2020年6月11日からサービスが開始した動画配信サービス「Disney+」。
すでに加入している方も多く、様々なオリジナル作品も配信される中で注目を集めている作品の1つといえば『わんわん物語』の実写版です。
- ディズニーの名作アニメ『わんわん物語』をまさかの実写映画化
- 吹き替えはテッサ・トンプソン、ジャスティン・セローをはじめとする豪華キャスト陣が集結
- 実際に演じているのは本物のワンちゃんたち!トランプ役のワンちゃんは殺処分寸前だった!
マルコヤマモト
目次
『わんわん物語』 作品情報
作品名 | わんわん物語 |
公開日 | 2020年6月11日配信開始 |
上映時間 | 103分 |
監督 | チャーリー・ビーン |
脚本 | ブリガム・テイラー |
出演者 | テッサ・トンプソン ジャスティン・セロー ジャネール・モネイ サム・エリオット アシュレー・ジェンセン ベネディクト・ウォン クランシー・ブラウン カーシー・クレモンズ トーマス・マン F・マーレイ・エイブラハム イベット・ニコール・ブラウン アドリアン・マルティネス ケン・チョン アルトゥーロ・カストロ |
音楽 | ジョセフ・トラパニーズ |
【ネタバレ】『わんわん物語』あらすじ・解説
アニメ版に沿った物語が展開される
『わんわん物語』は、1955年に公開されたディズニー・アニメーションを基に製作された実写版です。
主人公は上流家庭で育てられたお嬢様犬、アメリカン・コッカー・スパニエルのレディ(テッサ・トンプソン)と、自由を愛する雑種で野良犬のトランプ(ジャスティン・セロー)。
まるで生活が違う2匹が出会い、お互いを知るうちに恋に落ちるという物語です。
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ジム(トーマス・マン)とダーリング(カーシー・クレモンズ)夫妻のもとで大切に育てられたレディですが、ダーリングに赤ん坊が生まれてからまるで生活が一変してしまうのです。
今ままでレディを可愛がってきた夫妻は赤ん坊のルルにかかりっきりで、ちっとも相手をしてくれなくなってしまいます。
夫妻の旅行の留守を頼まれたセーラおばさん(イベット・ニコール・ブラウン)が連れてきたシャム猫たちが部屋で大暴れし、勘違いしたセーラおばさんに口輪を着けられてしまったレディ。
街では有名な野良犬トランプと出会い、今まで自分が知らなかった世界を見たり、他人への思いやりを知ることになります。
また、トランプとレディは共に行動するうちに恋に落ちることに…。
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2匹がお互いの居場所を探し、決めなければいけない苦悩の様子や、野良犬のトランプを捕まえようとする捕獲員(エイドリアン・マルティネス)との攻防から、トランプがジムとダーリングに引き取られるまでの物語が描かれています。
ダーリングが生まれてきたルルに歌う子守唄「ララ・ルー」や、イタリアン・レストランでの「ベラ・ノッテ」、野良犬収容所でペグ(ジャネール・モネイ)が歌う「He’s a Tramp」などの名曲もそのままに登場。
物語の流れで登場する「歌」になっているので、ディズニー特有の突然キャラが歌い出すミュージカル仕様に戸惑ってしまう人も大丈夫です。
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実写版とアニメ版との違い
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まず、レディの隣家に住み、良き相談相手でもあるスコティッシュ・テリアのジョック(アシュレー・ジェンセン)はアニメ版ではオスですが、実写版ではメスになっています。
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また、セーラおばさんが連れてくる2匹のシャム猫もアニメ版ではメス、実写版ではオスと逆転しています。
アニメ版に登場する、ネコのしなやかさと柔らかい動きを感じさせる「シャムネコの歌」はなくなり、ノリの良い楽曲に変化!
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今作のシャムネコたちの新楽曲は、今作でペグ役の吹き替えを担当しているジャネール・モネイにより提供されました。
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また、実写版とアニメ版の大きな違いといえば、ジムの妻・ダーリングが黒人であることです。
アメリカにおける黒人差別は未だに続く根深い問題になっていますが、この作品ではそんなことを飛び越えた世界が描かれています。
アニメ版の舞台になった1910年代は異人種間の結婚が反対されていたものの、今作ではそんなことも全く無視されています。
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過去のディズニー作品でも、人種差別について度々批判されることがありましたが、そのことに対してDisney+では、この作品は制作された当時のまま公開していることと、「時代遅れの文化的表現」を含む可能性がある旨の注意書きを入れているようです。
豪華キャスト陣が集結!
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アメリカン・コッカー・スパニエルのレディ役には『マイティ・ソー/バトルロイヤル』『クリード チャンプを継ぐ男』のテッサ・トンプソン。
ハリウッドで最も注目を集める女優のうちの1人です。
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そして、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』『バンブルビー』(声)にも出演しているジャスティン・セローが自由気ままな野良犬のトランプを演じます。
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本編中で歌唱シーンもあるペキニーズ犬のペグ役は、シンガー・ソングライター、モデルなど多彩なジャンルで活躍するジャネール・モネイ。
そして、ペグの相棒であるブルドッグ犬のブル役は、『ドクター・ストレンジ』『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』にも出演しているベネディクト・ウォンが務めました。
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他にもオスカー俳優のF・マーリー・エイブラハム、名バイプレイヤーのサム・エリオットが脇を固めました。
トランプを演じたワンちゃんは保護犬だった
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もちろん喋るシーンにはVFXが施されていますが、『ジャングル・ブック』『ライオン・キング』実写版を楽しめた人なら問題ないでしょう。
出演しているワンちゃんたちの中で最もドラマティックな体験をしたのが、トランプ役を演じたモンテ。
実は殺処分センターで安楽死させられる寸前だったところを、アリゾナの動物保護団体「HALO Animal Rescue」に保護されたとのこと。
その後、今作で動物トレーナーを務めたマーク・フォーブスがモンテに可能性を見出し、見事トランプ役に抜擢されました!
映画出演後にマークがモンテを引き取ることを条件に映画出演を果たし、その後はマークと共に幸せに暮らしているとのことです。
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『わんわん物語』実写版では、保護犬や殺処分、ペットの扱いについても考える機会になります。
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【ネタバレ】『わんわん物語』感想
Disney+を始めたら、まず観ておきたい作品
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『わんわん物語』は、Disney+に加入したらまず観ておきたい作品の1つです。
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近年、様々なアニメーション実写化で成功を収めているディズニー映画の中でも、私たちにとって一際身近に感じる物語でした。
犬が喋ること以外は特にファンタジーではなく、ペットや動物の命の扱いについては普段から考えさせられることです。
しかしながら、アニメーションをほぼ忠実に再現してファンを喜ばせることも忘れていないディズニー。
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さらに、ちょっと知らなかったオリジナル版の人種差別問題についても知ることができました。
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SNSでのみんなの感想・評判
ディズニープラスで実写版「わんわん物語」観たんだけど最高だった。犬好きにはたまらん。本物の動物たちが演じてるなんて尊すぎる…❤️
アニメ版が好きな人も絶対気にいると思う。ミートボールスパゲティのシーンはロマンチックすぎてうっとりしたよ…ラプンツェルが好きな人に特にオススメ。 pic.twitter.com/7qHr7Qqns4— | (@DIZfilms) June 6, 2020
『わんわん物語』
めちゃくちゃ尊かった!!
特にあの名シーンのベラノッテからのデートは尊すぎて倒れるかと思った
レディもトランプも他の犬、猫ちゃんみんな可愛い!!
もう最近驚かなくなってきたけど、やっぱり技術の進歩が凄い!こんなに自然に実写ができるなんて
背景やセットも豪華で良かった pic.twitter.com/I0yuNnObd4— ろびー (@NekoTamaniRobin) June 11, 2020
待ちに待ったディズニー+!早速実写版わんわん物語を観た。正直アニメ版の可愛さには劣るけど最高にロマンチックなベラノッテのシーンに思わず泣いちゃったよ。路面に反射する夜の街頭の灯りとかかわいい街並みとか雰囲気めちゃくちゃいいな。シャム猫の歌がないのは残念だけど仕方ないのかな。 pic.twitter.com/AQ4iYmO2vP
— あーち (@mgatoblanco34) June 12, 2020
『わんわん物語』実写版は、犬好きな方、アニメ好きな方、たくさんの方がすでに視聴しているようです。
たしかに、あまり気にならなくなってきましたが、気にならない程度にまで自然に表現できるようになったVFXの技術の進化に驚き!
また、名シーンである「ベラ・ノッテ」には思わずうっとり…。
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『わんわん物語』まとめ
#ディズニープラス オリジナル作品
『#わんわん物語』レディ役の声を演じられた
テッサ・トンプソン さんのインタビュー👏実写版映画『わんわん物語』の魅力、みどころ、演じた感想など教えていただきました✊#ディズニープラスオリジナル pic.twitter.com/kfnmngs3Ti
— ディズニープラス公式 (@DisneyPlusJP) June 2, 2020
マルコヤマモト
- アニメファンにもたまらない仕上がり!むしろ実写版の方が見どころがたくさんあって面白いかも
- 保護犬や殺処分など、動物の命の扱い方について今一度考えてみたくなる
- ディズニー実写映画のこれからの可能性にも期待
『シンデレラ』で始まり、『美女と野獣』で一躍話題になったディズニーアニメの実写版映画。
マルコヤマモト
『わんわん物語』を実写化することでファンタジーから一気に現実に近いところにやってきました。
マルコヤマモト
何度も繰り返しますが、殺処分や保護犬についの問題は、私たちの身近にあります。
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