寒く雪が積もった日には何が食べたいですか?暖かい汁ものが食べたいですね。今回キヨは雪かきをしながらまたもあの温かい汁ものひっつみ汁を作ります。後半にはその作り方もご紹介!
それではさっそく『舞妓さんちのまかないさん』の第15話のネタバレありでレビューしていきます!
目次
アニメ『舞妓さんちのまかないさん』前回第14話のあらすじと振り返り
前回はたまの休みに、キヨは元まかないのおばさん家に行き、おうちカレーを作ると言う話だった。
おうちカレーは屋形では食べられない。男の人が家に帰りたくなるからと言われている。だからおうちカレーを食べると決めた時からそわそわしっぱなしのキヨ。
いざおばちゃんに家で作るって食べると最高に幸せになれた。帰宅後、おかあさんに休日は楽しめたか聞かれると「それはもう」と答えるほどだった。
後半のおうちカレー談義ではなぜ一晩寝かせたカレーはおいしくなるのか疑問が出た。具にスープがなじんで美味しくなるなど様々な理由はあるが、常温での保存は危険、と注意喚起もされた。
【ネタバレ】アニメ『舞妓さんちのまかないさん』第15話あらすじ・感想
雪の日にはこれ!木野の故郷の味、ひっつみ汁!
キヨは部屋の外が明るいから起きてしまった。外は雪が積もり、反射して眩しかったようだ。
「雪の日の朝はアレが食べたくなるな」と台所に向かうキヨ。そして思い出される中学の頃の記憶。
中学のキヨの家には雪の日になるとすみれと健太がやってきていた。それもキヨの家の雪かきをするため。キヨの家には除雪車が来ないのだ。
勢いよく雪かきを始めるすみれ。雪かきを早くすればいいと考えるすみれと丁寧にやりたい健太で競争が始まる。
けれどすぐバテてしまう2人。一方キヨは1人こつこつ少しずつやるのだった。それを見たすみれと健太はキヨのことを感心した目で見る。
そして雪かきが終わり、こたつに入るすみれと健太。キヨにストーブも強くしてもらい、寒さを凌ぐ。
その時キヨのおばあちゃんに「生地を持ってきて」と言われるキヨ。持って行ったのは丸めた小麦粉の生地。
おばあちゃんはその生地をちぎって大きな鍋の中に伸ばして入れる。鍋の中は具材たっぷりの汁が入っていた。
この生地を入れることでひっつみ汁の完成だ。「雪かきの後はやっぱこれだべなー」といってキヨとすみれと健太はひっつみ汁を頬張る。
それは京都の時も変わらない。生地をこねて寝かせてる間に、キヨは外の雪かきをするのだった。
168
ひっつみ汁の作り方とは?各地の郷土料理の汁物も
今回のすみれとキヨの今日のまかないは、ひっつみ汁。雪かきの後にみんなで食べたあの味の作り方をキヨが教えてくれるようだ。
しかしすみれもキヨのおばあちゃんから作り方を教えてもらったようで、説明に入る。まず初めににんじん、大根、ごぼうなど根菜ときのこをだし汁、それと酒、みりん、醤油で煮る。
汁ができたらそこにひっつみの生地を入れる。小麦粉で練った生地をよく伸ばしながら一口大にして入れるようだ。
手でちぎるから生地の厚さにムラができる。厚いところとペラペラのところで食感が違うのが美味しい、とキヨ。
そして生地に火が通ったら完成だ。ここでつる駒が現れ「寒い日にあったかい汁物を食べると味も心もあったかくなるなあ」と言う。
そこですみれは寒い日に食べたくなる汁物郷土料理を紹介し始める。最初に紹介するのは北海道の鉄砲汁。北海道の東側では蟹を入れた味噌汁を鉄砲汁と呼ぶそうだ。
名前の由来は蟹の足に箸を入れる様子が鉄砲に弾を込める様子に似ているからだそう。ちなみに河豚の味噌汁も鉄砲汁と呼ばれているが、こちらの名前の由来はフグには毒があって当たると死ぬからだも言われている。
次は青森のせんべい汁。南部せんべいを具として食べる珍しい食べ物。出汁を吸った煎餅が独特の食感になるもいう。
今度は山形の納豆汁。すりつぶした納豆を入れるお味噌汁。納豆の香りがいっぱいに広がりそうだ、とつる駒。京都の汁物はいとこ汁。上賀茂や長岡京市あたりで食べられる、小豆、芋、根菜、こんにゃくなどを入れたお味噌汁だそうだ。
白味噌と小豆の甘みが美味しいお味噌汁なんやでーとつる駒。他にも青森のいちご煮、岩手のまめぶ汁、山形のどんがら汁、新潟ののっぺい汁、石川のめった汁、福島のどぶ汁、高知のつがに汁、熊本のだご汁、鹿児島のさつま汁…とずまれが読みきれないほどの量がある様子。
キヨは「ほんとに日本中でいろんな人がいろんな汁物を食べているんだね」とにっこり。「あたたかい汁物を食べると心がほっとするんは全国共通なんかもしれへんな」とつる駒ははまとめるのだった。
168
アニメ『舞妓さんちのまかないさん』第15話のあらすじ・ネタバレ感想まとめ
ひっつみ汁回二回目ですが、落ち着いていて、雪の情景が美しく、いい話だったなあと思いました。
振り返って見てみてもキヨは食べ物で季節を楽しむのが上手だと思います。寒いと嘆いてないで前抜きに生きるキヨの姿勢に、自分も見習おうと思えてきました。
また二回目にしてとうとうひっつみ汁のレシピが出ましたね!これは作らなければ!これから寒くなるので絶対美味しいです。また他のご当地汁も気になります。調べて作りたいなーと料理への好奇心が沸く回でもあったなと感じました。