今回は節分です。節分に落花生を買ってきたキヨ。青森は大豆ではなく落花生を投げる文化があるようです。
その落花生を使って青森の郷土料理を作ります!いったいどんな料理なのでしょうか!?
それではさっそく『舞妓さんちのまかないさん』の第29話のネタバレありでレビューしていきます!
目次
アニメ『舞妓さんちのまかないさん』前回第28話のあらすじと振り返り
前回、芸妓が節分の日に仮装する「お化け」と言う行事の準備が行われた。舞妓たちが芸妓のお姉さんのために衣装づくりをする。
しかし忙しい舞妓たち。深夜に作業していると、疲れからかみんなおかしなテンションになってしまう。
困ったすみれはたまたま起きてきたキヨに泣きついた。するとキヨはチーズの乗ったホットドックを夜食として作ってくれた!
それを食べて正気を取り戻した舞妓たちはちゃんと「お化け」の準備を終わらせられた。残ったすみれはキヨにお礼を言う。
しかしキヨもその場に残り、ホットドックを半分こしてすみれの残りの作業を手伝うのだった。
後半のすみれとキヨの今日のまかないではホットドックの由来や、アメリカでは野球場でホットドックをよく食べること、カナダに異色の日本風ホットドック屋さんがあること解説された。
【ネタバレ】アニメ『舞妓さんちのまかないさん』第29話あらすじ・感想
今回は節分!落花生を投げて食べて節分を満喫!
節分の日になった。舞妓たちはキヨさんに豆まき用の豆を買ってきてくれたか尋ねる。
そして出てきたのは落花生。地方によって豆まきは落花生と大豆に別れるのだ。落花生なら当たっても痛くないのではないか、と考えた舞妓つる駒は妹舞妓に向かって投げる。
すると当たって痛かった妹舞妓が怒ってつる駒に向かって投げた。そうしていると白熱していき、最終的にはおかあさんに叱られ、ボロボロになった髪を直すため「髪結いさんの所に行き!」と言われる始末に。
そんな風に怒るおかあさんは鬼の様だった。キヨがおかあさんに「豆まきしないんですか?」と尋ねると、おかあさんは「この家の平和には鬼も必要」だと言い、豆まきはしないと言った。
その後キヨは豆まきの豆を拾いながら青森でおばあちゃんと住んでいた頃を思い出す。
キヨが豆まきをしたらおばあちゃんは家の外に投げた豆を拾ってくれた。キヨはそれをわかっていて家のすぐ近くに投げていた。
おばあちゃんは「拾いやすかったえ。ありがとう」と言ってキヨの頭をなでるのであった。キヨはそんなことを思い出しながら料理を始めた。
作るのは落花生と味噌と黒砂糖を使って餡にして作る郷土おかし「かますもち」だ。青森ではくるみで作るらしい。
かますもちを作り終わった後、キヨはまた投げられた落花生を見つける。それを見つめて「もう思いっきりなげてもいいんだなあ」と呟くのであった。
168
青森の郷土おやつ、あまじょっぱい餡が美味しいかますもちについて解説!
今回のすみれとキヨのきょうのまかないのテーマは青森の郷土料理、かますもちだ。名前に「もち」とついているがお米ではなく小麦粉を使った料理である。
お米で食べるお餅はお正月のようなハレの日の食べる料理だが、かますもちは普段のおやつとして食べられている。
餃子のように折りたたんだ見た目が穀物を入れる「かます」に似ていることが名前の由来と言われている。
かますもちは岩手県では「ひゅうず」と呼ばれており、これは火打石に名前が似てるから、火打ちがなまって「ひゅうず」になったと言われている。
キヨはそれをすみれから聞いて「同じ料理でも地域によって呼び名が変わるのは郷土料理あるあるだよね」と言う。
他にもかますもちは、きんかもち・ぼほりもち・みみっこもちとも呼ばれているうだ。
名前の由来には諸説があり、きんかもちは、昔は砂糖が金貨のように高価だったから、ばほりもちは農作業の時のかぶるばほりという編み笠の形に似てるから、みみっこもちは耳の形に似てるから、そういわれているとのこと。
今回出てきたかますもちは節分と言うことで本来使うくるみではなく、落花生を使って作られた。「これはこれでおいしそうやなあ」と言うすみれ。
「かますもちは噛んだ時に溶け出た餡が口いっぱいに広がってたまらないのです」と美味しそうに語るキヨ。
「くるみの風味に黒砂糖とお味噌の甘辛さが合うんよ」とすみれも思い出しながら語る。だがかますもちは噛んだ時杏が飛び出して手や服にかかることがよくあるらしい。
「あるあるだよね」と相槌を打つキヨ。餡がトロトロすぎるのも一長一短である。
すみれの調べ曰くかますもちは農作業の合間にもよく食べられていたそうだ。
「一仕事終えた後に食べるおやつはピクニックとは違うおいしさがあるよね」とキヨ。それについてすみれは「労働の喜びゆうやつやね」と返した。
168
アニメ『舞妓さんちのまかないさん』第29話のあらすじ・ネタバレ感想まとめ
今回は節分。おかあさんの「この家の平和のためにも鬼は必要やし」という台詞におかあさんがお母さん役をする大変さが垣間見れました。
また、おばあちゃん想いだったキヨの様子がすごくいじらしく、健気で可愛らしかったですね。
「今は思いっきり投げてもいいんだなぁ」とぼやくのも月日の流れを噛みしめている感じがしてとても風流でよかったです。
後半のかますもちについての解説はおもわず食べてみたくなるものでした。ぜひ調べて作りましょう!