『ルパン三世 THE FIRST』あらすじ・感想!3Dルパンは迫力満点でもファンには物足りない?【ネタバレなし】

映画『ルパン三世 THE FIRST』!故・モンキーパンチも望んだ3Dルパンは迫力満点!しかしファンには物足りなさも?

出典:『ルパン三世 THE FIRST』公式ページ

幅広いファンを抱える『ルパン三世』がついに3D化された作品。

今は亡きモンキーパンチもルパン三世が3Dで動くのを待ち望んでいたスタイルです。

3Dでしか出せない迫力感は申し分ありません!

しかし、ルパン三世ファンとしてはちょっと物足りなさを感じる部分もありました。

どの視点から見るかで、作品の評価が大きく変わる作品かと思いました。

ポイント
  • 監督は山崎貴氏。不安しかなかったが思ったよりも良い出来
  • 過去のエピソードを思わせるシーンは、懐かしいと取るか手抜きと取るか
  • CGのルパン一味の動きは見ていて飽きない感

それでは映画『ルパン三世 THE FIRST』をネタバレなしでレビューしていきます。

『ルパン三世 THE FIRST』作品情報

『ルパン三世 THE FIRST』

(C)モンキー・パンチ/2019映画「ルパン三世」製作委員会

作品名 ルパン三世 THE FIRST
公開日 2019年12月6日
上映時間 93分
監督 山崎貴
脚本 山崎貴
原作 モンキー・パンチ
出演者 栗田貫一
小林清志
浪川大輔
沢城みゆき
山寺宏一
広瀬すず
吉田鋼太郎
藤原竜也
音楽 大野雄二

『ルパン三世 THE FIRST』あらすじ・感想【ネタバレなし】


CGで動くルパンたちの滑らかさがクセになりそう

実写化もされたルパン三世ですが、『ルパン三世 THE FIRST』は3Dだからこそできる動きというのがふんだんに盛り込まれていた気がします。

何よりも、ルパンたちの独特の素敵なプロポーション。

そのフォルムのままで動き出す彼らは、見ていてなんの違和感もありません。

『ルパン三世 THE FIRST』

(C)モンキー・パンチ/2019映画「ルパン三世」製作委員会

そしてルパン三世シリーズに欠かせないアクションシーンもふんだんに盛り込まれているわけですが、これがまた良かったです。

アニメーションではカット割りしてしまいそうなところをズームして魅せるところ。

CGだからこそできる車同士の衝突劇、どれも迫力満載で飽きることはありません。

KAMUI

3Dとしてこれからも作品を作り続けてくれるのであれば、是非ここは変えず、迫力を追求し続けてほしいと思いました。

キャラによる個性も健在。オリジナルキャラクターたちも個性的で良い!

ルパンは勿論、次元、五右衛門、峰不二子、銭形などの主要メンツの存在感はアニメシリーズとなにも変わりがないので、違和感を覚えることなく見ることができます。

ハードボイルド+コミカルが上手に混じっている感覚、次元大介にいたっては、実際にこんな人いるのでは?みたいな感覚になります。

KAMUI

良いとは言ったのですが、峰不二子のセクシーさは、やはりアニメでしか出せないのかもしれないと思いもしています。

真面目な五右衛門や銭形警部が意外と女性に対してチョロいところも露見。

KAMUI

そうそう、意外とこのふたりはなぁ~と面白く見させてもらえました。

また、今回のオリジナルキャラクターであるレティシアやランベール、ゲラルトという3人もそれぞれ個性的でした。

『ルパン三世 THE FIRST』

(C)モンキー・パンチ/2019映画「ルパン三世」製作委員会

特に印象的だったのがゲラルトという人物です。

ランベールに指示を出し、ブレッソン・ダイアリーを開けさせて今回のお宝を手にしようともくろむのですが、声を担当したのが藤原竜也さん。

KAMUI

彼にピッタリすぎる冷淡なキャラだなぁと思いながら、作品にのめり込むことができました。

THE FIRSTとは?映画の顔になったあの絵に至る流れがかなり良い!

今回のルパンがターゲットにしたものは「ブレッソン・ダイアリー」という日記。

ブレッソンという人物が、とんでもない財宝のありかをこの中に隠したわけですが、このダイアリー自体の謎解きがまぁ大変でした。

ダイアリーを開けるための2つの鍵を見つけ出し、揃えた後も時間内にパスワードを入力しなけば、中の日記は燃えてしまうというシステム。

KAMUI

ルパンが鍵を開けた後に時間内にパスワードを入れなくてはいけないという緊迫感がたまりませんでした。

やっとダイアリーが開いても終わりではなく、今度は財宝の眠る場所へ足を運ぶわけですが、そこにも3つの試練が待っていて、飽きることはありません。

ひたすらに謎解きの連続で楽しめました。

このブレッソン・ダイアリーは、ルパン一世が唯一盗むことに失敗した秘宝。

それを三世が解明するという、世代を超えた大勝負が繰り広げられるということなんですね。

そして、謎解きをしていく途中で見つかった一世の遺品であるステッキとシルクハット。

それを身につけるルパンの絵。

『ルパン三世 THE FIRST』

(C)モンキー・パンチ/2019映画「ルパン三世」製作委員会

KAMUI

そうか、ココに「THE FIRST」の意味が込められていたのかと思うと、感慨深いものがありました。

あの音やあの音楽。懐かしいと取るか手抜きと取るかが評価の分かれ目か?

作品の所々で、なんだか聞いたことがある音が聞こえたり、音楽使われたりしたのがまた注目するべきかなと思えました。

その音とは、『ルパン三世 カリオストロの城』で、ルパンが塔から塔へ飛び移る時のSEです。

KAMUI

これに気づくということは、そうとうルパン三世好きですよね?と思えるのですが、見方を変えれば「手抜き?」だったり「思い出のあの音や音楽を軽々しく使っていいの?」とも思えました。

これに対する評価は千差万別なのでハッキリとした評価は難しいかもしれませんが、個人的には前者でした。

というのも、以前に映画『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』を見た時から、ものすごく不安でした。

同じ山崎監督が作り出すものだったのでどうなのだろうと。

しかし、作品を捻じ曲げられることもなく、ストレートに良さを描いてくれたので、それくらいは良いのかなと思えたのです。

ただ、ブレッソン・ダイアリーに隠された財宝については、それでよかったのだろうか?と思うところがあります。

過去のルパンシリーズで描かれたことはありませんでしたが、ルパン三世の制作に宮崎駿監督が携わったことがあると知っていれば、すぐに「なんかあの作品っぽい」とわかってしまいます。

KAMUI

ここに関しては、もう少し工夫は欲しかったと思いました。

『ルパン三世 THE FIRST』まとめ

以上、ここまで映画『ルパン三世 THE FIRST』について紹介させていただきました。

山崎監督の場合、技術は素晴らしいです。

そこは過去作品でも評価したいところです。

なのでシナリオ!もっと納得をすることができるシナリオ作りを今後に期待したく思います。

要点まとめ
  • 迫力ある映像は3Dならでは!アニメとも実写とも違う楽しみ方ができる!
  • 謎が解けたら次の謎解き。ルパンたちが目にする財宝は世界に大きな影響を及ぼす
  • ルパン三世にゆかりのあるあの音楽や展開が盛り込また1作。作品をキチンと知ったうえで作っていることは評価。しかしオリジナリティーも欲しいところ