映画『レオン』は、言わずと知れたリュック・ベッソン監督の代表作のひとつ。
これほどまでにアクションだけではなく、純粋な愛を描いた映画があったでしょうか。
何回見てもおもしろく、泣ける話で、色褪せない不朽の名作です。
- ナタリー・ポートマンがかわいすぎる
- 一般的に想像される「殺し屋」のイメージとはまるで違う
- 残虐なシーンと、とてもピュアなシーンのバランスが絶妙
それではさっそく、映画『レオン』のあらすじ・ネタバレ感想を書いていきたいと思います。
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目次
『レオン』作品情報
作品名 | レオン |
公開日 | 1995年3月25日 |
上映時間 | 110分(劇場版) 133分(完全版) |
監督 | リュック・ベッソン |
脚本 | リュック・ベッソン |
出演者 | ジャン・レノ ナタリー・ポートマン ゲイリー・オールドマン |
音楽 | エリック・セラ |
リュック・ベッソン氏の記念すべきハリウッド初監督作品。
当初、制作会社はそれほど期待していない作品でしたが、『レオン』は予想を上回る大ヒットと批評家からの高評価でリュック・ベッソン氏の代表作となりました。
また、ジャン・レノとナタリー・ポートマンもこの本作がきっかけで一気にブレイクしました。
【ネタバレ】『レオン』あらすじ・感想
ジャン・レノとナタリー・ポートマンによる圧巻すぎる演技
まず主人公のレオンは、裏の世界でずっと生きてきたため殺しの腕は超一流だが、学がなく文字も満足に書けない。
唯一の趣味と言えるものは映画鑑賞で、最高の友である「観葉植物」を育てているのです。
この主人公を演じるジャン・レノの演技はとても素晴らしく、見ているうちにとてもお茶目でかわいらしく感じてきます。
とても真面目なのだが、どこか不器用で純粋な男。
映画をとても楽しそうに見ているシーンは印象的で、この映画全体にとてもよいアクセントを与えていると思います。
そしてヒロインであるマチルダ。
家庭内暴力が絶えないという劣悪な家庭環境で育ったせいか、親を含めた大人に絶望しています。
しかしながら、純粋さを失わずひたむきに生きていこうとするのです。
それを演じるのはナタリー・ポートマン。当時、なんと11歳。
これが彼女の映画のデビュー作という事実、本当に驚きですよね。
この歳で、他の名優をも圧倒する演技、色っぽさ、説得力のある眼差しができるなんて…。脱帽です。
人間の愛とは?
レオンとマチルダ。
お互い人を信用できずにいる二人が、共同生活をしていくに連れて次第に心を通わせていきます。
それはなんでも言い合える友達から、次第に恋人のような気持ちになり、惹かれあっていくのです。
その過程が本当に繊細に描かれていて絶妙なんですよね。
ふざけて二人で遊んでいたり、冗談を言いあったり。
一歩間違えれば「ただのロリコン映画」になってもおかしくないんですが、まったくいやらしさを感じさせず、むしろ純粋に見えてしまう見事さです。
彼らの不器用ながら、目の前の小さな幸せを守ろうとしている姿がとても心に響きます。
ゲイリー・オールドマンの怪演
個人的にこの映画の一番すごいところ…やっぱりゲイリー・オールドマンだと思うんですよね。
悪役っていうのは、主人公に花を添える二番煎じ的なイメージですけど、主人公がどっちか分からないくらいすごいんですよ。
ヒース・レジャーの『ジョーカー』ばりにすごいと思います。
ホントに狂ったような悪徳警官で、どこでキレるか分からなくて、なにより目がヤバい。
しゃべり方もすごく不気味で気持ち悪くて、本当にすごい演技です。最高ですよ。
ベートーベンの話をしているシーンが好きです。もうなんか訳わからなくて、いろいろとヤバさが伝わってくるんです。
『レオン』まとめ
以上、『レオン』の感想を書きました。
- キャラクターの設定がすごく良い
- 愛とはなんなのか考えさせられる
- ゲイリー・オールドマンがすごすぎて、引き込まれる
内容ももちろん素晴らしいですが、役者同士の演技のぶつかり合いがすごいです。
表情ひとつでここまで感情が伝わってくるモンスター級の怪演は必見です。
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