地獄の王と美人刑事がロサンゼルスで起きる事件を捜査する、異色の刑事ドラマが開幕!
海外ドラマ『LUCIFER/ルシファー』は、基本的に1話完結のクライム・ドラマとなっています。
- 天使や悪魔、神の存在、主要キャラの関係なども、時にシリアス、時にコミカルにしっかりと描かれていて見どころ充分
- 主人公のルシファーはもちろんのこと、重要なキャラはそろってみんな魅力的
- シーズン1は全13話。さくっと気軽に見られるため、ついつい一気見してしまう危険も!
それでは、さっそく海外ドラマ『LUCIFER/ルシファー シーズン1』をネタバレありでご紹介します。
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目次
【ネタバレ】『LUCIFER/ルシファー シーズン1』あらすじ・感想
とんでもなくプレイボーイでわがままな地獄の王と、元女優でクールな美人刑事
地獄の王ルシファーは、地獄があまりにも退屈なため、天使の街ロサンゼルスにやって来ます。休暇と言って高級ナイトクラブLUXを経営し、自堕落な生活を満喫中。
ルシファーの兄で天使のアメナディエル、ルシファーの部下で魔物のメイズは、理由は違ってもルシファーを地獄に戻したい考えは一緒で日々説得していますが、ルシファーは全く聞く耳を持ちません。
そんなある日、ルシファーは自分の力が通用しない美人刑事・クロエと出会います。ルシファーは人間が心に秘めている欲望を引き出す能力や、不死身の肉体を持つのですが、なぜかクロエには力が使えず、彼女がそばにいると怪我をすることも発覚。
美人で有能、しかも自分の能力が通じないクロエに興味を持ったことから、訳あって相棒のいないクロエと組んで事件の捜査をすることをルシファーは勝手に決めてしまいます。ルシファー・モーニングスターとそのままずばりな名前を名乗り、クロエにも自分は悪魔だと言うルシファーですが、当然クロエは信じていません。
ルシファーが容疑者たちから話を聞き出す姿を見ても、催眠術か何かだと思っています。当然なんですけどね。
次々に起きる事件をクロエの推理力や行動力、もちろんルシファーの能力も使って解決していく二人。最初は胡散臭く思っていたルシファーに、クロエも次第に心を開いていきます。ルシファーもルシファーで、クロエにだんだんと惹かれていきます。
クロエには可愛い可愛い娘のトリクシーがいて、彼女とルシファーのシーンはコメディとして面白い上に、ちょっとした和みでもあります。
ルシファーがいろいろと相談する精神科医のリンダ先生も、これまた美味しいキャラクター。『LUCIFER/ルシファー』の女性キャラはみんな魅力的なので、見ていてストレスがないんですよ。
クロエは以前、同僚であったマルコムの不正を疑い、その同僚が昏睡状態になったことで市警では孤立していました。別居中の夫で同僚の刑事でもあるダンは、クロエに近づき、自分をからかうルシファーを目の敵にしています。
まあ、ダンがルシファーにいい顔しないのは、すぐ馬鹿にされるからなんでしょうけど、ルシファーとクロエの仲が気に入らないのもあるのでしょう。
ルシファーの魔物の部下で、人間の姿はとっても美人なメイズも、ルシファーの兄弟で天使のアメナディエルも、ルシファーが人間のクロエを気に入ったのが面白くないし。その上ルシファーも、クロエとダンが一緒にいると面白くないと自覚します。けれど、精神科医のリンダに嫉妬していると指摘されても、素直に受け入れられませんが。
そんな時、ルシファーの天使の翼が盗まれる事件が発生。ルシファーは翼を切り落とし、コンテナの隠し部屋に保管していたのですが、その翼が盗まれてしまっていたのです。翼が悪党の手に渡ると大変なことになる、とアメナディエルは怒ります。
クロエの力も借り、なんとか翼を取り戻すルシファー。しかし、アメナディエルが実は翼の盗難に関与していたことも知って、その翼に煙草を投げつけ、燃やしてしまうのでした。
汚職事件の真相が明らかに。まさかアメナディエルの裏切り?
クロエは自分が同僚たちに恨まれることになった、汚職事件の捜査を再開。汚職事件には、他にも刑事が関わっていたことを知ります。
そして、撃たれて昏睡状態だったマルコムが生命維持装置を外され死亡した後、いきなり目を覚ましたことで事態は急変するのでした。
マルコムは、クロエに汚職警官は自分ではないと言います。自分も汚職警官を捜査していたのだと。もちろんそれは嘘で、マルコムを撃ったのはダンだったのです。ダンは汚職に関わってはいなかったけれどマルコムを見逃していて、事件の遭った日もマルコムは賄賂を受け取っていました。
そこへ現れたクロエをマルコムが撃とうしたため、ダンはクロエを守るため、マルコムを撃ったのです。しかしマルコムが目覚めた今、ダンはその件で脅されることに。実はマルコムはアメナディエルの手によって生き返っていました。
一度地獄を体験したマルコムは、アメナディエルに言われた任務をこなせば、地獄に戻されないと約束されていました。アメナディエルがマルコムに命じたこと。それはルシファーを殺すことでした。
ルシファーを地獄に戻したいだけとはいえ、アメナディエルの取った行動は酷いものです。そして、ダン。泥沼すぎてこちらも心配。マルコムは嫌な奴すぎるので、早く地獄に落ちればいいと思ってしまいますけど。
ダンはマルコムのルシファー殺害を何とか止めようとしますが、反対に捕まってしまいます。ルシファーは自分を殺しに来たマルコムに、撃たなければペンテコステのコインをやる、と言います。コインは天国と地獄を自由に行き来できるチケットのようなもの。マルコムはコインを受け取って、帰って行きました。
ルシファーは自分の力が効かず、そばにいると不死身でもなくなることから、クロエは天使なのではと疑います。クロエの娘に養子か聞いたり、背中に翼の痕がないか調べたり。その時ちょうどクロエと調べていた殺人事件が、ルシファーをはめようとしてマルコムが起こしたものと知り、ルシファーは大激怒。
マルコムに詰め寄ったルシファーの前に現れたのは、アメナディエル。メイズが自分を誘惑したのは、ルシファーの差し金だったのかと怒り心頭、殴り合いに発展します。しかしそれを止めたのはメイズでした。
自分は二人に利用されていると怒りをぶつけ、去って行きます。そのことで冷静になった二人は、殴り合いを止めたのでした。
しかし、マルコムの犯した事件の容疑者とされてしまったルシファーは、クロエと駆けつけた警官に銃を向けられます。
シファーへの殺人容疑は晴れるのか。そしてルシファーとクロエの関係はどうなる?
クロエに疑われたことで、地獄に連れ戻せと言い出すルシファーですが、警官に囲まれたルシファーを助けたアメナディエルは断ります。
マルコムを利用して、結果人間が死んだことを反省したアメナディエルは、マルコムを見つけて地獄に戻す手助けをルシファーに頼みます。
その頃、ルシファーが無実だと実は信じているクロエに、ダンはマルコムを撃ったことを告白。怒ったクロエは、ダンにルシファーの無実を証明するよう言います。そうしてクロエはメイズと行動を共にすることに。
ルシファーとアメナディエルは、ダンから聞き出した売人がいる醸造所にマルコムを探しにやって来ます。一斉に発砲されますが、二人は不死身、あっという間に敵を倒していきます。
ところがアメナディエルは、天使も悪魔も傷つけられるダガーでマルコムに刺されてしまいます。アメナディエルを助けようとするルシファーの前にメイズが現れ、マルコムを追うように言います。
メイズは地獄に戻るためにと、こっそり取っておいたルシファーの天使の翼の羽を使い、アメナディエルの傷を治したのでした。
クロエはマルコムを後一歩のところで逃がしてしまいますが、やって来たルシファーに疑ってないことを告げます。クロエに信じてもらえていたことを知り、ルシファーは一安心。
ダンがすべてを市警で話したことでルシファーの疑いは晴れますが、その時クロエの携帯にトリクシーから着信が。しかし、電話をかけてきたのはマルコムで、トリクシーを人質に取っていたのです。
マルコムに指示されたように、一人で証拠品のお金を持っていくクロエ。撃たれそうになったところにルシファーが現れます。ルシファーはマルコムを操ろうとしますが、うまくいかず撃たれてしまいます。
ルシファーは大嫌いな父である神に、言うことを聞くからクロエを守って欲しいと願うのでした。地獄に帰ったルシファーは、地獄の門が開放されていることを知りますが、その瞬間に目を覚まし、人間界に戻ったことに気づきます。
マルコムはルシファーに殴られた後、クロエに撃たれます。ルシファーが渡していたコインですぐ戻ってくると言うマルコムでしたが、すでにコインはルシファーが取り戻していました。マルコムは地獄に落ち、アメナディエルは回復、トリクシーも助け出して、事件は無事解決。
ルシファーはアメナディエルに地獄の門が開いて逃亡者が出たこと、その逃亡者を捕まえるよう父に言われたと教えます。そして、その逃亡者は「母」だとも…。
シーズン1は、大きく盛り上がるような展開はなく終わりましたが、それでも謎は二つしっかりと残っています。
- クロエがそばにいると、ルシファーの力が効かなくなり弱くなるのはなぜか?
- 地獄から逃亡したルシファーたちの母親とは?
シーズン2では、ルシファーたちの母親が登場し、またクロエの秘密も次第に明らかになっていきます。
『LUCIFER/ルシファー シーズン1』あらすじ・ネタバレ感想まとめ
最初は悪魔が殺人事件を捜査ってどうなのと思いながら観始めたのですが、ほどよくシリアスで時にコメディ、基本は1話完結なのでさくっと観られ、疲れている時も気軽に楽しめる、大変おいしいドラマでした。
それに主要キャラクターも全員、魅力的なんですよね。ルシファー演じるトム・エリスは、ちょっとクドイ系というか彫りの深い顔立ちの、スタイル抜群で高級スーツもよく似合う俳優。まさにワイルド&セクシー。老若男女問わずモテモテで、高級クラブのオーナー、歌も上手いし、ピアノも弾けるルシファーにピッタリ。
ルシファーは悪魔ながら、実は情に厚く、事件の被害者には彼なりに優しくしたり同情したり、反対に悪人には容赦がなかったり。地獄の王なのに、まるでヒーローのようです。そのくせ、やはり悪魔だからか、それは違うだろうということをやらかしても、なぜか許せてしまうチャーミングさも持っているという。
ドラマの魅力のひとつは、間違いなくルシファーというキャラクターにあると思います。
そんな魅力的なルシファーの相手役、元女優で刑事というクロエは、ローレン・ジャーマンが演じています。とにかくローレンは美人。すごく美人です。ドラマの『HAWAII FIVE-0』や『シカゴ・ファイア』でも美人だなぁと思っていましたが、ルシファーのクロエは当たり役。画像で観るより動いている姿の方が、ずっとずっと美人だと思います。
美人といえば、魔物役のメイズも美人です。セクシー系美人。リンダ先生も美人ですし、トリクシーも可愛い。
そんなわけで『LUCIFER/ルシファー』は、完全な眼福ドラマだったりもします。
海外の女性キャラクターには、気が強すぎて、どう贔屓目に見てもただのワガママで、私は正しいの的な美人が結構な確率でいます。見ていてイライラするわけですが、『LUCIFER/ルシファー』にはそんなキャラクターがいないのでストレスフリー。そこもおすすめしたいポイントです。
美人刑事と、刑事以外の男性の捜査ものドラマは、海外ドラマの定番でもあります。
- 男性が人気ミステリー作家『キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿』
- 男性が不老不死の検視官『FOREVER Dr.モーガンのNY事件簿』
- 男性が元詐欺師で一流の犯罪コンサルタント『メンタリスト』
この辺りは、美人刑事とのロマンスの行方も気になるドラマでした。
恋愛は関係なくても、指名手配されている大物犯罪者の『ブラックリスト』や、作家で大学教授であり元CIAの『インスティンクト−異常犯罪捜査−』などなど。
上記で挙げたドラマをすべて見てきた身として、自信を持っておすすめできるドラマが『LUCIFER/ルシファー』です!
シーズン2はますます面白いので、ぜひご覧になってみてください。
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