映画『リトル』あらすじ・ネタバレ感想!ありのままの自分が一番。最凶社長が13歳の自分に戻って気づいたこと!

リトル

出典:Netflix

ビジネスで成功をして、ゴージャスな生活を手にしたけれど、わがままで横暴、最凶女社長が、なんの因果か13歳の姿に戻ってしまった!

周囲にふりまわしトンガリまくるジョーダンが、素の心を取り戻していくさまを軽いタッチで描いたコメディの『リトル』。

子供の姿になっても、ジョーダンはジョーダンのまま、人のいいアシスタントのエイプルに仕事を任せ、しぶしぶ学校に戻ります。大人なのにどこまでも幼稚で子供っぽいジョーダンは、果たして人間的成長をみせることができるのでしょうか?

ポイント
・ありえないほどワガママな女社長
・昔の自分に戻ってしまった
・身近な人たちの本音
・13歳のまま止まった時間

それでは『リトル』をレビューします。

【ネタバレ】『リトル』あらすじ・感想

リトル

出典:Netflix

人間力ゼロの会社社長

高級マンションのペントハウスに住んでセレブな暮らしをするジョーダン(レジーナ・ホール)は、会社を経営する社長。

ビジネスは好調でいい服を着て、いい車に乗るジョーダンですが、人間力はゼロです。隣人の親子には悪態をつき、朝のコーヒーを買うカフェでは、金にモノを言わせて並ぶこともせずに横入り、ベル・ボーイには怒鳴りつけるし、いつも不機嫌。

職場では、ジョーダンが登場すると社員の誰もが浮足立ちそわそわ、アシスタントのエイプリル(イッサ・レイ)にも、毒を吐き、理不尽な要求ばかり。ビジネスでは有能なのに、いつもカリカリしている社長のジョーダンを誰もが恐れているのでした。

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13歳の頃の、トラウマが原因で、人を一切信用せずわがままで傍若無人なジョーダンの悪魔のような極悪非道ぶりが際立つ冒頭のシーンは、圧巻。ここからジョーダンはどう巻き返すのか?と観客に期待をさせる仕掛けです。

13歳の自分の姿

今日もいつものように職場で、エイプリルだけでなく、だれかれ問わず、突っかかっていくジョーダン。

その矛先は、会社前にいたドーナツの移動販売車に及びます。職場に炭水化物を持ち込むことを許さず、エキセントリックで自意識過剰なジョーダンに、周りはドン引き。

周囲に噛みついてはいじわるなジョーダンを目にした、移動販売のオーナーの娘スティーヴィー(マーリー・テイラー)が、「アナタなんて、子供になればいい」と、マジックの杖で魔法をかけるような冗談に、ジョーダンは不思議な感覚に陥ります。

そして次の日の朝、目を覚ましたジョーダンは、信じられないことに13歳の頃の自分の姿 (マルセイ・マーティン)に戻っていることに気づくのでした。

子供の傍若無人は許されない

13歳の身体に38歳の魂が宿るジョーダン。子供の姿では、カフェでの横入りも許されず、マンション前にまわしてもらった車にすらたどりつけません。

姿が変わっても、これまでと同じように我を通そうとしても、周りの大人にはひややかな視線を投げられるばかり。

隣人には児童相談所にまで通報されてしまい、ジョーダンは、アシスタントのエイプリルに助けを求めるのでした。

児童相談所の担当者の言葉に、仕事のカバーをエイプリルに頼み、しぶしぶと学校に行くしかなくなったジョーダン。

学校なんてチョロいと、人を小バカにする強気の姿勢のまま登校をしたのに、逆噴射。初日にして、学校のはぐれ者グループに所属するハメになったのでした。

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人のいいエイプリルを振り回す老成した口調のリトル・ジョーダンに可愛げがなく、本当に憎たらしい(笑) マルセイ・マーティンには、もう少しユルい感じのジョーダンを演じて欲しかった!その方が、もうちょっとジョーダンの好感度もあがって、物語に盛り上がりを見せたかもしれません。

知らなった周囲の本音

ジョーダンが学校に行っている間に、仕事のカバーをすることになったエイプリルでしたが、なかなかうまくいきません。

それでも従業員相手に、癇癪を起して大声を出すジョーダンがいないことで、職場はむしろ雰囲気はよくなり、仕事はしやすいという社員も出てくる始末。

一方、学校でのジョーダンは、初日の失敗から学校では浮いてしまい、個性的な3人アイザック(JD・マクラリー)、デヴォン(タッカー・ミーク) ライナ(タリア・トラン)と仲良くなります。

学校に溶け込めずにいた13歳の自分の姿と重ね合わせ、3人を放っておけなくなったジョーダンは、学校で理不尽な扱いを受けるアイザックたちを連れて学校をサボって大騒ぎ。

それに加えて子供時の姿となったジョーダンは、思いがけず周囲の本音を耳にすることになります。

これまで誰にも心を許さずにきたジョーダンは、社長として好き勝手にふるまうばかりで、実は周囲に目を向けていなかった自分に気づくのでした。

ありのままの自分

仕事のアイディアを出しても、自分の企画に見ようともしないジョーダンに腹をたてたエイプリル。

あいかわらず自分勝手すぎるジョーダンの態度に堪忍袋の緒が切れて、「仕事を辞めてやる!」と啖呵をきってしまいます。

エイプリルの剣幕や、職場の社員の「社長なんか、いない方がいい」と言われていることで、目が覚めたジョーダン。

13歳の時に学校で心ない同級生の態度に傷ついて人を信用することを辞めてしまい、心を閉ざしていたと、これまで自分を見つめなおすのでした。

子供の頃のトラウマで、すっかりイヤなヤツになっていた自分に反省したジョーダン。デリカシーのない同級生の態度を怖れて学校で、本来の自分を出すことなく消極的になっているアイザック、デヴォン、ライナたちに、自分の二の舞は踏んでほしくないと、ジョーダンは3人を励まします。

純粋な気持ちで3人に自分らしく生きるように伝え、ジョーダンは、これまでの利己的な考えをあらためたのでした。

そんなジョーダンにもとに、不思議な魔法をかけたスティービーと連れて現れたエイプリル。傷つくことを恐れるあまり、心に鎧をまとい、自分を偽ってきたと語るジョーダンは、これからはありのままの自分に戻ると決心をします。

少しだけ精神的成長をしたジョーダン。果たして、13歳の姿から元の大人の姿に戻ることは出来るのでしょうか?

『リトル』あらすじ・ネタバレ感想まとめ

以上、ここまで『リトル』をレビューしてきました。

要点まとめ
・傲慢すぎるワンマン社長
・学校と仕事
・信頼すること、任せること
・身近な人たちを大切に

プロット通りのストーリー

13歳の時のトラウマが原因ですっかり人間不信になり、トンがりすぎてしまったことに気づきもせずに、お金にモノを言わせてなんでも思い通りにしないと気がすまない自分勝手なジョーダンが、インパクト大な『リトル』。

冒頭の10分で、作品プロットがほぼ読めて、エンディングがわかる物語で、観客が期待するのは、主人公がどう改心していくかのストーリー・テリング。ゴージャスな生活を送り、一見、人生の勝ち組にみえるのに、いつも不機嫌で人間力はほぼゼロ、横暴の限りをつくすジョーダンの態度は、エンディングへの期待は高めるには十分です。

学校と仕事、ツメが甘い展開

『リトル』を、軽快なコメディと言いたいところですが、アシスタントのエイプリルと仕事の話なのか、ジョーダンが学校に戻る話なのか、どっちつかずのエピソードが続き、焦点ボケの印象が否めません。

エイプリル役のイッサ・レイの好演は光りますが、印象は薄く、13歳のジョーダン役のマルセイ・マーティンに食われ気味。リトル・ジョーダンが芸達者すぎたか、どこまでも高慢な子供に感情移入がしにくい部分もあるし、シーン途中で唐突に、レストランで歌い出したりと、場面に統一感がなく、ストーリーを追うのにシンドイところがあります。

物語のプロットが決まっていて、結末もすでにわかっている作品構成に制作陣が頼りすぎた感があり、そこが残念なポイントです。

ただ、定番プロット映画のいいところは、どんなにことがあっても、予想を裏切らないハッピー・エンディング待っていること。ラストには、良い人になりきれないジョーダンを、レジーナ・ホールがいいさじ加減でまとめていて、最後は好感が持てると思います。

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『リトル』の見どころのひとつは、レジーナ・ホール演じるジョーダンが、冒頭でやりつくすワガママな行動の一連。節度ある大人なら、やるべきではないでしょ、とツッコミどころ満載でしたが、最後には、ちょっとだけ落ち着きをみせる大人になるので、安心してご覧ください。
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