ダンジョンと化したアキバ、口伝を使う敵など、目まぐるしく変わる状況の中にも、レイドやインスタンスダンジョンの説明が挟まれており、とても濃いお話でした。
初レイドのミノリたちが、どんな活躍を見せてくれるのか注目ですね。
それにしても、『ログ・ホライズン』にはMMORPGへの愛と魅力が詰まってて、観てると無性にやりたくなります。
目次
アニメ『ログ・ホライズン 円卓崩壊』前回第9話のあらすじと振り返り
最古の古来種レリアとリトカから、アキバが「典災・エレイヌス」に狙われていることを伝えられたシロエですが、敵のLVが低いため、ミノリとレイド準備に出かけるなど、そこまで警戒はせずにいました。
トウヤたちも、同行者のLVを下げる師範システムを利用して、レイド用の特訓をして過ごしています。
ところが、ミノリたちが目を覚ますと、ギルドホームに大人たちの姿がなく、アキバの街の様子も変わっていました。
その状況を見て、ミノリは「典災・エレイヌス」が襲来したことを確信するのです。
【ネタバレ】アニメ『ログ・ホライズン 円卓崩壊』第10話あらすじ・感想
狙われたアキバ
ギルド「ログ・ホライズン」のギルドホームに取り残された、ミノリ、トウヤ、ルディ、五十鈴の子供組。
ミノリはこの状況をアキバを狙う「典災・エレイヌス」の仕業だと判断しました。
とりあえず、他の仲間を探しにいこうと動き出すミノリたちの前に、アカツキが姿を現し、子供組を静止します。
アキバの街には、付近にいるはずのないモンスターがうろついており、迂闊に動くのは危険な状態でした。
アカツキを加えた一行は、まずは危険を避けて、慎重に情報を集め始めるのでした。
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失望の典災エレイヌス
ミノリたちだけではなく、三日月同盟、シロエたち「ログ・ホライズン」の大人組、黒剣騎士団、シルバーソードなど、アキバにいる他の冒険者たちも、ダンジョンと化しLV65のレイドモンスターが闊歩するアキバの街に飛ばされていました。
各地で戦闘が開始されるなか、アイザックたちが「失望の典災・エレイヌス」と遭遇します。
「汝の崇敬の対象なり」
そう言って攻撃を開始したエレイヌスですが、そのLVは65。
LV90を超えているアイザックたちには雑魚と判断できる敵でしたが、アイザックは不思議な音と共に力が入らなくなってしまいます。
時を同じくして、シロエたちや他の冒険者たちも、音とともに力が入らなくなってしまうのでした。
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師範システム
「ログ・ホライズン」のギルドホームの屋上から、遠視効果のあるアイテムを使い、街の様子を探るミノリとアカツキは不自然さを感じとります。
円卓会議のサポートで低LVの冒険者は底上げがなされており、アキバの街にはLV50以下がほとんどいないはずが、見かける冒険者のほとんどがV35となっていたのです。
アカツキは師範システムでLVを下げているためLV59で留まっているけれど、一定LV以上の冒険者はLVを35まで下げられてしまった。
そう結論付けたアカツキとミノリは、この状況ではシロエ達と合流しても足を引っ張られてしまう可能性が高いと判断し、「自分たちの力だけで頑張るしかない」と決意するのでした。
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進化する典災
シロエは、LVが下げられた時の音から、典災が「師範システム」というゲームシステムを利用していることを推測しました。
月のテストサーバーに作られたシロエのサブキャラクター「ロエ2」。
かつて、ミノリたちと共に旅をしたロエ2は、典災と同じ「航海種」と呼ばれる別世界の知性体であり、彼らがこの世界で行動するためには、ゲームで用意されたモンスターなどの「依り代」が必須でした。
新拡張パック「ノウアスフィアの開墾」で用意されていたモンスターを依り代とするのなら、数も少なくそれほど脅威ではなかったけれど、今回の師範システムを利用した攻撃は、この世界独自のシステムである「口伝」とも言えるもの。
この典災の進化によって、冒険者の優位性は失われてしまったのでした。
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いつでも勝利の途中
シロエの話を聞いた直継とにゃん太は深刻な表情をしますが、テトラが「心配いりません」と明るく言い放ちます。
「我らの辞書に敗北の言葉無し。なぜならいつでも勝利の途中だから」
かつて「放蕩者の茶会」で使われていたというレイドセオリーの引用でしたが、直継もにゃん太も「聞いたことがない」と首を振ります。
自信満々に言ったことを否定され、ショックをうけるテトラを見て、シロエは堪えきれず思わず吹き出してしまいます。
テトラたちのやり取りで前向きになれたシロエは、「まずは動こう」とメガネを直すのでした。
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インスタンスダンジョン
エレイネスにやられ、神殿で復活したアイザックが、レイネシア姫が住む「水楓の館」に向かうと、そこには元「D.D.D」の高山たちがいました。
ダンジョンと化したアキバの被害が、こちら側のアキバに無かったことから、向う側が「インスタンスダンジョン」だったことが分かります。
他のパーティーとの競合を避けるため、サーバー上に一時的に作成される、専用の即席ゾーン。
「失望の典災・エレイネス」の情報を得たアイザックでしたが、いつ戻れるのか分からない状態になってしまうのでした。
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システムの犠牲者
LVが下がったシロエたちは隠れながらギルドホームを目指す途中、モンスターに追われているレリアとリトカ、シルバーソードと合流します。
シルバーソードが集めたモンスターの情報を手に入れ、わずかに勝利の可能性が上がったことに喜ぶ一行でしたが、唐突にレリアとリトカが、泣きながら「ごめんなさい」と謝り始めます。
理由は「敵に見つかってしまったこと」、そして「うろこを失くしたこと」でした。
かつて、万単位の「うろこ」を集めさせるクエストのために、うろこを失くし続けた二人は、そのことを覚えていたのです。
それどころか、一人一人の冒険者の名前さえも覚えていました。
閉鎖されたダンジョンで、かつて遊んでくれた冒険者たちがまたやってくるのをずっと待っていたレリアとリトカ。
存在すら忘れてしまっていた彼らが、ずっとこの世界に存在していたことを想い、テトラは涙ぐむのでした。
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レリアとリトカのLVが下がっていないことを確認したシロエは、万全の状態でいるだろうミノリたちやアカツキに後を託すことを決意します。
「二人が逃げる時間を稼ぐよ」
そう言ってシロエたちは、集めた情報が書かれた冊子を姉妹に託し、格上のモンスターの群れの前に立ちはだかるのでした。
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託された情報
- 味方の戦力
- 装備や特技を含めた味方の個性
- 補給の有無
- 戦場の地形
- 敵の能力や行動パターン
シロエから伝えられた「レイドに勝つための情報」が足りない状況に、ミノリは歯噛みします。
「ログ・ホライズン」のギルドホームの屋上から、情報とLVの下がっていない冒険者を探すミノリは、こちらに向かってくるレリアとリトカを見つけました。
合流したレリアとリトカは、託された冊子をミノリに渡し、シロエからの伝言を伝えます。
「やっつけてって。あそこにいる怪物たちを!」
そう言ってリトカは、ギルド会館の最上階を指差すのでした。
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アニメ『ログ・ホライズン 円卓崩壊』第10話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
【水曜夜は「ログ・ホライズン 円卓崩壊」!!】
第10話「アキバの迷宮」 Eテレ 17日(水)夜7:25「バトルより演説が多い」ことで名高いログホラですが、ついにアキバが戦場に!
典災エレイヌスを迎え撃つのは、レベル90を超える円卓の猛者たち⚔️
あれ、みなさん顔がひきつってますね…#loghorizon pic.twitter.com/4RTMWQw8AD— アニメ「ログ・ホライズン 円卓崩壊」製作委員会 (@loghorizon_DORT) March 16, 2021
- 師範システム
- インスタンスダンジョン
- 金色の軍師リーゼ
- 託された情報
- いつでも勝利の途中
「我らの辞書に敗北の言葉無し。なぜならいつでも勝利の途中」という言葉や、レリアとリトカがプレイヤーの事を覚えていたシーンなどは、かなりグッときました。
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