アニメ『殺し愛』第11話あらすじ・ネタバレ感想!17年前、三人の少年少女の出会いが過酷な運命を生み出し……?!

出典:殺し愛公式ページ

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賞金稼ぎと殺し屋の歪な関係を描くラブサスペンス『殺し愛』。

すべては17年前――ドニーの手伝いをしていたリャンハ少年と、ある一人の少年の出会いから始まりました。

何者かに追われていた彼を助け、自室にかくまうリャンハ少年。

数日で別れるはずでしたが、リャンハ少年は彼を「仕事」に巻き込んでしまいます。

二人が依頼人から預かったスーツケースを開けると、そこには一人の少女が眠っていて……。

シャトーとリャンハの過去が描かれるようですが、そこにどんな秘密が隠されているのでしょうか。

早速、アニメ『殺し愛』第11話をレビューしていきたいと思います。

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アニメ『殺し愛』前回第10話あらすじと振り返り

協力者であるホームレスのテントに身を隠すことになったシャトーとリャンハ。

負傷したリャンハを気遣うシャトーは責任を感じていましたが、彼はかつてと同じように詫びよりもお礼がいいと伝え、半ば力ずくでシャトーの口から感謝の言葉を引き出します。

一方、ドニーの屋敷では、リャンハを逃がしたニッカが責められていました。

その中で、ドニーは自分の本当の目的がリャンハではなくシャトーだと明かします。

すると、ニッカは自分がリャンハらを仕留めると宣言するのでした。

その頃、リャンハとシャトーは協力者のホームレス仲間から怪しまれないように、夫婦のフリをすることに。

翌朝には調達した服に着替えてテントを発ち、街へ出ます。

リャンハはスリを働いて資金を集めますが、そのあまりに鮮やかな手口にシャトーは驚かされ、困惑していました。

子供の頃にスリで食い繋いでいた時期があるというリャンハに、シャトーは余計に現状への責任を感じてしまいます。

そして、ドニーたちが何者なのかを問いますが、リャンハはその質問をはぐらかし、もう関わらないように言いました。

身内を危険に晒されている状態のシャトーはその言葉を受け入れられず、問題解決のために別行動を取ろうとします。

すると、リャンハはシャトーの背後から口を塞いで路地裏に連れ込み、勝手なことをしないよう強く説得します。

反抗しようとするシャトーに、リャンハは「また君を見つけてしまったから」と告げるのでした。

――過去。

リャンハ少年はドニーからリスト・ノーブルという男をエスコートするよう頼まれ、二つ返事で了承しました。

その帰り、二人の男に追われていた少年――現在のソン・リャンハを助けます。

一方、リスト・ノーブルは車のトランクと思われる場所に、小さな娘を乗せていました。

彼女に「長めのかくれんぼ」だと優しく告げるものの、最後には涙ながらに謝ります。

リスト・ノーブルの娘――シャトー・ノーブルは、手渡されたぬいぐるみを抱いて、トランクに収まるのでした。

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【ネタバレあり】アニメ『殺し愛』第11話あらすじ・感想

二人の少年

――17年前。

リャンハ少年は何者かに追われていた一人の少年を助け、自室にかくまっていました。

彼は口数が少ない一方で高圧的な態度を取ることもありますが、お腹を空かせていたり、すぐに眠ってしまったりと、どう見てもワケアリです。

数日過ごすうちに、彼が何かに怯えていると気付いたリャンハ少年ですが、ドニーから任された仕事のことを考えると、そろそろ別れなければなりません。

彼はリャンハ少年がどう告げようか考えていた矢先、自分から明日の朝には出て行くと切り出しました。

リャンハ少年は彼を駅まで送っていくと約束し、翌日を迎えます。

ベンチに座る彼に、リャンハ少年は首都圏まで行ける乗車券を手渡しました。

助けられなくてごめん、と謝るリャンハ少年に、彼はどうして謝るのか問います。

彼は「助ける」と言った大人についていき、身体の関節を外され、コンテナに詰められるという経験をしていました。

そのため、リャンハ少年のような存在は本当に「助けてくれた」貴重な存在だったのです。

urara

助けを求めた者と助けた者、最初から何か感じるものがあったのかもしれませんね。

眠る少女

別れ際、彼はリャンハ少年に名前を聞かれますが、名乗らずに立ち去ります。

リャンハ少年は引き止めながらも、依頼人からの電話に出なければなりませんでした。

彼の背中を見送りつつ電話に出たリャンハ少年は、依頼人であるリスト・ノーブルの異変に気が付きます。

そうして、電話の向こうでは銃声が響き渡りました。

urara

何者かに追われていたリスト・ノーブルが持っているスーツケースは、リャンハ少年たちがいる駅で他の乗客が探していたもののようですが……。

立ち去ろうとしていた彼も、リャンハ少年とリスト・ノーブルの異変に気が付き、電話を叩き落とします。

電話の向こうに発砲した犯人がいるため、危険だと感じたからでした。

その後すぐ、リャンハ少年はリスト・ノーブルに頼まれた通り、とあるコインロッカーに急ぎます。

彼とともに辿り着いたそこで指示されたロッカーを開けると、スーツケースが入っていました。

おそるおそるスーツケースを開けた二人は目を見開きます。

そこには、小さく丸まって眠る一人の少女の姿があったのです。

君の味方

適当な車を盗んで走り出した、二人の少年と一人の少女。

眠っていた少女は目を覚ますと、そこに父親がいないことに気が付き、泣き始めます。

ずっと泣き続けている少女を見かねて、彼に名前でも聞いてやればいいのではないかと言われたリャンハ少年は、素直に彼女の名前を聞きました。

彼女が小さく「シャトー・ノーブル」と名乗ると、リャンハ少年は彼女の父親であるリスト・ノーブルの言葉を思い出します。

リスト・ノーブルが何よりも守りたかった娘――シャトーのことを守ると決めたリャンハ少年は、「君の味方だ」と告げました。

夜になり、無人の山小屋を見つけたリャンハ少年は、そこで一晩過ごすことを提案します。

「バロセラ」という目的地の存在を零したリャンハ少年でしたが、そこで彼にいろいろなことを知られすぎたのではないかと思い、ハッとして銃を構えようとしました。

彼はそういったリャンハ少年の考えも理解したうえで、山小屋を立ち去ります。

「死ぬなよ」と言い残して。

urara

リャンハ少年がドニーに持たされた銃は、目を覚ましたシャトーのそばに落ちていて……どこか不穏な空気が漂います。

最悪

リャンハ少年は立ち去った彼を探しに、山小屋を出ていました。

彼はというと、自分を追っていた男たちに再び襲われます。

ずっと後をつけられていたようで、シャトーとともに寄ったサービスエリアで見られていたようです。

その頃、山小屋で一人になったシャトーは怯えており、すぐそばに落ちていた銃を拾ってクローゼットに隠れます。

彼を見つけられず山小屋に戻ったリャンハ少年は、シャトーの姿がないことに気付き、クローゼットの前までやって来ました。

そして、怖がっているのであろうシャトーを想って、優しく話し掛けます。

そっとクローゼットの扉を開いた瞬間、シャトーが手に持っていた銃の引き金を引きました。

「ごめんなさい、ごめんなさい……」

目に涙を浮かべながら小さく謝り続けるシャトーの前には、血を流して倒れるリャンハ少年の姿がありました。

urara

幼いシャトーの恐怖が生んだ悲劇……彼の行方と、リャンハ少年の生死は如何に。

――そして、現在。

ソン・リャンハに抱きとめられたシャトー・ダンクワースは、小さく謝り続けていました。

幼かったあの日のように、「ごめんなさい、ごめんなさい……」と。

アニメ『殺し愛』第11話まとめ

いかがだったでしょうか。

17年前の出来事が描かれた第11話。

少女だった頃のシャトーと、現在のシャトーの台詞が重なり、悲壮感のあるラストとなりました。

これまでの回想にあったシーンも散りばめられており、シャトーの記憶の断片を回収していくような流れになっていましたね。

次回も過去と現在が描かれるようですが、どんな結末を迎えるのか期待が高まります。

第12話――最終話も楽しみです。

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