その白いもちもちのことをひっつみと呼び、小麦粉を水で練った後、しばらく寝かせた後千切って茹でたものだ。いわゆるすいとんの仲間と言えるだろう。
しかしすみれはすいとんを知らなかった。つる駒はそこで気付く。
全国各地にすいとんと似た食べ物があり、それぞれ地域の呼び名になってるのだ、と。キヨとすみれだとすいとんはひっつみなのだ。
そこでキヨが現れ「いろんな呼び名があって面白いねぇ」と言うのであった。
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アニメ『舞妓さんちのまかないさん』第6話のあらすじ・ネタバレ感想まとめ
冒頭の京都の雪景色は知っている人も多い名所が出てきました。相変わらず作画の京都への熱が大変こもっていていいですね。
またひっつみの汁の温かそうで食欲をそそる作画も見事でした。キヨとすみれの故郷の味、ひっつみ汁。
生地を寝かせているので、すいとんとは違うのか、同じなのか、ぜひ作って食べてみたくなりました。
また自分の故郷の味って何だろう?と考える機会にもなりましたね。料理1つに人それぞれの思い出が詰まっています!