インフルエンサーを狙った空き巣や強盗被害が各地で相次ぎ、皆実(福山雅治)たち神奈川県警捜査一課は、管轄をまたいだ捜査を開始。
その矢先、料理系インフルエンサーのナオンが自宅で殺害される事件が発生します。現場のテーブルの上には、華やかな料理が並んでいました。
皆実と心太朗(大泉洋)は被害者が所属するマネジメント会社を訪れ、他の料理系インフルエンサーにも話を聞くことに。
しかし、皆実は「料理が食べてみたい」と言うばかりで・・・。
目次
ドラマ『ラストマン ―全盲の捜査官―』 前回振り返り
ジョギング中の皆実(福山雅治)と吾妻(今田美桜)は、針で毒殺された男性と遭遇。遺体の手の甲には不思議な紋章がスタンプされていました。
心太朗(大泉洋)たちの調べて、被害者たちは痴漢グループということが判明します。犯人は痴漢冤罪を苦に婚約者が自殺してしまったことで、痴漢犯罪を恨んでいる『痴漢冤罪被害者の会』の代表でした。しかし、その婚約者もまた痴漢グループの一員だったという後味の悪い事件だったのです。
【ネタバレあり】ドラマ『ラストマン -全盲の捜査官ー』第5話あらすじと感想
インフルエンサー強盗事件
皆実(福山雅治)は、京吾(上川隆也)の誘いで護道家を訪れていました。
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皆実は、近頃各地で頻発しているインフルエンサーを狙った空き巣や強盗被害を捜査したいと、警察庁からのトップダウンで管轄をまたいだ捜査体制を取れるように依頼します。
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その矢先、神奈川県で料理系インフルエンサー・ナオンが殺害されるという事件が発生。
皆実と心太朗は早速現場へ急行します。
2人が到着した時、遺体はすでに運び出されていましたが、テーブルの上には華やかな料理が並べられていました。
皆実はその料理のラインナップに違和感を持ちます。
吾妻(今田美桜)が送ってくれたナオンの料理は、どれも野菜を中心にしたものが多いはずですが、残された料理には野菜を使ったものがありません。
さらに、ナオンが飼っていた犬の足に、恐らくオリーブオイルであろう液体が付着していました。
上位ランカー
皆実と心太朗は、ナオンが所属するマネジメント会社を訪れます。
会社所属のインフルエンサーの中では、被害者のナオンはランキング2位に位置していました。1位は『カナカナ』という顔出しNGのインスタグラマーが君臨しています。事務所には、ランキング3位の靑嶌麻帆(高梨臨)がいました。
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次に、皆実たちは1位のカナカナの自宅へ向かいます。
2人を応対したのは、代理人と『カナカナ』の娘でした。
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心太朗は、本人が具合が悪いのに、何故訪問を受け入れてくれたのかと疑問を呈すると、代理人は、「変な手紙が届いている」と、手紙を差し出しました。
そこには「カナカナは狙われている」と書かれています。
皆実は話もそこそこに、事前に頼んでおいた料理を出して欲しいと言います。
カナカナは、毎日のお弁当を投稿していることで有名なインスタグラマーなので、お重に詰められた豪華なお弁当を用意してくれました。
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強盗犯
心太朗は、手紙の内容に疑問を持っていました。
手紙には「狙われている」と書かれていただけで、脅迫ではなく警告文のように感じます。
皆実は、それはただのカムフラージュで、勢いのある2位のナオンを邪魔に思った1位のカナカナが、ナオンを殺害した可能性もあると考えていました。
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そんな中、料理系インフルエンサーばかりを狙って、ストーカーのような迷惑行為をしている人物が浮かび上がりました。
古郡というその男は現在行方不明で、警察は事情を聴くために彼を探し始めます。
皆実は、再びマネジメント会社に行って所属する料理系のインフルエンサーに話を聞くことに。
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3位の靑嶌にも再度話を聞くことになっていましたが、時間になっても現れません。
靑嶌の自宅を訪ねると、彼女が頭から血を流して倒れていました。
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入院している靑嶌に事情を聴くと、襲って来た男は古郡でした。
付近の防犯カメラに、古郡がスーツケースを持って歩く姿が捉えられていたため、警察は逃亡を防ぐために緊急配備を行います。
そんな中、吾妻の調査でカナカナの個人情報が特定されました。
その中で驚くべき情報が。カナカナには離婚歴がありましたが、元夫の名前が、現在逃走中の被疑者と一致したのです。
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スパイスの女王
心太朗と佐久良(吉田羊)は、退院した靑嶌の家を訪ねていました。
2人は靑嶌の渾身の料理をご馳走になります。
心太朗は、料理を食べながら、実は殺されたナオンは料理が全く出来なかったことがわかったと明かします。
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そして、犬についた油を調べたところ、それがドレッシングだったことがわかりました。
犯人は、ナオンを殺害した後、サラダを処分したのですが、犬の足についていたことには気がつかなかったのです。
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それは、ドレッシングに入ったスパイスで犯人を特定されてしまうと考えたからです。
「犯人はあなたですね?靑嶌麻帆さん」
靑嶌は、世間では“スパイスの女王”と呼ばれていました。
そのため、独自の配合をしたスパイスを使ったドレッシングを使ったサラダを処分したのです。
靑嶌は、料理系インフルエンサーに付きまとっていた古郡の存在を知り、彼を逆に脅して空き巣や強盗をさせてたのです。
それは、ナオンを殺すためのカムフラージュでした。
命がけのインスタグラマー
靑嶌は、ナオンの家を訪れ、料理をふるまったのち、強盗にみせかけてナオンを殺害。
その後同情票でナオンのフォロワーが増えたことを知った靑嶌は、自分も被害に遭えば、カナカナを超えられるかもしれないと、古郡に自分を襲うように指示したのです。
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逃走中の古郡はすでに逮捕されていました。
皆実は、カナカナに連絡をし、わざと「見張られている?」というストーリーをアップさせました。
そして、元妻を心配した古郡がカナカナの家にやってくるのを待ち構えていたのです。
古郡は、迷惑をかけた元妻に他のインスタグラマーの情報を渡そうと、彼らに付きまとっていたのです。
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「あなたたちには分からないわよ!私の気持ちなんて!」
手錠をかけられた靑嶌が叫びます。
「わかりたくもねぇよ、人殺しの気持ちなんて!」
心太朗は冷たく言い放ちます。
連行される直前、靑嶌はスマホを見たいと懇願しました。もしかしたら1位になれているかもしれないからです。
しかし、その願いも虚しく、靑嶌は連行されていきました。
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カナカナの正体
後日、皆実は重箱を返しにカナカナの家を訪ねます。
今回も、応対したのは娘でした。
「とても美味しかったですよ、カナカナさん」
なんと、カナカナの正体は、娘本人だったのです。皆実はそれに気がついていました。
本当のカナカナは、シングルマザーで、娘のためのお弁当を毎日投稿していましたが、ある日突然家を出て行ってしまいました。
1人暮らしになった娘は、料理を研究してカナカナとしてお弁当をアップし続けました。それが唯一の収入源だったからです。
でも、皆実はお金のためだけにやっていたことではないだろうと考えていました。
「お母さんに見せたかったのでは?」
自分が毎日投稿を続けていると、ある日母親が「いいね!」をつけてくれた。
娘はそれをモチベーションに投稿を続けていました。
皆実は「誰も傷つかず、幸せになれる嘘なら良い」と言い、「これからも最高の映えを狙ってください」と伝えました。
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皆実の心残り
ある日、皆実は警察庁に京吾を訪ねていました。
その理由は、41年前に渋谷区で起きた強盗殺人事件の資料を見るためです。
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資料はあまりにも古くデータ化されていないため、資料庫への入室が必要です。
皆実は京吾にその資料庫の入室許可の口利きをお願いします。
「被害者は、私の父と母です」
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逮捕された男は、当初否認を続けていました。
ところが、ある時一転して全面自供を始めたのです。その心変わりの理由とは何か?何故両親は殺されなければならなかったのか?
「私はこの目で確かめたいんです。」
京吾は、その男が何者なのか知っているかと尋ねると、皆実は「ええ」と答えました。
ドラマ『ラストマン ―全盲の捜査官―』 第5話 感想&まとめ
いよいよ、物語の核心に迫るシーンが出てきました。
料理人だった実父が殺人犯だということで、殺人を憎み、自分が“そっち側”に行かないように必死な心太朗。そして、両親を殺し、自分の目を奪った犯人を追う皆実。
2人の本当の関係が浮かび上がってきましたね。
ドラマ後半戦は怒涛の展開になる予感がします!