第六審査長・本庄聡子(寺島しのぶ)は検察からの申し出を断り、アレス電機の立入検査を行います。
しかし、そこに検察が割り込み、第六審査が留置できた資料は僅かでした。
そんな中、柴野竜平(岡田義徳)は、取引している下請け企業30社に、今より厳しい条件を提示してきて‥。
検察に、公取の情報を漏らしたのは誰なのでしょう。
横領と強盗殺人の疑いがある柴野は、逮捕されるのか?
公取と検察の間で揺れ動く六角洸介(加藤清史郎)と、最終手段に訴える小勝負勉(坂口健太郎)の姿に注目です!
目次
ドラマ『競争の番人』前回第4話のあらすじと振り返り
強盗殺人事件で取り逃がした容疑者・柴野竜平(岡田義徳)(第1話)が、アレス電機の役員の中に居ることが分かりました。
第六審査は、優越的地位の濫用が疑われるアレス電機の調査を中止し、警察と検察に捜査を任せることに‥。
しかし、警察と検察は事件から手を引き、柴野を捜査対象から外しました。
第六審査は、自分たちで柴野の不正を暴こうと行動を起こします。
アレス電機が取引している下請け企業30社を調べると、アレス電機が優越的地位の濫用をしているのは明らかで‥。
【ネタバレあり】ドラマ『競争の番人』第5話あらすじと感想
自分たちの仕事を続ける第六審査
検察は、横領の疑いがある柴野竜平(岡田義徳)の捜査を優先させるため、公取の調査を一旦中止するよう言いました。
第六審査長・本庄聡子(寺島しのぶ)は検察からの申し出を断り、調査を続けることにします。
しかし、公取がアレス電機に立入検査する前に、検察がほとんどの資料を持っていき、第六審査が留置できた資料は僅かでした。
桃園千代子(小池栄子)たちは、立入検査の日が検察にバレていたのを不思議に思っています。
そんな中、六角洸介(加藤清史郎)は立入検査に参加せず、小勝負勉(坂口健太郎)は留置品の雑誌(パソコンの情報誌)とロボット犬に興味を示していました。
ミルトモ 編集部
頼りにならない検察と公取
柴野は公取に協力した丸川俊春(吉沢悠)を責め、取引している下請け企業30社に、今より厳しい条件で発注してきました。
丸川はその発注を引き受け、他の下請け企業は期限ぎりぎりまで返事を延ばしています。
アレス電機に契約を切られた下請け企業も、新規の発注を受ければ再契約できると分かり、発注を受けるかどうか迷っていました。
最終的に、柴野が横領していた証拠は見つからず、留置した資料からも下請けいじめの証拠は見つかりませんでした。
ミルトモ 編集部
六角洸介(加藤清史郎)の裏切り
小勝負の提案で、もう一度アレス電機を立入検査しますが、下請けいじめの証拠はなかなか見つかりません。
そんな時、丸川が過労で入院したとの情報が入り、白熊楓(杏)と六角は、丸川に話を聞きに行き‥。
六角が公取にいるのは、司法試験に落ちて検事になれなかったからです。
検察庁幹部である六角の父・敦夫(羽場裕一)は、そんな息子に失望していました。
実は、公取の情報を検察に流したのは六角でした。
六角はその情報と引き換えに、検察にいく事を約束されていたのです。
六角は全てを打ち明け、第六審査のメンバーたちに謝りました。
ミルトモ 編集部
下請け企業は弱い立場ではない
下請け企業の代表者たちが話し合いをしている所に、小勝負と白熊がやって来ました。
小勝負は、アレス電機が破棄したデータ(留置したパソコンから消されたデータを復元)から、あることに気づき、それを伝えに来たのです。
小勝負の話しを聞いた下請け企業30社は、発注内容を見直して欲しいと柴野に直談判しました。
柴野は他の下請け企業を探すと言いますが‥。
ミルトモ 編集部
柴野(岡田義徳)と丸川(吉沢悠)の絆
一緒のチームで野球をしていた頃の柴野は、優勝を目指して誰よりも努力をする人でした。
しかし、プレー中に丸川とぶつかり、柴野は怪我して自分の夢を断念したのです。
その後、再会した柴野と丸川は、世界が驚くような最高の製品を作るために協力することに‥。
15年位前、2人で初めて作ったロボット犬は、品質にこだわって作ったロボットでしたが、あまり売れませんでした。
そして時が流れ、柴野は少しずつ変わっていきます。
丸川は、野球で叶わなかった柴野の夢を、今度こそ仕事で叶えてあげたいと思っていたのです。
ミルトモ 編集部
下請けいじめを認める柴野竜平(岡田義徳)
柴野は下請けいじめを認め、取引している下請け企業30社に謝ります。
アレス電機の新製品の発売日が予定より遅くなり、価格も高くなりました。
桃園は小勝負から頼まれた仕事をし、アレス電機の横領の証拠を見つけました。
しかし、横領していたのは柴野ではなく部下の社員で、強盗殺人の犯人も柴野ではないようです。
そんな中、六角は検察にはいかず、公取で一人前の審査官になると父・敦夫に言いました。
悪者だと思っていた柴野が、あっさり下請けいじめを認めたのが意外でした。横領や強盗殺人の犯人は、本当に柴野ではないのでしょうか?解決したようなしてないような、モヤモヤした結末でした。
ドラマ『競争の番人』第5話まとめ
公取は、アレス電機の下請けいじめを立証する証拠を見つけることは出来ませんでした。
しかし、小勝負は、下請け企業30社と柴野を説得することで、下請けいじめを認めさせたのです。
柴野は下請けいじめを認め、強盗殺人事件(第1話)の犯人であることは否定。
しかし、柴野は、犯人を追っていた白熊に捕まっており、全く無関係とはいえない気がします。
ところで、アレス電機が競合他社に負けたら、下請け企業はアレス電機を見捨てて他の企業と取引する可能性もありますね。
そう考えると、柴野が下請けいじめに走った理由も分かる気がします。
公平な競争をする社会は、意外に厳しい社会かもしれません。