ドラマ『ラストマン ―全盲の捜査官―』 第6話 立てこもり事件が発生! 皆実が人質に!?

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東京郊外で立てこもり事件が発生。犯人は別荘の所有者で警備会社社長の菊知(高嶋政宏)です。菊知は自分の妻と娘を人質に現金10億円を要求します。

皆実(福山雅治)は自ら交渉役を買って出て、心太朗(大泉洋)は身代金を調達することになった秘書を追うことに。

菊知の妻が怪我をしていることを知った皆実は、周囲の制止を振り切り1人別荘に乗り込み、妻の代わりに自分が人質になると提案します。

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ドラマ『ラストマン ―全盲の捜査官―』 前回振り返り

インフルエンサーを狙った空き巣や強盗被害が各地で相次ぎ、皆実(福山雅治)たち神奈川県警捜査一課は、管轄をまたいだ捜査を開始。

その矢先、料理系インフルエンサーのナオンが自宅で殺害される事件が発生します。現場のテーブルの上には、華やかな料理が並んでいました。

事件は、ランキングにこだわった料理系インフルエンサーが上位ランカーを狙ったものでした。

一方、皆実は京吾(上川隆也)に41年前の強盗放火事件の資料を見たいと頼んでいました。それは、皆実の両親が殺された事件だったのです。

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【ネタバレあり】ドラマ『ラストマン -全盲の捜査官ー』第6話あらすじと感想

立てこもり事件

東京郊外の別荘地で立てこもり事件が発生。
皆実と心太朗ら捜査一課は、すぐに現場に急行します。

犯人は別荘の所有者で、警備会社社長の菊知(高嶋政宏)。
菊知は自分の妻と娘を人質にとり、散弾銃を持って立てこもり、現金10億円を要求してきました。

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皆実は自ら交渉役に名乗り出ますが、それを快く思わないSITとの間でひと悶着ありました。

10億円は警備会社が用意し、秘書の工藤が車で運ぶことに。
皆実は交渉役として現場に残り、心太朗は秘書を追うことになりました。

「無茶はしないでください」

心太朗は皆実に釘を差してから、警備会社に向かいます。

人質交換

SITが菊知と電話で話をした時、皆実は菊知の声色に違和感を感じていました。

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何か、怯えているような雰囲気がしたのです。

その後、人質になっている妻が銃で撃たれて負傷していることがわかり、皆実は周囲の反対を押し切って、吾妻(今田美桜)の指示で別荘に近づいていきます。
そして、アイカメラを玄関先に捨て、菊知に怪我をしている妻と入れ替わりたいと申し出ました。

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早速無茶をしています。

菊知はそれを受け入れ、皆実は妻を玄関の外に運び出しました。

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その際に、アイカメラは回収しました。

菊知は遠隔で何者かから指示を受けているようでした。菊知は息が荒く、終始落ち着きがありません。

一方、心太朗と佐久良(吉田羊)は警備会社に到着し、ガサ入れの最中に、社員を装って秘書に近づこうと考えていました。

すると、警察庁上層部から警備会社は談合の内偵中につき、ガサ入れを中止しろと命令されます。
しかし、心太朗はそれを拒否します。

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この警備会社は警察官僚の天下り先になっています。警察庁は、社外取締役になっている元官僚に忖度をしているのです。

上層部と心太朗が押し問答を繰り広げていると、警察庁次長の京吾(上川隆也)がやってきて捜査の続行を許可しました。

この警備会社の元社外取締役だった護道清二(寺尾聡)が、現取締役の元警察庁長官に取り計らってくれるように頼んだのです。

無事に捜査の許可を得た心太朗は、密かに秘書と接触。
すると、秘書は菊知は談合が明るみに出る前に国外へ逃亡するつもりで、15時にに戻らないと妻と娘が危ないと伝えてきました。

モールス信号

皆実は手足を縛られてリビングの床に座らされていました。
そこで、ガソリンと火薬のにおいがすることに気がつきます。時計の針の音もすることから、自動発火装置が仕掛けられているとわかりました。

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しかし、娘を殺すと言っている割に、娘が別荘内にいる気配がしません。

SITが電話で間もなく秘書の工藤が到着することと、妻が一命を取り留めたことを伝えると、電話を切った菊知は必死で嗚咽をこらえていました。
そして、モニターに向かって娘の名前を呼び続けます。

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やはり、やりたくてやっているわけではなさそうですね。

皆実はその合間に回収してポケットにしのばせたアイカメラのマイクを指でトントンと叩き、モールス信号でこの事件の真実を外に伝えます。

「これは たてこもりではなく ゆうかい」

菊知は娘を誘拐され、誰かの命令を聞いている。現金は途中でどこかに隠し、到着後、15時に起動する自動発火装置によって燃え尽きたように見せる計画だろうと皆実は考えていました。

真犯人

そうなると、現在金を運んでいる秘書は誘拐犯とグルということになります。
現金は会社の駐車場で他の車に移し替えた可能性があります。

秘書の車が出た後、駐車場を出て行った車を調べてみると、一台の軽ワゴンが割り出されました。
それは、「銃声がした」と事件を知らせた第一通報者・宇佐美の車だったのです。

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心太朗たちはすぐに宇佐美の自宅へ向かいます。

15時まであと10分。
パニックになる菊知に、皆実は「私に出来ることはありませんか」と優しく語りかけます。

その頃、自宅に戻って来た宇佐美を心太朗たちが逮捕し、その連絡を受けた皆実は菊知にここから出て欲しいと言います。
しかし菊知は、皆実が逃げられるように震える手で結束バンドを切ろうとします。

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その時、SITが突入してきました。

時計が15時を差したその瞬間、大きな爆発音が辺りに響き渡ります。
宇佐美の自宅にいる心太朗たちは、イヤーモニターからその爆発音を聞きます。

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皆、心配そうな顔をしています。

「皆実捜査官、救出成功!」

安堵したのも束の間、まだ事件は終わっていません。
心太朗は宇佐美に計画は失敗したのだから、娘の居場所を知らせろと言うと、宇佐美は「娘が死ねば半分成功だ」と言うのです。

親ガチャ失敗

宇佐美は、1年前に母親を亡くし、その際に自分の父親が菊知だということを知りました。

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なんと、宇佐美は妹を誘拐して殺そうとしていたのです。

父親のことを調べていくうちに、娘が何不自由なく暮らしていることを知り、「同じ親なのにこの差はなんだよ」と自分の暮らしとの差に絶望した宇佐美。

「幸せそうな家族を見て、全部ぶっ壊してやろうと思った」

警備会社の清掃員として潜入した宇佐美は、秘書の工藤が談合に関わっていることを知り、工藤を脅して誘拐の手伝いをさせたということです。

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その労力を他のことに使えば、幸せになれたのでは・・・。

宇佐美は頑として娘の居場所を言おうとはせず、16時に発火装置が起動して娘は死ぬと笑います。

「時間がない。強制的にやりましょう」

皆実はそう心太朗に指示を出し、心太朗は宇佐美に銃をつきつけます。

「俺の父親は殺人犯だ。撃てるんだよ、俺には。言え!!!」

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その瞬間、銃声が轟きます。

宇佐美が目を覚ましたのは病室のベッドの上でした。
時計を見ると、夜の9時を回っています。皆実から間に合わなかったと聞かされた宇佐美は、笑いをこらえながら「ここは昔、菊知が警備していた工場らしい」と話しだしました。

その瞬間、カーテンが開けられると空はまだ明るいままでした。

「発火装置の作動まであと19分あります」

心太朗が発砲した瞬間、止めに入ったと見られた佐久良が心太朗にスタンガンを渡し、宇佐美を気絶させていたのでした。

ガチャの確率は平等

騙されたことを知った宇佐美は「余計なことをするな!」と怒り出します。

人生は最初の親ガチャで決まる。ガチャというなら、平等でないといけない。今度は自分ではなく娘が不幸になる番だとまくしたてる宇佐美。

皆実は、人生はガチャの連続であり、統計上、そのガチャが当たる確率は皆平等に振り分けられていることが分かっていると、冷静に返します。

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幸福度を高めるためにはその人の考え方が影響し、努力と比例してその度合が向上するのだそうです。

しかし宇佐美は自分が不幸なのは親ガチャのせいだと譲りません。

「あなたがそこまで親ガチャにこだわるなら教えましょう」

実は、菊知の娘は実子ではなく、養子でした。

「親ガチャなんて関係ありません。彼女は彼女の人生を全うしているだけです」

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他人のせいにする人は、幸せにはなれません。

廃工場に閉じ込められていた娘は、間一髪で無事救助されました。

宇佐美が、養子である娘に菊知は何故あそこまでやったのかとつぶやくと、皆実は「本当の親子とか家族なんてことはどうでもいい」と返します。

「人が人を思う気持ちに理由なんてないんです」

皆実の思惑

後日、京吾に命じられて泉が41年前の事件の調書をコピーしてきました。

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調書を呼んだ泉くんは浮かない顔をしています。

この事件の犯人であり、心太朗の実の父親である鎌田は無期懲役で現在服役中です。
皆実の本当の狙いは、心太朗を利用して鎌田に会い、事件の真相を聞き出す事。

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泉くんは、心太朗が本当のことを知ったら傷ついてしまうと心配をしています。

京吾はだからこそ泉に2人の監視を命じたのだと言います。
心太朗にこの真実には気づかせず、皆実の研修期間を終了させること。

「これは、職務であり、護道家のためでもあるんだ」

ドラマ『ラストマン ―全盲の捜査官―』 第6話 感想&まとめ

今回、放送と同じタイミングで、銃を使った立てこもり事件が起き、しかも“親ガチャ”という言葉が頭をかすめる中、申し合わせたかのような内容のストーリーが展開されました。

この“親ガチャ”という言葉は、今作のキーワードでもあります。

皆実と心太朗、それぞれが自分の人生を全うする中、皮肉な運命がどう影響していくのでしょうか?今後の展開が気になります!

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